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人生に疲れた40歳のファウストは、長年暮らしたミラノを離れてイタリアンアルプス近くのレストランで働き始める。山に囲まれ次第に人間らしさをとりもどしていたとき、狼たちが山からおりてきていた――。ストレーガ賞受賞作家が描く、人生やり直し山岳小説。
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Posted by ブクログ
面白くて1日で読み終えた。本を読みながら、トーマチーズ、マリオ・リゴーニ・ステルンの小説に出てくる「マリオ風ジャガイモ」などを食べたくなった。 シルヴィアがファウストにプレゼントする「富嶽三六景」。この小説ではモンテローザ山麓の移り変わる四季と登場人物の日々の暮らしが「富嶽三六景」のように描かれてい...続きを読むる。
神々しく険しい山陵と様々な思惑が交わる麓の人々の生活、あとがきにもあるように富嶽三十六景のような美しい対比だった
山に登りたくなる、山の麓に住んで暮らしてみたくなる作品。淡々とした文章だけど、その文章や表現の中に作者の山に対する気持ちや山に関わる人のことが描かれていた。 心を穏やかにさせてくれる作品だった。再読したい。
訳者です。コロナ禍でひととの触れ合いが難しい日々に執筆していたため、互いに寄りそい、触れ合う人々の優しさ・温かさを「狼」では描きたくなった、そんなことを作者はどこかのインタビューで答えていました。だから本作はいわば「帰りたい山」への郷愁の物語なのかもしれません。 早川のnoteで訳者あとがきを公開...続きを読むしています。
大きな話ではないんだけれど、読んでいる間この山にいられることが心地よい。 とにかく出てくるお料理が皆美味しそう。
作家のファウストはパートナーと別れ、イタリアンアルプスの集落フォンターナ・フレッダに来た。そこでコックとして働くことに。冬の山はスキー客などで賑わい、冬が終わると人がいなくなる。ファウストはこれまでと、これからを考え始める。集落での出会い、生活、山やその周辺の自然の大きさがファウストを変えていく。作...続きを読む中に葛飾北斎の名前や『富嶽三十六景』などが語られる場面があってそれが与える影響も興味深い。
初めてのイタリア文学 まさか葛飾北斎の画集がイタリア文学に出てくるとは思っていなかったので驚いたと同時に日本の富士山ってかっこいいと思った 富士山とモンテローザの山並が重なる 山の麓では生活を営み山はただそこにあるだけ 葛飾北斎の富獄三十六景そのものである
前2作(帰れない山、フォンターネ)よりも薄い感じ。 山や山での暮らしの描写は変わらず生き生きとしていたが、薄いと感じたのはなぜだろう。 時間をおいて、もう一度読み返してみたい。
日本でいうところの"黄昏(誰そ彼)時"、あるいは"彼は誰時"に該当する言葉として、イタリアでなくフランス語ではあるが、"犬と狼のあいだ"という表現が当地にはあると知り、いかにもアルプスの山々を身近に仰ぐ民の言葉らしいな、と妙に感服した。 ま...続きを読むた、標高が100m上がれば気温は0.6℃下がる、と言われるが、なるほど主人公が考えるように垂直移動による気候の変化もそれ自体を旅と捉えれば、私たちの人生をもう少し豊かにすることもできるのかもしれない。 モンテ・ローザを富士山になぞらえ、作品全体を富嶽三十六景に見立てて構成している様が、日本人にとっては嬉しいサプライズのようでもあり、まさしく日めくりの絵画を鑑賞するが如く味わうことができる。 …が、個人的には細かく章立てせず、一つの大きな物語として悠々と紡いでくれる方が好みだったかな…。 俗世間でこなさねばならぬタスクの合間の慌ただしい時や、何某かの悩み事等に脳内の大半を占められている時ではなく、心身ともに余裕がある時に、じっくりどっぷり浸かることこそがふさわしい作品だと感じた。 「凶暴なまでに違和感のある、不快な眺めだった。ロープウェーの設備も、落下防止用のネットも、整地の跡も、むきだしのコンクリートも、何もかもが醜悪だった。」
街の暮らしに疲れた中年男が標高2000メートル近い山村に逃れた。男の職業は作家。 絵にかいたようだ・・・。 山村のバルでコックの職を得た彼は、彼同様街暮らしから逃れた若い女性と付き合うことになった。 中年男のファンタジーだ・・・。 四季を通じた自然の描写、山に暮らす人々の生業と生活の描...続きを読む写、美しく描かれている。絶滅の危機に瀕している狼の控えめな描写がタイトルのもとになっているが、結局中年男のファンタジーだな。
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