南杏子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ずっと読みたいと思いながらも、ずっと読めずにいた本。
読んでみた。
南さんの作品は、医療現場そのものに立ち会っているかのようにリアルだ。
今回も在宅医療という場に、自分もいるかのような錯覚を覚える。
「読みたい」と思っていた間に、自分が介護福祉士実務者研修を受講し、介護の知識を得たためか、ますますリアルに感じる場面が多かった。
人はいつか亡くなる。
それは当たり前のことなのだが、その最終地点がどこか。
病院か、施設か、自宅か。
在宅医療が患者はもちろん、患者家族にとってどれだけ大変なものかはわかっているし、今の日本は、病院死が多いのもわかっている。
でも、やはり、家で死ぬこと。
それが幸せ -
Posted by ブクログ
大学病院から訪問診療クリニックに異動になった女医のお話
・ブレス1 スピリチュアル・ペイン
乳がん末期の中年女性
治療を放棄し、死ぬために家に戻ってきたという
キューブラー・ロスが提唱した「死の受容の5段階」は何となくは知っていた
・否認と孤立 (Denial & Isolation)
死の告知を信じられず、検査結果の間違いを疑うなど「まさか、自分が」という状態
・第2段階:怒り (Anger)
「なぜ私が」という不公平感から、周囲の人々、医師、神などに怒りをぶつける
・第3段階:取引 (Bargaining)
死の恐怖から逃れるため、宗教的な祈りや「病気が治るなら何でもする」と -
Posted by ブクログ
これまた人ごとじゃない内容 必ずやって来る老後 自分は大丈夫って一体どこから来るの?老年内科に小町先生に本当近くにいたらどれだけ心強いかってこと。チャットGPTにトランス脂肪酸が日本だけ使っている危険性と山崎パン1番やばいと聞くとあれこれ蘊蓄言うから山崎パンを擁護し過ぎるだろと言うとまた蘊蓄で最後にもう一度キナと挑発するので、上から目線で何を言うんだと返すとごめんとか、をずーっと続ける、気持ち悪いしこんなやり取り毎日やってる人の気が知れんし、こんな気持ち悪いシステムいらないし、ファミレスのロボット位いらない。にしても、あなたは支配されたり助言されるのを嫌いなタイプときたもんだうるせーよだよ。
-
Posted by ブクログ
地域医療を支える『いのちの停車場』シリーズの三作目です。舞台は震災が起きる前の能登。ターミナルケアに向き合う看護師の物語です。
主人公は、金沢のまほろば診療所で勤務している看護師、星野麻世。彼女は終末期医療の研修のため、半年間能登の病院で学びながら勤めることになる。そこで出会うのは、通常時の医療とは考え方も対応の仕方も異なる終末期医療に携わる医師や看護師、そして患者とその家族。よかれと思ったことが裏目に出たり、つい"普通なら"、"一般的には"こういう対応をするべきじゃないか、という、経験があるからこそ思い込んでしまいがちな思考でささいな衝突を繰り返 -
Posted by ブクログ
ネタバレいのちの停車場
医療に関する知識がまだまだ生まれたての卵くらいだなと思い知らされながらも、知識欲がこれでもかと掻き立てられる
そして救急という医療現場の緊迫感を思い出し、人であれ動物であれその現場に今立つ人々に畏敬の念を覚える
日本において動物には許されている積極的安楽死だが、その積極的はオーナーに委ねられる点において人間の積極的安楽死とは大きく異なる
何が誠実に向き合う中で正解か、
例えその時の正解が見えていても、頭では分かっていてもどうにかその正解を邪魔しようという横槍が心の中で飛び交う気持ちがよくわかる
自分の中で踏ん切りをつけるためにも、やり切ったと思うためにも、落とし所を探るピ