しっぽのカルテ

しっぽのカルテ

小説・文芸
1,980円 (税込)

9pt

感涙の動物病院ストーリー、誕生!

信州の美しい木立の中に佇む「エルザ動物クリニック」。
獣医師としては凄腕だけれど、ぶっきらぼうで抜けている院長の北川梓、頼れるベテラン看護士の柳沢雅美と萩原絵里香、受付と事務を担う真田深雪。4人のスタッフが力を合わせ、日々運び込まれるペットや野生動物の治療を懸命に続けている。

瀕死の野良の子猫を見捨てられず、クリニックに飛び込んできた建築職人の青年・土屋。高齢犬ロビンの介護に悩む、自身も重い病を抱えた久栄。歪んだ結婚生活に苦しむ里沙を見守り続けてきたインコのタロウ・・・・・・。

それぞれの人生と共にある、かけがえのない命をいかに救い、いかに看取るのか。生きとし生けるすべての命への愛しさがあふれる物語。

◆著者プロフィール
1964年東京都生まれ。立教大学文学部卒。会社勤務などを経て、1993年『天使の卵――エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞。2003年『星々の舟』で直木賞、2009年『ダブル・ファンタジー』で柴田錬三郎賞、 中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、2021年『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞を受賞。小説に「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズ、『二人キリ』『PRIZE』、エッセイに『命とられるわけじゃない』『記憶の歳時記』など著書多数。

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

しっぽのカルテ のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    動物に関わる物語は、やっぱり村山さん!
    院長の梓は、もう村山さんそのもの!

    ウサギであれ、インコであれ、保護された犬や猫であれ、
    とにかく命を救おうと必死になる。
    そして、その命を守る飼い主にも必死で接する。
    たとえ、言葉が乱暴でも、ぶっきらぼうでも、
    真摯に対峙する姿は、胸を打つ。

    動物と向き合う心構えを、これでもか!
    というくらいに強いメッセージを感じる。

    深雪がつらい体験から、少しずつ心を開き、前向きに生きようとする姿にはウルウルした。
    「前を見て・・・」のラストもすごくいい!

    松の葉がお茶になるのは初めて知った。
    ハーブなどもとても勉強になった。
    本の中に、あちこち村山さんがたくさん表現されていた。

    続編、でるかな?
    映像化も見たいな!

    0
    2026年09月11日

    Posted by ブクログ

    R8.8.25
    エルザ動物病院を舞台にした話。
    土屋高司と真田深雪の恋物語も。
    ほっこり温かい話だった。

    0
    2026年08月26日

    Posted by ブクログ

    動物好きにはたまらないお話しばかりでした。
    自然の美しさを想像させながら人々の営みや関係が瑞々しく反映されています。
    命の尊さ、現実の厳しさを改めて思い知らされますが心温まる人々との交流が底辺に流れてとても素晴らしい作品だと思います。
    次の作品も楽しみにしてます。

    0
    2026年08月15日

    Posted by ブクログ

    動物病院のお話。安楽死を選択しなくてはならなくなった犬ロビンがその前日に息を引きとる。「一番辛い選択を私にさせまいとしたんです。」の言葉に飼っていた犬を思う。彼女も病気で安楽死も考えなくては…と獣医に言わた私を思って、入院中に逝ってしまった。動物病院の話の中にも母娘の関係や恋話も。

    0
    2026年08月15日

    Posted by ブクログ

    人間と動物。尊厳と愛情。

    『エルザ動物クリニック』を舞台にした、人間と動物そして尊厳と愛情。
    院長の梓、看護師の雅美や絵里香、そして深雪と動物の『命』を無下にせず、人間と同じ尊厳を持っていると、クリニックに来院する動物や飼い主に伝えているのではないかなと思った。

    そこで思い出したこと。昔飼っていたハムスターが大怪我をしてしまい、動物病院へ搬送した時に命を預かることの『責任』がないと飼えないと気づいたこと。
    この時に初めて動物病院に赴き、小さな身体を治療をしてくれたのを見ていたシーンを呼び起こたのは
    今回の物語と重なった部分がある。

    「誰かが面倒を見てくれる」と人に委ねているのではなく、自身も動物に気にかけて欲しいこと。

    動物にも『命』が存在して、天寿を全うするまでに『生きる』。
    怪我や病気は人間とは違い動物特有のことが多い。
    だけどその『命』を私たち人間がバックアップして育てていくことって、人間同士一緒に住むと同じで『責任』だと、気づかされた。

    全5話からの物語は、人間と動物との間にある尊厳と愛情を、より深く綴らて心を揺さぶりました。

    0
    2026年08月07日

    Posted by ブクログ

    動物クリニックのお話。ほっこりキュンとしました。その後が気になりすぎるので続編期待。人間の都合のいいように飼われる、状況はそれぞれ違うにしても考えさせられます。

    0
    2026年07月15日

    Posted by ブクログ

    動物の病気がメインの話かと思って、なかなか手が出てなかったのですが。まいりました。動物病院を舞台に、訪れる人たちの人間模様がさすが村山さん。動物たちは喋れないし、飼い主よりもきっと先に旅立ってしまう。中でも高齢女性と愛犬の話。身につまされた。だから飼い主は元気でいなきゃいけない。一気に読みました。

    0
    2026年07月04日

    Posted by ブクログ

    我が家にも、虹の橋で待っていてくれている愛犬が2匹います。
    弟くんは、心臓病で、最期の時は、呼吸が苦し過ぎてじっとしていることが出来ず、一晩中、家の中をぐるぐると歩き回っていました。
    見ているのも辛く、なんとか抱っこして落ち着かせようとしても、私の腕を振り切って、また歩き回ります。
    こんなに苦しいのに、眠ることも出来ないなんてと、もう「楽にしてあげたい」と、夫と、「明日、病院が開いたら、先生にお願いしよう」と決めて、私は一睡もせずに朝を迎えようとした頃、最期はやっと私の腕の中で「キュー」と哭いて旅立ちました。
    2話目の、「いちばん辛い選択を私にさせまいとしたんです。これまでずーっとお世話になってきた先生にもね」との言葉に、本当にその通りなんだよな、と深く共感しました。
    動物のお話しは、ファンタジーも多く、それはそれで面白いけれど、こうしたリアルを語ってくれる物語は、とても素晴らしいと思いました。

    0
    2026年07月12日

    購入済み

    優しくて ちょっと哀しい

    あの本読みました?のインタビューを拝見して読んでみたくなりました。
    1話目が一番好きなお話です。猫も勿論可愛いけど…
    幼い頃は犬が苦手で通園途中にいる犬に怯えて保育園に行けずに帰って来てしまう私を心配した両親が犬を飼い始めました。やがて仔犬に懐いて怖がらなくなり…ずっと犬と一緒の生活が続き、どの犬達も大切な家族でした。
    結婚した年に、嫁ぎ先でも犬を迎えて17年一緒に年を取ってくれた愛犬も旅立ち天国ではナンテ名前を名乗ったのかなぁー…“かわいい”かな?…“いい子だね”かな?
    今でも毎日思い出す大切な家族です🐶

    #癒やされる #泣ける #感動する

    0
    2026年03月08日

    Posted by ブクログ

    命の尊さは人だろうと動物だろうと変わらない。
    動物病院を舞台にした、心温まる話。
    こーいう話は、とても好きで、あっという間に読み終わった。

    0
    2026年09月13日

しっぽのカルテ の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

集英社文芸単行本 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

村山由佳 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す