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教室である日突然始まったいじめ。「僕は見て見ぬふりなんかできない!」。職員室へ密告に行くが、先生は何故か見て見ぬふり。たまらず先輩に相談すると、加害者たちを実名で晒し始めあっという間に大炎上。「自分は正しいことをした」と思っていたが――。日常で暴走する〝正義〞を題材に、常識がひっくり返る全篇大どんでん返しミステリ短編集!
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Posted by ブクログ
スピード感があって一話ずつがあっという間。 毎話ラストの種明かしではいろんな事が一度に明らかになり、これがこうであれがこうでと情報処理に忙しい。短編集なので短いスパンで何度も忙しい。 ちょっと狙いすぎな感じもあったけど楽しかった。 今回もSNSが絡んでいたり叙述トリックがあったりで、この作者の本は...続きを読む3冊目だがどれも好きな感じ。 他の作品も読んでみたい。
現代社会の「正義」を巡る複雑さと危うさを巧みに描いたミステリー短編集として、非常に印象深い作品だった。 各話の叙述トリックとどんでん返しが鮮やかで、読み進めるごとに視点の変化がもたらす驚きと深みが楽しめた。 実際には叙述トリックを多用した本格ミステリではあるものの、単なるエンタメに留まらず、倫理や社...続きを読む会の矛盾について深く問いかける作品だった。 短編集ながらどの章も読み応えがあったが、特に最後の「死は朝、羽ばたく」は個人的にはお気に入りで、文中の違和感、叙述トリックを用いたどんでん返し、社会的な問いかけの全てが物語の中でうまく調和している短編だった。
足下が崩壊するような、どんでん返しっていいですね! 本書を読むと何も信じれなくなり、宙に浮かされて巴投げされたような気持ちになります。 見て見ぬふり:クラスで起きているイジメを、見て見ぬ振りが出来なかった主人公は、加害者達をSNSで告発するのだが・・・ 保護:人生彼女無しのサラリーマンが...続きを読む仕事帰りにコンビニの前で佇むセーラー服の彼女を保護する!? 危険な香りがプンプンしました!!! 完黙:麻薬の売人が捕まった!!!取調官はあの手この手で売人の背後を突き止めようとするが。売人の口は完全に閉ざされていた・・・ 二年後売人は釈放されるのだが・・・ ストーカー:人を殺めたばかりの部屋に彼氏がやって来た!!! 彼氏の優しさに見え隠れするウザさの正体と、人を殺めたトイレを彼氏から守る事は出来るのか? 罪の相続:息子を殺めた男に拉致される? 男が恨んでいるのは主人公の祖父? 祖父の秘密と罪の清算は時代を超えて、今を生きる物達に襲い掛かる!! 死は朝、羽ばたく:刑務所を出所したばかりの男が若者達に絡まれ、『服役者だった事をバラされたくなかったらカネハラエ』と脅される・・・ 刑務所の中で反省した受刑者達は本当に罪を許されているのか? 白眉は保護! 滑るくらい騙された!!!
逆転正義という本のタイトル通り、どんでん返しが多発する短編集です。ひとつずつがつながるわけではなく、完全に独立した話が続きます。 面白いのもあれば、イマイチなのもあります。好みによるかな?最後の話は、ちょっと泣けます。
凄く面白かった 特に最後の死刑囚の話が好き 途中の赤ちゃん掻き出す描写だけ無理すぎて少し飛ばしちゃったけど
「保護」の章が一番好きでした。全体的にどんてん返しがちゃんとしててよかったです。下村敦史さんニ作目でした。
1短編目、そういうことか人の思い込みとは本当に怖いものだなあとしみじみ。 パターンは同じだったが、読みやすい小説であった。
六つの「正義」が主軸となった短編集。それぞれ異なる価値観が提示され、読むたびに正しさとは何かを問い直される。緻密に構築されたミスリードに翻弄される快感も相まって、知的な刺激と純粋な読書の愉しみが見事に両立している作品だった。
下村敦史『逆転正義』幻冬舎文庫。 6編収録のどんでん返しミステリー短編集。何れの短編も設定やテイスト、仕掛けが異なり、十二分に楽しめる。 『見て見ぬふり』。理屈っぽい感じのどんでん返しで、その真相は言い訳にしか聞こえない。 報道などで知る限り、最近の虐めはかなり陰湿で執拗になっているようだ。さ...続きを読むらにはSNSの普及が、陰湿な虐めに輪を掛けているらしい。昔は虐めなどは余り無く、子供同士の喧嘩はあったが、決着が着けばまた普通に遊んでいた。 高校のクラスで、ある日突然始まった陰湿で過激な虐め。主人公の冬樹が見るに見兼ねて職員室に向かい、担任に密告するのだが、担任は見て見ぬふりを決め込む。冬樹は堪らず、先輩に相談すると、その先輩が加害者3人の実名をネットに晒し、大炎上してしまう。 『保護』。二度読み必須の叙述ミステリー。そっちがあっちで、あっちがそっちだったとは。 雨の中、早川満雄がコンビニで保護した濡れたセーラー服の彼女は、そのまま早川のアパートの部屋で暮らし始める。 『完黙』。なかなか先の読めない展開と結末、爽快感と感動の結末に脱帽した。 報道を見る限り、薬物は若年層にも蔓延しているようだ。大麻やコカイン、違法薬物などが様々な形で国内に入り込み、知らぬ間に身近に忍び寄るというのには恐怖を感じる。 ヤクの売人の42歳の大重泰三はある日、麻取の捜査官に捕まるが、完黙を貫き、2年半の刑期を務めると、再びヤクの売人に戻る。2年半もの間、完黙を貫いたことで暴力団組織から厚い信頼を得た大重はプロスポーツ選手や芸能人を相手にする売人へとのし上がる。 『ストーカー』。これも二転三転の見事なプロットと叙述ミステリー。 いきなり花村美里という女性が自宅で遺体を処理していると思われる場面から始まる。そこに現れた恋人。 『罪の相続』。親の因果が子に報いを地でいくようなストーリー。そういうことかと上手い捻りに驚いた。 息子を殺害された曽我部邦和は何者かに襲われ、拉致される。 『死は朝、羽ばたく』。いつの時代にも死刑の是非について議論されるが、今の法律をきっちり守るのであれば、死刑判決が確定したら、直ぐに刑を執行すべきだと思う。刑が確定してから何十年も生かされる死刑囚と数年で刑が執行される死刑囚では何が違うのかよく解らない。 これは全く結末が読めなかった。 札幌刑務所から出て来た奥村健三は3人の若者に前科者だと絡まれる。 本体価格720円 ★★★★
正義感が強い人ほど厄介なことってないよね。 しかも本人はそれを善意でやっているから尚更。 タイトルにも逆転とあるので話の前編でこれがどう転ぶのか予想しながら読み進めていたので楽しかった。保護の話は一杯食わされた。こういう逆転もあるのか! ほどんどが若干の救いがある話、長編ばかり読んでいると、短篇週は...続きを読む若干のモヤモヤが残る展開が多いがすごくまとまっているように感じた。 最後の刑務所の話は罪との向き合いかたにそれぞれの思いがあって一口に罪人と括れなくなった。
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