南杏子のレビュー一覧

  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    9人の医師作家アンソロジー。どれも読みごたえがあった。特に南杏子の「空中テント」介護と家族がテーマで重いけどよかった。

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    2025年12月08日
  • 老坂クリニック 坂の上に見える窓

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    気軽にスイスイと読めた。
    3章からなるお話し。
    どちらも興味深かった。
    印象に残ったところ、
    目の前の書架に並ぶのは
    宇宙、陶芸、犯罪捜査なとの本たち。
    日々の生活とは全く関係のない分野であればあるほど、想像力を刺激された。
    次もまた南杏子さんの本を読んでみたい!

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    2025年12月02日
  • 老坂クリニック 坂の上に見える窓

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    老年内科のある老坂クリニックには熟年女性という感じの老坂小町院長と、若手の男性医師の山里羊司の二人の医師がいる。

    「聞こえ」に問題が生じている男性は、亡くなった兄の使っていた補聴器をつけてみるが良くならず
    いらだちを抱えていたが、耳垢が耳道をふさいでいたことを見つけてもらい、
    耳鼻科で除去してもらったことで、生活を取り戻す。

    物忘れが多くなってきたことを夫に指摘され、毎日物覚えのテストをされている女性の場合は、
    小町院長から夫の「ニンハラ=認知症ハラスメント」を指摘され、
    また、「軽度認知障害」の可能性と、それを改善するためのグループを紹介されて、夫との生活も好転していく。

    大学生の孫と

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    2025年11月27日
  • 老坂クリニック 坂の途中に椅子ひとつ

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    ちょうど母を「老年内科」に連れて行くようになったので、読むべしと思い購入。
    舞台は東京自由が丘(というのが実際どんなところかは知らない)にある坂の上の老坂クリニック。

    息子の嫁からエンディングノートを書くよう言われたが筆が進まない高齢男性は、図書館で倒れ、
    居合わせた老坂クリニックの院長老坂小町に脱水を指摘される。
    息子の嫁がエンディングノートを書くよう言ったのは、意外な理由からだったことも判明する。

    白内障手術を勧められたが、言われたリスクを思い出すうちに怖くなり、
    手術直前に暴れてキャンセルしてしまった高齢女性に、
    メリットとデメリットを改めて伝えて手術を受けさせ、女性の生活が好転する

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    2025年11月27日
  • いのちの停車場

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    南杏子さんの作品を初めて読みました。とても変わった経歴をお持ちの方ですが、だからこその作品であると感じました。
    今の自分にとって在宅医療は身近なものとは言えず、ほとんど知識もありませんでした。そのような状況でこの作品を読みました。
    終末期の患者が題材になっているからと言うこともあるかもしれませんが、患者のみならずその家族の精神面もサポートする、ただいのちを救うだけではないなど大変な苦労だと思います。
    自分や家族が同じような立場に置かれたときどうするのか、とても難しい問題だと痛感しました。

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    2025年11月27日
  • アルツ村 閉ざされた楽園

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    いゃ〜、ものすごく考えさせられた小説だった。
    現実味を帯びて来た話だと思う。途中の違和感をラストで納得の展開にも、唸ってしまった。是非お勧めしたい本だ。

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    2025年11月11日
  • いのちの波止場

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    ネタバレ


    終末期医療の緩和ケア科で奮闘する看護師の麻世ちゃんの物語。

    麻世ちゃんは、前作よりも落ちついた印象に様変わりして、読み手としても読みやすくなりました。
    それだけ麻世ちゃんが成長したってことなのかな?

    最後の仙川先生のくだりでは涙が流れた。別れが分かっていても、別れは怖いし悲しいよね。。。

    また、北島先生は厳しいながらも患者さん思いで、信頼出来るなあ、と思った。
    実際には、野呂っちみたいな先生は絶滅危惧種だろうから、私は北島先生みたいな先生に(今後)出会いたいなあ。

    また、次回作がありますように。
    野呂っちと麻世ちゃんの活躍がみたいです。

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    2025年11月08日
  • いのちの十字路

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    現代のさまざまな介護問題があふれている。特に中2のヤングケアラーの子の問題が心に残る。
    介護サービスを利用しているのに、介護負担は重くこの子にのしかかっている。本人も「家の手伝い」との認識で、がんばりすぎるくらいがんばっているのに、母親からはやって当たり前の態度をとられる。病気の後遺症のせいもあるが、こんな状況の子はどうすればいいのか。どこへ助けを求めればいいのか。野呂先生は家族会エルへ助けを求めていたが、地域にそんな会がなければ?
    そもそも家族会だけですべてを網羅できるはずもなく。
    こういうことが問題なんだな、とヤングケアラーの問題の一端を見た。
    自分の介護体験にも後悔を抱えていた野呂先生。

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    2025年10月25日
  • いのちの停車場

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    生と死を、側でたくさん見つめてきた著者だからこそ、描ける物語だな、と思った。
    張り詰めた高度救命救急の現場から、在宅医療へ。
    生きるための治療を行う患者から、生活の中の医療、同時に、死と向き合う過程へ。

    「人間には、誰もが自分の人生を自由に創ることが認められている。そうであれば、人生の最後の局面をどのように迎え、どのように死を創るかーーこれについても、同様であるはずだ。その正当性を、すべての人に理解してもらいたい」

    生きる、ことに向き合える一冊。

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    2025年10月02日
  • いのちの十字路

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    介護者に「介護を休む権利」を
    介護の経験はないが、うまく立ち回れる自信はない
    ただ、「愛おしい人を、最後まで愛おしく思って生きられるように」来る日を乗り越えたい

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    2025年09月24日
  • いのちの停車場

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    大きな救急センターを離れ、
    故郷の在宅医療を担うことになった
    佐和子
    麻世や野呂、仙川先生といった
    温かい周りの人
    章ごとに違う患者が抱える
    老老介護、ゴミ屋敷、先端医療、
    小児癌といった現在の問題の中にある
    生きる尊厳
    最後の章は、実父の死ぬ尊厳
    一貫して生きるってどういう状態なのか   
    ということ…

    お父さんの
    「自分で死ぬ力すら残っていない」
    「痛みに終わりがあると決めることによって、死はむしろ生きる希望にすらなりうる」
    自分や自分の親、家族がこうなった時
    自分はどうすればいいのか
    考えても想像つかない
    せめて自分にも他人にも寄り添える心を持とう

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    2025年09月15日
  • アルツ村 閉ざされた楽園

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    ネタバレ

    本当にどこかにありそう…
    途中でなんとなく、いろんなことに気がついたけど、
    そんなことよりも、大きい話が展開されていった。

    でも私はこういうところがあってもいいと思った。
    ちゃんと家族や本人の了承を得られれば、
    今後の医療のため、脳を提供するのもアリかも。
    とか言って実際自分がその立場になったらわからないけど。

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    2025年09月10日
  • アルツ村 閉ざされた楽園

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    そう言うことか…
    読み終わって思わず声に出してしまった
    帯に「衝撃のラスト」と書いてあったけれど
    確かに「衝撃」だった
    認知症の問題は誰にでも起こりうること
    だからこそ、余計に衝撃とショックな内容だった

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    2025年09月04日
  • 謎解き診察室、本日も異状あり

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    医者の作家によるミステリアンソロジーなんて豪華! 医療ミステリばかりでないところも良き。お気に入りは、歯学部出身なの知らなかった七尾与史の「患者は二度死ぬ」と、お嬢様バイト医の活躍が今後も期待できそうな中山祐次郎「クリスマスイブの死亡診断」。

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    2025年08月17日
  • いのちの十字路

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    介護の現実を知れます。
    本当に大変な部分はサラッと書かれていますが、現実はもっと大変なんだろうなと思いながら読み進めました。
    悪気なく言った人の言葉がそれを受けた人自身も知らずに縛られてしまう事の怖さと、介護には5つの権利があると書かれていてなるほどなと分かりやすかったです。
    歳を取ってからも自分がどうしていきたいのか何が幸せなのか考えないといけないのと、自分の周りの人達の幸せも考えないといけないのだと思いました。

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    2025年08月16日
  • アルツ村 閉ざされた楽園

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    「もし認知症になったらどうする?」
    自分の祖父母だったり、親、はたまた自分や配偶者。
    明確な答えを持っている人は少ないのではないでしょうか。
    作者の絶妙な切り口が素晴らしかった。
    途中だれた感じはありましたが一冊通してまとまっていて良かったです。

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    2025年07月29日
  • アルツ村 閉ざされた楽園

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    アルツ村は楽園かと思いきや、だんだん出てくる得体の知れない違和感。薄気味の悪さ。世にも奇妙な物語感。
    最後に明日香のことがわかった時、物語はひっくり返る──

    もし親が認知症になって自分が介護する立場になったら。もし自分が認知症患者になったら。色々考えさせられた。

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    2025年07月27日
  • いのちの停車場

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    初作家さん。全体的に心が温かくなるお話しばかりでとても満足です。
    医療系といえば病院がメインにストーリーが展開されていきますが、在宅医療にスポットを当てた物語は初読みだったので現場での仕事を知ったり、読んでていろいろ考えさせられました。
    第五章「人魚の願い」は辛かった…萌ちゃん自身も辛いがご両親のことを思うと…涙腺が崩壊してしまった…
    すごく気になる所で終わったのですがこれは続編があるのか??

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    2025年07月26日
  • 謎解き診察室、本日も異状あり

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    医療系の短編集としては、どの作品もサクッと読めて楽しめました。久坂部氏は読み慣れているのか安定感あり。七尾氏の歯科の話は珍しく新しい発見でした!

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    2025年07月24日
  • アルツ村 閉ざされた楽園

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    ネタバレ

    副題は『閉ざされた楽園』だ。
    舞台は北海道、DVの夫から逃れるため、主人公の明日香は7才の娘・リサを連れて当てもなく車で走り出す。途中で煽り運転の車に襲われ、車を降り迷い込んだ森の中で気を失う。気がつくとある場所に寝かせらていた…その場所は認知症患者だけが集められた理想郷『アルツ村』だった。

    『アルツ村』は北海道のとある場所(住所は世間的には不詳)にあり、アルツハイマー、認知症患者の介護に限界を迎えた家族が安い費用で送り込む…患者はここで死ぬまで暮らし、村からは出られない。亡くなったら、脳などを検体にされ、医療機関の発展に資するものとされる…もちろん設定はフィクションだが、実際に存在するかも

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    2025年07月22日