【感想・ネタバレ】DANGERのレビュー

あらすじ

世界的振付家・久我一臣にインタビューをすることになった、編集者の水野果耶と記者の長瀬一平。久我の半生を辿りつつ、戦前戦後の日本バレエを紹介するつもりだったが、彼が語る過酷な戦争体験は、二人が思ってもみなかった縁を掘り起こしてゆく。芸術と戦争を通し、過酷な運命に希望を見出す人々に迫った、入魂の輪舞曲(ロンド)。

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Posted by ブクログ

戦後生まれがほとんどで、太平洋戦争を経験した人からの話をなかなか聞けなくなった今、この本を読んで、語り継いでいくことの大切さを改めて考えさせられた。戦争はダメ。でも、どうしたらよかったんだろう。これから私たちはどうしていけばいいんだろう。

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2026年09月25日

Posted by ブクログ

初めての村山由佳さん。バレエの話とだけ認識して読んでみた。
若い2人の編集者がバレエの振り付け師にインタビューをする。
そこで語られるのは凄惨な戦争の経験。

過去と現在、久我氏と翠の話を行ったり来たりするのだが不思議と読みやすいし、誰の視点の話でも中弛みする事なく引き込まれる。
続きが読みたくて仕方なくなり、結構分厚いから時間がかかるかなと思っていたのに3日で読んでしまった。

戦中戦後の話は本当に恐ろしく臨場感に溢れていたけれど、それはイメージでしかなく、経験した人達が昔はそこかしこに居たんだな…と改めて認識した。

他の作品も読んでみたいと思う。

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2026年09月19日

Posted by ブクログ

本書は、戦争や戦後のシベリア抑留の悲惨さを強烈に記している。

男性バレエダンサーと一人の女性看護士が紡いだ物語。

運命と簡単に言ってはならない、時代に翻弄されながら生き延びた二人。何も罪のない若者達が、こんなに悲惨な目にあっていたんだと改めて痛感した。

現代と過去の記憶で場面が切り替わるストーリーで、悲惨過ぎて目をつぶりたい場面も多々あったが、次々変わる展開が気になって時間を忘れ読み耽った。

第二世界大戦中、日本は何をやったのか、日本国民はどうだったのか、シベリア抑留とは?戦争後も?ソ連とはどういう国だったのか、色々考えさせられた。

未來永劫、戦争の悲惨さは語り継がれていかなくてはならないと感じた。

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2026年09月18日

Posted by ブクログ

村山由佳さん著「DANGER」
現時点での著者の最新作にあたる作品。

この作品、凄く丁寧に作られている。
まず文字のフォント。
過去と現在(現在と言えど1990年代)の二時代が平行して描かれていく中で書体のフォントを使い分けしながら、ある局面では全ての行の段を上下一文字ずつ排除する事で、どの時代の誰目線の物なのかと強調している。
物語もさることながら、この1冊に絡む校正校閲や出版社の方々のアイディアと力量が凄いと感じさせられた。

物語も素晴らしい。
戦争が大きく関わる物語。
当然生死が一番大きく関わってくるのだが、その時代のその土地での日本軍の生き方、女性の生き方、現地人やロシア人の関わり等々。
戦争が終わったにも関わらず、内地にいた一般人達が味わったであろうその屈辱や痛み、苦しみ、悲しみが凄く伝わってくる。

戦争を題材とした小説は結構読んできているがこの作品は一味違う。
戦争が終わり、自分達はどうなってしまうのか?
遠く離れた土地で異なる言葉や文化、同じ境遇の仲間も徐々に失っていく中で果たして日本に帰れるのか?
捕虜として暮らす生々しさ。
辛さ、寒さ、貧しさ、不安さ…
極僅かに、時に感じられる喜びの瞬間…
もし自分がその立場だったらと想像してみても、自分自身の実体験としっかりと落とし込む覚悟すらないことに気付く。
とんでもない過酷さであり環境下だ。

この作品の異質さを強く感じさせられた。
そもそも捕虜として囚われたその時代を生々しく描いた作品は意外と少ないのではないだろうか?

そしてタイトル、果たして「DANGER」とはなんだろうか?
過去に戦争に携わった方々の生身の言葉に触れ、戦争を知らない世代が戦争がない時代に生きている事に幸せを噛み締める。
それは知見を得て比較してこそ強烈に噛み締められる幸せの味。
何一つ知ろうともしないで幸せを語る人は見る人から見れば的外れ。時に「DANGER」だろう。
幸せに対義する、正反対にあるものを知らない、知ろうともしないのだから幸せという言葉自体の意味が軽い。
正反対の物を知れば知るほど幸せという物に対して深さでの比較ができ、幸せと感じられる味わいも格段に違うだろう。

そうした辛い経験をした方々に対して、または幸せの対義を知っている方々に対して、自身の理想論的な幸福論を振りかざす、その浅はかな心や言動がなによりも「DANGER」なのではないだろうか?

自分のこじつけかもだがそう感じた。

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2026年09月20日

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どんな本かわからず、本を開いた。バレエの話しかと思っていたら、読み進めるうちに、それだけではない戦争に巻き込まれ過酷な時代を生き抜いた人々の話しだと気がついた。 かなりのページ数があったが、夢中になって読んだ。 今だ、戦争が終わらない世界が悲しい

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2026年09月15日

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1人のバレエダンサーの元に取材に行くことから始まる。バレエの危うさもさることながら、戦争でのシベリア勾留、男の辛さ、女の怖さがひしひしと伝わる。現代と昔の2つの物語で書かれているが、字体が変わるのでとても分かりやすい。どちらの時代も次が読みたくてうずうずした。平和な今の日本で有り難い。

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2026年09月13日

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戦時下を生きたバレエダンサーの過酷な生涯を描いた物語。シベリア抑留と現地での暮らしの苛烈さに、戦争の非情さを改めて思い知らされる。バレエを軸に描きながらも、重厚な戦争小説として心に残る一作でした。

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2026年09月05日

Posted by ブクログ

日本のバレエの歴史を通して、戦時中から現代にかけてストーリーが進み、どんな状況下においても踊る熱意を強く感じました。
悲惨で残酷な時代において美しく気高いバレエが見る人たちには、ひとときの辛い現実を忘れることのできる時間だったんじゃないかなぁと  

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2026年08月29日

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もうあの戦争の頃の話を記憶として語り継ぐのはギリギリの年代。一人ひとりに戦争とその物語があったのだろう。祖父母から話を聞かなかったのが今更ながら悔やまれる。

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2026年08月29日

Posted by ブクログ

ええやん!長いけど。
DANGERとDANCERとかけてるのか…
あんまり、バレエとか分かってないけど、踊り子(ダンサー)は、危険。
よく水鳥が優雅に水面をスイスイ泳いでるように見えるけど、水面下は、激しく足を動かしてるような…
満州、シベリア抑留と凄い経験をしても、尚、踊るのはやはりDANGERなんかな。

これは、ダンサーの話もあるけど、戦中、戦後のツラい話しでもある。
ソ連のギリギリに参戦してきて、日本人をごっそり労働力として持って行くのには辟易とするけど、アメリカさんらも知ってるんやろな。
翠さんら、女性たちの悲惨なのも心に残る。
こんな事は、二度と起こさない!って誓って欲しい!
…
しかし、現実は、元二大強国と言われた東西の国が、すぐ終わらせるはずが、今もズルズル戦争しとる。
なぜに、懲りないんかなって思う。
両大統領とも、安全地帯でぬくぬくと決めてるから?
こいつら、最前線で指揮取らせたら、ええやん!( *`ω´)

以下、本文より
「私はね。帰国後にナデジダからいくら勧められても、ついぞキリスト教の洗礼を受けなかった。
神、というものが存在するとはまったく思えなかったんだよ。少なくとも我々の祈りに対してまともに耳を傾けてくれるような神はね」

「戦争を始めるのは権力者たちだが、翻弄されるのは常に弱者だ」


******【映画鑑賞】
o(^-^(-_-(-_-;(・_・(・o・(^~^; ジィ~
******

今回は、ビアガーデン優先の為、アマプラで!
「ミステリー・アリーナ」

これは、配信でしか観んヤツ!(^◇^;)
お〜い!唐沢寿明さん!
なんちゅうカッコしてんねん!
かんちゅうキャラ演じてんねん!
おもろいけど…
謎解き番組やけど、犯人当てミスったら…
_| ̄|○
まぁ、表と裏!陽と陰!で、両極端描いてんねんけど、表がおふざけ過ぎて…
しかし、裏は、エグいし、汚いし、エゴの固まりやし…潰さんと!
最後は、なかなかシリアス…
エンディングは、YMO♪

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2026年08月23日

Posted by ブクログ

これはすごかった。
日本で戦争を経験した者があれば満州で経験し終戦後シベリアへ抑留された者もいた。
世界的バレエ振付師の久我、満州開拓団の翠の目線で戦前から戦後まで描かれた内容に胸が抉られそうになる。
いつだって被害を受けるのは弱い者たち。
どれだけの命と尊厳が奪われ、どこまで酷い目に遭わなければいけないのか。
過酷なんて言葉じゃとてもじゃないけどとうてい足りない。
そんな中、やっと叶った翠と久我の邂逅には涙が出た。
インタビューを通してバレエ経験者の水野果耶がバレエに対して前向きに、また新しい一歩を踏み出せる姿に喜びを感じられた。
ちょっとした希望、だけどとてつもなく大きい。
村山由佳さん、改めてすごいものを書く方だし最近の著書はどれも好き。

✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎
シベリア抑留から日本へ帰還する時には私物をひとつ持ち帰ることを許されなかったと言う。
写真1枚、として。
それを考えると、好きな物や大事な物に囲まれて暮らせるわたしたちはとても幸せなのだと思う。

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2026年08月23日

Posted by ブクログ

今までバレエに興味が無かったがこれを読んでちゃんと動画を観てバレエの理解を深めたいと思った。
日本のバレエの歴史も知らなかったが、勿論どんな分野のものも、歴史を語るには戦争という存在は否が応でも存在する。
過去を語る振付師の語りと、同時に描かれる戦時中の描写。とても痛ましく苦しい現実である。どんな人にも戦争の傷が生々しく残っている。
90年代の設定の作品だが、それが戦争体験を聞ける最後の年代だったのだと思う。
聞き手(狂言回し)の主人公がやけに軽い(チャラい)のは戦争を体験した人との乖離を描くためか(読者の代弁者という役割もあるかもしれない)
体験した人々は語りたくないかもしれない人も多かろうが、戦中を生きた人々の話を子や孫が聞けた最後の時代だったのだろう。
これから先、このようなフィクションでも反戦を訴え続けるべきだし、このようなフィクションを通して実際の現実について国民一人一人が調べ知るべきだと思った。

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2026年08月16日

Posted by ブクログ

この本は……


ヤバいし、すごいし、考えさせられた(三大クリシェ)



はぁ?

ダメです。そんな言葉で語ってはいけません。
舐めてます、バレエ、戦争、シベリア抑留を!



今日は終戦記念日ですね。

戦後81年目。

「終戦」と言ってもそれで終わりではなかった、始まりでもあったのだ。
シベリア抑留と言う過酷な状況に追い込まれた人達が居たことを忘れてはならない。

この本にはその状況に追い込まれた若者達(衛生兵や従軍看護婦)の記録が鮮明に描かれている。

舞台は満州。

私の祖父は陸軍歩兵隊としてそこで活動したらしい。
散々聞かされた。
写真などの記録も残っており、まさに銃を撃ちまくってる衝撃的な写真もあった。


祖父はそこで撃たれ負傷した。


そしておそらくここで描かれている衛生兵や従軍看護婦達に世話になったのであろう。

その人達はシベリアへ拘束されたのに祖父は負傷したおかげか帰国出来た。



愕然、とした……


なんて恵まれてたのだろうと。


でも想像するにどちらも凄まじく過酷な環境だった事に変わりはない。どちらの方が恵まれてた、とかの問題では無いとは思うが……この本を読んだら帰国出来た祖父は運が良かったのだと分かった。



私を通して子ども達に伝える事はしてる、でも事実しか伝わらないと思う。

そこに物語が無いから。

心から訴えるには物語が必要だと思う。





自分達のご先祖さまのリアルと共に、この本を添えたい。

2026.夏









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2026年08月15日

Posted by ブクログ

バレエ界のイイ話を連載するために企画された、あるバレエダンサーの生い立ちを追うルポルタージュは、いつしかソ連参戦後の満洲とシベリア抑留の壮絶な理不尽さに主題が移っていく。特に翠たち看護隊員がソ連兵の標的になる描写は悲惨極まりない。そんな中でも、一臣のバレエ経験、バレエの底しれぬ魅力が一臣と翠のかすかな希望の縦糸になっていく。またその記憶が、聞き手である若者世代の果耶と一平に受け継がれ影響を与えていく。登場人物それぞれの心の動きと決意が伝わってくる、文章の力に圧倒された一冊でした。

また、この物語における「現代」は1990年代前半で、一臣も知っている限りを話す決意をしてくれるが、先の戦争の従軍経験を語ってもらうにはこの設定がギリギリなのかなと思う。
今現在では、もう直接その記憶を聞くことはほぼ叶わないし、存命の方がいたとしても、その体験が過酷であればあるほど口を閉ざしてしまう傾向は強いだろう。記憶を語り継ぐことが難しくなる時代だからこそ、こうした史実をベースにした物語で、「そこに生きていた人たち」の存在を描いてくれることはますます大切になる思うし、今後も(村山さんに限らず)そんな作品を期待したい。

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2026年08月12日

Posted by ブクログ

タイトル。途中までダンサーと読み違えていた。人はみな踊る。だから危険…なのか。悲惨で過酷な戦争の話なのに、先輩、後輩の掛け合い漫才が肩の力抜いてくれる。シベリア抑留、当然女性もいたんだ。「いつ壊れて砕け散ってしまうかわからない危うさとすべてを破壊し尽くすほど危険な美を両方とも身の裡に飼っているのがダンサーという生き物」「金輪際、国のためになることは何一つしない」同じことが80年後の今もウクライナの地で子どもまで巻き込んで繰り返されている、人間の愚かしさ。

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2026年07月31日

Posted by ブクログ

読んで良かった。中国で戦争を生き抜いて、戦後はシベリアに抑留され、帰国した後にバレエダンサーとして成功していった久我と、満州に家族と渡り、看護婦として従軍し、帰国後は幸せに生きていった、さかゑ。当時のあまりにも過酷で理不尽な日々に胸が締め付けられた。戦争の頃の話は色々読んでいるが、まだまだ足りない。

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2026年07月10日

Posted by ブクログ

よかった。
きらびやかなバレエの話ではなく、戦争前後のかくしておきたい話もあって。
歴史の授業って何か知らない場所の伝説のお話を聞いている感覚があったけど、最近は少しずつ繋がっていて自分が歴史の中にいる感じもしてきて。ただただ不思議な感覚。

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2026年07月07日

Posted by ブクログ

「重たい題材だからグイグイ読めるように」と著者インタビューで語っておられたが、本当にその通りになっている。日本も世界もとてもきな臭い現在、この題材で村山さん書いてくださったのがありがたい。
お父様がシベリア抑留経験者で、その手記なども土台になってるらしく、臨場感あふれる生々しい描写が続く。
常々シベリア抑留についてもっと知りたいと思いつつ、なかなか本など読めてないが、このように小説にしていただくことでもっと知らなきゃと思うし、新しく知ることも多い。女性の抑留者の存在については何も知らない、意識にのぼってもいなかったので勉強になった。
究極の美を追い求めるバレエと人間の汚い部分が遠慮なく炙り出される戦争と、読みやすい構成で、小説の世界に没入できた。そして、もっと知らなきゃという思いを確認させてくれた。
戦争反対!

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2026年09月22日

Posted by ブクログ

著者の作品を読ませていただくのは『PRIZE』に次いで2作目。
バレエと戦争の話。全体的には暗いし、読んでいても凄く重い。なのに、登場人物たちは皆軽やか。
ギャップが激しくて、読み始めは単調な感じかなーと思っていたのに、意図した場所とは違う方向に話が進んでいって、偶然が偶然を呼び込んで、最後の方は「ほぉ〜ん」って感じ。
設定が1990年代頭で、現代ではないと言うのも良い。
小学生の時に夏休みの宿題で戦争体験談を聴きに一人で祖父母の家に出掛けて行ったことをこの作品を思い出しながら読みました。祖母からは「辛すぎて、当時を思い出したくもない。話せないや。ごめんね。」これが体験談でした。このまま「祖母は何も話してくれませんでした」で宿題を提出しましたが、担任からは「それでいい」でしたね。

戦争はダメとか、誰が悪いとか、そんな感情ではなくて、一人ひとりに人生があったにもかかわらず、どうすることもできなかった時代を、本当に恨めしく思います。

PS:旅行の道中、四国を抜けて徳島から和歌山へフェリーの旅にしてみました。旅情もあって、時間も沢山あって読書が進みましたわ。明日は高野山です!

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2026年09月07日

Posted by ブクログ

シベリア抑留という過酷な戦争体験とバレエを結びつけた重厚な物語。久我が語るシベリアでの出来事は想像を絶する悲惨さで、読むのが辛くなるほどだった。一方、果耶と長瀬のエピソードが重い内容の合間の救いとなる。500ページを超える長編だが最後まで引き込まれた。苦しい場面が多いものの、ラストには希望が感じられる。戦争を描いた作品を読むたびに平和のありがたさを実感する。また、七里ヶ浜が日本バレエ発祥の地であることを初めて知り、その歴史にも興味を持った。

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2026年08月24日

Posted by ブクログ

8月の終戦の時期、
この本を偶然手に取り…

生々しさに息苦しくなりつつ
一気読み。

戦争と、バレエ。

残酷な時代。
たまらない気持ちでいっぱいになりました。

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2026年08月16日

Posted by ブクログ

村山由佳作品は大体読むようにしている。
この作品、表紙を見て『DANCER』じゃないんだ…と思ったけど それは終盤になって分かること。

男性ダンサー、しかも戦前から描かれていて とても好きな題材。冒頭から熊川哲也やボリショイバレエが出て来て引き込まれた。
世界的ダンサーであり振付家でもある久我一臣。彼をインタビューする水野果耶と長瀬一平。二人は大学の先輩後輩。果耶は留学経験もある元ダンサー。
久我一臣のレッスンを受けながら(羨ましい)のインタビューは彼の戦時中からシベリア抑留へと進んでいく。
満蒙開拓団で一家で満州に渡った翠の話、久我一臣の話、そして現代の二人がそれぞれに語られていく。
終戦から引き上げまでの描写が苦しく、そして約束が果たされる時には涙が込み上げた。

本当に戦争はいけない。それでもロシアの大地とバレエは美しい。
ラストまで圧巻の読み応え。読み終えたらしばし放心しました。

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2026年08月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

結構なボリューム(ページ数)の本だったが、村山由佳さんなので不安はなかった。きっとぐいぐい読めてしまうだろうと。
冒頭で、本作品はバレエの話だと思った。
もちろんバレエの話ではあるのだけれど、バレエを通して語られる戦争だった。
私にとっては初めての視点。

死と隣り合わせの過酷な日々の中でも、美しいものは美しいと感じ、尊厳も希望も奪われても諦めないで生きてきた人たちの壮絶さがずっしりとくる作品だった。

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2026年07月26日

Posted by ブクログ

私の好きな厚みです♡

この本は、私が高校生〜社会人になり始め、まだ携帯電話は普及しておらず、ポケベルが流行っていた頃が舞台となります。
編集者の水野果耶と、記者の長瀬一平が、バレエの世界的振付家、久我一臣にインタビューするという形式で語られます。

インタビューで彼が語る過去の多くは、戦争体験なのですが、中でもシベリア抑留時代の描写は本当にしんどいです。゚(゚´ω`゚)゚。

久我さんのインタビューと並行して描かれるのは、我らが翠さん(女性)のお話。
ここでも翠さんがΣ( ̄。 ̄ノ)ノ

翠さんの人生は、波瀾万丈。とにかくキツい。
満州に渡ったって聞いた時から、嫌な予感しかしませんよね(;´д`)
もうその予感、当たりまくりですよ。゚(゚´ω`゚)゚。

ほら、私なんか感情移入型じゃないですか。
泥んこになりましたとも、逃げて逃げて逃げましたとも。゚(゚´ω`゚)゚。

満州からの引き上げの話は、読んでいて辛くて悲しくて泣きたくなりますが、戦争がこんな悲惨なものだと知るためにも、戦争をしないためにも、機会があれば読んでいきたいと思います(T-T)
とても辛いけど(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)



皆様の評価が超絶高くて、期待して、期待して、まだ何かある筈だ!まだ出てくる筈だ!と思っていたら終わってしまって、、、かなり引き込まれて一気読みでしたし、めっちゃ面白いのにお星様4つでごめんなさい。

少しだけ言い訳すると、これはちょっと女子には辛く悲しいお話でしたm(_ _)m



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木曜日は、健康診断の二次健診でした。
血糖値で捕まっております。゚(゚´ω`゚)゚。
ついでにLDLコレステロールも高杉くんです(-。-;

行ってすぐ、尿検査と採血。身長体重血圧。
その後保健師さんの指導。

前回一次健診の結果が出てから1ヶ月。
食べ物を出来るだけ野菜からにして大好きなお菓子パンとおやつを殆どやめたところ、

LDLコレステロール は前回値から30減。
血糖値 前回値12減
血糖値のヘモグロビンなんちゃらは、前回値0.1減

全部改善が見られました。
頑張っている項目を報告したら、食べ方も良い、食べるものも良い、運動習慣もよい、、、

でも?

「ビールをもう一本減らせませんか?」

と。
そーよね。だってそこしかないもの。他自分で言うのもなんですけど、ほぼ完璧じゃね?って思いますもん。

「すみません、私 2026/1/1 から、350mlを4本飲んでいたのを3本に改善したんです!
そりゃもう血の滲むような努力だったんです。
もうこれ以上は無理です。゚(゚´ω`゚)゚。」

と頭下げてきました。看護師さん笑ってました(^◇^;)


最後に女医さんの診察。

「たった1ヶ月で数値改善してますね!いいですね!ビール飲むの?」

「はい」

「毎日350を3本?」

「はい」

「1本減らそうか?」

「すみませんm(_ _)m
 それだけは、、
 それだけは頑張れません。゚(゚´ω`゚)゚。」

「ま、1ヶ月色々頑張ったんだもんね。数値は良くなっているし、じゃ、続けて頑張ってみて、来年の数値見て、また考えてみようか」


明らかに私の 1.5倍くらいありそうな看護師さんと女医さんに健康指導を受け、無事薬を貰うことなく、ビールを減らされることもなく、二次健診が終わりました (๑˃̵ᴗ˂̵)و

めでたし。めでたし。 (*ˊᗜˋ*)♡

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2026年07月18日

Posted by ブクログ

戦争の話。バレエの独特の世界の話。男女のジェンダーの話。人生の生き方の話。

バレエの取材を通して語る過去。編集者の気持ちを揺さぶる壮絶な過去。そして過去と現在がリンクする。


ノンフィクションを見ているような戦争の話は、決して目を背けてはいけないと背筋をピンとさせてくれる。
目を背けてはいけない事実であり、戦争の現実。二度とこんな事があってはいけないと考えさせられる素晴らしい作品。

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2026年07月15日

Posted by ブクログ

文中にあった「戦争を始めるのは権力者たちだが、翻弄されるのはいつも弱者だ」という言葉が、読後もずっと心に残っている。

日本におけるバレエの歴史や戦争との関わりも描かれており、その点も非常に興味深かった。時代の空気や心情が丁寧に描かれていて、単なるエンターテインメントにとどまらない奥行きと迫力を感じた。

また、物語の構成もよい。疑問に思ってたことが後半で明らかになる。先が気になってページをめくる手が止まらず、ミステリとしても十分な読み応えがあった。

今年読んだ作品の中でも特に印象に残る一冊で、きっと私の今年のマイベスト10に入る。

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2026年06月02日

Posted by ブクログ

偶然にしてバレエのお話。バレエのお話だけじゃない戦争のお話が、生々しくて恐ろしい。これが世界のいろいろな場所で今も起こっているのか。人間の本性、いや男の本性なのかな、が少しづつでも柔らかくなっていくことを期待したい。

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2026年09月06日

Posted by ブクログ

さすがの可読性、プロットも題材も面白いのに「現在」が1995年の平成初期、「過去」が昭和初期から敗戦とその後の話なのに、周辺と比較した「語り手」の視線と価値観があまりにも「綺麗で正しい令和」過ぎる。過去編の戦争の惨禍を語りたいけど脱臭しきれないその辺りがかなりのノイズだった。

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2026年07月08日

Posted by ブクログ

ストーリー展開や何気ない風景描写に引き寄せられ、登場人物の人生に思いを寄せられたが、こんなに「偶然」は重なるだろうかという違和感に加え、戦争に関する記述が教科書的で、物足りなかった。バレエについては「そういうこともあるかもしれない」と読んだが、いきなり居酒屋でまわり始めるエピソードは実際にあるのかもしれないけど興醒め‥。戦時中のエピソードもほぼどこかで読んだり聞いたりした内容に近く、ある意味時間が遠く過ぎたことを実感した。

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2026年07月05日

Posted by ブクログ

500ページにも迫る大作だった。
舞台は1992年の日本で、当時のバレエダンサーの苦悩や狂気などが描かれる小説かと思っていたが、まさか戦前・戦時下・戦後のシベリア抑留にまでわたる、壮大な運命の話だったとは驚いた。
激動の時代で、彼らの人生にはそれぞれの無数の出会いと別れがあった。過酷で凄惨な状況を生き延び、長い長い別れの先に、翠と久我さんが最後に再会できたシーンには涙が込み上げた。
ここまで語り手であった、果耶先輩の物語の始まりを予期させる終わり方もよかった。

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2026年08月02日

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