ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
南房総の海沿いの町で、古い日本家屋に愛猫と暮らす小説家のハナ。二度の離婚をへて、人生の後半をひとりで生きようとしたときに巡り合ったのは、幼少期を姉弟のように過ごした幼馴染のトキヲだった――。四季のうつくしい巡りのなかで、喪失も挫折も味わったふたりは心も体も寄せ合いながら、かけがえのない時を積み重ねていく。あたたかな祝福に満ちた、大人のための傑作恋愛小説。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
トキヲさんの言葉が私の心に寄り添ってくれて癒されました! 子供の頃から普通の家庭じゃなくて、私にだけ母親や祖父や母親の再婚相手やその子供の弟に暴言吐かれたり、暴力振るわれたりされて躁鬱になって、今も辛い日々を過ごしてるんですけど、心が救われました! この小説に出会えて幸せを感じました! ありがとうご...続きを読むざいます!村山由佳先生!
2025/02/17 ずっと気になってた村山由佳さんのこの本をやっと読み終えることができました。 タイトルからも滲み出る素敵な話の感じ。実際に読んでみてもやっぱり素敵な話でした。 幼少期の幼馴染であるハナとトキオはそれぞれご結婚や離婚を経験し、子どもいたりと人生の次のステップに進んでいたもの同士で再...続きを読む開し、改めて恋人関係から作り上げていくお話です。 大阪に拠点があるトキオと、南房総で暮らすハナはとても遠距離な恋愛をしていますが、お互いに気持ちが通じ合っていると言うのはこう言う関係のことなのかと、それぞれの話を読むにつれてその感じが増していきます。 恋愛に年代や年齢は関係ないんだなと思う一冊です。
キュンとする作品でした。 と言っても、青春ラブロマンスではなく、 恋の駆け引きでもなく、日常を切り取って描いた作品でした。 なんかホッコリしました。
40代の落ち着いた恋愛のお話 房総の古い日本家屋に住む四十代半ばの小説家ハナ 幼少期に家が隣で姉弟のように過ごした4歳下のトキヲ 二人はお互いに二度の結婚と離婚の末に出会い、普段は千葉と大阪と遠距離な恋愛をしている 季節の移り変わりと共に描かれる、ハナとトキヲの大人の物語 文学性に関しては、解...続きを読む説の小手鞠るいさんが指摘しているように 「雨」という単語を使わずに雨の降り始めを表現していたりと 五感のすべてを動員して想像させられるような文章が美しい 一年間に渡る四季折々の情景や生活に密着した季節感は、流石は村山由佳さんだと思う お互いの想いにしても、激しい感情ではないけれども 落ち着いた心持ちの中で本当に相手の事を想い、また想われているというのがわかる 遠距離な事情、親や家族との関係など、若い頃にはなかった事情が付帯しているけれども、大人の恋愛はこうありたいと思わせられる雰囲気を感じる 読んでいる途中で作家の経験がどこまで投影されているのか、不安になる 作中でも、エッセイと小説のどちらの方がフィクション要素が強いかについて語られている エッセイはどこまで出すのか線引きができるけど、物語の場合は境界線を引くことができない これは正にこの物語が自伝的なものである証左なのではないかと思った 離婚歴や房総での季節に密着した生活、そして幼い頃からの想い人との関係 若干の差異はあるものの、かなり自己を投影して書かれてあるのでは?と邪推してしまう 村山由佳さんの作品の中で、黒ムラヤマ色が出始めてからはあまり好みではないなと感じていた 四半世紀に渡って刊行されたシリーズが完結してしまった後は、もう白ムラヤマの作品は読めないのかと思った この作品は、黒ムラヤマ要素はない(ちょっとだけ顔を覗かせかけるけど) かといって消去法で白ムラヤマ作品というわけでもなく それなりに人生経験を積んで、紆余曲折があった末の二人の関係性に感じる 母親との確執 親に読まれると何を言われるかという強迫観念からの白い物語 認知症を患った母親からの開放 それらを経てこの物語に至ったと考えると、純白な白ムラヤマ作品だけでなく今後の作品にも期待が持てた
いろんな経験を経たからこそ、お互いを愛おしく思える関係って、あるんだなと実生活で思っていたけど、そんな気持ちがかたちになってる一冊でした 自分を大事に出来るからこそ、相手も大事にできる…でも、様々な人間関係を経験してきたからこそ、本心をだせなかったり素直になれない瞬間もあったりして… 誰かと真剣...続きを読むにつながるって、ほんとに大変でパワーが必要で…でも、幸せなことだなと思った
大人の恋愛小説。 著者のエッセイなどを読んでいる人はすぐ分かると思うけど、これは著者自身の私小説?と思うような設定の数々。本当のところはどうなのでしょう。 特に何か大きなことが起きるわけではないけれど、房総の自然の描写・季節の移り変わり・隣のお爺ちゃんとの交流など優しい部分と、恋人との深く濃い愛情...続きを読むのつながり、高齢親との関わり方などが交わって、なんとも言えない情緒のある作品だった。 読後調べてみると、著者のデビュー25周年記念作品で、やはり編集者から「今のパートナーとの幸せな感じを小説でかいてほしい」との要望で書かれたものらしい。 それなら、かなり赤裸々だなぁとも思った。
甘すぎない大人の恋愛小説。 とにかく描写が綺麗で、季節や温度を感じられる心地の良い文章にうっとり。 関西弁好きの私は、トキヲのセリフにいちいちとろけました(笑) 高齢の親や仕事のことで若い人ほど突っ走れないけどこんな恋愛素敵だな。 小手鞠るいさんの解説に共感しすぎた笑
自分と同じ関西人で同年代、幼なじみ同士のほっこりする恋愛物語で、最後まで幸せな気持ちになれるストーリーだった。
大人の恋。 ハナの2回の離婚を経て再会した幼馴染み・トキヲとの恋に久しぶりにキュンとしました。 そしてハナの住む南房総の四季の自然描写、情景描写が本当に素敵。 どこか幼さの残るハナちゃん、自然に他人を気づかえるトキヲ、ハナの愛猫ユズ、ご近所の亀吉さん。 みんなの紡ぎだす日常にホッとする。 章ごとに...続きを読む季節感を感じられたのも良かった。 穏やかで幸せな気持ちに満たされました。 .
サクサク読めてすぐ読み終わった。植物が沢山出てきたり、ハナが住む家の雰囲気だったり、季節の流れを感じさせる細かい描写だったり、トキヲの関西弁や近所のおじいさんの方言だったりが、ハナの生活を想像しやすくさせる。最初は40代の恋愛にしては、恋愛の内容や感じる気持ちが若すぎて、なんか嫌だな..って思ってた...続きを読むけど、読み終わる頃にはあと10年後の自分もハナとトキヲみたいな気持ちでいられたら幸せだよなぁと思った。お互いの親を大事に思い合えるのって夫婦の最上級の形だと思う。ハナの生活こそ丁寧な暮らしだなぁと。真似出来ないけど、いつかこういう生活を望む日がくるのかなぁ。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
はつ恋
新刊情報をお知らせします。
村山由佳
フォロー機能について
「ポプラ文庫 日本文学」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
PRIZEープライズー
しっぽのカルテ
アダルト・エデュケーション
【無料】村山由佳デビュー30周年記念「集英社全作品試し読み小冊子」
試し読み
青のフェルマータ
明日の約束 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season II
天翔る
妖し
「村山由佳」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲はつ恋 ページトップヘ