南杏子のレビュー一覧

  • 老坂クリニック 坂の上に見える窓

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    老坂クリニックは、高齢者にとって本当に必要な病院なんだなと思った。
    全部歳をとったら自分も当てはまりそうな病気で、気をつけようと思った。多分私は親が作ってくれてるごはんのおかげでバランスが取れてるんだろうな。一人暮らしやったら絶対栄養も偏りそうだし、今は若いからいいけど歳を重ねるとやっぱりもっと体に気を使わないと、体は歳をとるしごまかせないもんね。
    認知症ハラスメントは、心配でそうしてしまうこともあるかもしれない、気をつけようと思った。

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    2026年04月23日
  • サイレント・ブレス 看取りのカルテ

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    ○本のタイトル『サイレント・ブレス 看取りのカルテ』
    ○著者名 南 杏子(みなみ きょうこ)
    ――――――――――――――
    ○魅力
    訪問クリニックで奮闘する、37歳の医師、水戸 倫子(みと りんこ)の物語。

    この連作短編では、彼女が終末期医療の大切さを伝えてくれる感動的なエピソードが描かれている。

    倫子は新宿の大学病院での忙しい日々を経て、訪問クリニックに異動。

    そこで、余命わずかな患者たちと向き合いながら、彼らの人生の最期の瞬間を尊重し、心を込めて寄り添う。

    6人の患者さんそれぞれの性格や病気、彼らがどのように受け止めているか、また支えてくれる家族や周りの人々の気持ちが、とてもリアル

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    2026年04月23日
  • ディア・ペイシェント 絆のカルテ

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    医者という特別な職種だけではなく、
    仕事をする上で大切なことを教えてくれる本です。
    南杏子さんの本は温かくて考えさせられる本ばかりなので、大好きです。

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    2026年04月19日
  • サイレント・ブレス 看取りのカルテ

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    再読シリーズ。

    意図せず医療に関するお話が続いた。

    大学病院から在宅医療部門のクリニックに異動になる医師が、葛藤しながら患者さんや自身の家族と自分なりの向き合い方を見つけていく。

    死が身近に迫っている患者と家族がどう生きるかに医療や看護を通じて伴走していくということ。綺麗事だけでなく丁寧に描かれていて、自分がそれぞれの患者の立場だったらどうしたいか、どうして欲しいか考えさせられるお話でした。

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    2026年04月12日
  • いのちの十字路

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    『いのちの停車場』の続編。自分の感想を読み直して、微かに思い出せる。
    続編の方は、当時、アルバイトであった野呂が医師の試験に合格して、金沢のまほろば診療所に戻ってきたもの。野呂自身が祖母の介護で医師試験に2度落ちたことこともあり、介護をする立場側の内容が多い。ヤングケアラーや老老介護など。
    病人側も介護する側も、それが当たり前すぎて、外部に助けを求める発想にならないことが悲劇を呼ぶ。
    この中では5つの権利が提唱されている。
    ・介護を受ける権利
    ・介護を行う権利
    ・介護を行う権利
    ・介護を受けるのを強制されない権利
    ・介護を行うのを強制されない権利
    ・介護を休む権利
    介護保険では病人の食事や病人

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    2026年04月09日
  • ブラックウェルに憧れて~四人の女性医師(仮)~

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    数年前ニュースになった医大の合格者の男女比の不公正さ。医学の世界で女性が医師になり、続けていくことはいまも難しいのだろうか。

    解剖学実習で同じ班になった4人の医学生。そして全員女性だけの班編成に反対する上司の声に屈せず彼女らを指導した女性教授。5人の女性たちが進んだ医学界での紆余曲折の物語。

    30代、40代と経験を重ねていく中で、女性には避けて通れない妊娠・出産のタイミングは、どうしても1回休み的な悩みの種になる。うまく腹をくくれたとしても、その先のキャリアをどう積み重ねていくか。
    女医に限らず、働く女性の誰もが彼女たちの人生の転機越えを自分の身に重ねてみそう。

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    2026年04月04日
  • いのちの波止場

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    いのちの停車場、十字路、そして今回の
    波止場と全て読んだ。
    いろいろな面でためになる事柄が、多かった。
    なかでも、認知症は物忘れの病気だと思っていたが、そうではなく最終的には死にいたる病気だということ。

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    2026年04月02日
  • 老坂クリニック 坂の途中に椅子ひとつ

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    「老人のお困りごとは老坂クリニック」
    診療所の案内が書かれたカードには、まるで便利屋のようなコピー。
    深刻な病気ではなくても気軽に足を運んでくださいねという気持ちを伝えたいのだろう。
    しかし、そのクリニックは坂を上り切った上に建っている、というのは老人には少々厳しいかもしれない。
    いや、どれくらいで息が上がるか、どのあたりまで足腰が持つかで、日頃の運動不足を測ってくださいということなのか、と細かいところをつっこんでしまった。
    「老坂クリニック」の院長は、老坂小町(おいさか こまち)先生、68歳。第二診療室で診る。
    30年ほど前に一緒にクリニックを開いた夫の老坂隆(おいさか たかし)先生は、三年

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    2026年03月12日
  • アルツ村 閉ざされた楽園

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    老老介護、ヤングケアラー、介護破綻。認知症大国と言われる日本の問題となっている事柄がこの物語には盛り込まれています。
    決して他人事ではないと感じつつ、ページを繰る手が止まりませんでした。
    この著者の他の作品も是非読んでみたいと思いました。

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    2026年02月24日
  • いのちの停車場

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    ネタバレ

    在宅医療の難しさ、そして大切さを知りました。両親よりも自分の死を覚悟していた6歳の萌ちゃん、海を見に行きたい願いを叶えてあげられて、本当によかった。いくら辛くても延命するのか、選択的安楽死を良しとするのか、患者本人と家族の気持ちのすれ違い、感覚の違いを埋めるには、間にケアしてくれる医療従事者が必要と感じました。介護する家族側も、だんだんと普通が何かが分からなくなっていたり、疲弊したり、そちら側に知識を与えることや、フォローすることもとても大事と感じました。
    一人一人のストーリーがもっと濃くても良かったかなと思ったのと、最後に安楽死させようとした主人公が警察に行かなくてもいいんじゃないかと思った

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    2026年02月22日
  • いのちの停車場

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    人生の終焉をどう迎えるのか
    正面から向かい合う機会となる小説でした
    大切な人と過ごす時間を大切にしよう

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    2026年02月08日
  • ブラックウェルに憧れて~四人の女性医師(仮)~

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    副題が『4人の女性医師』だ。
    ちなみに『ブラックウェル』とは、『もし社会が女性の自由な成長を認めないのなら、社会の方が変わるべき』という言葉を残し、世界ではじめて医師として認められた人。女性医師の未来を切り拓いた人物とのことだ。

    日本の医学部入試における男女差別は、2018年に東京医科大学をはじめとする複数の大学で発覚し、女性受験生を一律に不利に扱う得点操作などが問題視された。
    この物語は、ある医大の不正入試問題を受けて、女性医師の現実と問題を、複数の女性から紐解いていくもの。実際に起こった入試時の男女差別があったから、やたらリアルだ。

    2章から5章は同期の女性医師のそれぞれの物語。大学病

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    2026年01月22日
  • いのちの十字路

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    ネタバレ

    前作とは異なり若手医師の野呂医師の視点で描かれる。在宅療養している患者本人だけでなく、生活を支える介助者にスポットがあたる。医療の地域移行が進んでいるがその負担がどこに移行されていくのかを考えさせられる。

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    2026年01月18日
  • 老坂クリニック 坂の上に見える窓

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    「はずれの音」
    「やっかいな持病」
    「いまどきの病」
    三話収録の連作短編集でシリーズ第二弾。

    物語の舞台は自由が丘にある老坂クリニック。
    ネーミング通りここは高齢者専門の診療所。
    今日も不調を抱えた人達がこの病院を訪れる。

    今回の診療メニューは、難聴・軽度認知障害・歩行困難の3つ。

    現役医師である南杏子さんの作品だけあって、読んでいてとても勉強になる。

    二話で描かれる軽度認知障害の物語は、認知症の疑いがある妻に対して高圧的な態度を取る夫に怒りが込み上げたが結末に安堵した。

    脳出血で入院中の夫へ、小町院長が詠む短歌が涙を誘う。

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    2026年01月02日
  • 老坂クリニック 坂の途中に椅子ひとつ

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    面白かったー!
    最近南さんの本よく買って読むんやけど
    和やかな気持ちになれるよね。
    エンディングノートってよく聞く。私もまだまだ先のことではあるけど、人生何が起きるかわからないから少し考えた方がいいかもなあ……

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    2025年12月31日
  • 老坂クリニック 坂の上に見える窓

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    医師である作者でしか書けない3つの話し。60代を迎えなるほどと思える内容で、感心したり笑ってしまったり。とても心地よい本です。また、続編期待してます。

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    2025年12月25日
  • サイレント・ブレス 看取りのカルテ

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    現在、父親が末期癌で既に胃ろうをしており、今後は緩和ケアに移ると言われて、改めて本小説を読み返した。数年前の祖父母が死ぬ間際にも読んでいたらしい。

    改めて読み返してみると、その描写や心情が実感を持って読み直すことができる。私個人は、サイレントブレスという、終末期患者を穏やかに最後を看取っていく考えに同意している。

    父が亡くなっていくことに悲しい気持ちはあるものの、それ以上に望まない延命治療によって、本人を苦しめる方が悲しい。余命の短い父とあとどれだけ後悔なく過ごせるかをきちんと考えないとなと。

    余談ではあるものの、生老病死は誰しも避けられず、この世は一切皆苦であることを受け入れる仏教の世

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    2025年12月24日
  • 老坂クリニック 坂の途中に椅子ひとつ

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    前回もそうだったが、今回もスラスラと読めて楽しめた。
    シリーズとして今後も続けてほしい。
    東横線や昔住んでいた祐天寺のアパートなど、懐かしかった!
    南杏子さんの本は優しく、心を温かくしてくれる。

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    2025年12月19日
  • 老坂クリニック 坂の途中に椅子ひとつ

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    「私のトリセツ最終章」
    「もう一つのまなざし」
    「キーを置いたその先に」
    三話収録の連作短編集。

    物語の舞台は自由が丘にある老坂クリニック。
    老いる坂なんてネーミングに物哀しさを感じるが、ここは文字通り高齢者専門の診療所。

    今回の診療メニューは、エンディングノート、白内障、免許返納。

    いずれ誰もが通る道、非常に興味深いテーマだ。

    特に二話で描かれる白内障の話は、最近視力に不安を覚えて来た自分にはとても参考になる内容だった。

    短歌を詠む事を得意とするベテラン医師の小町院長だが、脳出血で入院中の夫へ対する想いが切なくて泣ける。

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    2025年12月11日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    9人の医師作家アンソロジー。どれも読みごたえがあった。特に南杏子の「空中テント」介護と家族がテーマで重いけどよかった。

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    2025年12月08日