あらすじ
テレビドラマ化や映画化にもなった、222万部突破の大ベストセラー『ホームレス中学生』が電子書籍化!
麒麟・田村の、せつな面白い貧乏生活が小説に!
中学生時代の田村少年が、ある日突然住む家を無くし、近所の公園に一人住むようになる超リアルストーリー。
ダンボールで飢えを凌ぎ、ハトのエサであるパンくずを拾い集めた幼き日々から、いつも遠くで見守ってくれていた母へ想いが詰まった、笑えて泣ける貧乏自叙伝。
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生きていけない状況でも、助けを求めないと救いの手は伸びてこないのだなと思いました。子供だけ残された状況でも、公園で生活しても、意外と周りはわからないんだなって。
辛い状況を乗り越えていけて本当に良かった。周りの人たちの温かい支援にも心が温まりました。
しかし、生きるか死ぬかであっても、助けを求める手段を知らない人がきっとたくさんいて、見過ごされてることがいっぱいあるんだろうなと思いました。
相談できる力、情報があるかないかって大きいなと思いました。
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田村さんの経験や葛藤などの気持ちがひしひしと伝わりました。中学、高校と思春期の男子には厳しい環境のなか、文章からはいつも感謝の気持ちが書かれていました。
兄や姉への感謝
父への感謝
母の感謝
私がもし田村さんと同じ境遇だったら、こんなにも感謝はできないと思いました。たぶん憎んでしまう、、、
素晴らしい作品です
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田村の貧乏だった時の話。タイトルの【ホームレス中学生】が印象的でホームレスになった話が中心と思いきや、人間的な話が多くあった。
周りから気に入られていた田村なのでホームレスになっても何とか助けてもらえた。というかプライドもあり、普通であればすぐに友達に相談するところを我慢してホームレスで過ごす忍耐もすごい。
あと、お母さんっ子やと思う内容もたくさん書かれており感動して涙する部分もたくさんある。母の死による不幸で生きる気力も亡くして不登校亡くなってしまう時としてもあるけど助けてもらう人に感謝されながら希望の活路を見出す。
やっぱり父さんの【解散】はスゴイ。子ども三人を離れ離れになってもどうにでもなれ的なところがある。妻の死や自らも癌となりリストラされて上で生きていくのは辛かったのであろう。
著書では父親についの内面はあまり書かれていないが、【かいさ〜ん】というまで追い詰められていた心情はかなりの所まで来ていたと思う。
貧しくてお腹が減りすぎて授業中もスナックパンをかみ続けたり、茶碗一杯のご飯を二時間かけて食べるビンボー話はスゴイと思った。ご飯をかみ続けて味の向こう側の一瞬の甘さや味わったとあるが普通の人ではなかなか体験できないことも書かれている。
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今まで読んだ本の中で、
一番感動した。
この本を大事にしたい!
ぼくの周り人に感謝が足りてないなと思った。
自分の生活を見直したい。
田村裕さんありがとうございます
Posted by ブクログ
・お笑い芸人の田村ひろしさんが、昔ホームレスで、それからどうやって生きていって、お笑い芸人になるかがおもしろいです。だからオススメです。
・お笑い芸人の「麒麟」というコンビの田村さんが、びんぼうだったころの少年時代のことがかいてあって、笑いもあり、感動もある、とてもいい実話です。
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学生時代、住居を失い公園で寝泊まりをしていた麒麟の田村さんのエッセイ。
親との死別や自動販売機に潜り込むほどの貧窮など、壮絶な人生が語られていてページをめくる手が重くなるが、カラッとした明るい文章もところどころあってどうにか最後まで読めた。
手を差し伸べてくれる人がたくさん出てくるので温かい気持ちにもなれる。
自分がもし田村さんと同じような経験をしたらここまで気丈に生きていけるかわからない。
お金では買えないような愛される素質があるのだと思った。
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今の自分がいる環境がどれだけ恵まれているのかを感じました。
そして、恵まれているからこそ自分は何をすべきか?
私はライフコンサルとして人々の生活をサポートすることで、より豊かになる人を増やしていきたいです。
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中学生にしてホームレスとに。昨日まであったあったかい家、美味しいご飯、気持ちいいお風呂、当たり前にあるトイレ…これらが一切無くなり公園生活に。さらりと書いてあるがどの話も壮絶すぎて信じられない…のは私がぬくぬく生活しているからだろうか。著者の今は亡き実母への思いがまた泣ける。
Posted by ブクログ
5~6年前に話題になったベストセラーだ。
なぜ今頃こんな本を、だが、つい先日、夫婦の会話の中でなぜかこの本の事が話題になり、実は家にあるよとの事。
息子が中学生だか高校生の時に、読書感想文を書く為に入手したらしい。
芸人が書いた本なんて特に興味もなかったが、積ん読書も無くなったので読んでみた。
いや、普通に面白い本です。
久しぶりに泣けました。
確かに文章は上手じゃない部分もあるかもしれませんが、愛に溢れた素敵な内容でした。
実話かどうかなんてどうでもイイです。
読後感がとてもよかったです。
読んだ後、暖かい気持ちになりました。
Posted by ブクログ
父から突然告げられた家族解散宣言。
その日から少年田村の家は公園(大学のすぐ近くのようなので探しに行ってみたい)の滑り台になった。
田村が経験したような空腹感は、僕は一生味わうことはないだろう。
飢えて死にそうなときに自動販売機の下で見つけた500円玉って、ホンマに天からの恵みに思えたやろうなあ。
兄姉3人で暮らすようになってからの1日2,000円というのは高校生にとって贅沢すぎると感じたが、それが300円になったときの暮らしぶりは想像を絶するものであった。
そんな生活の中でお姉ちゃんが発見した「味の向こう側」。
これめっちゃおもしろい。
極限状態の人間だからこそ生み出せた発明だ。
登場人物の中で、めちゃくちゃ親切な川井のお母さんと、恩師・工藤さんはとても印象深かった。
あの田村がスポーツ万能でクラスの人気者だったなんて俄には信じられないのだけれど、最後の「母に今伝えたいこと」では彼の心の温かさを窺い知ることができて涙腺が緩んだ。
田村はお母さんのことが本当に好きやったんやなあ。
ええ話や。
Posted by ブクログ
まるで田村氏から直接話を聞いているような、テンポの良い文章。読みやすく一時間あまりで読み終えた。
だが、それは著者の語り方や人柄が為せる技であって、内容自体は壮絶なものだ。
子どもがこの本を読んだとき、笑い飛ばすことができればそれでよいのかもしれない。だが、大人になって読むと、「こんな中学生、いやこんな家族が生まれないためにはどうしたらいいか」を考えざる得ない。
家がなくなってからはたまたま周囲に恵まれていただけ良かったが、そもそも福祉的な制度からはみ出た存在だった田村家。
この家族が、こうならなくて良かった社会にしていかなくてはいけない。
そう考えると、読後は重い気持ちになった。
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一世を風靡した麒麟・田村裕の文字通りホームレスになった中学生や高校生時代を回想した一冊。
ホームレスになった1ヶ月の公園生活時代が有名だが、そうなるには当然きっかけがあり、またその後も金銭的や精神的に苦しんだということがよくわかった。
それにも関わらず、早くしてなくなった母親や自分を見捨てた父親を一切恨まない姿勢がただただ立派だと感じた。
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なぜかいまさら。
田村は嫌いでも好きでもなかったけど、これを読んで彼を嫌いになる要素は一つもないと思った。
冷蔵庫の偉大さ。
食べれる草だけを選んできた昔の人。
洗濯機と洗剤の労力。
焼き魚のおいしさ。
衣食住という当たり前に享受できるものが当たり前じゃないっていうことは、人にいろんな気付きを与える。
途上国を旅していたときに感じたように。
中学生という年齢でそれを経験してることに加えて彼が素直なので、真っすぐでスッと入ってくる言葉で綴られている。
周りの人々がすてきやなあ。
そんな地域社会を作りたい。
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脚色もあるのか,純粋に実話なのか分からないが,理屈抜きに面白い.
考えてみると,自分の人生はほとんど波風の無い平坦なものだと思う.
でも人生さまざまなことがさまざまなところでつながっている,高いところで誰かに守られているなんてことがあるのかなといったことを感じさせられた.
Posted by ブクログ
すげぇな、と。辛くても周りの人間や世の中を恨んでいないこととか。
やっぱり、明るい奴は結局人生得する。
友人の家族に助けられてホームレスから脱出するところは、地域社会がうまく機能していたんだなと感じた。よく言われるように、こういう例は少なくなってしまっているんだろうか。
しかし、高校生に「15年生きてきてもう十分」と思わせちゃいけないよなぁ。
Posted by ブクログ
麒麟の田村裕。
なんて、温かい人柄なんやろう。
いろんな苦労してきはったんやなー。
感動しました。
大事に生活、生きていかんとあかんねやなーと学べました。
1日で読み干しました。面白かった。
Posted by ブクログ
少し感動して泣けた。芸人田村さんの人の良さが出てる作品だと思う。普通ならどこかで悪い事をしてもおかしくない状況でもギリギリの所で人の温かさを感じとって感謝してる、良い意味で鈍感で強さを感じた。
Posted by ブクログ
気づかれたくないけれど気づいてほしい、そういうサインを面倒くさがらずに受け取って、真正面から声をかけられる大人でありたいと思った。川井さんのご両親や、工藤さんや、家出を補導した警察官みたいに。
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すべらない話で有名になった「解散っ!」と「味の向こう側」に続くエピソードが読めるかと期待して借りたが、タイトル通りホームレスな中学生なのは本の前半のみ。
後は田村本人の半生を綴った自伝的な内容。
波乱万丈と言えば波乱万丈だが、彼の実直な性格を垣間見ることが出来る。
母は偉大なり。何者も勝てません。
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今さら読みました。
読みやすいし、面白い。
いろんな人に好まれそうな本だと感じた。
早くに亡くなったお母さんの存在。
父親、兄、姉の存在。
友達とその家族の存在。
先生の存在。
いろいろな人から影響を受け、助けられ、成長していった田村少年のお話。
Posted by ブクログ
ご飯が食べれて、お風呂が入れて、寝るところがある。そして、家族と一緒にいられる。それらがどれほど幸せなことなのかを一緒に感じさせてもらえた気がする。10キロ女の正体には笑った。そして、父親がその間何をしていたのかが気になった。
Posted by ブクログ
お笑い芸人の麒麟・田村裕の自著伝。拙い文章ではあったが、著者の半生が垣間見えた。また著者の人柄もさることながら、親切な周りの人の支えあってこその今であることが伝わってきた。
本書は中・高生が読むのと大人になってから読むのとでまた感じ方が変わると感じた。中・高生のみならず、オトナの人にもぜひ読んでほしい作品。
Posted by ブクログ
テレビで見る麒麟の田村は、たまにえ?と思う嫌なことを言い、私にとっては友達になりたいタイプではない。
それが、少し本に出ていて、自分のために色々なことを我慢してくれた兄姉に対する感謝が述べているが、薄い気がする。
困ったことがあった時も、思い出して、よく考えれば~さんに相談すればよかったみたいな事が書いてあって、その依頼心の強さに、ちょっともやっときちゃいました。
というわけで、この本は彼が苦労した話ではなく、どちらかというと、人に助けられまくった話です。
でも周りにいる本当に素敵な方たちに免じて、★3つ。
それに、感謝は表明しているので、もしかしたら私に伝わらないだけかもしれないので。