田村の貧乏だった時の話。タイトルの【ホームレス中学生】が印象的でホームレスになった話が中心と思いきや、人間的な話が多くあった。
周りから気に入られていた田村なのでホームレスになっても何とか助けてもらえた。というかプライドもあり、普通であればすぐに友達に相談するところを我慢してホームレスで過ごす忍耐も
...続きを読むすごい。
あと、お母さんっ子やと思う内容もたくさん書かれており感動して涙する部分もたくさんある。母の死による不幸で生きる気力も亡くして不登校亡くなってしまう時としてもあるけど助けてもらう人に感謝されながら希望の活路を見出す。
やっぱり父さんの【解散】はスゴイ。子ども三人を離れ離れになってもどうにでもなれ的なところがある。妻の死や自らも癌となりリストラされて上で生きていくのは辛かったのであろう。
著書では父親についの内面はあまり書かれていないが、【かいさ〜ん】というまで追い詰められていた心情はかなりの所まで来ていたと思う。
貧しくてお腹が減りすぎて授業中もスナックパンをかみ続けたり、茶碗一杯のご飯を二時間かけて食べるビンボー話はスゴイと思った。ご飯をかみ続けて味の向こう側の一瞬の甘さや味わったとあるが普通の人ではなかなか体験できないことも書かれている。