【感想・ネタバレ】アダルト・エデュケーションのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2022年07月10日

ある種のファンタジーのように捉えたので、倫理観とか現実味とか抜きで普通にエッチでいいなって思えた
男性的なエロじゃなくて女性向けの作品だからか、文章がエロいんだけど下品ではなかったのがよかった
どういうところがエッチだなって感じるのかを捉えるためにもう一度読み返してみたいと思った。

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Posted by ブクログ 2023年04月20日

欲望に忠実だからこそ人生は苦しい-。弟を愛するあまり、その恋人・千砂と体を重ね続けるミズキ。千砂はその愛撫に溺れ…。「最後の一線」ほか、自らの性や性愛に罪悪感を抱く12人の不埒でセクシャルな物語12編を収録。

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Posted by ブクログ 2018年06月10日

あと少しの忍耐 PATIENCE
女子高時代の同窓会に出席した美羽。そこで本当に会いたかった、そして会うのが怖かったオカザキの出会う。彼女との過去を振り返っていく。
そしてオカザキからは過去の答え合わせが返ってくる。
今現在、付き合っている彼氏の修司とはセックスレスで、少し寂しい想いをしていたのだが...続きを読む、オカザキと話が出来てよかった美羽だった。

それでも前へ進め ADVANCE
出来の悪い後輩にいつも苦しめられてた陽子は恋人の隆一に後輩の愚痴を言える仲だったのだが、隆一も陽子の後輩だ。陽子のしっかりしたところを好きになったはずだったのに最近は陽子のダメ出しに隆一はうんざりしていた。仕事も忙しくなかなか会えない間に、別れ話が進行する。そして隆一の家に陽子のものを取りに行った時、相手が誰だか判明する。隠してくれる優しさもない男か~…。

あなたのための秘密 SECRET
恋人とはいいセックスが出来ないアキは内緒で藤木と付き合っている。でも篤志の事は本当に好きなのだ。
ある時、クリーニングの配達で篤志の秘密を知ってしまった。
お互い様なのかも知れない。
そしてアキはまた藤木に連絡を取るのだ。

最後の一線 MORAL
千沙ちゃんと弟の勇希とミズキ。微妙な関係だった。
最初は弟の彼女が弟とどのように愛し合うのかがきになるだけだったのだが、女同士の気安さから千沙を落として、勇希に知られないように付き合うようになる。彼女は手に入れたのだが、弟は決して手に入らない…。

これでおあいこ FORGIVENESS
兄弟で暮らしている志保の元に従兄弟の博也が数日間泊りに来る。博也は昔、兄のエロ本を見て示威行為をしているところへ偶然で出くわし、ひどく責めて殴ったことがあった。
それが博也が居候することになった時、志保のその行為を博也に見られてしまう。
博也はそのことで少し性的不能になってしまった事を涙ながらに話し、志保は心から反省し、二人は最後までいたしてしまうのだった。

言葉はいらない CONVERSATION
姉と一緒に同居していたユーリ。姉の海外赴任のために、二人きりで暮らすことになってしまった。
最初は反発しあっていたのだけれど、徐々にお互いを思うようになる。
しかし、別れは訪れるのだが…。
って、ユーリって?!?!?

不死鳥の羽ばたき INDEPENDENCE
滝田から、彼の庇護から羽ばたきたかった自分は、滝田がタヒチに行っている間に入れ墨を入れに行った。胸元と足首に不死鳥の模様を刻む。タトゥーアーティストに自分を開放してもらう。さぁ、滝田が帰ってきたらなんて言うだろう…。

聖夜の指先 GIFT
付き合っている男に騙されて、AVに出演した夜、行きつけの美容師さんのヘッドスパに救われる。こういう女の子にはもっと、賢く生きて行って欲しいな…。

哀しい生きもの LIFE
元出版社に勤めていた咲子は今は飲み屋のママをしている。そこで元同僚に売り出しの作家を紹介されて、のめり込んでいくのだが、その作家は実体験を小説にし、咲子のことでさえ利用していたことを知る咲子。そして、ついに泥沼までを再現しようとするその作家なのだが…。

ひとりの時間 LONELINESS
お互い自由業の俊晴と弘美。お互いの立場が分かるから上手く行っていたのだが、一緒に暮らしてから上手くいかなくなった。原因は弘美があまりにも自分を気にしすぎなくなったからだった。
やせようと頑張っている弘美だったがある時、俊晴が出会い系サイトに登録している事を知ってしまい、ショックを受ける。

罪の効用 MODESTY
会社でのパワハラにひどく疲れ果てていた奈々子は、同棲していた恋人とも別れていた。そんな落ち込んでいるところへ年若い叔母の玲ちゃんがグアムへ行くというメールが届く。最愛の夫が居るのに夫一人では満足できない叔母の玲ちゃん。
奈々子は玲ちゃんの自宅に行き、旦那さんの清志さんを落とそうと画策する。

誰も知らない私 REBORN
心療内科に努めている冴子のもとにEDの男の人が診察にきた。冴子は親身になってアドバイスをする。
数年後、その彼が女性専用のマッサージ専門店を開店させていて、そこに海外赴任前になる冴子が訪れるのだが…。
冴子の鈍感なところがとてもかわいかった。
この本の中でこの話が一番好き。
再読でした。

あとがき AND THEN...

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Posted by ブクログ 2016年02月24日

これを読むと自分は何を許容できて何は出来ないのかがとても良くわかってしまう、なかなか怖い本。単純にエロくて楽しめもする。女性向けに書かれたとのことで、これを読んだ女性がどう感じるかを聞いてみたい。どこまでかリアルでどこからがファンタジーなのかを聞けば、その人の性に関する価値観がはっきり見えそう。しか...続きを読むし作家とは業が深い。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年08月26日

官能小説って言うからドキドキしながら読んだけど、エッチなシーンそのものよりもお話全体が心の痛くなるような話ばかりでもう官能どころではなく泣きたくなった。

・言葉はいらない
私は騙されました。官能的なシーンがあったのでなおさらまさかそういうことだったとは・・・と、衝撃でした!

・聖夜の指先
うーー...続きを読むーーん、男も最低なんだけど、やっぱりそんな男と付き合うこの女の子もおばかなのよね・・・でも一番心が痛かった。

・哀しい生きもの
作家さんとバーのママさんの話ねんけど、作家さんってほんとに自分の経験を活かしてお話書いとるんかなあと興味深かったです。

・誰も知らない私
精神科医のお姉さんとAV男優さんの話ねんけど、なんかこの二人はうまくいくのかなあ~とワクワクしたけど、潔い終わり方で終わってしまった。この話が一番好きかもしれぬ

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Posted by ブクログ 2013年06月18日

同名の曲、Daryl Hall & John Oatesが歌っていたように思います。

男女の仲にセクシャルな要素は避けて通れない。でも男の側はその部分に対する考えはぞんざいで乱暴。

作者自身の後書きで、「この短編の中で女性たちはみな自らの性に罪悪感を覚えている。…中略 …私だけか...続きを読むと思っていたらいっぱいメールや手紙をいただいた」「肉体を伴わない恋愛なんて花火の上がらない夏祭りのようなものだ!」

編集者(女性です)は、

「いつか何かのはずみで村山由佳さんとエッチしちゃうかもなぁ」と解説の冒頭に書いています。

いわゆるエロ本ではないですがその辺のエッセンスが詰まった本です。12本の短編を集めたものになっているのでさらに凝縮感があるんでしょう。

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Posted by ブクログ 2013年05月28日

村山由佳にしては珍しい、短編集。
12本、12人の大人の女性の物語。なかなかアダルトです。

『ダブル・ファンタジー』以降の作品では、一番好きかもしれない。

“まだまだ村山由佳を読んでみよう”と思わせてくれる。

そして、文庫派の私には、未読の新刊予定はまだまだあるのです。
小説すばるで連載中の『...続きを読む天使の柩』を含めてね。

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Posted by ブクログ 2013年05月19日

12人の女性の心の闇が丁寧に描かれている。
中でも「それでも前へ進め」は、客観的に見て、あるあるネタなだけに、ふっと忘れていたことを思い出させてくれた。
傷ついても、泣きわめいてもいいから、自分を偽らず生きていければ、夜も明けるというものだ。

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Posted by ブクログ 2021年08月10日

重くて甘くて苦しい。
本能のままに生きると、自然誰かを裏切ったり傷付けることが多い。そうして性という魔物に嫌気がさすか、ますます貪欲に求めていくのか。人によりけり、だからこの本も人を選ぶ。

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Posted by ブクログ 2019年05月09日

3.8 多くの女性を描いているが、性への捉え方が共通しているように思う。ここまで開放的に生きられないので、官能表現に引きつけられた。

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Posted by ブクログ 2017年11月07日

「ミズキさんでないと、だめな軀になっちゃうよ」。弟を愛するあまり、その恋人・千砂と体を重ね続けるミズキ。千砂はその愛撫に溺れ――(「最後の一戦」)。女子高のクラスメイト、年下の同僚、叔母の夫、姉の……。欲望に忠実だからこそ人生は苦しい。覚悟を決めてこそ恍惚は訪れる。自らの性や性愛に罪悪感を抱く12人...続きを読むの不埒でセクシャルな物語。

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Posted by ブクログ 2014年10月07日

男女の官能がテーマとしてある短編集で、後輩に彼氏を寝取られるような、割合普通の話もあれば、変わったシチュエーションの話もあり、文章は読みやすく、読んでいるとするすると読めるんだけど、読み終わってから心に残る話がなかった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年05月08日

官能小説だった。
村上由香が好きで読んだけど、読んだって公言できないのが残念。
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「ミズキさんでないと、だめな軀になっちゃうよ」。弟を愛するあまり、その恋人・千砂と体を重ね続けるミズキ。千砂はその愛撫に溺れ--(「最後の一線」)。女子高のクラスメイト、年下の同僚、叔母の夫、姉の……。欲望に忠実...続きを読むだからこそ人生は苦しい。覚悟を決めてこそ恍惚は訪れる。自らの性や性愛に罪悪感を抱く十二人の不埒でセクシャルな物語。

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Posted by ブクログ 2014年02月02日

ブラック村山作品だとか。
過激な描写だなんて思わなかった。
女性たちそれぞれの虚無感が繊細に描き出されていて、ブラックどころかとてもせつない。

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Posted by ブクログ 2013年10月08日

 女性の性がテーマ。12編の短編集で、物語ごとに主人公が違えば、考え方も違う。官能的で、後ろめたさを感じつつも欲求に抗えない女の呪縛。
 単純に男からは描けない表現を見てみたいと思って購入。女の求める性を文章におこした物語で、男の描いた女目線の物語もやはり緻密で繊細。ただし、私が男だからか、もっと抑...続きを読む揚だったり、激しさがほしかった。あまり読んだことのないジャンルで挑戦したれど、はまりはしなかった。

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Posted by ブクログ 2013年07月28日

天使の卵みたいなピュアさはなくて、でもエグさもちょい足りない気がした。

いろんな形の恋愛があるんだなってとこはアリなんすけどね。。

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Posted by ブクログ 2013年06月28日

女性目線の官能短編集。読み終わって印象深いのはラブシーンじゃなく、彼氏を取った後輩の女の子のコートに鼻水をつけるところ。。笑った。

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Posted by ブクログ 2013年06月22日

村山由佳が、こうゆう短編集を書くなんて。
かなり取材をしたんだろう、想像・妄想だけでは描けない。
犬にはビックリしたけれど…。
女性目線のソフト官能小説。

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Posted by ブクログ 2013年05月13日

女性視点からですが、これは男性視点からだとどうなんでしょうね。

まー、一人ひとりの生き方というのは、あとがきや解説にある通りなんだと思います。

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Posted by ブクログ 2013年04月21日

女性の欲望の話。

そういう企画だったにせよ
村山さんどこへ向かっていってしまうのか。
エロティックな話があってもかまわないけど
短編じゃないほうがいいかな。

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