法の雨

法の雨

902円 (税込)

4pt

「逆転無罪」。有罪率99.7%の日本での無罪判決は、検察官にとっては死も同然。看護師による組長殺人事件の起訴したものの、無罪判決を受け、担当検事の大神護は打ちひしがれた。だが、裁判長が判決の直後に法廷で倒れた。これは偶然か。さらに、無罪となった看護師が死んだと知り、病床の裁判長を訪ねると、さらなる謎と事件が見えて……。検事、弁護士、被害者と加害者、刑事、そして判事。複雑に絡み合うリーガルミステリー。

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法の雨 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    成年後見人制度の恐ろしさが分かります。
    弁護士や司法書士の先生方の小遣い稼ぎでは?と疑いたくなる様な制度です。

    更に、裁判とは起訴されたらこんなにも有罪率が高いのかというのにも驚きました。


    主人公の一人である大神検事は度重なる逆転無罪を一人の裁判からくらい打ちひしがれていた・・・

    ヤクザの組

    0
    2023年07月15日

    Posted by ブクログ

    無罪病判事と揶揄される裁判官、逆転無罪を複数回言い渡されて辞職を決意する検察官、杓子定規で融通の効かない弁護士…と曲者の法曹者が登場人物
    法律関係は詳しくないけど、成年後見制度がそんな恐ろしいものだとは知らなかった
    終盤のどんでん返しの連続もよかった

    0
    2025年08月20日

    Posted by ブクログ

    無罪病判事と言われる裁判官が法廷で倒れた。そこから始まる検察と判事の馴れ合いがあるのではとか、成年後見人制度の抱える問題など、問題提起が物語の中でわかりやすく説明されていく。暴力団が絡み警察との馴れ合いも描かれていて、本当なのだろうかと思ってしまった。現実とは少しは違うのかもしれないが、現代の抱える

    0
    2024年09月21日

    Posted by ブクログ

    『逆転無罪』から始まって裁判官、検察官、弁護士……いろいろな立場の人のいろいろな思惑が絡まりあって進んでいくストーリーが面白かった。読後もスッキリして自分好みの良い作品だと思いました。

    0
    2024年08月03日

    Posted by ブクログ

    今回も面白かった!
    大きなミスリードはないのだけど、私はほんの少しの記述で惑わされた箇所がある。さすがです。

    成年後見制度おそろしい…
    近いうちに自分にも関係するかもしれない。全く知らなかったので知れてよかった。
    認知症は、分野によってしっかり覚えているものと忘れてしまうものがあるのだろうか。検事

    0
    2024年07月30日

    Posted by ブクログ

    先週の土曜日、怒涛の6連勤を終えた自分へのご褒美として購入した一冊です。
    駅前の書店で出会いました。
    下村さんの作品は初めてかと思いきや、
    「闇に香る嘘」を読んでました。

    疑惑の逆転無罪判決。

    ”無罪病判事”と呼ばれる裁判官がいる。
    起訴後、有罪率99.7%の日本で、無罪判決が下される。

    担当

    0
    2024年04月08日

    Posted by ブクログ

    法の正義と成年後見人が主題のリーガルミステリ

    近年、無罪を頻繁に出すようになり「無罪病判事」と揶揄されている裁判官の嘉瀬清一
    看護師によるヤクザの組長殺害事件の結審直前に倒れたが、その裁判でも有効とされた判決は「無罪」
    自身が手掛けた裁判では四度目の無罪判決となった検事の大神による「無罪病判事」の

    0
    2023年09月28日

    Posted by ブクログ

    題名の「法の雨」は、雨が万物を潤すように、仏法が衆生をすくうことのたとえ」だそうだ。
    様々なテーマで現代の問題にメスを入れる著者が、今回問いかけるのは、「法の正義とは」と「成年後見制度の闇」。
    公判検事の大神護は、「無罪病判事」と呼ばれる裁判長の裁判で、今回も無罪判決を受ける。
    その裁判長が判決直後

    0
    2023年09月14日

    Posted by ブクログ

    下村敦史『法の雨』徳間文庫。

    ひと筋縄ではいかないリーガルミステリーである。二転三転の展開と驚愕の結末。嘉瀬裁判官は認知症を患ったまま判決を下していたのかと腑に落ちない点もあるが、まあまあ面白かった。

    それにしても成年後見人制度というというのは何とも酷い制度だ。家族が自由に預金を引き出せないなど

    0
    2023年07月18日

    Posted by ブクログ

    202307/面白かった…。毎回テーマも舞台も趣向もキャラも見事で一気読み&作家買い必至の下村敦史。

    0
    2023年10月25日

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