【感想・ネタバレ】謎解き診察室、本日も異状ありのレビュー

あらすじ

「医師作家」だから書けるアイデアとリアリティがある――。人生相談の連載を持つ女性精神科医に届いた怪文書。山中で発見された、頭と手足のない「胴体」だけの遺体。死亡診断後に突如動いた女性の手。夜間の歯科医院に大金を持って訪れた謎の男。保険金目当てに他人の認知症の母親を借りる女。人気医師作家陣が織りなす、珠玉の医療ミステリー集。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

医者の作家によるミステリアンソロジーなんて豪華! 医療ミステリばかりでないところも良き。お気に入りは、歯学部出身なの知らなかった七尾与史の「患者は二度死ぬ」と、お嬢様バイト医の活躍が今後も期待できそうな中山祐次郎「クリスマスイブの死亡診断」。

0
2025年08月17日

Posted by ブクログ

医療系の短編集としては、どの作品もサクッと読めて楽しめました。久坂部氏は読み慣れているのか安定感あり。七尾氏の歯科の話は珍しく新しい発見でした!

0
2025年07月24日

Posted by ブクログ

医師作家さんに、とても興味があった。医師だからこその細かい設定や内容に感心する。はじめて読む作家さんもはいっていて今後違う作品も読んでみたいとと思った。中山祐次郎さんのクリスマスイブの死亡診断は、途中違う展開を予想していたが、いい方でのうらぎりがうれしかった。

0
2025年06月15日

Posted by ブクログ

いやー苦しかった
どれもありそうで、自分がならないとは言い切れないようなものもあって。
特に最後の介護保険のやつとかは、知識があればどうしようもできるよね

どれも綺麗にまとまってて、読みやすかった
短編だけど、ぞわっとするような展開もあって面白かった

0
2025年06月05日

Posted by ブクログ

短編集で読みやすかった!
短い中にきれいに内容がつまってるかんじで
その先も読みたいと思う物語ばかりでした。

0
2025年05月23日

Posted by ブクログ

医者としての目線での短編集と期待したが、感想として普通としか言いようが無い感じ。小松亜由美さんの作品は初めて読んだが、今宮准教授のキャラクターが面白かったので、他の作品も読んでみたいとは思う。

0
2025年09月30日

Posted by ブクログ

小松亜由美の今宮准教授シリーズの短編が掲載されていました。相変わらずテンポ良くて楽しめました。
七尾与史の作品はよく読んだし、ちょいちょい歯科が絡むなぁとは思っていましたが、歯科医師だったとは。

0
2025年08月27日

Posted by ブクログ

「多重人格の精神科医」「解剖技官」「当直当番の外科医」
「歯科医」「介護認定」など医療現場の犯罪について5短編。

0
2025年05月16日

Posted by ブクログ

改めて考えると、医師作家さんって案外多いんだな。今作の共著者5名以外にも、夏川草介さん、知念実希人さん、朝比奈秋さんなど好きな医師作家さんがたくさん。あまり自覚していなかったけど、医療ものが割と好きみたい。
精神科、歯科、在宅医療など、舞台になっているところもバラバラで、新鮮な気分で読めた。
初読みの七尾与史さん「患者は二度死ぬ」と南杏子さん「サイレント·ペイシェント」が好みだった。

0
2025年05月13日

Posted by ブクログ

謎解き診察室 本日も異常あり/久坂部羊他4名/幻冬舎文庫/「悪いのはわたしか」は、解離性同一性障害(いわゆる多重人格)を題材として挙げているが、精神に関する病気に対して十分読者が理解できていないため、最後のオチになる部分が理解できない。他の作品はそれぞれの著者の専門的見地を絡めた内容で特色ある内容となっている。

0
2025年04月25日

Posted by ブクログ

ドクター作家5名の共著だが、小説家としてのレベルが違い過ぎて、久坂部氏と七尾氏はやはり面白いが、他3名は今二つで読み飛ばしたくなるような出来。

0
2025年04月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2025/03/08リクエスト 1
『サイレント・ペイシェント』がよかった。
介護認定の詐欺。誰しも認定してもらいたい、そうでなくては生活が成り立たない、そんな気持ちを考えると、詐欺はいけないことだがそう思う気持ちも理解できなくないと思う。

0
2025年04月03日

Posted by ブクログ

久坂部羊、小松亜由美、中山祐次郎、七尾与史、南杏子『謎解き診察室、本日も異状あり』幻冬舎文庫。

5人の医師作家による医療ミステリー短編アンソロジー。

中山祐次郎と南杏子は初読みの作家。七尾与史が医師作家だとは知らなかった。

七尾与史の『患者は二度死ぬ』がピカイチで、後は並以下の出来だった。

久坂部羊『悪いのはわたしか』。そういうオチであったかと納得するも、真実は一体何処にあるのかと頭の中が混乱した。新聞で人生相談の連載を持つジャズピアニストにして精神科医である女性医師の元に怪文書が届く。怪文書が届いてから女性医師は次第に精神的に弱っていくのだが……

小松亜由美『半夏生のトルソー』。瓢箪から駒の迷推理。本作に描かれた殺人死体遺棄事件もそうだが、最近は身勝手で猟奇的な事件が多いように思う。トラックの運転手により山中で偶然発見された頭と手足が切断された胴体だけの男性の遺体。誰が何の目的で男性を殺害し、遺体を切断し、遺棄したのか。

中山祐次郎『クリスマスイブの診断書』。医療用語を連発し、どうだと言わんばかり。よく意味の解らぬストーリー。だからどうしたのという感じ。オーバードーズで病院に運び込まれた若い女性が手当の甲斐もなく、死亡診断を受ける。しかし、その後に女性の手が何度か動き、死亡していないことが判明する。

七尾与史『患者は二度死ぬ』。七尾与史は歯科医師であったのか。非常に巧く組み立てられたミステリーだった。そして、結末までも計算されているかのようだ。夜間の歯科医院に大金を持って、痛む親不知を抜いて欲しいと訪れて来た謎の男。

南杏子『サイレント・ペイシェント』。介護認定というのはかなり適当だと思う。ケアマネの胸算用で介護度が決まっているような気がする。この短編はその介護認定に関わる話である。母親の年金で暮らし、困窮する女性が介護保険金目当てに他人の認知症の母親を借りる。

本体価格630円
★★★

0
2025年03月29日

「小説」ランキング