南杏子のレビュー一覧

  • ディア・ペイシェント 絆のカルテ

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    現代の医療の問題点を指摘している小説。医療がサービスとなり、医師と患者の関係がいびつになっている。
    クレーマーへの対応を考える視点でも読むことが出来る。医療に限らず、教育、保育などでも度を超えたクレーム問題になっている。過度なクレームにどのように対応すれば良いのか、考えさせられた。
    相手の話には耳を傾けつつも、毅然とした態度を取る。一線は引かなければならない。

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    2023年03月05日
  • ディア・ペイシェント 絆のカルテ

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    医師の現状。
    町病院の経営とか、モンスターペイシェントの対応とか、医療従事者の闇が見える。
    一つの病院の中で、いろんなトラブルに巻き込まれる主人公。
    ためになったと思う。

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    2023年02月11日
  • ディア・ペイシェント 絆のカルテ

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    こういう方はいる、そのような感じで読んでいくうちに、事例の積み重ねのようで読んでいると苦しくなってしまうような感じでしたが、更に読んでいくうちに、見えて来たものがある。情景が思い浮かぶ文章や気持ちの描写がとてもわかりやすく、大変印象に残る本でした。

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    2022年02月09日
  • いのちの停車場

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    「あろうことか、父は積極的な安楽死を、娘である咲和子に希望してきた。これまでの数日間と違い、ありのままの思いを伝える強く明確な口調で、」
     この作品は映画になるらしい。是非ブームになってほしい!ラストシーンは一億みんなに投げかけられた問題。

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    2021年09月27日
  • サイレント・ブレス 看取りのカルテ

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    作者は現役のお医者様なので、介護の描写がリアルです。
    私は今まで肉親や自分自身の死について真正面から向き合ったことはなかったのですが、この本を読みながら、主人公の医師、倫子の苦悩や迷いがそのまま自分のものであるかのような思いで読みました。

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    2021年09月13日
  • いのちの停車場

    ネタバレ

    作者が現役医者だけに
    在宅医療の描写がリアル
    医療用語もわかりやすかった

    映画はまだ見てないけど
    映像だとつらいシーンばかりで
    本で読んだ方が良かったかも

    最後の元医者の父が
    安楽死を望むところでは
    自分の死をもって
    娘に医者としての姿を
    教えたのだと思うと
    尊厳死の尊さを感じました

    と同時に最後の一手を下さなかったのは
    娘を思う父としての思いやりだったのだろう

    思い通りの死を迎えられる人は
    幸せなのかもしれませんね

    残された者はどうやっても悔いは残るものですが

    いかに死ぬかは
    いかに生きるか
    それを意識して生きたい

    #深い #泣ける #タメになる

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    2021年09月11日
  • ディア・ペイシェント 絆のカルテ

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    忙しすぎる医療現場、モンスター患者、訴訟問題、信頼していた人の自殺、親の認知症、看取り、妹との確執…。重たい課題に対してロシア武術「システマ」の呼吸法を使いながら頑張る35歳女医さんの話。
    行き場のない悲しみ、理解のない職場、頑張れば頑張るだけ気持ちが通じなかった時のダメージは大きく、ほんの小さな感謝の言葉を支えにまた頑張ろうとする健気さ。読みながら苦しくなりつつも、では私はどうする?どう進む?と自分の生き方も考えさせられた。
    社会全体がギスギスしてみんなの行きづらさが根底にあるのだろうけれど、私はできるだけ感謝の言葉を周りの人に届けられるようになりたいと思った。

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    2021年06月19日
  • サイレント・ブレス 看取りのカルテ

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    自分に置き換えて考えてみました

    現場を経験された方だからこそ書けた作品だと思います。身内の死、患者さんの死、それらを通じて医師としてたくましく成長していく先生と共に読者である私も死についてもう一度深く考える機会をもうけることができました。死とは負けではないのだと自然の摂理なのだとあらためて学んだ気がします。

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    2020年09月23日
  • サイレント・ブレス 看取りのカルテ

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    サイレント・ブレス

    突然の死ではなく、死を迎えていく人がいて、そこにはそれぞれ物語があり、在宅医療専門のクリニックや先生など多くのサポートする人・家族など送る人がいる。それらを優し文章で暗くならない展開をしていくため、もっともっと読みたくなる素敵な本でした。これから死を送る人にもなり、死を迎える人なっていくであろう私にとって、それらを受け入れる励み、そのための生き様を考える参考になるような本でした。ありがとうございました。

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    2019年08月28日
  • アルツ村 閉ざされた楽園

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    老老介護、ヤングケアラー、介護破綻。認知症大国と言われる日本の問題となっている事柄がこの物語には盛り込まれています。
    決して他人事ではないと感じつつ、ページを繰る手が止まりませんでした。
    この著者の他の作品も是非読んでみたいと思いました。

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    2026年02月24日
  • いのちの停車場

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    ネタバレ

    在宅医療の難しさ、そして大切さを知りました。両親よりも自分の死を覚悟していた6歳の萌ちゃん、海を見に行きたい願いを叶えてあげられて、本当によかった。いくら辛くても延命するのか、選択的安楽死を良しとするのか、患者本人と家族の気持ちのすれ違い、感覚の違いを埋めるには、間にケアしてくれる医療従事者が必要と感じました。介護する家族側も、だんだんと普通が何かが分からなくなっていたり、疲弊したり、そちら側に知識を与えることや、フォローすることもとても大事と感じました。
    一人一人のストーリーがもっと濃くても良かったかなと思ったのと、最後に安楽死させようとした主人公が警察に行かなくてもいいんじゃないかと思った

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    2026年02月22日
  • いのちの停車場

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    人生の終焉をどう迎えるのか
    正面から向かい合う機会となる小説でした
    大切な人と過ごす時間を大切にしよう

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    2026年02月08日
  • ブラックウェルに憧れて~四人の女性医師(仮)~

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    副題が『4人の女性医師』だ。
    ちなみに『ブラックウェル』とは、『もし社会が女性の自由な成長を認めないのなら、社会の方が変わるべき』という言葉を残し、世界ではじめて医師として認められた人。女性医師の未来を切り拓いた人物とのことだ。

    日本の医学部入試における男女差別は、2018年に東京医科大学をはじめとする複数の大学で発覚し、女性受験生を一律に不利に扱う得点操作などが問題視された。
    この物語は、ある医大の不正入試問題を受けて、女性医師の現実と問題を、複数の女性から紐解いていくもの。実際に起こった入試時の男女差別があったから、やたらリアルだ。

    2章から5章は同期の女性医師のそれぞれの物語。大学病

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    2026年01月22日
  • いのちの十字路

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    ネタバレ

    前作とは異なり若手医師の野呂医師の視点で描かれる。在宅療養している患者本人だけでなく、生活を支える介助者にスポットがあたる。医療の地域移行が進んでいるがその負担がどこに移行されていくのかを考えさせられる。

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    2026年01月18日
  • 老坂クリニック 坂の上に見える窓

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    「はずれの音」
    「やっかいな持病」
    「いまどきの病」
    三話収録の連作短編集でシリーズ第二弾。

    物語の舞台は自由が丘にある老坂クリニック。
    ネーミング通りここは高齢者専門の診療所。
    今日も不調を抱えた人達がこの病院を訪れる。

    今回の診療メニューは、難聴・軽度認知障害・歩行困難の3つ。

    現役医師である南杏子さんの作品だけあって、読んでいてとても勉強になる。

    二話で描かれる軽度認知障害の物語は、認知症の疑いがある妻に対して高圧的な態度を取る夫に怒りが込み上げたが結末に安堵した。

    脳出血で入院中の夫へ、小町院長が詠む短歌が涙を誘う。

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    2026年01月02日
  • 老坂クリニック 坂の途中に椅子ひとつ

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    面白かったー!
    最近南さんの本よく買って読むんやけど
    和やかな気持ちになれるよね。
    エンディングノートってよく聞く。私もまだまだ先のことではあるけど、人生何が起きるかわからないから少し考えた方がいいかもなあ……

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    2025年12月31日
  • 老坂クリニック 坂の上に見える窓

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    医師である作者でしか書けない3つの話し。60代を迎えなるほどと思える内容で、感心したり笑ってしまったり。とても心地よい本です。また、続編期待してます。

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    2025年12月25日
  • サイレント・ブレス 看取りのカルテ

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    現在、父親が末期癌で既に胃ろうをしており、今後は緩和ケアに移ると言われて、改めて本小説を読み返した。数年前の祖父母が死ぬ間際にも読んでいたらしい。

    改めて読み返してみると、その描写や心情が実感を持って読み直すことができる。私個人は、サイレントブレスという、終末期患者を穏やかに最後を看取っていく考えに同意している。

    父が亡くなっていくことに悲しい気持ちはあるものの、それ以上に望まない延命治療によって、本人を苦しめる方が悲しい。余命の短い父とあとどれだけ後悔なく過ごせるかをきちんと考えないとなと。

    余談ではあるものの、生老病死は誰しも避けられず、この世は一切皆苦であることを受け入れる仏教の世

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    2025年12月24日
  • 老坂クリニック 坂の途中に椅子ひとつ

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    前回もそうだったが、今回もスラスラと読めて楽しめた。
    シリーズとして今後も続けてほしい。
    東横線や昔住んでいた祐天寺のアパートなど、懐かしかった!
    南杏子さんの本は優しく、心を温かくしてくれる。

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    2025年12月19日
  • 老坂クリニック 坂の途中に椅子ひとつ

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    「私のトリセツ最終章」
    「もう一つのまなざし」
    「キーを置いたその先に」
    三話収録の連作短編集。

    物語の舞台は自由が丘にある老坂クリニック。
    老いる坂なんてネーミングに物哀しさを感じるが、ここは文字通り高齢者専門の診療所。

    今回の診療メニューは、エンディングノート、白内障、免許返納。

    いずれ誰もが通る道、非常に興味深いテーマだ。

    特に二話で描かれる白内障の話は、最近視力に不安を覚えて来た自分にはとても参考になる内容だった。

    短歌を詠む事を得意とするベテラン医師の小町院長だが、脳出血で入院中の夫へ対する想いが切なくて泣ける。

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    2025年12月11日