南杏子の作品一覧
「南杏子」の「いのちの波止場」「老坂クリニック」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「南杏子」の「いのちの波止場」「老坂クリニック」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
南杏子さんの『いのちの停車場』シリーズ2作目。
医師国家試験に合格した野呂は、金沢のまほろば診療所に戻ってきた。
娘の手を借りず一人で人生を全うしたい老母。母の介護と仕事 の両立に苦しむ一人息子。妻の認知症を受け入れられない夫。体が不自由な母の世話をする中二女子。……それぞれの家庭の事情に寄 り添おうと奮闘する野呂は、実はヤングケアラーという辛い過去を封印していた。
家族が介護しなければならない、という責任感のもとで産まれてしまうヤングケアラー。
その人は自身の人生を犠牲にして介護をしなければならない。公共サービスも、要介護度の低い患者は受けづらい。
介護の現実を知って、自分にも起こるか
Posted by ブクログ
「いのちの停車場」「いのちの十字路」に続くシリーズ最終作。
今回は看護師の麻世を主人公に、能登での緩和ケアが描かれてます。
病気を治して命を1日でも長く延ばすことが医療の目的でだか、痛みのない、その人らしい時間を過ごすことも同じくらい大切で、ただ生きるだけでなく、「どう生きるか」という命の質に目を向けてあります。
悲しい結末だが、仙川先生が命への優しい眼差しを、次の世代へとしっかり手渡した。麻世の中に仙川先生の教えが生き続け、多くの人の命の旅立ちを優しく照らし続けることだろう。
能登が舞台で、そこに生きる人たちの温かさも風景も良かった。