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世界的振付家・久我一臣にインタビューをすることになった、編集者の水野果耶と記者の長瀬一平。久我の半生を辿りつつ、戦前戦後の日本バレエを紹介するつもりだったが、彼が語る過酷な戦争体験は、二人が思ってもみなかった縁を掘り起こしてゆく。芸術と戦争を通し、過酷な運命に希望を見出す人々に迫った、入魂の輪舞曲(ロンド)。
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Posted by ブクログ
ええやん!長いけど。 DANGERとDANCERとかけてるのか… あんまり、バレエとか分かってないけど、踊り子(ダンサー)は、危険。 よく水鳥が優雅に水面をスイスイ泳いでるように見えるけど、水面下は、激しく足を動かしてるような… 満州、シベリア抑留と凄い経験をしても、尚、踊るのはやはりDANGERな...続きを読むんかな。 これは、ダンサーの話もあるけど、戦中、戦後のツラい話しでもある。 ソ連のギリギリに参戦してきて、日本人をごっそり労働力として持って行くのには辟易とするけど、アメリカさんらも知ってるんやろな。 翠さんら、女性たちの悲惨なのも心に残る。 こんな事は、二度と起こさない!って誓って欲しい! … しかし、現実は、元二大強国と言われた東西の国が、すぐ終わらせるはずが、今もズルズル戦争しとる。 なぜに、懲りないんかなって思う。 両大統領とも、安全地帯でぬくぬくと決めてるから? こいつら、最前線で指揮取らせたら、ええやん!( *`ω´) 以下、本文より 「私はね。帰国後にナデジダからいくら勧められても、ついぞキリスト教の洗礼を受けなかった。 神、というものが存在するとはまったく思えなかったんだよ。少なくとも我々の祈りに対してまともに耳を傾けてくれるような神はね」 「戦争を始めるのは権力者たちだが、翻弄されるのは常に弱者だ」 ******【映画鑑賞】 o(^-^(-_-(-_-;(・_・(・o・(^~^; ジィ~ ****** 今回は、ビアガーデン優先の為、アマプラで! 「ミステリー・アリーナ」 これは、配信でしか観んヤツ!(^◇^;) お〜い!唐沢寿明さん! なんちゅうカッコしてんねん! かんちゅうキャラ演じてんねん! おもろいけど… 謎解き番組やけど、犯人当てミスったら… _| ̄|○ まぁ、表と裏!陽と陰!で、両極端描いてんねんけど、表がおふざけ過ぎて… しかし、裏は、エグいし、汚いし、エゴの固まりやし…潰さんと! 最後は、なかなかシリアス… エンディングは、YMO♪
これはすごかった。 日本で戦争を経験した者があれば満州で経験し終戦後シベリアへ抑留された者もいた。 世界的バレエ振付師の久我、満州開拓団の翠の目線で戦前から戦後まで描かれた内容に胸が抉られそうになる。 いつだって被害を受けるのは弱い者たち。 どれだけの命と尊厳が奪われ、どこまで酷い目に遭わなければい...続きを読むけないのか。 過酷なんて言葉じゃとてもじゃないけどとうてい足りない。 そんな中、やっと叶った翠と久我の邂逅には涙が出た。 インタビューを通してバレエ経験者の水野果耶がバレエに対して前向きに、また新しい一歩を踏み出せる姿に喜びを感じられた。 ちょっとした希望、だけどとてつもなく大きい。 村山由佳さん、改めてすごいものを書く方だし最近の著書はどれも好き。 ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ シベリア抑留から日本へ帰還する時には私物をひとつ持ち帰ることを許されなかったと言う。 写真1枚、として。 それを考えると、好きな物や大事な物に囲まれて暮らせるわたしたちはとても幸せなのだと思う。
今までバレエに興味が無かったがこれを読んでちゃんと動画を観てバレエの理解を深めたいと思った。 日本のバレエの歴史も知らなかったが、勿論どんな分野のものも、歴史を語るには戦争という存在は否が応でも存在する。 過去を語る振付師の語りと、同時に描かれる戦時中の描写。とても痛ましく苦しい現実である。どんな人...続きを読むにも戦争の傷が生々しく残っている。 90年代の設定の作品だが、それが戦争体験を聞ける最後の年代だったのだと思う。 聞き手(狂言回し)の主人公がやけに軽い(チャラい)のは戦争を体験した人との乖離を描くためか(読者の代弁者という役割もあるかもしれない) 体験した人々は語りたくないかもしれない人も多かろうが、戦中を生きた人々の話を子や孫が聞けた最後の時代だったのだろう。 これから先、このようなフィクションでも反戦を訴え続けるべきだし、このようなフィクションを通して実際の現実について国民一人一人が調べ知るべきだと思った。
この本は…… ヤバいし、すごいし、考えさせられた(三大クリシェ) はぁ? ダメです。そんな言葉で語ってはいけません。 舐めてます、バレエ、戦争、シベリア抑留を! 今日は終戦記念日ですね。 戦後81年目。 「終戦」と言ってもそれで終わりではなかった、始まりでもあったのだ。 シベリ...続きを読むア抑留と言う過酷な状況に追い込まれた人達が居たことを忘れてはならない。 この本にはその状況に追い込まれた若者達(衛生兵や従軍看護婦)の記録が鮮明に描かれている。 舞台は満州。 私の祖父は陸軍歩兵隊としてそこで活動したらしい。 散々聞かされた。 写真などの記録も残っており、まさに銃を撃ちまくってる衝撃的な写真もあった。 祖父はそこで撃たれ負傷した。 そしておそらくここで描かれている衛生兵や従軍看護婦達に世話になったのであろう。 その人達はシベリアへ拘束されたのに祖父は負傷したおかげか帰国出来た。 愕然、とした…… なんて恵まれてたのだろうと。 でも想像するにどちらも凄まじく過酷な環境だった事に変わりはない。どちらの方が恵まれてた、とかの問題では無いとは思うが……この本を読んだら帰国出来た祖父は運が良かったのだと分かった。 私を通して子ども達に伝える事はしてる、でも事実しか伝わらないと思う。 そこに物語が無いから。 心から訴えるには物語が必要だと思う。 自分達のご先祖さまのリアルと共に、この本を添えたい。 2026.夏
バレエ界のイイ話を連載するために企画された、あるバレエダンサーの生い立ちを追うルポルタージュは、いつしかソ連参戦後の満洲とシベリア抑留の壮絶な理不尽さに主題が移っていく。特に翠たち看護隊員がソ連兵の標的になる描写は悲惨極まりない。そんな中でも、一臣のバレエ経験、バレエの底しれぬ魅力が一臣と翠のかすか...続きを読むな希望の縦糸になっていく。またその記憶が、聞き手である若者世代の果耶と一平に受け継がれ影響を与えていく。登場人物それぞれの心の動きと決意が伝わってくる、文章の力に圧倒された一冊でした。 また、この物語における「現代」は1990年代前半で、一臣も知っている限りを話す決意をしてくれるが、先の戦争の従軍経験を語ってもらうにはこの設定がギリギリなのかなと思う。 今現在では、もう直接その記憶を聞くことはほぼ叶わないし、存命の方がいたとしても、その体験が過酷であればあるほど口を閉ざしてしまう傾向は強いだろう。記憶を語り継ぐことが難しくなる時代だからこそ、こうした史実をベースにした物語で、「そこに生きていた人たち」の存在を描いてくれることはますます大切になる思うし、今後も(村山さんに限らず)そんな作品を期待したい。
タイトル。途中までダンサーと読み違えていた。人はみな踊る。だから危険…なのか。悲惨で過酷な戦争の話なのに、先輩、後輩の掛け合い漫才が肩の力抜いてくれる。シベリア抑留、当然女性もいたんだ。「いつ壊れて砕け散ってしまうかわからない危うさとすべてを破壊し尽くすほど危険な美を両方とも身の裡に飼っているのがダ...続きを読むンサーという生き物」「金輪際、国のためになることは何一つしない」同じことが80年後の今もウクライナの地で子どもまで巻き込んで繰り返されている、人間の愚かしさ。
読んで良かった。中国で戦争を生き抜いて、戦後はシベリアに抑留され、帰国した後にバレエダンサーとして成功していった久我と、満州に家族と渡り、看護婦として従軍し、帰国後は幸せに生きていった、さかゑ。当時のあまりにも過酷で理不尽な日々に胸が締め付けられた。戦争の頃の話は色々読んでいるが、まだまだ足りない。
よかった。 きらびやかなバレエの話ではなく、戦争前後のかくしておきたい話もあって。 歴史の授業って何か知らない場所の伝説のお話を聞いている感覚があったけど、最近は少しずつ繋がっていて自分が歴史の中にいる感じもしてきて。ただただ不思議な感覚。
あらすじから想像する以上に苦難を描いた作品 バレエに魅せられた一人のダンサーが戦争に翻弄された自身の人生を振り返る この本の舞台は今より30年以上前で、当時ですら「戦後」という感覚はもはやなく、当然のように平和な日本を享受していた そこからさらに時はたち、「シベリア抑留」「ソ連」「ヤルタ会談」「関東...続きを読む軍」などはあくまで教科書で習い試験に出される単語としての意味でしか捉えられていなかった 敗戦国としての惨めさ恐ろしさを描くと同時に、開拓民として先に住んでいた人々を追い出していたり土地を結果的に奪っていたり、大和国民と自認し周囲国を見下していたりした当時の価値観も描かれている 村山由佳さんのリーダビリティの高さは流石で子の話はどこへ行き着くのだろうかとグイグイと読まされる 個人的には内省描写や苦悩が書かれている方が好みだけれど、本書に関してはこのぐらいの展開じゃないと読み続けるのが辛いかもしれない
こんなに偶然が重なるものだろうか? でも この過酷な過去には、このくらいの偶然でもなければ読むのが辛すぎる… 僕と先輩の関係性が とても良かったなー
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