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全盲の依頼人
聞こえない証人
失語症の少女
前代未聞の裁判で超絶どんでん返しがドカン!
『同姓同名』『逆転正義』驚天動地のトリックを連発する著者の衝撃ミステリー!
後天的な障害を抱える人々の支援をするNPO『天使の箱庭』の施設長が殺された。殺人の容疑者は全盲の入所者・美波優月。だが美波は、深夜に施設長に呼び出されて襲われたが殺してはいない、と主張している。弁護依頼を受けた刑事弁護人の竜ヶ崎恭介は絶対不利な状況のなか、真相解明のために奔走する。検察側証人は耳が聞こえず、弁護側からは喋れない少女が出廷。竜ヶ崎は無罪判決を勝ち取れるのか。法廷に待ち受ける奇跡の結末は!?
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Posted by ブクログ
あらゆる後天的障害を抱えた人たちが入所し、生活訓練を受ける施設で施設長が刺殺されます。
容疑者である全盲の女性は容疑を否認。
彼女の弁護を引き受けた竜ケ崎弁護士が主人公の法廷ミステリーです。
証人尋問により思惑通りのコメントを引き出す話術。
裁判員たちへの印象付けの鮮やかさ。
検事とのかけひき。
依頼人の無実を信じ切る強さ。
スタイリッシュな竜ケ崎弁護士に痺れます。
そして明るみにされていく真相。
続きが気になってあっという間に読み切りました。
冒頭、目が見えない女性が施設内を歩くシーンから始まるのですが、
空間察知の仕方などが未知の事ばかりで一気に引き込まれました。
法廷での裁判のシーンが相当な文章量で、最後までどのような着地を見せるかわからず、まさに題名通り、暗闇法廷でした。
Posted by ブクログ
後天的な障害を抱える人々がリハビリなどを行う施設NPO『天使の箱庭』の施設長、荒瀬が殺された。殺人の容疑者は全盲の入所者・美波優月。だが美波は、深夜に荒瀬に呼び出されて襲われたが殺してはいない、と主張。弁護依頼を受けた刑事弁護人の竜ヶ崎恭介は絶対不利な状況のなか、真相解明に乗り出すが…。
『同姓同名』などで話題になった下村敦史さん。ようやく初読み。
数週間前、テレビで自宅を公開していたけど、なかなかクセのある邸宅で、ユーモアあふれる方だった。
読み始めてすぐに犯人の目星がついてしまうのはちょっと残念。だけど、そこに行きつくまでのストーリーを楽しむことができた。
法廷でのやり取りは実際に見学した人でしか味わえない臨場感があり、「こうやって裁判って進んでいくのか」と感心。
最後の種明かしも、こういう作品に慣れてしまっている人には単純なことかもしれないけど、何にも考えずに読み進めるタイプの私としては、驚き、なるほどの連続だった。
たくさんの参考文献が載っていて下村さんはちょっとでも気になることがあったら、調べる方なんだと好感が持てた。
初下村作品で星4.5かな。四捨五入で5にします。
Posted by ブクログ
面白かった。
全盲の施設入居者が、施設長を殺害した疑いで裁判になるが、その行方は…という話。
犯人は別にいることは最初から匂わされているので、冤罪をどのように防ぐのかという展開を楽しめた。
被告人が何かを隠している様子があったが、その真実には驚き、また納得させられた。
ただ、警察の捜査はもっと緻密と思うし、検察官や裁判官をいかにも頭が硬そうなのに対し、刑事弁護人が殊更正義の人のように描くのは違和感があった。
多分、作者は刑事弁護人への取材や刑事弁護人の著者を見て、刑事弁護人のいいところだけ見ているのだろう。
刑事弁護人は冤罪を防ぐための最後の砦であるが、被疑者、被告人の権利を守り、少しでも有利な判決を得るためには被害者を傷つけるなど手段も選ばない部分が多くあることも忘れてはいけない。
今回は、明らかに犯人は別にいるので、刑事弁護人を応援できた。
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