風よ あらしよ 上

風よ あらしよ 上

作者名 :
913円 (税込)

4pt

【対応端末】

  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ

【縦読み対応端末】

  • iOS
  • Android
  • ブラウザ

※縦読み機能のご利用については、ご利用ガイドをご確認ください

作品内容

明治28年、福岡県今宿に生まれた伊藤野枝は、貧しく不自由な生活から抜け出そうともがいていた。「絶対、このままで終わらん。絶対に!」野心を胸に、叔父を頼って上京した野枝は、上野高等女学校に編入。教師の辻潤との出会いをきっかけに、運命が大きく動き出す。その短くも熱情にあふれた人生が、野枝自身、そして二番目の夫でダダイストの辻潤、三番目の夫でかけがえのない同志・大杉栄、野枝を『青鞜』に招き入れた平塚らいてう、四角関係の果てに大杉を刺した神近市子らの眼差しを通して、鮮やかによみがえる。著者渾身の評伝小説!! 第55回吉川英治文学賞受賞作。

風よ あらしよ 上 のユーザーレビュー

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年08月09日

    時代を駆け抜け、28歳で虐殺された婦人解放運動家伊藤野枝の評伝小説。
    名前だけは知っていたが、このように鮮烈な生涯を送ったとは。
    冒頭の文章が、何を意味するのかと思っていたら、野枝の最期を象徴するものだった。
    野枝を立体的に描き出すためか、野枝自身の視点で進んでいた文章が、章の始めばかりでなく途中で...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年07月16日

    伊藤野枝という一人の女の生涯。
    社会の当たり前に染まることのできなかった、人として独立した存在はとても眩しい。
    明治から大正、新しい思想に目を開かれていく女たちもいれば、それまでの常識の範囲内で過ごし続ける女たちもいる。
    ぞれでも思うがままに

    0

    Posted by ブクログ 2023年07月27日

    ★3.5
    時代が違うとは言え、人としての覚悟が違いすぎて読むのがしんどかったです。
    下巻に行けるか…

    0

風よ あらしよ のシリーズ作品 1~2巻配信中

※予約作品はカートに入りません

1~2件目 / 2件
  • 風よ あらしよ 上
    913円(税込)
    明治28年、福岡県今宿に生まれた伊藤野枝は、貧しく不自由な生活から抜け出そうともがいていた。「絶対、このままで終わらん。絶対に!」野心を胸に、叔父を頼って上京した野枝は、上野高等女学校に編入。教師の辻潤との出会いをきっかけに、運命が大きく動き出す。その短くも熱情にあふれた人生が、野枝自身、そして二番目の夫でダダイストの辻潤、三番目の夫でかけがえのない同志・大杉栄、野枝を『青鞜』に招き入れた平塚らいてう、四角関係の果てに大杉を刺した神近市子らの眼差しを通して、鮮やかによみがえる。著者渾身の評伝小説!! 第55回吉川英治文学賞受賞作。
  • 風よ あらしよ 下
    913円(税込)
    思想的対立を機に、夫である辻との関係は空疎になっていく。『青鞜』の出版も行き詰まる中で、大杉栄――異性の親友であり、共に闘う同志でもある男の存在が、日々大きくなっていくが……。吹き荒れる嵐のような日々、やがて訪れる束の間の炉辺の幸福……。生涯で三人の男と〈結婚〉、七人の子を産み、関東大震災後に憲兵隊の甘粕正彦らの手により虐殺された伊藤野枝。女として、アナキストとして、明治大正を駆け抜けた、短くも鮮烈な生涯を描き出す圧巻の評伝小説。第55回吉川英治文学賞受賞作。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

集英社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング