南杏子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
看護師として働く女性の過酷な忙しい日々が綴られる。医療現場の現実や限界をリアルに描いた小説。
三交代制のシフトで体力が削られる上に、様々な患者への対応は待った無し。認知症の患者を入浴させるシーン、便が出ない患者を摘便させるシーン、患者から様々なハラスメント行為を受けても黙って業務を続けなきゃならないストレス…(患者への殺意が芽生えるシーンまで)小説の上でも僕には軽いカルチャーショックでした。おそらく実際に仕事をしてる方々にはこれが当たり前で、日常なのだろうな。
これから看護師を目指そうと思ってる方がこの本を読んで、それでも看護師になりたいという意思が変わらなければホンモノかなあ。小説とはい -
Posted by ブクログ
ネタバレ勤める女性に読んでほしい本。でも男性がこの本を読んでどう感じるのかも気になるところ。
女子学生や多浪生を一律減点し不利にする医学部の不正入試問題をベースに、5人の女性医師が社会や家庭との関わりの中で、悩み闘う日々を描くストーリー。企業や業界によって差はあるにせよ、勤める女性にとって決して人ごとではない話題なんじゃないかと思う。周囲からの差別が無いにせよ、妊娠出産はもちろん、あいかわらず男女どちらにもある「家のことは女性がするもの」という意識が、女性が外で働くことをじわじわと苦難を伴うものにする…。
最後の4人の決断は、何度でも宙返りして、自分にとってベストな働き方を模索し続ければいいんだと思 -
Posted by ブクログ
シリーズ最終話。
能登さとうみ病院の緩和ケア科に実習として赴いた
看護師の星野麻世。
様々な患者とその家族に関わることで学んでいく。
痛みをどのように対処するか。
医師と看護師は葛藤しながら最善を探す。
北川医師の言葉
P251
〈死ぬための医療〉
〈より苦痛なく死を全うできるよう、
患者さんを支えるために緩和ケアがあるのです〉
少し怖い感じの北川先生だが
患者第一の考えに、この先生なら間違いない。
と、思ってしまう。
P262
〈いのちの旅路に寄り添うこと〉
麻世は、最後まで寄り添うことができたのだろう。
最終話ということだけれど
形は変わっても、その後を読みたい。 -
Posted by ブクログ
医師でありながら小説家でもある9人の短編小説が詰まった作品でした。あんなに忙しそうなのに、いつ小説書いてるんだろうって不思議に思う凄い方々。
医師であるからこそのリアルな感じが伝わってきて、とても面白かったです。
特に空中テントは、認知症の家族を介護したことある人なら誰しも共感出来る部分がたくさんあると思いました。施設の入所は、家族を見捨てることではなく、プロがみてくれる安全な場所にいれるという考えが広がったらいいな。
私も主人公のお母さんにとても同情しました。介護する人は、自由が奪われて当然なのか、当事者じゃない人達から見捨ててるなんて文句言われる筋合いはほんとにない。文句を言うなら1週