狼の幸せ

狼の幸せ

2,640円 (税込)

13pt

人生に疲れた40歳のファウストは、長年暮らしたミラノを離れてイタリアンアルプス近くのレストランで働き始める。山に囲まれ次第に人間らしさをとりもどしていたとき、狼たちが山からおりてきていた――。ストレーガ賞受賞作家が描く、人生やり直し山岳小説。

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    早川書房
  • ページ数
    232ページ
  • 電子版発売日
    2023年04月11日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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狼の幸せ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    面白くて1日で読み終えた。本を読みながら、トーマチーズ、マリオ・リゴーニ・ステルンの小説に出てくる「マリオ風ジャガイモ」などを食べたくなった。
    シルヴィアがファウストにプレゼントする「富嶽三六景」。この小説ではモンテローザ山麓の移り変わる四季と登場人物の日々の暮らしが「富嶽三六景」のように描かれてい

    0
    2024年09月29日

    Posted by ブクログ

    神々しく険しい山陵と様々な思惑が交わる麓の人々の生活、あとがきにもあるように富嶽三十六景のような美しい対比だった

    0
    2024年09月07日

    Posted by ブクログ

    山に登りたくなる、山の麓に住んで暮らしてみたくなる作品。淡々とした文章だけど、その文章や表現の中に作者の山に対する気持ちや山に関わる人のことが描かれていた。
    心を穏やかにさせてくれる作品だった。再読したい。

    0
    2023年07月29日

    Posted by ブクログ

    訳者です。コロナ禍でひととの触れ合いが難しい日々に執筆していたため、互いに寄りそい、触れ合う人々の優しさ・温かさを「狼」では描きたくなった、そんなことを作者はどこかのインタビューで答えていました。だから本作はいわば「帰りたい山」への郷愁の物語なのかもしれません。

    早川のnoteで訳者あとがきを公開

    0
    2023年06月07日

    Posted by ブクログ

    大きな話ではないんだけれど、読んでいる間この山にいられることが心地よい。

    とにかく出てくるお料理が皆美味しそう。

    0
    2023年05月13日

    Posted by ブクログ

    作家のファウストはパートナーと別れ、イタリアンアルプスの集落フォンターナ・フレッダに来た。そこでコックとして働くことに。冬の山はスキー客などで賑わい、冬が終わると人がいなくなる。ファウストはこれまでと、これからを考え始める。集落での出会い、生活、山やその周辺の自然の大きさがファウストを変えていく。作

    0
    2023年05月03日

    Posted by ブクログ

    初めてのイタリア文学
    まさか葛飾北斎の画集がイタリア文学に出てくるとは思っていなかったので驚いたと同時に日本の富士山ってかっこいいと思った
    富士山とモンテローザの山並が重なる
    山の麓では生活を営み山はただそこにあるだけ
    葛飾北斎の富獄三十六景そのものである

    0
    2024年12月09日

    Posted by ブクログ

    前2作(帰れない山、フォンターネ)よりも薄い感じ。
    山や山での暮らしの描写は変わらず生き生きとしていたが、薄いと感じたのはなぜだろう。
    時間をおいて、もう一度読み返してみたい。

    0
    2023年08月11日

    Posted by ブクログ

    日本でいうところの"黄昏(誰そ彼)時"、あるいは"彼は誰時"に該当する言葉として、イタリアでなくフランス語ではあるが、"犬と狼のあいだ"という表現が当地にはあると知り、いかにもアルプスの山々を身近に仰ぐ民の言葉らしいな、と妙に感服した。

    0
    2023年08月03日

    Posted by ブクログ

     街の暮らしに疲れた中年男が標高2000メートル近い山村に逃れた。男の職業は作家。

    絵にかいたようだ・・・。

     山村のバルでコックの職を得た彼は、彼同様街暮らしから逃れた若い女性と付き合うことになった。

    中年男のファンタジーだ・・・。

     四季を通じた自然の描写、山に暮らす人々の生業と生活の描

    0
    2023年06月23日

狼の幸せ の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    早川書房
  • ページ数
    232ページ
  • 電子版発売日
    2023年04月11日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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