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ローカルラジオ放送局「鎌倉なみおとFM」の最終番組は22時で終了する。しかし、なぜか時々、23時から番組が流れる夜があり、それは1985年を生きるDJによるもので……。
親友の婚約を素直に祝うことができない女性・三回転半ジャンプさん、母親の再婚相手と距離を置いてしまう小学生・ラジコンカー君……悩めるリスナーが、時を駆ける真夜中のラジオと繋がる時、優しい波音がきこえてくる――。
聴き終えた後、心の声に耳を傾けたくなる不思議なラジオ。
『東京すみっこごはん』『今日は心のおそうじ日和』の著者・成田名璃子、新境地!
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Posted by ブクログ
1985年と未来を繋ぐラジオ番組「ラジオがはねたら」のDJトッシーと4人の未来のリスナーを結ぶじんわりと心温めてくれるストーリー。
各章の主人公皆の、そしてトッシーの心の叫びが聴こえてくるよう。
何より第4章の「今、この時。」はかなり気持ち持っていかれた。
俊夫とビギが互いを心の拠り所とし、見守り支え合う関係性がとても美しい。
人の強さと儚さを感じる。
このお話には鎌倉がとても良く似合う!
元々鎌倉を舞台にした物語を書いてみせんか?と担当さんからの一言で生まれたお話(「あとがき」より)だから当たり前なんだけど、舞台が鎌倉だっからこんな素敵な世界観を味わう事が出来た気がする。
Posted by ブクログ
湘南のみんな、波に乗ってるう?時刻は二十三時ジャスト。ラジオがはねたらの時間がやってきたぜっ。
いきなりだけどちょっと聞いてよ、実はずっと後悔していることがあって。もう5年くらい経つかな?とても大事にしてた人に酷いことをしてしまったんだけど、私はそれに気がつけないまま、その人が簡単には会えない場所へ行ってしまった。今までずっと後悔してるんだよね。お互いに言葉が足りなかったんだと思う。全部打ち明けられる仲だったから、自分の全部をぶつけるのが怖かった。今日までずっと、あの時に戻れたらって考えてばっかりだよ。今、この瞬間もあの日に戻れたら、次こそはって、もう無意識に考えちゃってる。後悔こそが人生だ、なんて言うけど、まああながち間違ってないのかも?
そんなわけで、今日のテーマは、"もし過去に戻れるなら"。
きっと誰しもやり直したい時がある、取り返したい何かが、もう一度と願う一瞬がある。後悔でも、歓喜でも、感動でも。心が大きく動く、そんな瞬間を逃さないことは自分という人間が立派に生きてる証だと思うんだ。みんなが立派に毎日積み重ねた時間を私にすこし披露してみない?
じゃんじゃんファックスちょうだい。もちろん、電話でも大歓迎!未来の人、誰か聴いてませんかー?こちらは二○二四年、未来でも過去でも、皆さんからのお便りを待ってまあす
Posted by ブクログ
成田名璃子さんの本は7冊目。
フォローさせていただいている方々の評価が高くて
読んでみたいと思っていた一冊。
1985年のDJトッシーが
令和を生きる”ひとり”のためにおくる深夜ラジオ放送。
まるで優しい波音を聴きながら読んでいるような本だった。
とっても懐かしくて、そしてあたたかな気持ちになれた。
昭和の深夜ラジオってよかったなぁ…
あの頃はみんなラジオを聞いていた。
翌日、学校で話題になるのはテレビよりもラジオだった。
私もセッセとハガキを書いていた。
読んでもらえるように色々工夫してね。
そのハガキが読まれたた時には
深夜にもかかわらず叫んだり、踊ったり、走り回ったり(笑)
そうそう、高校生の時。
友人が「通学沿線 気になるあの子」に「あの子」の方で出演した。
通学途中に見かけた、名前も知らないあの子を探し出して
番組中に電話して「友だちになって下さい」という
「ヤンタン(ヤングタウン)」のあのコーナー。
あぁ~、懐かしい!
Posted by ブクログ
ローカルラジオ局「鎌倉なみおとFM」でDJをつとめるトッシー。時は1985年、ラジオブースからは由比ヶ浜が一望でき、ロケーションは申し分ない。自分の喋りで流行をつくってやる!と勢い込んでいるのに、全然思うように話せない。
夜中にブースに潜り込み、架空のラジオ番組を流すふりをして1人でトークを繰り広げると、リラックスして上手く喋れる。そこへ見たこともない電話番号「090-」がかかってきた…。
ラジオDJは話すことが得意そうだけど、こんな思いを抱えている人もいるのかな。確かに『自分が自分が』という感じでリスナーを置いていっている人もにいる。『しゃべること以上に聴くことも大事だ』という箇所を読んでからラジオを聴くと、いつもと違って聞こえてきた。
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小説・文芸
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