いのちの十字路

いのちの十字路

小説・文芸
847円 (税込)

4pt

医師国家試験に合格した野呂は、金沢のまほろば診療所に戻ってきた。娘の手を借りず一人で人生を全うしたい老母。母の介護と仕事
の両立に苦しむ一人息子。妻の認知症を受け入れられない夫。体が不自由な母の世話をする中二女子。……それぞれの家庭の事情に寄
り添おうと奮闘する野呂は、実は、ヤングケアラーという辛い過去を封印していた。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    幻冬舎
  • 掲載誌・レーベル
    :
    幻冬舎文庫
  • タイトル
    :
    いのちの十字路
  • タイトルID
    :
    1846961
  • 電子版発売日
    :
    2025年04月10日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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いのちの十字路 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    南杏子さんの『いのちの停車場』シリーズ2作目。

    医師国家試験に合格した野呂は、金沢のまほろば診療所に戻ってきた。
    娘の手を借りず一人で人生を全うしたい老母。母の介護と仕事 の両立に苦しむ一人息子。妻の認知症を受け入れられない夫。体が不自由な母の世話をする中二女子。……それぞれの家庭の事情に寄 り添おうと奮闘する野呂は、実はヤングケアラーという辛い過去を封印していた。

    家族が介護しなければならない、という責任感のもとで産まれてしまうヤングケアラー。
    その人は自身の人生を犠牲にして介護をしなければならない。公共サービスも、要介護度の低い患者は受けづらい。

    介護の現実を知って、自分にも起こるかもしれないことなので
    自分だったらどうするだろうと考えながら読みました。
    息子が養護施設に入った母に会いにいった時、自宅で介護を受けていた時より楽しそうにしていたのが印象的でした。
    自宅で、時に身内に疎まれながら介護を受けるより、プロにきめ細やかなサービスを施してもらう方が幸せなこともあるんだなと思いました。

    また、介護の5つ目の権利『介護を休む権利』も印象に残りました。
    フランスでは、介護者が毎年10日程度のバカンスを取るのは一般的とのこと。
    "介護を休むための"介護休暇が、日本でも浸透すればいいと思いました。

    最終話『いのちの波止場』も既に刊行されているので、近いうちに読みたいと思います。

    0
    2026年05月28日

    Posted by ブクログ

    様々な事情を抱える家庭の在宅介護現場で奮闘する若き医師の成長を描いた物語。医療の限界にぶつかりながらも、奔走する姿に心揺さぶられました。

    次は絶対に同じ後悔をしない。何かあるたびに、そお決心して乗り越えてゆく。救急救命医療も大事だけど、在宅医療も同じように大切。

    0
    2026年05月16日

    Posted by ブクログ

    まほろば診療所に野呂聖ニ医師が赴任したことより物語が始まる。訪問診療は家族の関係も見える。治療だけではなく、家族にできることを野呂先生と看護師の麻世ちゃん、まほろば診療所の院長仙川先生、野呂先生が尊敬する咲和子先生。皆で生じている問題を考えながら、野呂先生は訪問看護の医師として、成長していく。自分の過去とヤングケアラーの中学生を重ねて、自分の過去を整理して乗り越えていく。一人だけでは人は支えられない。いろいろな人たちが野呂先生の周囲で協力してくれていく。
    コロナ禍の大変さも記録された病院小説。
    いろいろ考えさせられて、一気に読んだ。

    0
    2025年12月10日

    Posted by ブクログ

    野呂先生お帰りなさい!
    今回は前作の主人公である白石先生ではなく、助手?であった野呂君が医師としてまほろば診療所に帰ってきた!

    反対に白石先生は違う病院の方に多くいるようになり野呂先生がメインとなっていく。
    患者を診て、自分を見詰めて、成長していく。

    人に携わる仕事をしている人はどうしても対象者を通して自分を見つめなおして成長?整理?していかなくてはいけない場面が多々存在すると思う。その度に自分の中の答えを出しながら成長していく。
    登場人物全ての物語が心に沁みた。

    0
    2025年09月15日

    Posted by ブクログ

    コロナど真ん中で医療現場最前線で働く1番大変な思いをした人の話、ほんとうに頭が下がります。白石先生ではなく野呂先生だったけど 視線が凄くて露子さんの旦那の睡眠薬服用してたのよく見つけたし、留学生の保険金に特養に入れる策士の息子にと、あと介護の4つの権利も知る事出来たし あんな訪問看護に出会いたい 自分も介護するはずだし、生きてく上で助かるし家族も自分もたくさんのチューブでベッドに縛られて生きながらえるとかまっぴらごめんだよ。

    0
    2025年08月05日

    Posted by ブクログ

    医師国家試験に合格し、まほろば診療所に戻ってきた野呂。そこでは介護に悩む人々と向き合う。そして自らがヤングケアラーだった苦しさの封印を解いていく。
    介護に関する権利は知らなかったなぁ。
    ・介護を受ける権利
    ・介護を行う権利
    ・介護を受けるのを強制されない権利
    ・介護を行うのを強制されない権利
    そして介護保険では病人本人の食事を作ったり世話をしたりすることはできても、家族の分は適応外というのもなかんか厳しいなと。

    0
    2026年06月13日

    Posted by ブクログ

    『いのちの停車場』の続編。自分の感想を読み直して、微かに思い出せる。
    続編の方は、当時、アルバイトであった野呂が医師の試験に合格して、金沢のまほろば診療所に戻ってきたもの。野呂自身が祖母の介護で医師試験に2度落ちたことこともあり、介護をする立場側の内容が多い。ヤングケアラーや老老介護など。
    病人側も介護する側も、それが当たり前すぎて、外部に助けを求める発想にならないことが悲劇を呼ぶ。
    この中では5つの権利が提唱されている。
    ・介護を受ける権利
    ・介護を行う権利
    ・介護を行う権利
    ・介護を受けるのを強制されない権利
    ・介護を行うのを強制されない権利
    ・介護を休む権利
    介護保険では病人の食事や病人の諸々のお手伝いはできるが、家族の分はやってはいけないとか。知らなかったが、良く考えれば正しいのだろうが、何か杓子定規なような気がする。母子家庭では母が病気の場合、母の食事は作るが子供は自分で用意するそう。ヤングケアラーの過酷さを改めて知った。

    0
    2026年04月09日

    Posted by ブクログ

    現代のさまざまな介護問題があふれている。特に中2のヤングケアラーの子の問題が心に残る。
    介護サービスを利用しているのに、介護負担は重くこの子にのしかかっている。本人も「家の手伝い」との認識で、がんばりすぎるくらいがんばっているのに、母親からはやって当たり前の態度をとられる。病気の後遺症のせいもあるが、こんな状況の子はどうすればいいのか。どこへ助けを求めればいいのか。野呂先生は家族会エルへ助けを求めていたが、地域にそんな会がなければ?
    そもそも家族会だけですべてを網羅できるはずもなく。
    こういうことが問題なんだな、とヤングケアラーの問題の一端を見た。
    自分の介護体験にも後悔を抱えていた野呂先生。おばあちゃんが幸せな気持ちで最期を迎えていてよかった。にしても、自分の母親の介護を妻と子に押しつけている父親って、いったい何?感謝こそすれ、介護疲れで休んでいる息子に寝ているのかと怒鳴りつけるってどうなの?と怒りが湧いた。

    0
    2025年10月25日

    Posted by ブクログ

    介護者に「介護を休む権利」を
    介護の経験はないが、うまく立ち回れる自信はない
    ただ、「愛おしい人を、最後まで愛おしく思って生きられるように」来る日を乗り越えたい

    0
    2025年09月24日

    Posted by ブクログ

    介護の現実を知れます。
    本当に大変な部分はサラッと書かれていますが、現実はもっと大変なんだろうなと思いながら読み進めました。
    悪気なく言った人の言葉がそれを受けた人自身も知らずに縛られてしまう事の怖さと、介護には5つの権利があると書かれていてなるほどなと分かりやすかったです。
    歳を取ってからも自分がどうしていきたいのか何が幸せなのか考えないといけないのと、自分の周りの人達の幸せも考えないといけないのだと思いました。

    0
    2025年08月16日

いのちの十字路 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    幻冬舎
  • 掲載誌・レーベル
    :
    幻冬舎文庫
  • タイトル
    :
    いのちの十字路
  • タイトルID
    :
    1846961
  • 電子版発売日
    :
    2025年04月10日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
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