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Posted by ブクログ
中学のとき1回手に取った。世界史Bをやる前だったからマジでイスラム教についての知識が無くて、ちんぷんかんぷんのまま途中で読むのを辞めた記憶がある。諦めずに読んでたら、世界史の点数もう少し伸びたのだろうか。
第17回メフィスト賞受賞作とだけあって、メフィスト賞の始祖、京極夏彦の作品を意識したような(特に「鉄鼠の檻」)、宗教とミステリの幸福なブレンド。始まり方、流れ、オチ、全部綺麗にまとまってて好きでした。大地くんとかにオススメ。
余談だけど講談社文庫って文字がデカイからか、ケレン味溢れる内容が特に映えるんだよな、スピリチュアル教義書ぽいからかな。
Posted by ブクログ
『アラビアの夜の種族』ばりのエキゾチックで素敵な雰囲気を醸しながら物語を語りはじめ、しかし人がしっかり殺されて犯人は誰だ?みたいな話をはじめるのでちょっと笑ってしまう。
信仰とはなにかという問いに対して示される「言語の届かぬもの」というヒントが、やがては「本格ミステリ」自体をも解体していく。なぜ犯人は見つけられねばならぬのか、なぜ理路整然とした謎解きが必要とされるのか、なぜ人は殺されてはいけないのか。そういった根源的な問いを詰めていくとやがて「そもそも誰が殺されたのか? 殺されるとはどういうことなのか?」という問いに行き着く。
新本格という枠組みを使いながら、読者を、信仰のうちがわ、言語と非言語の狭間へ連れていく秀作。
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小説・文芸