小嶋陽太郎の作品一覧

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作品一覧

2023/04/05更新

ユーザーレビュー

  • ぼくのとなりにきみ
    わりとよくある設定で、父に期待されて、でも期待に応えられず置いてきぼりになったように感じている中学生男子が主人公。妹は自分と違って期待に応えているから余計に引っ込み思案になっている。
    しかし、前向きな男友達と、マイペースな女友達と冒険する過程で色んなことがほぐれていく。
    合唱コンクールをがんばるのも...続きを読む
  • 悲しい話は終わりにしよう
    久々に読んだら小嶋陽太郎のイメージをガラっと覆す小説でびっくり。もっと軽妙で前を向いたポップな小説を書く人のイメージだったのだが、この本は軽妙さやポップさは(ないとは言わないが)影を潜めている。

    主人公と親友とそこに現れた一人の女の子。そういう三角な関係が2つ。大学生の市川君と中学生の佐野君の視点...続きを読む
  • 友情だねって感動してよ
    この著者の言葉のセンス、表現のしかたが好きです。
    肩をつかまれ体勢をくずして滑って車道に飛び出し向かいからちょうどいいタイミングでやってきた原付にはね飛ばされる、という流れるように華麗な不運コンボにはわれながら笑った。とか
    触らぬ神に調子に乗って触ってしまう人間がいるとすれば… とか。
  • 悲しい話は終わりにしよう
    中学生の男女3人、信州大生の男女3人、交互に話がすすんでいく。
    穏やかに、でも何でだかざわざわと、不安で落ち着かない感じがすごくうまい。
    途中、どっちの話だか分からなくなりつつ、行きつ戻りつ読んだ。
    最後は苦しかったけど、少し前に進めた。
    傷ついたことのない人はいないと思うけど、私のがさつな感性では...続きを読む
  • 悲しい話は終わりにしよう
    小嶋陽太郎が描く人の抱える痛みが、踏切の遮断機の音のように急かされて押し寄せてくる。
    『火星の話』で見せていた片鱗が大化けした。
    環境に恵まれて毎日元気に暮らしている幸せな人にはこの小説はただの暗い話にしか見えないかもしれない。
    でも、人の悪意に敏感で、ぐちゃぐちゃと深く考え込んで、勝手に痛みを抱え...続きを読む

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