いのちの波止場

いのちの波止場

1,672円 (税込)

8pt

吉永小百合さん主演映画『いのちの停車場』シリーズ最終話。主人公は映画で広瀬すずさんが演じた看護師・麻世。

これで安心して死ねるよ。
ありがとう、ありがとう。

余命わずかな人たちの役に立ちたい――“熱血看護師”麻世が「緩和ケア科」で学び、最後に受け取ったものは。
震災前の能登半島の美しい風景と共に、様々な旅立ちを綴る感動長編。

患者さんの苦痛を取り、嫌だと思うだろうことをしない。
それが最後にできる最高の仕事。

まほろば診療所の看護師・麻世は、能登半島の穴水にある病院の看護実習で「ターミナルケア」について学ぶ。激しい痛みがあるのに、どうしてもモルヒネを使いたくないという老婦人。認知症と癌を患い余命少ない父に無理やり胃ろうつけさせようする息子。そして麻世が研修の最後に涙と感謝と共に送るのは、恩師・仙川先生だった――。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

いのちの波止場 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    緩和ケア病棟内で患者さん一人一人とのやりとりや、ケアの中で何が正しいのかの葛藤がありつつも、話が重くなりすぎないような工夫が沢山ありました。
    医療系の方や、そうではない方にも「いのちの最期は何か」という事を問いかけてくれている気がします

    0
    2025年08月01日

    Posted by ブクログ

    終末期の緩和医療について。今話題のマリファナの100倍の効果というフェンタニルが出てくる。アメリカのニュースなどを見ていると筋肉にまで作用してゾンビ化するくらいの麻酔薬。2人に1人がかかる癌が最後にはフェンタニルに頼るほどのつらさで息尽きるまで見守られるのならば尊厳死を採用しても良いのでは無いかと思

    0
    2025年07月07日

    Posted by ブクログ

    吉永小百合さんが主演で映画化されたらしいシリーズ最終作品。たまたま書店で目に留まり、前2作があるとも知らず最終作から読んでしまいましたが、経験を積むためにと勧められて、まほろば診療所の熱血看護師・麻世は能登半島の病院で「ターミナルケア」の看護実習を受けることに。
    様々な患者と出会い成長していきながら

    0
    2025年07月06日

    Posted by ブクログ

    看護師の星野麻世が恩師である仙川先生の勧めで6カ月の緩和ケア病院で研修を受けることになり穴水町で生活する。研修2か月目で仙川先生が緩和ケアに入院することになり麻世に研修を勧めた理由が判る。死なない人間はいない。すべてのページに共感しながら読んだ。最高の一冊。

    0
    2025年06月20日

    Posted by ブクログ

    2025.5.9
    看護師、麻世ちゃんが緩和ケア科で実習。
    終末医療って難しい…少しでも長く生きてて欲しいという家族の願いと専門家からの意見がぶつかることも、この人の最期はこれでいいのか、苦しみを取り除くことができているのか悩む医療従事者も。
    寄り添いかたがとっても勉強になった。

    “どこで生まれるか

    0
    2025年05月09日

    Posted by ブクログ

    緩和ケア病棟での日々の様子が書かれていて、どれも身につまされる内容でした。

    人それぞれの生き方や、望みなど、いろいろな選択肢があるなかで、人生の最期をどのように迎えるか?
    考えさせられる内容でした。

    0
    2025年05月06日

    Posted by ブクログ

    私の理想は、末期がんと診断されて、治療は受けずに緩和病棟で亡くなることなんだ〜。
    痛さ・苦しさだけは勘弁してほしいから。

    我慢なんて絶対にしたくない。
    主治医を北島先生に、担当を麻世ちゃんにお願いしたい。

    生まれたら死ぬの当たり前だけど、生ききって死ななきゃダメよね。

    すごく、あらゆる意味で勉

    0
    2025年03月17日

    Posted by ブクログ

    シリーズ最終話。
    余命わずかな人達が心穏やかに過ごせるように…と心を配るスタッフ達が、まさにプロフェッショナルで素晴らしい。
    言葉にすることもままならない人の気持ちまで汲み取るなんて、なかなかできることではない。
    死が近づいてくると、精神が研ぎ澄まされてくるというし、耳も最後まで聞こえているのだそう

    0
    2025年03月11日

    Posted by ブクログ

    エピローグが、なんて優しさが詰まっているんだろう。
    舞台が石川だから、だろう。
    温かな、でも間違いなく強い気持ちを感じながら本を閉じました。

    本編はもう泣きました。
    字が見えない程泣きました。
    すんすんするくらい泣きました。

    0
    2025年03月04日

    Posted by ブクログ

    心暖まる物語りだった。緩和ケア病棟それは終末医療に携わるドクターや看護士さん達の並々ならぬ日常のご苦労は大変なものだろうと思います!そして患者さんの親族へのご理解を得る努力には頭が下がります。患者の苦痛を如何にして取り除くかの決断は大変なものがある!良い本に出会えて良かったです。

    0
    2024年12月25日

いのちの波止場 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

幻冬舎単行本 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

南杏子 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す