南杏子のレビュー一覧

  • ディア・ペイシェント 絆のカルテ

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    読み始めた途端、テレビドラマで観た作品であることを思いだした。主人公役が誰だか忘れたが、陽子役と座間役が印象深く、記憶に残っている。
    現役の医師による、過酷な医療現場の実態を小説化し、現代の医療を告発した作品と言えようか。
    主人公千晶の先輩医師陽子が語る「良心に従って仕事するだけで精一杯です」に、先に読んだ夏川草介『神様のカルテ』の「良心に恥じぬということだけが、確かな報酬か」を連想した。
    『神様・・・』が、過酷な医療の実態をオブラートに包んだ手法に対し、本書は肉体の限界を超える過酷な勤務や患者からの暴力、訴訟リスク等々をストレートに描き出している。
    訴訟問題で命を絶った医師を惜しむ患者たちが

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    2022年12月26日
  • 希望のステージ

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    ネタバレ

    医師としての自分のあり方に悩み、病院を辞めて実家の病院を手伝うようになった菜々子。同級生のクマやんとともに市民会館のステージに立つ人たちの医療サポートをする。困難な場面に寄り添って適切な医療を届ける日々の中で自分の起こしたと思われる事故と向き合っていく。

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    2022年11月03日
  • ディア・ペイシェント 絆のカルテ

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    そう言えば近所の病院も、そんな感じだ。建物はホテルのように美しい。ドクターは若くて、そして営業マンのように笑みを浮かべながら丁寧に説明をしてくれる。そして様々な検査を受けさせられる。入院しても大部屋が空いていないということで個室に入れられる。病院側の事情なのに、なにか一筆書かされて、個室料金を支払わされる。そう、金、金、金。新自由主義的な病院だ。裕福なら病室も綺麗だし、検査をいくらやってもらっても構わないけれど、貧乏人にはつらい。そんな病院のお話だった。ドクターも可哀想だ。

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    2022年08月25日
  • ディア・ペイシェント 絆のカルテ

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    現実として、過酷で重労働の医療、そして医師の長時間労働、クレームの多い患者、人間的でない環境での労働は個人の価値観によって維持されていると思う。
    主人公の女医はとても誠意があって、人間としても立派と思う。でも現実はこんな医師は少ない。

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    2022年07月24日
  • ディア・ペイシェント 絆のカルテ

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    NHKドラマ見て原作も読みたいと手に取りました。
    私も福祉関係の仕事をしてるいので、人の命を預かる責任の重さや、各所からの重圧等にしんどい思いすることもあるけど、やりがいもあるし嬉しいこともある。千晶先生のように強い気持ちを持って仕事していこうと思います。
    そして改めて医療従事者の方に感謝したいと思います。

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    2022年05月22日
  • ディア・ペイシェント 絆のカルテ

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    解説は中山先生でした。
    「その労働環境もストレスも門外漢には理解できないから」
    とあります。そういった意味でも、この本は少しで門外漢の理解に繋がれば、というとこでしょうか。
    正直、私にはやはり異次元の世界であり、大変なんだな、とは思いました。
    ただが私の業界も年に1ー2割のうつ疾患者が出ます。
    ドクター並みのストレス社会なのかも??? ですよね?
    門外漢には理解できない世界、というのはどこにでもある、ということなんだと思います。ストレスはよくないです。ほんと。
    免疫革命を読みましょう!

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    2022年04月11日
  • ディア・ペイシェント 絆のカルテ

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    貫地谷しほりさんが主演のドラマの原作だった。
    病院内の陰謀や患者さんからの訴訟、家族との関わりなどの中で、患者さんに向き合う医師の姿を見た。

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    2022年04月05日
  • ディア・ペイシェント 絆のカルテ

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    またしても読んでいて苦しくなった…。解説で補完されている通り、この小説に出てくるクレーマー患者はほぼほぼ事実なんだろうなあ。

    人間はいつか必ず死ぬ。
    という事はいつも心に留めておきたい。
    たとえ大切な人でも、いつかはこの世を去るのだ。
    その時に狼狽えずにいる事ができるのか、自分には分からない。できれば狼狽えずにいたい。

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    2022年04月04日
  • ディア・ペイシェント 絆のカルテ

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    入院中に夜中一気に読破。いろいろ考えてしまう主人公に入り込んでしまいました。これからの医療在り方の難しさが、見えた気がします。

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    2022年03月12日
  • サイレント・ブレス 看取りのカルテ

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    終末期の在宅医療について知ることができました。癌の末期、筋ジストロフィー、胃ろう、エンバーミング、人身売買、死への覚悟、親のみとりなど考えさせられることばかりでした。そんななかで看護師のコースケ、ケイズ・キッチンのケイちゃんが
    和ませてくれました。


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    2024年11月25日
  • ディア・ペイシェント 絆のカルテ

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    ネタバレ

    とにかく座間さんがこわい。気持ち悪い。結果ああだったと分かったとしてもこわい。医者も患者も人間だからトラブルはあるんだろうけど、お互い思いやらないと治療は進まないと思った。

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    2021年09月21日
  • いのちの停車場

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    救急医療のような「何が何でも命を救う」とは真逆の、患者の意思を尊重した「余計な治療はしない」という終末期医療かあるのを知った。自分はやはり在宅での終末期医療を選択したいと思う。
    本作品の映画化がされたようなので、一度吉永小百合か演じる白石咲和子を見てみたい。

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    2026年01月17日
  • 老坂クリニック 坂の途中に椅子ひとつ

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    エンディングノートも白内障の手術も免許の返上もみんな通る道

    どれも家族が先走ってあれこれやれやれ言ってしまうが どれも本人が納得しない限り軋轢をよぶ

    ちゃんとわかるまで説明をする家族の努力は必要だが、年取っても聞く耳をもたないといけない

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    2026年04月26日
  • アルツ村 閉ざされた楽園

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    『いのちの◯◯』シリーズで訪問介護を書いていた南さんだが、今回は認知症がテーマ。
    夫からのDVのために、娘と一緒に逃げ出した明日香。逃げた先で保護されたのは認知症の患者が暮らすアルツハイマーの村。最初のDVの場面や、認知症の住民達とのチグハグな会話、途中で挟み込まれるマスコミらしき調査。なかなか読むスピードが上がらない。
    ミステリーらしき展開なのだが、ミステリーでも無いようなので着地点を見出せずに進んでいく。なんとか最後の展開を想像しながら読み進めると、その通りに進んで行く。
    しかしながら、最期のとんでもないどんでん返しがあった。ここまでは想定できず、今まで読んだ内容がひっくり返されてしまった

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    2026年04月19日
  • 謎解き診察室、本日も異状あり

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    後味は果てしなく悪い物語たち。
    でも、おもしろかった。。。
    さすが、医師たち。。

    中でも、中山祐次郎さんの「泣くな研修医」シリーズは全部読んでいるせいか、いちばん展開が気になった。
    あの院長。。。。
    中山さんが書いたということは、世の中にはそんなこともあるのかもしれないが、嫌だな。。
    もし、万が一、自分が鈴だったら。。
    恐ろしいと思わざるを得ない。。

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    2026年04月12日
  • 謎解き診察室、本日も異状あり

    購入済み

    面白かった

    わるいのは私か。女性精神科医の深見に届いた怪文書とゆうより脅迫状。有名人は大変だ。脅迫状もそのあとも届きますが、内容が彼女のプライベートやトラウマまで知ってるようでした。身近な人物が犯人と感じた彼女は疑心暗鬼に落ちてしまう。犯人がわかったとき、タイトルの意味が分かりました。

    #ダーク #ドキドキハラハラ

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    2026年03月24日
  • いのちの波止場

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    ネタバレ

    「死ぬための医療」「生き切るための医療」残される側としては生きるのを頑張ってほしいと思ってしまうが、本人が安らかに生き切れるようにその願いを胸にしまう。

    自分はまだそのような環境に置かれたことはないがいつかもし誰かとお別れする時が来ても、後悔しないように人との繋がりを大切にしていきたいと感じた。

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    2026年03月18日
  • いのちの停車場

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    ネタバレ

    実際に命の終わりを見てきた著者だから描ける、日常をただ過ごしてるだけではあまり気付けない生と死の身近さを知れた。

    安楽死を肯定しても良いとは思うけど、簡単にできたらそれはそれでそういう逃げ道に走ってしまう生き方が増えてしまうかもしれないから、難しいのかな。

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    2026年03月15日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    医療現場のリアルな緊張感が伝わってくる作品が多かったです。短編なので読みごたえという点ではちょっと物足りなかったですが、読んだことのない作家さんが殆どだったので読み比べて楽しめました。

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    2026年02月22日
  • 老坂クリニック 坂の途中に椅子ひとつ

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    こういう優しいクリニックいいなあ〜最近は3分診療ばかりだもんね。白内障のオペ、字面だけ見るとめちゃくちゃ怖いけど白内障を放置するリスクやオペをすることで得られるメリットを知ると、目にメスを入れることの怖さも薄れるかもしれない…な。

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    2026年01月23日