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Posted by ブクログ
その時代の生活背景なども加味されていて、面白かった!いろんな事件や事故が重なり合って、偶然が偶然を呼び、いや、必然なのか…色々絡み合っていて、サーカス少女の言動の伏線なども、面白かった。
こうは考えられないだろうか?などと、読み手に考えさせるような文章が多いと感じて楽しめました(*ˊᵕˋ*)
冬木さんの作品は、序盤はなかなか理解するまでが大変で進みずらいところがあるが、中盤から一気に話が変わったり展開がすごくて、そこからあっという間に読み終わってしまう作品が多いなと感じます!(※個人的意見です)でもそれが、後の推理や解決シーンに活きてきたりして、とても良い◎
私は昔の時代背景の作品に対して苦手意識がありましたが、すごく楽しめました!方舟などとはまた違った味わいでした( ^ω^ )
Posted by ブクログ
サーカスって楽しくもあり、
怖くもありませんか?
異国からやってきて
一夜限りの不思議な世界へようこそ!みたいな。
サーカス✖️大正時代、好きな人には堪らん!
『方舟』『十戒』の夕木春央さんのデビュー2作目の長編ミステリ。令和の今とは少し違う世界観の中でのオハナシ。
関東大震災が起こった大正時代。
華族の繁栄と没落の中で巻き起こる
100万円(超大金)の遺産を探すことになった
子爵の3女鞠子と借金取りのユリ子の
不思議なバディ小説でした。
読み終えた直後の感想、
「長いよ、夕木さん!でも良かったよ」
というなんとも陳腐な・・・♪(´ε` )
私の過ちは、併読してしまったこと。
この作品はどっぷり浸かるべきだったのです。
一気読みオススメです。
最初は大正時代の華族の世界観や言葉使いに
慣れるのに時間は要しますが、リズムが合って
くると、この世界観が気持ちよくなってきます。
夕木さんの方舟や十戒にも感じる、今を感じ
させない雰囲気にも少し通じる印象でした。
鞠子とユリ子の描き方は、私好みでした。
いいこちゃんの鞠子が、ユリ子と逃避行を
する中で成長していく姿、読後感とてもよいです!
ユリ子はこの作品の不思議な匂いを作る
大切なワード「サーカス」を上手に
感じさせてくれました。
すべてはユリ子の思いのままに♪
私はサーカスってコワイんですよね
夢なのか?
現実なのか?
ピエロも
笑っているのか?
泣いているのか?
鞠子はいいます。
ユリ子との逃避行は遊園地にでも
連れ出してくれるのではないかと。
そして
現実はそんなに甘いものではなかった
奈落の底を見せられたと。
さぁ、現実世界はゴールデンウィーク。
連休を楽しむ人々の隣りには
働く人がいる。
Posted by ブクログ
「方舟」「十戒」といった衝撃作を世に送り出す前の、夕木春央さんの初期作品。デビュー作の「絞首商會」と同様に大正時代を舞台としており、むしろ近年のパニック・ミステリー路線のほうが、ファンからすれば異質に映るのかもしれません。
現代語とは微妙に異なる言い回しに最初は戸惑いながらも、読み進める手は止まりません。
執達吏のユリ子と子爵令嬢の鞠子。立場も性格も対照的な二人が、隠された財宝を追う謎解きに挑みます。
物語は、執達吏(しったつり)として奔放に振る舞うユリ子と、彼女に振り回される子爵令嬢・鞠子が隠された財宝を探し出す謎解きミステリー。
作中に登場する暗号の難易度はまさに「超ド級」で、自力で解明できた方は名探偵レベルと言っても過言ではないはずです。物語が進むにつれ、奔放なユリ子に振り回される鞠子にシンクロしてしまい、思わず「なにをおっしゃってますの?」と口調が移りそうになる楽しさがありました。
ミステリーとしての骨太さに加え、少女たちの冒険譚としての高揚感も味わえる一冊です。
そして、読後にふと頭をよぎるあの一文。
「こんにゃくがはいっています」
意味を知ったときの感覚は、ぜひ物語の中で。
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