【感想・ネタバレ】絞首商會のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2023年09月13日

大正時代、海外の古典ミステリーを読んでいるようで小気味よい。
謎解きも、この時代だとなんだか新鮮である。

このシリーズ、次作長編を読むのが楽しみだ。

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Posted by ブクログ 2023年01月27日

四人の容疑者から犯人を捜し出す、典型的なフーダニットと思いきや、そもそも何が起こっているのかが分からないホワットダニットだろうなあ、これは。何故、元泥棒が探偵役に駆り出されたのか? 何故、容疑者たちは犯人捜しに熱心すぎるのか? 何故、警察が捜査した後の部屋が荒らされて、証言をした後の証人が襲われるの...続きを読むか? これらの謎にそれまでの風景が一転する感じで、明快な答えが返ってくる、ドミノ的な終盤のロジックは圧巻。うひょひょひょひょとか歓声を上げてしまった。実に愉しい。
あと、文体がかなり特異。新青年傑作集の類いに目を通しているミステリ好きには言うまでもないだろうが、これは大正期から昭和初期にかけてのミステリによくあるタイプの文体で、おそらくそれらを模したものと見て間違いなさそう。いやあ凝りますね。

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Posted by ブクログ 2023年12月27日

「方舟」がよかったから、読んでみたが。
これはなんだかだらだらと話が長くて、疲れました。
大正ロマンで、舞台はばっちりなのにな~

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Posted by ブクログ 2023年09月22日

時代は、大正。秘密結社「絞首商会」に関わっていたと思われる博士が殺された。犯人らしき四人の人物。何故か、犯人を見つけたくて仕方がない様子。
“解決”での、真犯人の特定や発想にはとても驚きました。
なのだけど、何故なのか、読みにくいんです。物語の繋ぎが良くないのか、地の文がしっくりこないのか?
時代設...続きを読む定が、大正に期待していたのですが、特にその時代を感じません。
秘密結社「絞首商会」の設定に期待していたのですが、特に主要な事でなく。
探偵役の元泥棒の美青年の設定に期待していたのですが、特に活動的でなく。
だから、ちょっと長いのよ。読みたかった事が書かれてない割に長いのよ。
でも、デビュー作で、この熱量とトリックだけでなく、心情絡めた解決は、頑張ったなあって思います。

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Posted by ブクログ 2023年09月06日

秘密結社「絞首商会」に関係すると思われる村山博士が何者かに殺された。ひょんなことで事件の探偵役にされた元泥棒の蓮野と、友人の画家井口が事件の真相に挑む…

ラストの解決のところは面白かったし、事件の動機もなるほどな感じだったけど、なぜかめちゃめちゃ読みづらかったな…。「方舟」のイメージが強いからなの...続きを読むか??読んでて誰の視点なのかとか、場面描写とかがちょっとイメージしづらかったのもあるかも。

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Posted by ブクログ 2023年03月09日

登場人物や時代など、全部がバラバラだったはずなのに、最後には絡み合ってて、真実は重いし苦しいけど、そこに蓮見さんの、嘘のない姿がアクセントになって、背筋が伸びる感じもする。
なかなか最初は読み進めるのに時間がかかったけど、最後の探偵が真実を明かしていくところは、なるほど!となりつつも、やっぱり哀しみ...続きを読むをまとっていく‥目に見えないけど、実在するらしい存在に囚われて判断を誤っていくことって現代でもあるよなぁと。

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Posted by ブクログ 2023年02月12日

ややこしい話だった。
蓮野さんのキャラはすごく好きな感じ。

泥棒を「無責任なものかね。大変な責任を持たないといけないさ。失敗したら牢屋に入らなきゃいけない仕事なんてそう無いだろう」と言ってしまう感じとか。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年01月29日

時代的なことを想像しながらの読み方としては面白かった。
トリック的にもね、まあそうするか…
デビュー作ということもあり、大味な部分もあったことは確かだし、後味もあまりよくないところもある。

それでもこの厚さを飽きずに読ませてくれる面白さはあったかな。

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