いのちの停車場

いのちの停車場

815円 (税込)

4pt

東京の救命救急センターで働いていた、六十二歳の医師・咲和子は、故郷の金沢に戻り「まほろば診療所」で訪問診療医になる。命を送る現場は戸惑う事ばかりだが、老老介護、四肢麻痺のIT社長、小児癌の少女......様々な涙や喜びを通して在宅医療を学んでいく。一方、家庭では、脳卒中後疼痛に苦しむ父親から積極的安楽死を強く望まれ......。

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いのちの停車場 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    在宅看護のお話です。知らない事、知らない世界が沢山書かれていました。とても勉強になりました。映画化されているようなので、そちらもみたいと思います。

    0
    2025年09月21日

    Posted by ブクログ

    人の死に向き合うって辛いしいやだし自分の大切な人が亡くなっちゃうことなんて考えたくもないことだったけど、死に向き合うこと、どう死にたいか一緒に考えること、その人の天寿を全うさせてあげることはすごくすごく尊いことだなって思った。
    自分が死を迎えるのは年齢だけでみたらまだまだ先なはずだけど、そのときどう

    0
    2025年07月07日

    Posted by ブクログ

    日経新聞のコラムが読みやすかったので、この方の作品を手に取りました。在宅介護の話ですが、いろんなタイプの患者と家族が描かれていて非常におもしろかった。あとで映画化されてることを知りました。医療の現場を知る人が作家さんなのは、ありがたいと思います。

    0
    2025年06月12日

    Posted by ブクログ

    診察する側とされる側(看取られる側)との様々な触れ合いの中で、お互いで気づきがあり、化学反応があり、成長していく様はほんとに心地いいものでした。最後は非常に難しい問題なので、『もし同じ立場なら?』と深く考えさせられました。ほんといい本でした。

    0
    2025年05月07日

    Posted by ブクログ

    在宅医療に携わる訪問診療の物語。

    都内に住んでいるため、訪問医療というのはあまり耳にする機会がない。そう考えると交通の便が多く便利な点なのか。しかしながら亡くなってしまった祖母のことを思い出した。ベットの上から動けなくなってからはお医者さんがきていたのは記憶ある。

    内容は個々の登場人物の心の動き

    0
    2025年04月29日

    Posted by ブクログ

    個人的に好きな医療分野の作品。在宅医療に関わる医師、スタッフ、患者、家族の想い、葛藤が伝わってきます。南先生の作品は初めてですが、他も読まないと。萌ちゃんの健気さに号泣しました。

    0
    2025年04月03日

    Posted by ブクログ

    その結末は「あなたはこの続きをどう考えますか?」と読者に問いかけてくる。
    超高齢多死社会を迎えたこの国で、終末期医療のあり方についての議論を「これ以上先送りにするのは、よそうよ」という著者からのメッセージが込められているようにも感じる。

    在宅医療の現場を舞台にした医療小説ではあるが、医療者や患者よ

    0
    2024年12月31日

    Posted by ブクログ

    さまざまな死の向かいかた。
    知っているようで知らなかった最期を丁寧な形で描いた作品でした。

    在宅医療という切り口だからこそ見えた自分の知らない親しい人との別れかたは、大切な人との別れ、自分の最期の少し前にもう一度読みたいと思いました。

    0
    2024年06月17日

    Posted by ブクログ

    サイレンを掻き鳴らし
    赤信号に突っ込んで、

    ときに車線を逆走して、

    一分一秒を争いながら
    病院を目指す救急車。

    必死に命をつなごうと
    する医療スタッフ。

    そして救おうとしても
    手からこぼれてく命─

    結局すべては諸行無常
    なのかもしれません。

    でも、そうやって達観
    したところで、

    心が満

    0
    2024年05月19日

    Posted by ブクログ

    著者が、NHK俳句のゲストで登場した際に内科医であり小説家であることを知りました。実体験をもとに、読者が「終末期医療」について考えるきっかけとなればとの思いで執筆されていることに共感し、父の病気のこともあって読んでみました。
    病院医療と在宅医療とを対比させながら、主人公の苦悩と成長、医療現場の実態、

    0
    2024年04月21日

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