南杏子のレビュー一覧
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購入済み
自分に置き換えて考えてみました
現場を経験された方だからこそ書けた作品だと思います。身内の死、患者さんの死、それらを通じて医師としてたくましく成長していく先生と共に読者である私も死についてもう一度深く考える機会をもうけることができました。死とは負けではないのだと自然の摂理なのだとあらためて学んだ気がします。
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購入済み
サイレント・ブレス
突然の死ではなく、死を迎えていく人がいて、そこにはそれぞれ物語があり、在宅医療専門のクリニックや先生など多くのサポートする人・家族など送る人がいる。それらを優し文章で暗くならない展開をしていくため、もっともっと読みたくなる素敵な本でした。これから死を送る人にもなり、死を迎える人なっていくであろう私にとって、それらを受け入れる励み、そのための生き様を考える参考になるような本でした。ありがとうございました。
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Posted by ブクログ
ネタバレプロローグ
城之内泰子
中央医科大学解剖学教室の教授。
原口久和
大日新聞東京本社『月刊証言者』編集部記者。
長谷川仁美
一九九八年度「白菊会優等賞」受賞。
坂東早紀
一九九八年度「白菊会優等賞」受賞。
椎名涼子
一九九八年度「白菊会優等賞」受賞。
安蘭恵子
一九九八年度「白菊会優等賞」受賞。
第一章 四人の再会
坂東早紀
医学部時代に翔を産んで、勉強は子育てしながら成績優秀で国試もそつなくクリア。大学病院でも循環器内科としてバリバリ仕事していた。五年であっさり辞め、今はフリーで健康診断医。マイペースで頭がいい。
椎名涼子
おしゃべりだけど気が利く。
長谷川仁美
中央医科大学の『女神の手』と呼ばれている。何事にも一生懸命で少しムキになる。
安蘭恵子
ふんわりとした雰囲気で少し要領が悪い。
第二章 アイ・スペシャリストー仁美
長谷川仁美
中央医科大学附属病院の眼科医。科内最大グループだあ?白内障の外科手術範囲に所属。実家が眼科の診療所。
上田英人
来年からアメリカへ研究留学に出る。仁美の二年先輩。
草野大志
上田の代わりの白内障オペチームのリーダー。仁美の一年後輩。
三木
白内障の患者。七十七歳の男性。
仁美の見合い相手
父親の診療所の土地を提供してくれた地主の息子。五年前に仁美に診察された。
城之内泰子
丸森
教務部長、副学長を兼務する高飛車な人間。
都築
坂東早紀
優等生のイメージから程遠いが成績バツグン。
椎名涼子
文系出身でおしゃべり。
安蘭恵子
おっとりしてどうにも要領が悪い。
第三章 フリーランスー早紀
坂東早紀
時給で働く日雇いアルバイト医。以前は中央医科大学附属病院で循環器内科医として働いていた。
椎名涼子
救命救急に進んだ。倒れるまで当直をさせられる。
長谷川仁美
大学病院の組織しか見えてない。
安蘭恵子
高齢出産した小児科医。
早紀の父
認知症を発症。
翔
早紀の息子。東京工業大学二年生。
黒岩
医療系人材派遣会社の担当者。
藤沢
ヘルパー。
早紀の母
早紀が小学五年生のときに、重い喘息発作で亡くなった。
リュウ
父親が糖尿内科の教授。
第四章 エスコート・ドクターー涼子
椎名涼子
蒲田記念病院。外務省医務官だった父に連れられ、海外の滞在経験が多い。エスコート・ドクターを依頼される。
蒲田記念病院の理事長
蒲田記念病院の常務
蒲田記念病院の病院長
リチャード・ウッドワード
ロンドンに本社のある「スカイ・メディカル・レスキュー社」のアジア本部長。
榎戸洋司
六十四歳の男性。膵臓癌の患者で、パリを旅行中に激しい腹痛発作を起こして現地の病院へ入院した。
晴臣
涼子の夫。麻酔科の部長。別居中。離婚に切り出す。
坂東早紀
長谷川仁美
石崎宏太
蒲田記念病院救急部長。赤字部門の閉鎖で救急科が廃止された。副院長格の「診療本部長」
という新ポストをあてがわれた。
妙子
榎戸の知り合い。
良彦
妙子の息子。
榎戸の妻
春に一人で旅立ってしまった。
安蘭恵子
第五章 NICUチーフー恵子
安蘭恵子
渋谷にある日星医療センター新生児科の副部長。NICUのチーフ。生後二十八日までを担当する新生児科医。
小暮美穂
三十八歳。五百二十五グラムで生まれた赤ちゃんの母。
小暮ちゃん
美穂の赤ちゃん。
恵子の夫
商社を辞め、自然派農場の経営パートナーになる。
千尋
恵子の一人娘。三歳。
倉本
新生児科の部長。
坂東早紀
椎名涼子
長谷川仁美
城之内泰子
第六章 解剖学教室教授ー城之内泰子
城之内泰子
中央医科大学解剖学教室教授。最終講義を行う。父は市立病院の内科医、母は専業主婦。
都築
中央医科大学学長。
長尾聡太郎
白菊会会長。
長谷川仁美
母校・中央医科大学に残り、オペの腕では学内有数の眼科医として活躍していた。昨年期に医局を離れ、現在は実家の眼科診療所を継いだ。
坂東早紀
中央医科大学の極めて優秀な循環器内科医だった。ワークライフバランスを重視して大学病院を早々に辞め、今は健康診断医をしている。
椎名涼子
東京臨海部を支える蒲田記念病院で救急医をしていたが、今はエスコート・ドクターのミッションにもついている。
安蘭恵子
都内でも有数の患者数を誇る日星医療センターの新生児科医として、NICUを統括する立場にある。
原口
大日新聞の記者。
一ノ瀬
初代解剖学教授。
丸森
教務部長。
エピローグ それぞれの宙返り
千尋
安蘭恵子
恵子の夫
原口
城之内泰子
長谷川仁美
椎名涼子
坂東早紀
翔
都築浩
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野呂先生が主人公の今回。
コロナ禍の訪問診療。
コロナの時の大変さを思い出した。
今回は介護について考えさせられた。
家族の介護はやって当然のこと。
一緒に暮らしていたら、特にそう。
介護は親への感謝を持ってやるべきこと。
親も祖父母にやっていた。わたしもやらなければ。
でも、子育てと仕事と介護そんなにできる自信もない。
耳を塞ぎ考えないようにしている今。
「愛しい人、最後まで愛しいと思えるように」
この言葉がぐっときた。
愛しいと思えなくなるほど、介護する側が辛かったら、介護される側もきっと幸せじゃない。
そこが判断の軸で介護の度合いを決められるといいんだと思った。 -
Posted by ブクログ
現実的でまるで自分の日常のようでした。
私自身も、看護師経験の中で
あの時、なにかサインは出ていなかったか、見落としたかもしれない
とか、もっとこうしたらよかったとか
何であの時 余裕がなくなったのかとか、後悔し自分を責めることがあります。
ですが、この本に出てきた言葉を
そのまま引用すると
[自分を振り返って、自分が至らなかったからか、自分が無能だからか、自分がバカで未熟で無責任だったからなのかという思いが、止めどもなく込み上げてくる。その一方で、決して手を抜いたわけではないが結果は思いどうりにはいかなかったのだと悔しい思いを抑えられない]
そんな繰り返し起きる
後悔は
この本の望月の言葉に救われる部分もあります。
たくさんの生老病死があって、それが常に動いている。全てが理想通り、
思った通りいくはずがない。
ですが、看護する側の人間は
その後悔も葛藤も 正面から受け止め
なければならないと思う。
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Posted by ブクログ
70歳になるからリタイヤするね
そう言い残し仙川徹は金沢を去ったっ!
そして穴水へ逃亡
星野麻世は前向き看護士
仙川にすすめられた穴水の病院での実習に興味津々だっ!
※麻世が挑むのは 緩和ケア病棟エキスパート看護実習(六ヶ月)
妹尾理央子看護主任は麻世の高校のパイセン
しかもバスケットボール部だったっ!
パイセンの直接指導に麻世は咽び泣く…
麻世が受け持つ#503の久保田ルミ子は大腸がん末期で、毎晩うなされている
しかしモルヒネ使用を拒み続ける
説得しきれない自身が歯がゆく、無力な存在だと落ち込んだっ!
#506中村照枝は元海女さん
人はねみんなお日様の力で生きとるがやぞ
照枝の名セリフが炸裂するっ!
余命は一ヶ月
辛そうな義母の様子に沙保里はICDの機能停止を申し出る
安らかにあの世へいってらっしゃ~いっ!
お父さんは食べたくないんやね♥️
そば屋「長寿庵」の妻は叫んだ
息子はいまいちのそばしか作れない
#508大山寛介は一言も喋らないまま病棟から旅立ったっ!
#502古谷茂はゲイ
藤堂広樹と病室で唇を交わすっ!
ヤッサイ、ヤッサイ、ヤッサカ、ヤッサイ!
茂さんの車椅子の正面
乱舞するような動きを見せてキリコは浜辺へすすんだっ!
麻世の恩師?仙川先生はなんとすい臓がんだった
しかもステージ四b
もう先があまりないねっ!
離床される際は念のためナースコールも押してくださいね センサーで体の動きを拾いきれないこともありますから
仙川先生はそうだね と頷くっ!
無理なさらず何でもお伝えください 我々は先生のためにいるのですから
ベッドに横になったまま仙川先生は頷くと北島先生に向けて拝むように両手をあわせるっ!
お手てのふしとふしを合わせてふしあわせ ナムー
機嫌よく生きる、と決心
あとは、死ぬまで成長
まさにこれが仙川先生の成長戦略だっ!
自身も人生末期はこうありたい…
仙川先生も話し続ける
互いに話を終わらせまいとしているようだ
別れの時間が永遠にこぬいように
二人にはこれが最後の面会になると分かっているっ!
この、おちゃけで十分おいしいよ
お酒をのめなくなっている仙川先生はダシャレで返したっ!
※お酒とお茶(大爆笑、老人の括約筋はゆるめ・油断して猛り狂う放屁を披露)
やっ、麻世ちゃん 元気?
運転席から降り立った野呂先生こと野呂っちは、相変わらずひょう×2としているっ!
まほろばを任せるよ…
野呂先生は声を出さず激しく頷くばかりだっ!
そんなのがあるんだー
仙川先生は手を打つっ!
まさに内浦は命が生まれて命が去るところだな…
仙川先生の声はいつもよりよわよわしかったっ!
先生、最期まで私が一緒にいますから大丈夫です 心配ないさぁ~(大西ライオン風)
そう言って仙川先生の手をしっかりと取るっ!
苦痛を取り嫌だと思うことをしないのが最後にできる最高の仕事
もしかして白石先生のお父さんもそれを娘に伝えたかったのかもしれないっ! -
Posted by ブクログ
連ドラのようなフィクションらしさのなかに、訪問医療現場のリアリティが詰め込まれている。
52歳末期癌の母を自宅で看取ることを決め、最後まで伴走してもらった私にとって、訪問医療に携わる方々には頭が上がらない。
命の火、消えそうな火を見守るプロセス。夜間も早朝も緊急対応が必要になるこの仕事を選んでくれていることに、感謝しかない。
そしてこの本を読んで…
単なる「人の死」への感傷ではなく、生々しい三年前の実感と重なり、涙したシーンが多くあった。
当時、「死の授業」は私もしてもらい、下顎呼吸までの教科書的な道のりを事前に分かっていたから、変化を受け入れられた。医療者のいない場でも落ち着いて最後の呼吸を悟り、ありがとう、と声をかけて看取ることができた。
患者が、消毒の匂いがする病院が落ち着かず「家に帰りたい」と希望することは至極全うで、口にするのは容易いけれど、よし、と動き始める家族は本当に本当に大変。体力然り、何より心が決断の責任を背負いすぎてしまう。
在宅で家族を看取りたい、とボンヤリでも考えてる方は早めに読んでおくといいかもだけど、実感伴わないとどこかの綺麗事に見えるのかも。
在宅看取りに関しては「いつか来る死」という本も、合わせておすすめ。 -
Posted by ブクログ
サイレントブレスを再読してから、未読のものも読んでみたくなって手に取った南杏子さんのお話。
どこか不安げで、でも積み上げたものという芯を持った女性の医師が共通しているので既視感。
在宅医療というと、どうしても高齢者をイメージしがちだけど、事故で四肢麻痺になった人、小児癌の少女。色々な患者さんのケースがあることを改めて知る。そして実父の骨折から肺炎、脳卒中と苦しむ姿に家族として医師としてどう向き合うのか。
正解はないし直面したらどうするのかはわからないけれど、どれも自分や家族の生きることと死ぬこととの向き合い方を考えさせられるお話でした。 -
Posted by ブクログ
訪問診療を行う医師として働く日々を通して患者と自分、そして家族と向き合っていく医療小説です。
主人公は大学病院で総合診療医として働いていた女性医師。人事異動の辞令を受けて「むさし訪問クリニック」へ異動となるが、毎日忙しく最先端の医療技術や症例を学びながら行うものが『医療』だと考えていた彼女は、十分な設備もなく在宅で家族がケアをしている患者たちにどのように向き合っていけばいいのかに悩み、毎日が手探り状態。大学病院のように病気と闘う医療ではなく、静かに病気と向き合って受け入れていく人に寄り添う医療。『看取り医』として患者に向き合う日々の中で、彼女は自らの父を在宅で看取ることを決意する。
安心安全の南杏子先生のお話だな、と感じました。『いのちの停車場』シリーズで初めて読んだ作者様でしたが、医療に向き合う真摯さ、人とのつながりや心情を描く心象風景描写のあたたかさはとても染み入るものがあります。
どう死にたいかという問いに向き合うと、どう生きたいかにつながる。そんなことを感じさせる一冊でした。最後の最後まであきらめずに病気と闘う人もいるのでしょうけれど、ある一線を越えたら、最後の時間をどう過ごしたいかという考え方にシフトしていくものなのかもしれません。最後の最後まで病院には入院したくない、最期は自宅にいたいと言っていた祖母の介護をしていた時のことを思い出しながら読んでいました。
延命治療のこと、在宅で静かに死ぬための医療のこと、家族の意思をどう尊重するかということ…とても真摯に向き合ってこられた方だからこそ書けるお話だったのだろうと感じます。どの家庭も一筋縄ではいかない中で、思うところを書き著されたものだったのかもしれません。私は自分が死ぬときに、どんな選択をするのだろう、どんな選択をして欲しいと思うだろう、そんなことを考えさせられるお話でした。
自分がどう生きたいかを改めて考えさせてくれる、看取り医の成長の物語でした。