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作品一覧 2023/05/23更新 兄弟の血―熊と踊れII 試し読み フォロー 熊と踊れ 試し読み フォロー 三時間の導線 試し読み フォロー 三年間の陥穽 試し読み フォロー 三分間の空隙【くうげき】 試し読み フォロー 死刑囚 試し読み フォロー 制裁 試し読み フォロー 地下道の少女 試し読み フォロー ボックス21 試し読み フォロー 三日間の隔絶 試し読み フォロー 1~10件目 / 10件<<<1・・・・・・・・・>>> アンデシュルースルンドの作品をすべて見る
ユーザーレビュー 死刑囚 アンデシュ ルースルンド / ベリエ・ヘルストレム / ヘレンハルメ美穂 テーマ、設定に強烈に引き込まれ、満員電車内での細切れ読書が恨めしくなるほど。最初から最後まで一気に、でも丁寧に、読み進めた。 特に執行までのカウントダウン描写は、まるで自分が執行されるかのように手に汗握り、心臓が痛くなった。 「死をもって死を償う」「死刑やむなし」が多数を占める日本。冤罪の可能性...続きを読むがあるからとの理由で、死刑制度廃止へは傾かないのではないかと思う。 Posted by ブクログ 熊と踊れ 下 アンデシュ ルースルンド / ステファン トゥンベリ / ヘレンハルメ美穂 / 羽根由 三兄弟と幼馴染が軍の武器を奪い銀行強盗を繰り返す。視点を切り替えながらテンポ良く進んで行くので、長くても全く飽きなかった。表現のセンスも抜群でストーリーに引き込まれました。 Posted by ブクログ ボックス21 アンデシュ ルースルンド / ベリエ・ヘルストレム / ヘレンハルメ美穂 「制裁」以上に、夢中になって読んだ。 満員電車に乗るのが全く苦にならないほど。 なんだったら、この本が読めるから電車に乗るのが待ち遠しかったほど。 恋人(だったのか?本当に)に裏切られ、船内で殴られた瞬間に希望が粉々に打ち砕かれ、自分の身体が自分のものではないと思いながら、絶望の日々を過ごすリディ...続きを読むアを思うと、胸が締め付けられる。 リディアの命とプライドを賭けた立て篭もり、真実が白日の元に晒されて欲しかった。 彼女の心が壊れることと引き換えに保持していた「ボックス21」、このタイトルにも胸打たれる。 しかもこの売春斡旋はフィクションではない。 こんなに辛すぎる思いをする女性は、この世にただの1人もいてほしくない。 そしてラスト3行の衝撃。 「だからコイツやって言ってたやん」と誰にともなく独り言。分かってはいたもののやはり衝撃。 Posted by ブクログ 死刑囚 アンデシュ ルースルンド / ベリエ・ヘルストレム / ヘレンハルメ美穂 グレーンス警部シリーズ第三弾。 今作も重く苦しく辛い。 暴行で逮捕した男の身元を探ると、アメリカで6年前に死んだ死刑囚と同一人物の可能性が出てきた。大国との政治的な駆け引きの中、死んだと思われていた死刑囚と向き合うグレーンス警部。。。 一作目、二作目と同じく、救いもなく、希望もなく。だけどこんな...続きを読むにも辛い話なのに読むのが止められない。今作ではグレーンス警部のプライベートな側面もちょっと見えてきて、いつもの取っ付きづらさは薄いか。政治的な要素もありつつ、この死刑囚が真実を語っているのかどうかを怪しませる構成となっている。 刑事がスパッと事件を解決するわけではないのでカタルシスはないかもしれないが、社会問題と絡ませて他にない終わり方となる貴重なシリーズ。読み続けたい(と言いつつも重すぎて体力を使うので計画的に。。。)。 Posted by ブクログ 三日間の隔絶 上 アンデシュ ルースルンド / 井上舞 / 下倉亮一 実際にスウェーデンを含む欧州諸国で問題になっている事柄に題材を求めながら、(スウェーデンの首都である)ストックホルムで執念の捜査を展開する大ベテランの警部と、息詰まる現場の闘いを勝ち抜く腕利きの工作員的な潜入捜査員との「ダブル主人公」というような体裁は、なかなかに読み応えが在る。本作は、その「ダブル...続きを読む主人公」の双方が、互いに助け合うべく各々の活動を展開して行くというようなことになって行く。 上巻の冒頭は「過去」という短い纏まりから起こる。 5歳の誕生日を祝ってもらったばかりであるという女児が「ハッピーバースデー」の歌を歌ってはしゃぎ、アパートの室内で飛び跳ねている。アパートの中には兄、姉、父母が在るのだが、彼らは一様に全く動かない。そういう中で女児は飛び跳ねてはしゃいでいる。 アパートの前に人が集まっている。子どもが騒ぐ声がして、妙な臭いが漂い、何やら異様であると近隣住民が通報し、警察が駆け付けていた。警察関係者の先頭に立っていたのはエーヴェルト・グレーンス警部だった。とりあえずアパートに踏み込むことを決したグレーンス警部は、その室内で父母と兄、姉が殺害された状態で、遺体が在るアパートで飛び跳ねてはしゃぐ女児を発見した。「一家惨殺事件」として、グレーンス警部を始めとする警察関係者は捜査に着手するのだが、グレーンス警部は発見された5歳の女児を保護し、里親に託すことが叶うように奔走した。 そして「現在」という本編が始まる。 グレーンス警部を訪ねて来た捜査員が古い書類を持って話をする。住居不法侵入と見受けられる事案で通報を受けて捜査をしていたが、嘗て事件が在った現場に相当し、古い書類に「何か在れば伝えられたい」とグレーンス警部の名を添えたメモが在ったのだという。グレーンス警部は、一課が殺害されてしまった中に取り残された5歳の女児を保護した17年前の件を思い出した。 グレーンス警部は、その17年前の一件を振り返ろうと、そして女児のその後に纏わることを知ろうと古い書類を閲覧しようとするのだが、異変に気付く。旧い書類が如何いう訳か無い。何者かが持ち去った、盗んだとしか考えられない状況だ。そうなると益々この件が気になってしまう。 グレーンス警部がこの女児の件、一家惨殺の件を調べ始めて、動き回ろうとしていた時、考え事をしていた何時ものカフェにエリック・ウィルソン部長が「やはりここに居ましたね」と現れる。そして発生した殺人事件の捜査を是非担当して欲しいと言い出した。グレーンス警部は断ろうとするが、ウィルソン部長は是非にと強く言う。一家惨殺の時と同じような具合に銃で撃たれていて、死亡したのは一家惨殺事件で被疑者として捜査線上に浮かんで、結局逮捕に至らなかった人物だったのだ。グレーンス警部はこの件に取組み始める。 他方、ピート・ホフマンである。潜入捜査員として様々な活動に従事した経過が在るホフマンだが、ストックホルムで落ち着き、妻、2人の息子、生まれた娘と家族で平穏に暮らしていた。警備会社を営み、順調に業務を進めてもいた。そのホフマンは謎の脅迫者に悩まされ始めた。ホフマンを潜入捜査員として最初に運用したウィルソン部長が当時綴った極秘書類が盗まれたか、勝手に写し取られたと見受けられ、ホフマンの正体を方々に明らかにしてしまう、また家族に危害を加えると脅し、要求する行動を取らせようとする。その行動とは、武器密売組織が新しい武器を売り出す宣伝のために、組織犯罪に殴り込んで壊滅的打撃を与えるということを求めるものであった。 警察の機密が漏洩しているらしいという状況下、ホフマンはグレーンス警部に接触する。そして2人の共闘が始まるのだ。 Posted by ブクログ アンデシュルースルンドのレビューをもっと見る