素数たちの孤独

素数たちの孤独

スキー中の事故で脚に癒せない傷を負ったアリーチェ。けた外れの数学の才能を持ちながら、孤独の殻に閉じこもるマッティア。この少女と少年の出会いは必然だった。ふたりは理由も分からず惹かれあい、喧嘩をしながら、互いに寄り添いながら大人になった。だが、ささいな誤解がかけがえのない恋を引き裂く――イタリアで二百万部の記録的ベストセラー! 同国最高峰の文学賞ストレーガ賞に輝いた、痛切に心に響く恋愛小説。

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素数たちの孤独 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    まずタイトルがいいです。理系が大好きな素数ですよ。タイトル買いでした。

    幼少期のスキー事故で足が不自由になり、拒食症の少女アリーチェと、ある過去の罪を背負い、自傷癖のある数学の天才少年マッティアの幼少期から大人になるまでの物語です。

    マッティアが数学専攻なので、双子素数という話がでてきて、間に一

    0
    2025年11月22日

    購入済み

    久々に読みごたえのある良作

    イタリアベストセラーというのが半分驚き。
    というのも中身がけっこう暗めで、マイノリティの話なので、そんな大勢に読まれるのか、と・・・。

    しかしながら読書好きは東西問わず、重さ、孤独が好きなのかもしれない。
    感情移入しながら読んでしまう。

    0
    2021年11月13日

    Posted by ブクログ

    過去の傷を引き摺る男女の人生を辿りながら、その出会い、交錯、別れ、再会を繊細な筆致で綴る傑作。処女作で権威あるイタリア文学賞を受賞し、人口6000万人のイタリアで200万部を売り上げたのも納得。物語全体の完成度の高さはもちろんのこと、一文一文の表現の巧みさまで語り尽くしたくなる作品です。原語が読めた

    0
    2020年07月04日

    Posted by ブクログ

    高校時代に「孤独」「素数」が何故か自分の中にフィットしてタイトルだけ見て購入。
    孤独を感じながらも不器用に生きて行く少年少女様子が書かれている。高校を卒業して大学に入っても孤独を感じていた時に読んでいた。読んでいると孤独でも別に良いじゃないか、孤独と向き合っていこうと思えた。「人は好きなものに偶然出

    0
    2025年01月10日

    Posted by ブクログ

    当然ではあるけれど、陽気な人が多いイメージのイタリアにも内向的な人はいるはずで。
    内向的な二人が出会う恋愛小説。ストレーガ賞受賞作。

    410ページで、全7章の構成。半分の200ページを5章(20歳くらい)までで使い切ってしまう。
    二人の人格がどうやって形作られてきたか、
    それをさっと書いて、その後

    0
    2024年08月26日

    Posted by ブクログ

    なかなかおもしろかった

    「素数は1とそれ自身でしか割り切ることができない。自然数の無限の連なりのなかの自分の位置で素数はじっと動かず、他の数と同じくふたつの数の間で押しつぶされてはいるが、その実、みんなよりも一歩前にいる。彼らは疑い深い孤独な数たちなのだ」と本文には書いてある。
    そして、孤独には『

    0
    2023年07月01日

    Posted by ブクログ

    心と体に傷を負った少年少女が、苦しみを抱えながらもがきながら成長していく話。
    それぞれの人生が交互に語られ、その孤独の深さにこちらも辛くなるが、微かな光が差し込むラストに心が救われた。人生の様々な局面で選ばなかった答えを、もし、自分が選んでいたら…そんなことを考え余韻に浸っている。

    0
    2022年04月02日

    Posted by ブクログ

    これでいい。終わり方はこれでいいんだと思う。途中でおそらく誰もが想像する終わり方だったら、安っぽいし、だいたいファビオとナディアが「なんだったの」になってしまうではないか。この終わり方だからこそ、いろいろ考えてしまうし、しみじみとした余韻が残る。

    0
    2021年08月07日

    Posted by ブクログ

    イタリアの物理学者が描く恋愛小説。繊細過ぎる二人のすれ違いが、もどかしくて仕方がなかった。最後は、二人ともがそれぞれの道に進んでいくことになり、残念だけど、ひとまず安心すべきなのかもとも感じた。二人はまさに素数に象徴されるような孤独を生きている。スクールカーストのような関係や親子関係とか、万国共通だ

    0
    2021年01月26日

    Posted by ブクログ

    素数とは1とその数字以外に約数を持たない数字。つまり他の数字と共通点がないということになるだろうか。
    アリーチェは幼い頃に習っていたスキーの練習中の事故で足に傷を負い、引き摺って歩かなければならなった少女。
    マッティアは幼い頃に双子の妹を亡くしてしまった事に責任を感じている自閉症気味の少年。しかし、

    0
    2020年07月13日

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