Posted by ブクログ 2018年06月10日
あと少しの忍耐 PATIENCE
女子高時代の同窓会に出席した美羽。そこで本当に会いたかった、そして会うのが怖かったオカザキの出会う。彼女との過去を振り返っていく。
そしてオカザキからは過去の答え合わせが返ってくる。
今現在、付き合っている彼氏の修司とはセックスレスで、少し寂しい想いをしていたのだが...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年02月24日
これを読むと自分は何を許容できて何は出来ないのかがとても良くわかってしまう、なかなか怖い本。単純にエロくて楽しめもする。女性向けに書かれたとのことで、これを読んだ女性がどう感じるかを聞いてみたい。どこまでかリアルでどこからがファンタジーなのかを聞けば、その人の性に関する価値観がはっきり見えそう。しか...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月18日
同名の曲、Daryl Hall & John Oatesが歌っていたように思います。
男女の仲にセクシャルな要素は避けて通れない。でも男の側はその部分に対する考えはぞんざいで乱暴。
作者自身の後書きで、「この短編の中で女性たちはみな自らの性に罪悪感を覚えている。…中略 …私だけか...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月28日
村山由佳にしては珍しい、短編集。
12本、12人の大人の女性の物語。なかなかアダルトです。
『ダブル・ファンタジー』以降の作品では、一番好きかもしれない。
“まだまだ村山由佳を読んでみよう”と思わせてくれる。
そして、文庫派の私には、未読の新刊予定はまだまだあるのです。
小説すばるで連載中の『...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年11月07日
「ミズキさんでないと、だめな軀になっちゃうよ」。弟を愛するあまり、その恋人・千砂と体を重ね続けるミズキ。千砂はその愛撫に溺れ――(「最後の一戦」)。女子高のクラスメイト、年下の同僚、叔母の夫、姉の……。欲望に忠実だからこそ人生は苦しい。覚悟を決めてこそ恍惚は訪れる。自らの性や性愛に罪悪感を抱く12人...続きを読む