田村裕のレビュー一覧
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田村の貧乏だった時の話。タイトルの【ホームレス中学生】が印象的でホームレスになった話が中心と思いきや、人間的な話が多くあった。
周りから気に入られていた田村なのでホームレスになっても何とか助けてもらえた。というかプライドもあり、普通であればすぐに友達に相談するところを我慢してホームレスで過ごす忍耐もすごい。
あと、お母さんっ子やと思う内容もたくさん書かれており感動して涙する部分もたくさんある。母の死による不幸で生きる気力も亡くして不登校亡くなってしまう時としてもあるけど助けてもらう人に感謝されながら希望の活路を見出す。
やっぱり父さんの【解散】はスゴイ。子ども三人を離れ離れになってもどうに -
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ひいき目で⭐︎4笑
麒麟田村、一般的にはホームレス中学生、ラヴィット川島の相方で通ってるけど、実はナイトスクープで普通の人にちょっと言うことが面白い。
ちなみに同い年。
子育て編は私が体得してきたことが書いてあり、ほんまに子どもの相手してる人しかわからんことやと思った。
夫婦編は尻に敷かれすぎ笑 やけど他でも感じたけどこの人素直なとこがあって、やってみよう・改善していこうてのは実際はなかなかでけへんこと、(特に年食ってきたら)えらいわ。
芸人編でこんなアホが書いてることを真面目に読んできたんかと思ったけど笑、後輩が繰り返し言うことを聞いてみようてのも素直なとこで、いじけてたんが立ち直っ -
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父から突然告げられた家族解散宣言。
その日から少年田村の家は公園(大学のすぐ近くのようなので探しに行ってみたい)の滑り台になった。
田村が経験したような空腹感は、僕は一生味わうことはないだろう。
飢えて死にそうなときに自動販売機の下で見つけた500円玉って、ホンマに天からの恵みに思えたやろうなあ。
兄姉3人で暮らすようになってからの1日2,000円というのは高校生にとって贅沢すぎると感じたが、それが300円になったときの暮らしぶりは想像を絶するものであった。
そんな生活の中でお姉ちゃんが発見した「味の向こう側」。
これめっちゃおもしろい。
極限状態の人間だからこそ生み出せた発 -
Posted by ブクログ
まるで田村氏から直接話を聞いているような、テンポの良い文章。読みやすく一時間あまりで読み終えた。
だが、それは著者の語り方や人柄が為せる技であって、内容自体は壮絶なものだ。
子どもがこの本を読んだとき、笑い飛ばすことができればそれでよいのかもしれない。だが、大人になって読むと、「こんな中学生、いやこんな家族が生まれないためにはどうしたらいいか」を考えざる得ない。
家がなくなってからはたまたま周囲に恵まれていただけ良かったが、そもそも福祉的な制度からはみ出た存在だった田村家。
この家族が、こうならなくて良かった社会にしていかなくてはいけない。
そう考えると、読後は重い気持ちになった。