【感想・ネタバレ】逆転正義のレビュー

あらすじ

教室である日突然始まったいじめ。「僕は見て見ぬふりなんかできない!」。職員室へ密告に行くが、先生は何故か見て見ぬふり。たまらず先輩に相談すると、加害者たちを実名で晒し始めあっという間に大炎上。「自分は正しいことをした」と思っていたが――。日常で暴走する〝正義〞を題材に、常識がひっくり返る全篇大どんでん返しミステリ短編集!

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スピード感があって一話ずつがあっという間。
毎話ラストの種明かしではいろんな事が一度に明らかになり、これがこうであれがこうでと情報処理に忙しい。短編集なので短いスパンで何度も忙しい。
ちょっと狙いすぎな感じもあったけど楽しかった。

今回もSNSが絡んでいたり叙述トリックがあったりで、この作者の本は3冊目だがどれも好きな感じ。
他の作品も読んでみたい。

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2025年09月07日

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ネタバレ

どんでん返しの短編集。中山七里らしい巧妙な仕掛けをギュッと詰め、どの話も満足のいく騙され方をする。本当に無駄のない文章で、これだけ密度の高い短編を作れるのは流石だと思う。読書初心者におすすめしやすい一冊!

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2025年10月12日

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現代社会の「正義」を巡る複雑さと危うさを巧みに描いたミステリー短編集として、非常に印象深い作品だった。
各話の叙述トリックとどんでん返しが鮮やかで、読み進めるごとに視点の変化がもたらす驚きと深みが楽しめた。
実際には叙述トリックを多用した本格ミステリではあるものの、単なるエンタメに留まらず、倫理や社会の矛盾について深く問いかける作品だった。
短編集ながらどの章も読み応えがあったが、特に最後の「死は朝、羽ばたく」は個人的にはお気に入りで、文中の違和感、叙述トリックを用いたどんでん返し、社会的な問いかけの全てが物語の中でうまく調和している短編だった。

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2025年10月04日

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ネタバレ

どんでん返しモノが好きなので、レビュー見て購入。短編だと難しいのでは?と思ったが、無駄のない情報と読みやすい文体、そしてどんでん返しに楽しく読むことができた(といっても重めの話も多いのだが)。

全体を通して
・一見加害者にも背景がある
・過去に罪を犯したからと言って第三者が『正義』を振りかざして攻撃していい理由にはならない
・その自称『正義』が加害になることもある
・加害者と思いきや被害者、被害者と思いきや加害者という可能性もある
・正義とは?罪とは?

といったテーマが感じられた。

どんでん返しを楽しむのはもちろん、いろいろ考えさせられる内容だ。
自分の価値観もひっくり返される、という意味で『どんでん返し』なのかもしれない。

どの話も面白かったが、一番最後の『死は朝〜』は展開の予測がつかず、衝撃と真相にいろんな気持ちがこみ上げてきて泣いてしまった。
スカッとジャパン(懐かしい)的な後味の良さもある(笑)
この話が最後でよかったな…

読めなかった、という点では『保護』も面白かった。
小説ならではだなぁ。
頭の中に浮かんでいた映像が見事にガラガラと崩れ落ち、再編成される。
どんでん返しモノの好きな瞬間は、読み返して「ああーーー!確かにそう書いてる!!(あるいは書いてない!!)」と衝撃を受ける瞬間。たまらないですね。

この作品で作者さんを知ったのですが、他の作品も面白そうなので読んでみようと思う。


唯一『ストーカー』に関してはいろいろツッコミどころがあった…(笑)
あと読んでてしんどい(笑)

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2025年09月15日

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足下が崩壊するような、どんでん返しっていいですね!

本書を読むと何も信じれなくなり、宙に浮かされて巴投げされたような気持ちになります。




見て見ぬふり:クラスで起きているイジメを、見て見ぬ振りが出来なかった主人公は、加害者達をSNSで告発するのだが・・・

保護:人生彼女無しのサラリーマンが仕事帰りにコンビニの前で佇むセーラー服の彼女を保護する!?
危険な香りがプンプンしました!!!

完黙:麻薬の売人が捕まった!!!取調官はあの手この手で売人の背後を突き止めようとするが。売人の口は完全に閉ざされていた・・・
二年後売人は釈放されるのだが・・・

ストーカー:人を殺めたばかりの部屋に彼氏がやって来た!!!
彼氏の優しさに見え隠れするウザさの正体と、人を殺めたトイレを彼氏から守る事は出来るのか?

罪の相続:息子を殺めた男に拉致される?
男が恨んでいるのは主人公の祖父?
祖父の秘密と罪の清算は時代を超えて、今を生きる物達に襲い掛かる!!

死は朝、羽ばたく:刑務所を出所したばかりの男が若者達に絡まれ、『服役者だった事をバラされたくなかったらカネハラエ』と脅される・・・
刑務所の中で反省した受刑者達は本当に罪を許されているのか?


白眉は保護!
滑るくらい騙された!!!

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2025年07月17日

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ネタバレ

下村さんのどんでん返し短編集!
•「みてみぬふり」…教室では、同級生の三ツ谷が、古島達3人に毎日弁当を捨てられたり暴力を振るわれていたりと、いじめが止まらなかった。
冬樹は、いじめの状況を担任の石澤に相談するも、石澤は状況を目の当たりにしながら何も行動しない…
みかねた冬樹は先輩に相談すると、捨てアカウントでいじめの事実をSNSで#拡散希望と付けて名前付きで投稿してしまう。
あっという間に投稿は広まり、三ツ谷へといじめはなくなったので、冬樹は内心清々していたが、古島が自殺未遂を起こしてしまう…
2年前に三ツ谷の兄がいじめられていた時、担任は石澤であったのだ。
三ツ谷は敢えて古島達お願いして、いじめられているふりをして、石澤先生が助けてくれるか試していたのだ。
しかし2年前石澤は何もしなかったわけではなく、彼なりに働きかけていたのだ…
第三者視点で、世間一般的な「悪人」を、正義感だけを理由に、相手を叩きのめしたいという感情に任せて徹底的にバッシングできる世の中。
まるで中世ヨーロッパで行われてきた魔女狩りのようで、魔女側になるのもおそろしいが、自分が魔女狩りをする側にならないように、正義を振りかざすことで悲劇につながることのないように気をつけようと思いました。
•「保護」…コンビニの前で雨の中、傘もささずに立ち尽くしている制服姿の春子を放って置けず、アパートの自室へ匿う事にした満雄。
40歳と17歳、2人の歳の差をしっかりと意識しながらも、満雄は女性と付き合った事がないなりに、春子と少しずつ距離が縮まり、いずれ2人は結ばれるが…
いや〜〜〜やられた!!!
まさか春子が40歳の引きこもりで、満雄が17際の中卒サラリーマンだったとは…
最初に春子の顔を見た時に驚いたり(女子高生だと思っていたため)、28歳の上司に怒られていたり、女性経験がなかったり、そりゃ17歳なら普通だわな!と伏線にも納得できました…
と同時に、40歳でいまだに職につかず、養われていながらも親の介護に疲れたもいう理由で家出をして、挙げ句の果て17歳の少年に匿ってもらう春子の、常識の無さに鳥肌が立ちました…

ここから短くします。
「完黙」…麻薬の密売人の話。逮捕されても、背後にいる組織の存在は決して明かさない。その理由は、裏の世界で信用を得るためである。
だがまさか、その先再逮捕された時に全てを麻取にバラし、組織の幹部達もろともぶっ潰すためだったとは(薬により亡くなった奥さんと娘の復讐を果たすため)全くよそうできませんでした。
アングラ的スリルもあり、読んでいてドキドキしました。
•「ストーカー」…風呂場にて、ある「殺人」を犯した直後に彼氏が急に家に!現場を見られるわけにはいかないので早く帰って欲しいのに中々帰らない彼…どうする?!
まさかストーカーが、その「彼」で、殺人というのは、身籠った子供を体内から掻き出してトイレに落としたことだったとは…しかもその赤ちゃんは助かり、殴り殺したはずの彼までなんと生きていたという、お先真っ暗エンド…
•「罪の相続」…祖父が、戦時中に食料の代わりに身体を差し出してきた女性と関係を持ったことにより、女性の孫にあたる人物に”罪の相続”として息子を殺された主人公の話。
まさか犯人が子供で、家で祖父が”罪は相続されるもの”という教えに沿って起こしてしまった事件であったとは…息子の罪を隠すために、父親が罪を被ろうとしていたのだ…
•「死は朝、羽ばたく」…刑務所を出ると、少年3人達にカツアゲの脅しをかけられ続ける主人公。
まさか主人公が、前科者の出所者ではなく、刑務官だったとは…
彼は死刑のスイッチを押す役割を担い、精神的負担の重さに耐えきれずに辞職した直後だったのだ。
死刑囚からの手紙に書いてある、「死にたくないと思いながら死んでいくことこそが罪を償うためには必要だ」という言葉が、あまりに重くて恐ろしさすら感じた。

六つの話全てがどんでん返しで、どの話もどんでん返しの火力がとてつもなく高かった!
どんでん返し選抜!!!

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2025年07月15日

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逆転正義という本のタイトル通り、どんでん返しが多発する短編集です。ひとつずつがつながるわけではなく、完全に独立した話が続きます。

面白いのもあれば、イマイチなのもあります。好みによるかな?最後の話は、ちょっと泣けます。

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2025年10月13日

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凄く面白かった
特に最後の死刑囚の話が好き
途中の赤ちゃん掻き出す描写だけ無理すぎて少し飛ばしちゃったけど

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2025年09月30日

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ネタバレ

短編にも関わらず緻密なミスリードによるどんでん返しを楽しめる。
それぞれ社会問題に一石を投じるような構成も上手い。
限りなく星5に近いクオリティ(個人的に本格物が好きなので、リアル系の作品はそこまで高評価できないだけ)。

特に2章目の叙述トリックは鮮やかで、油断して読んだら久々に度肝を抜かれた。
すぐさま読み返してしまうほど。
全体に考えさせられるというか後味の悪いストーリーが多いが、最終話が救いのある展開で読後感は良し。
手軽に読めるので是非読んでいただきたい。

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2025年08月25日

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ネタバレ

終盤に前提をひっくり返してくれる系の短編集
「死は朝〜」は大学で死刑制度を研究していたから考えさせられた。
1番好きなのは「保護」
人間、性差とか人種とかよりなによりも年齢のバイアスが1番強い気がする

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2025年08月13日

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「保護」の章が一番好きでした。全体的にどんてん返しがちゃんとしててよかったです。下村敦史さんニ作目でした。

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2025年07月09日

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1短編目、そういうことか人の思い込みとは本当に怖いものだなあとしみじみ。
パターンは同じだったが、読みやすい小説であった。

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2025年06月30日

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六つの「正義」が主軸となった短編集。それぞれ異なる価値観が提示され、読むたびに正しさとは何かを問い直される。緻密に構築されたミスリードに翻弄される快感も相まって、知的な刺激と純粋な読書の愉しみが見事に両立している作品だった。

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2025年05月30日

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下村敦史『逆転正義』幻冬舎文庫。

6編収録のどんでん返しミステリー短編集。何れの短編も設定やテイスト、仕掛けが異なり、十二分に楽しめる。

『見て見ぬふり』。理屈っぽい感じのどんでん返しで、その真相は言い訳にしか聞こえない。

報道などで知る限り、最近の虐めはかなり陰湿で執拗になっているようだ。さらにはSNSの普及が、陰湿な虐めに輪を掛けているらしい。昔は虐めなどは余り無く、子供同士の喧嘩はあったが、決着が着けばまた普通に遊んでいた。

高校のクラスで、ある日突然始まった陰湿で過激な虐め。主人公の冬樹が見るに見兼ねて職員室に向かい、担任に密告するのだが、担任は見て見ぬふりを決め込む。冬樹は堪らず、先輩に相談すると、その先輩が加害者3人の実名をネットに晒し、大炎上してしまう。


『保護』。二度読み必須の叙述ミステリー。そっちがあっちで、あっちがそっちだったとは。

雨の中、早川満雄がコンビニで保護した濡れたセーラー服の彼女は、そのまま早川のアパートの部屋で暮らし始める。


『完黙』。なかなか先の読めない展開と結末、爽快感と感動の結末に脱帽した。

報道を見る限り、薬物は若年層にも蔓延しているようだ。大麻やコカイン、違法薬物などが様々な形で国内に入り込み、知らぬ間に身近に忍び寄るというのには恐怖を感じる。

ヤクの売人の42歳の大重泰三はある日、麻取の捜査官に捕まるが、完黙を貫き、2年半の刑期を務めると、再びヤクの売人に戻る。2年半もの間、完黙を貫いたことで暴力団組織から厚い信頼を得た大重はプロスポーツ選手や芸能人を相手にする売人へとのし上がる。


『ストーカー』。これも二転三転の見事なプロットと叙述ミステリー。

いきなり花村美里という女性が自宅で遺体を処理していると思われる場面から始まる。そこに現れた恋人。


『罪の相続』。親の因果が子に報いを地でいくようなストーリー。そういうことかと上手い捻りに驚いた。

息子を殺害された曽我部邦和は何者かに襲われ、拉致される。


『死は朝、羽ばたく』。いつの時代にも死刑の是非について議論されるが、今の法律をきっちり守るのであれば、死刑判決が確定したら、直ぐに刑を執行すべきだと思う。刑が確定してから何十年も生かされる死刑囚と数年で刑が執行される死刑囚では何が違うのかよく解らない。

これは全く結末が読めなかった。

札幌刑務所から出て来た奥村健三は3人の若者に前科者だと絡まれる。

本体価格720円
★★★★

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2025年05月24日

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正義感が強い人ほど厄介なことってないよね。
しかも本人はそれを善意でやっているから尚更。
タイトルにも逆転とあるので話の前編でこれがどう転ぶのか予想しながら読み進めていたので楽しかった。保護の話は一杯食わされた。こういう逆転もあるのか!
ほどんどが若干の救いがある話、長編ばかり読んでいると、短篇週は若干のモヤモヤが残る展開が多いがすごくまとまっているように感じた。
最後の刑務所の話は罪との向き合いかたにそれぞれの思いがあって一口に罪人と括れなくなった。

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2025年11月29日

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YouTubeの『ほんタメ』で作家のお宅訪問で知った下村さん。初めて下村さんの作品を読んでみました。イヤミスみもあり、『世にも奇妙な~』みもあり、どのお話も短くまとまっていて読みやすく楽しかったです。続編?の『暴走正義』も手元にあるので楽しみだけど、次はがっつり長編を読んでみたいです。

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2025年11月03日

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ネタバレ

読みやすかったけど違和感が多々。

いじめを見てみぬふりしてたんじゃなくて、
様子を見てたんだ、っていやなんか早く行動しろって思うし
まさかのお願いしていじめられるというのは自分の身を削りすぎだし、
40歳でJKおばさんやってる人と同棲生活しちゃう17歳はちょっと頭弱すぎだし、
先祖代々で人を恨むって意味わかんないしきたりだし、しかも結局勘違いだし、
死刑執行人=殺人者という見せ方をするために
死刑囚の家族に「人殺し!」と言われるとか
いやあんたの家の子が死刑になるようなことしたからですよ、って感じだし
ミスリードに無理矢理感があって種明かしされても、うぅ〜ん?という感想。

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2025年09月30日

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ネタバレ

出張のお供で購入。各章ごとに読み切りなのでさくっと読み切れました。
読み手が想像する結末をひっくり返す(えっそれ?)というオチが多く、どんでん返し好きならハマるかも。

鬱ぽい展開、結末が多いのですこし覚悟はいる。

あくまで短編もののどんでん返しなので、衝撃は少ないです。しかし複数の話が詰め込まれているので、その分味わうことができる。

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2025年09月04日

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202505/タイトルや帯からも、全篇大どんでん返しミステリ短編集というのがうたわれているので、ついつい疑いの目で読んでしまったし若干無理くり感ある話もあったけど、それでも意外さ・予想外の真相や結末に驚きがあってとても楽しめた。下村敦史のすごさを改めて味わえる一冊。

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2025年08月13日

Posted by ブクログ

題名通りに、それまでの話が最後に逆転する6編の短編集。
どの短編も読者の思い込みをひっくり返し、特に『保護』や『完黙』や『ストーカー』には、「やられた!」と、著者の企みに翻弄された。

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2025年07月29日

Posted by ブクログ

短編集なので軽く読めますが、しっかり途中まで騙されてひっくり返されました。
私は先入観や固定観念が強い傾向にあるので、余計に騙されやすかったのかも。

「保護」、「ストーカー」、「死は朝、はばたく」の3つが好みです。

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2025年07月14日

Posted by ブクログ

短編の中で何度もひっくり返る。
ひっくり返りすぎてついていけない話も。
個人的には最初の「見てみぬふり」と
最後の「死は朝、羽ばたく」が好きだった。
ひっくり返すには辻褄を合わせなきゃいけない分
作家さんは大変だろうな。
初めましての作家さんでした。
テーマがどれも良いので、欲を言えば、考えさせられるポイントがもう少し欲しかったかなー

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2025年06月20日

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