やがて訪れる春のために(新潮文庫)

やがて訪れる春のために(新潮文庫)

737円 (税込)

3pt

入院中の祖母から、庭の様子を見てきてほしいと頼まれた村上真芽(まめ)。彼女が目にしたのは、荒涼とした景色だった。花が咲き誇った庭に、しっかり者の祖母に、いったい何が起きたのか? 庭を復活させようとする真芽は、怪しげな隣人や家の売却計画など様々な困難に直面するが、幼なじみたちの力を借りながら奮闘する。バラ、クレマチス、ミントなど植物が彩る庭を舞台に描く、あなたのための物語。(解説・岩田徹)

...続きを読む

やがて訪れる春のために(新潮文庫) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月21日

    庭にまつわる自然とそこに共存する家族。
    ありがちな話題をありのままに、そして優しく感動的にまとめられていて癒やされました。

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月21日

    嘘の無い力強い言葉が読んだ人に届く本ではないかと思います。
    飾らす、夢物語過ぎずにでも希望を持つ事が出来るお話です。
    人生は上手くはいきません。でも上手くいかなかった事に目をそらし人の話を聞かないでいると真実が分かりません。
    出来ないと思う事でも今の自分が出来る事をやらなければ本当に出来ません。
    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月22日

    素敵なお話でした。
    荒れ果てた庭を、ハルばあちゃんが帰ってくる日のためにと庭を再生させようとする真芽。

    その中で、真芽はいろいろな事に気がついていき、成長していきます。見えているようで見えていない事って、誰にでもきっとたくさんありますよね。

    そしてお花や植物のもつ力の大きさにも改めて気が付きまし...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年12月31日

    岩田書店一万円選書の一冊目。

    自分じゃ選ばない本だなと思った。でもやはりそういう本からもらう刺激のような新鮮さが自分にはとても心に響いた。
    とても心温まる1冊。主人公のまめとは年齢が近いせいか境遇が似ている。老健の話も独り身の祖母も、今後のことを話す両親もこの年代はみんな境遇が似ているんだなー
    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年11月27日

    『国道296、成田街道、京成本線』のワードからそわそわしていたが、予感は的中し地元の佐倉市が舞台となっていた。町並みが鮮明に蘇るので、物語がより身近に感じられた。

    そして私にも認知症の母がおり、先日佐倉に帰り大掃除してきたばかり。良枝おばさんが冷淡に思えれるが、その気持ちも痛いほどよくわかる。人生...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年11月12日

    祖母のことを想い、主人公が成長して行く姿が、良かったです。花・植物に対する考え方も少し変わったかもしれません。

    0

    Posted by ブクログ 2023年10月07日

    やがて訪れるハルの為にというエンディング、淡淡と進む物語にうってつけだってこと。海が見える家が大好きで、特徴の無い主人公がたくさんの経験と人と恵まれて、成長するのが好きだなってこと。ジロ翁が地主でまめ子に幸福をもたらすとか、夢に向かってとうとう実現させて、この後も続いて行く佐倉の生活が未来を感じる。...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年09月25日

    大人になるにつれ考えることは、仕事、他人の評価ばかり。
    小さな幸せってよく見ればたくさん溢れてるのだろうけど、どうしても見つけられなくなる。
    そんな自分の背中を押してくれるような物語だった。
    世間ではマイナスに捉えてしまうことも、マイナスだと思えばマイナス。それをプラスにしていくのも考え方、行動次第...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月20日

    家族と庭の再生物語。
    良かった…。素敵な読書時間でした♪

    元花屋の幼馴染みの助けを借りながら、入院したハル婆が帰る日のため、荒れ果てた庭の再生に取りくむまめ子。
    その過程で関わるようになった人たちとの交流。
    少しずつ庭に花が綻び、いつの間にか子供から大人まで人が集まる場所へと変わっていく。

    まめ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月06日

    荒れ果てた祖母の家の庭を手入れする真芽。

    庭の花が季節ごとに咲き、ハーブや樹木が育ち、実をつけていくにつれて、真芽のまわりに、一緒にいて心地よい人たちが増えていく。

    認知症の祖母の本当の思いを知ったり、母を思う娘の気持ちを知ったり、幼なじみのやさしさにふれたり、寂しさを感じて生きている子どもと知...続きを読む

    0

やがて訪れる春のために(新潮文庫) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

はらだみずき のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す