南杏子のレビュー一覧

  • サイレント・ブレス 看取りのカルテ

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    とても読みやすくするすると読破した。
    著者のバックグラウンドが存分に発揮された作品。
    主人公の成長物語や人柄というよりも、現代医療における終末期患者と患者を取り巻くその家族の事情にフォーカスが当てられた作品と感じた。5つほどの
    章は全て実際の医療従事者でないとわからない。

    上記ゆえに、人生の終わり方や、周りの方との関係性について考えるようになった作品だと感じる。
    終末期に情けなく縋るような人物はあまり描かれず、最後に人々は受け入れ、今を生きる。
    忘れてはいけないと感じた。

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    2026年06月07日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    医師作家のアンソロジー。自分の好みの医師作家の発掘のためには最適な一冊。私もやはりこの人は好きだな〜。この人はちょと苦手かも〜。などと楽しみながら読みました。好みはあれどどれも読み応えの医療短編でした。

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    2026年05月30日
  • いのちの停車場

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    柔らかいブログ文章に泣きポイントが満載の物語。最後は少しドキドキした。大学病院には悪いやつしかいないのが笑えるけど、小さな診療所と対比になっていて面白い。モンゴルで解脱したようなバーのマスターの言葉が迷える白石先生に沁み渡る。人魚の話は人がいたけど号泣してしまった。旅猫読んだ時以来かな。大好き度❤️❤️❤️❤️

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    2026年05月28日
  • いのちの十字路

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    南杏子さんの『いのちの停車場』シリーズ2作目。

    医師国家試験に合格した野呂は、金沢のまほろば診療所に戻ってきた。
    娘の手を借りず一人で人生を全うしたい老母。母の介護と仕事 の両立に苦しむ一人息子。妻の認知症を受け入れられない夫。体が不自由な母の世話をする中二女子。……それぞれの家庭の事情に寄 り添おうと奮闘する野呂は、実はヤングケアラーという辛い過去を封印していた。

    家族が介護しなければならない、という責任感のもとで産まれてしまうヤングケアラー。
    その人は自身の人生を犠牲にして介護をしなければならない。公共サービスも、要介護度の低い患者は受けづらい。

    介護の現実を知って、自分にも起こるか

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    2026年05月28日
  • いのちの波止場

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    「いのちの停車場」「いのちの十字路」に続くシリーズ最終作。
    今回は看護師の麻世を主人公に、能登での緩和ケアが描かれてます。

    病気を治して命を1日でも長く延ばすことが医療の目的でだか、痛みのない、その人らしい時間を過ごすことも同じくらい大切で、ただ生きるだけでなく、「どう生きるか」という命の質に目を向けてあります。

    悲しい結末だが、仙川先生が命への優しい眼差しを、次の世代へとしっかり手渡した。麻世の中に仙川先生の教えが生き続け、多くの人の命の旅立ちを優しく照らし続けることだろう。

    能登が舞台で、そこに生きる人たちの温かさも風景も良かった。

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    2026年05月25日
  • サイレント・ブレス 看取りのカルテ

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    著者は社会人経験を経て医学部に学士編入後内科医となった経歴を持つ。2016年刊行の本書がデビュー作。深く考えずに手に取ったが、これは当たり本。
    在宅で最期を迎える患者専門の訪問クリニックへの勤務を、意に反して課せられた女性医師を主人公とするフィクション。大学病院の臨床とは全く異なる現場。誰もが迎える"死"に対して、患者、家族、そして医療従事者がそれぞれ抱える答えの出ない葛藤を言葉に紡ぐ。命の灯が消えそうな時に延命か自然に任せるか。どちらが正しいというわけではないが、患者が望む死に方に寄り添おうとする主人公の姿は、終末期医療専門病院で働いた経歴を持つ著者の表現によって、いっそ

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    2026年05月23日
  • いのちの十字路

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    様々な事情を抱える家庭の在宅介護現場で奮闘する若き医師の成長を描いた物語。医療の限界にぶつかりながらも、奔走する姿に心揺さぶられました。

    次は絶対に同じ後悔をしない。何かあるたびに、そお決心して乗り越えてゆく。救急救命医療も大事だけど、在宅医療も同じように大切。

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    2026年05月16日
  • いのちの停車場

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    父が入院中で、今読みたい本!でした。とてもよかったです。
    映画化されているようなので、是非観たいです。

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    2026年05月15日
  • アルツ村 閉ざされた楽園

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    ネタバレ

     自分はこの小説を選んだ時に、てっきり「アルツ村でなにか事件が起きてその犯人を追うミステリー小説だろう」と思っていました。実際はこの「アルツ村」そのものが何の村なのか・何のために作られたのか、というミステリーでした。
     同時に、現代の日本が抱えている高齢化社会のことがなんとなく見えてくるストーリーでした。年々認知症患者も増え続けて、最近は若年層でも認知症患者が増えていることも考えさせられました。
     また、北海道の土地が外国の個人・法人に買われて植民地と化している問題も書かれていました。その中で、しかも認知症患者が住む村で、認知症の研究が村の「センター」で秘密裏に行われていたことに衝撃を受けまし

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    2026年05月11日
  • ヴァイタル・サイン

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    面白くて一気読みしました。でも内容は壮絶な看護師の労働実態が生々しく描かれており、思わず顔を歪めてしまうこともありました。ハッピーエンド、というわけではないですが、希望が持てる終わり方も良かったです。

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    2026年05月09日
  • いのちの停車場

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    ずっと読みたいと思いながらも、ずっと読めずにいた本。
    読んでみた。

    南さんの作品は、医療現場そのものに立ち会っているかのようにリアルだ。
    今回も在宅医療という場に、自分もいるかのような錯覚を覚える。
    「読みたい」と思っていた間に、自分が介護福祉士実務者研修を受講し、介護の知識を得たためか、ますますリアルに感じる場面が多かった。

    人はいつか亡くなる。
    それは当たり前のことなのだが、その最終地点がどこか。
    病院か、施設か、自宅か。
    在宅医療が患者はもちろん、患者家族にとってどれだけ大変なものかはわかっているし、今の日本は、病院死が多いのもわかっている。
    でも、やはり、家で死ぬこと。
    それが幸せ

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    2026年04月19日
  • ヴァイタル・サイン

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    医療物が好きで良く読むのだけど、この本は看護の医療現場が切実に描かれているんじゃないかと感じた。
    看護師さんって、いつも笑顔で平常心で接してくれて、なんでもできてなんでもこなせる素晴らしい、まさに天使のような存在だと勝手に勘違いしていたらしい。
    背負う命の重さ、限られた人数でこなす膨大な業務。看護師さんも一人の人間で、その人の人生があって、山あり谷ありはほかの人と一緒で、感情もあるわけで。
    そんな当たり前のことを主人公の日々から再認識。
    小説ということを忘れ、改めて看護師さんに感謝したくなった。

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    2026年04月18日
  • サイレント・ブレス 看取りのカルテ

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    在宅医療という普段はあまり親しみのないものでしたが、この本を読んで医療について考えさせられました。
    長生きすることが正義ではなく、自分らしく生きることが大事なんだなと考えされた。

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    2026年04月11日
  • いのちの停車場

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    どの話も心打たれる素敵な話で
    人生を悔いなく毎日過ごそうと思えました。
    南さんのほかの話も読みたいです!

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    2026年04月07日
  • サイレント・ブレス 看取りのカルテ

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    大学病院から訪問診療クリニックに異動になった女医のお話


    ・ブレス1 スピリチュアル・ペイン
    乳がん末期の中年女性
    治療を放棄し、死ぬために家に戻ってきたという

    キューブラー・ロスが提唱した「死の受容の5段階」は何となくは知っていた
    ・否認と孤立 (Denial & Isolation)
    死の告知を信じられず、検査結果の間違いを疑うなど「まさか、自分が」という状態
    ・第2段階:怒り (Anger)
    「なぜ私が」という不公平感から、周囲の人々、医師、神などに怒りをぶつける
    ・第3段階:取引 (Bargaining)
    死の恐怖から逃れるため、宗教的な祈りや「病気が治るなら何でもする」と

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    2026年03月19日
  • いのちの停車場

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    南杏子さんの作品は久しぶりです。
    今回もやっぱり面白かった。

    訪問医療を行う傍ら、実の父も体を病んでしまう。
    手の施しようが無くなってしまった患者に対して、その家族や主治医ができることは何なのか。
    深く考えさせられる作品でした。

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    2026年03月12日
  • アルツ村 閉ざされた楽園

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    平均寿命が上がっている社会でこれから起こるアルツハイマー病の増加と直面し未来の世界に感じる作品でした すでに世界のどこかの村にあるかもしれないですね

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    2026年03月05日
  • 老坂クリニック 坂の上に見える窓

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    自由が丘デパートにひかり街に初めて聞く名前だ。ほんと知らないことだらけ、物凄い気になる ここ数年は行きたい場所を塗り潰す感じで、当たり前の場所も知ってるつもりだけで何も知らない。老坂を楽しみに登る人々が羨ましい CGMとか勉強になります あっでもあの旦那みたいな人間っているよ無言の圧力に言葉の暴力に 中学高校といたなあ会いたくもないし あんな人間はどうして存在するのだよ?あと老坂先生の苦しみは解放されるのかな

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    2026年02月14日
  • 謎解き診察室、本日も異状あり

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    5作品とも読み終わった後の気分は、後味悪いなあって思う作品たちだったけど、読みやすく面白かった!!!

    全ての作品、現役のお医者さんが書いているからか、こんなこと考えてるんだー!ってお医者さんの気持ちが少しだけど分かるのも楽しい。先生たちの他の作品も読んでみたい〜!!

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    2026年02月10日
  • いのちの波止場

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    人生の最終段階をどう過ごすか、どう支えるか。
    はっきりとした正解がないものを探す。
    舞台となった緩和ケア病院が実在してほしい。

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    2026年01月22日