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Posted by ブクログ
「バニラな毎日」を読んで、とても楽しい読書が出来たので、間を開けずに続編を読んでみました。
私はお菓子が大好きですが、お菓子にまつわるお話はもっと好き。
お菓子によって元気付けられています。
「バニラの毎日」から続く登場人物が、読み進めるうちに、実際に存在し生活している気分になります。
そして、5月から病気療養となり、多忙な毎日からのんびりとリハビリしてきた自分と重ねて読ませていただきました。
好きな時間に起きて、好きなお菓子を焼き、のんびり読書をしていた私も、病気が完治し再就職が決まり、私のこの約7ヶ月は「バニラのバカンス」のような大切な時間となりました。
こんなにのんびりとこの本を読むことが出来た体験は、私の宝物の時間です。
ちょっとお疲れ様のかたに、ぜひおすすめしたい本です。
Posted by ブクログ
◼️賀十つばさ「バニラなバカンス」
テレビドラマになった「バニラな」シリーズ第2弾。おもしろくて上手くて、泣ける?
「バニラな毎日」の続編。フランスで修行し自分の洋菓子店を開いたものの不振で閉店した女性パティシエ・白井さん。同じくフランスで修行した料理研究家の佐渡谷さんから勧められ、佐渡谷のカウンセラーの妹から、治療の一環として様々な人にお菓子教室を行う。その体験を通じて自分を見つめるー。
ドラマでは、お菓子教室の生徒で優秀なコンサルタントに相談し、店を再開する。小説ではそこは描かれず、初巻の最後で決心して再オープンする。と、同時に佐渡谷は白井の尽力でかつての恋人、やはり菓子職人のヴィクトーと寄りを戻し、フランスに渡る。
で、2巻。再開したばかりの「パティスリー・ブランシェ」の前の道で突然大きな陥没が発生、通行止めとなり、休業を余儀なくされる。かと思うと、佐渡谷が泣きながら電話をよこす。病気の前妻がヴィクトーへ助力を願い、2人の関係性を見た佐渡谷はハートブレイクとなり帰国、まもなく成田に着くから迎えに来て、とのこと。社会と佐渡谷に振り回される白井の生活も、また再開するー。
折々に挟まれるお菓子の種類や作り方の説明が丁寧で、いかにも美味しそう。さらに、例えばなぜ白井はショートケーキを作らないのか、その事情と意地が、リアルで人間ぽくて説得力がある。このシリーズは、スイーツそのものばかりでなく、その業界のディテールを響くように織り交ぜている。白井さんのモノローグ、言葉も解釈もとても楽しくテンポが良い。
で、題材を、人の心理的な動きにつなげるのは、小説では当然のことではある。ドラマ完視聴したし思い入れもあることは認める。でもこのシリーズは上手いな、そうだな、と思うことが多い。こう、物語の流れではなくて断片的に持ってくるとあまり説得力がないけども、作ったスイーツに何かが足りない、それは自信が足りない、という持って行き方には、普遍的なものを感じて、考えこんでしまった。
決して成功ばかりしているわけではない中でも順調に見える時期には、好時魔多しー。ドラマでもラストに来て、えっ・・と思った。
さらに続編があるようだー。
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