あらすじ
世界的振付家・久我一臣にインタビューをすることになった、編集者の水野果耶と記者の長瀬一平。久我の半生を辿りつつ、戦前戦後の日本バレエを紹介するつもりだったが、彼が語る過酷な戦争体験は、二人が思ってもみなかった縁を掘り起こしてゆく。芸術と戦争を通し、過酷な運命に希望を見出す人々に迫った、入魂の輪舞曲(ロンド)。
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Posted by ブクログ
バレエダンサーと第二次世界大戦、シベリア抑留。女性看護師も抑留されていたのは知らなかった。ラーゲリより愛を込めてで男性でも生存は難しかったと知り、生きて日本の地に戻れた人は奇跡だっただろう。なのに日本で死んでしまった、そんな友人がいながら生き続けた水野加耶の祖母の強さ。バレエをほぼ知らないので華やかな世界の現実を見せられ、身体を壊してもなお取り憑かれる魅力を思った。日本女子は辱めを受けたら貞操を守り自死しろと言われるのに男性は違うのか?負け戦になったときに急に生き延びろと言われても、知識があっても考えたことがなかった自分が恥ずかしい。