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昭和・平成のミステリの技法をフル装備し、
乱歩デビュー前の大正時代半ばに転生して本格探偵小説を書いたら……。
そんな夢想が現実のものになったかのような極上の逸品。
この作者は、令和のミステリを支える
太い柱の一つになるだろう。
有栖川有栖
大正の東京。
秘密結社「絞首商會」との関わりが囁かれる
血液学研究の大家・村山博士が刺殺された。
不可解な点は3つ。遺体が移動させられていたこと、
鞄の内側がべっとり血に濡れていたこと、そして、
遺族が解決を依頼したのが以前村山邸に盗みに入った元泥棒だったこと――。
頭脳明晰にして見目麗しく、厭世家の元泥棒・蓮野が見つけた
四人の容疑者の共通点は、“事件解決に熱心過ぎる”ことだった――。
『方舟』が各界から激賞されたミステリー作家、衝撃のデビュー作!
Posted by ブクログ 2023年01月27日
四人の容疑者から犯人を捜し出す、典型的なフーダニットと思いきや、そもそも何が起こっているのかが分からないホワットダニットだろうなあ、これは。何故、元泥棒が探偵役に駆り出されたのか? 何故、容疑者たちは犯人捜しに熱心すぎるのか? 何故、警察が捜査した後の部屋が荒らされて、証言をした後の証人が襲われるの...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月22日
時代は、大正。秘密結社「絞首商会」に関わっていたと思われる博士が殺された。犯人らしき四人の人物。何故か、犯人を見つけたくて仕方がない様子。
“解決”での、真犯人の特定や発想にはとても驚きました。
なのだけど、何故なのか、読みにくいんです。物語の繋ぎが良くないのか、地の文がしっくりこないのか?
時代設...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月06日
秘密結社「絞首商会」に関係すると思われる村山博士が何者かに殺された。ひょんなことで事件の探偵役にされた元泥棒の蓮野と、友人の画家井口が事件の真相に挑む…
ラストの解決のところは面白かったし、事件の動機もなるほどな感じだったけど、なぜかめちゃめちゃ読みづらかったな…。「方舟」のイメージが強いからなの...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月09日
登場人物や時代など、全部がバラバラだったはずなのに、最後には絡み合ってて、真実は重いし苦しいけど、そこに蓮見さんの、嘘のない姿がアクセントになって、背筋が伸びる感じもする。
なかなか最初は読み進めるのに時間がかかったけど、最後の探偵が真実を明かしていくところは、なるほど!となりつつも、やっぱり哀しみ...続きを読む
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