おわりのそこみえ

おわりのそこみえ

1,540円 (税込)

7pt

「感動、アホか。そんなもんはいらんのじゃ、暈け。これは効いた。効きまくった」(選考委員・町田康)。美帆、25歳。買い物依存で性依存――。第60回文藝賞優秀作。

「私に明日なんて必要ないし、夜は明けないほうがいい。」(本文より)
スマホで消費者金融のアプリとマッチングアプリを交互に見る生活を送る、美帆、25歳。今を生きるため人生を手放し、地獄の底の絶望と希望へと爆進する、衝撃の問題作。町田康、喝采!

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おわりのそこみえ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月19日

    最近読んだ本の中でいちばん良かった。

    不器用がすぎる登場人物たちの崩壊と再生が書かれ、疾走感がある。
    不器用が、ダメ人間が、愛おしくなった。
    文体も読みやすく手が止まらなかった。
    この手の小説にしては珍しく、登場人物たちに愛着が湧いてしまった。
    続きを求めたくなった。

    内容は語りません、自分はこ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月12日

    文章が面白く設定だけで覗き見したくなりどんどん読んでゆくうちに地獄と天国にゆくジェットコースターみたいな作品。
    こんなにも実在しなさそうな依存に満ちた主人公だけど私の身の回りにも実在するタイプでした…。
    今期最大の問題作!

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月30日

    第60回文藝賞優秀作。泣いた。人生の底にいるときに読む本。
    お母さんの考えも好き。結局女で勝負しなきゃ生きられない。同じ土俵に立って勝負しようなんて間違っている。
    生きるの辛いけど読むとなんかちょっと生きれる気がする本だった。

    「人にたくさん迷惑をかけて生きてきた結果がこれ。自分のことしか考えてな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月15日

    主人公の自己肯定感が低く、無意識のうちにダメな方を選んでしまうところがリアルでした。 最後は感動しました。

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月15日

    なんだこの疾走感は!

    一気に読み終えた。

    井上荒野の”ママがやった”に通じるクライマックスの狂いっぷりは必見。

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    Posted by ブクログ 2024年04月15日

    人生いろいろあるよなって思った。
    家族・友達、なんだかんだ1人じゃなくて、後半話が展開しておもしろい。

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    Posted by ブクログ 2024年03月07日

    すごい勢いで駆け抜けた。破滅への一直線。
    買い物依存で、セックス依存で、借金依存。
    ファッションで死にたい。と言い、ファッションで元カレからストーカーされる。
    子どもの頃に愛されたかった欲求が、大人になり親から男の人に向かった果てがセックス依存。ひとときでも寂しさを埋めたい。でも本当は愛されたい。
    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月01日

    これは面白かった。
    買い物依存で借金まみれ、マッチングアプリで男を漁ってのセックスと、生きることに絶望しながら刹那的な日々を送る主人公。
    クソみたいにどうしようもないのに、ここまでぶっ飛んでると爽快にすら思えた。
    文章も読みやすくて結構好み。テンポが良くてあっという間に読めた。

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    Posted by ブクログ 2024年01月12日

    美帆ー!きっついよねぇ。こんな人生辛いわよね。メンヘラちゃんでセックス依存からの買い物依存の借金地獄。カワイイのが唯一の救い。それほんと大事。
    でも、宇都木がいて良かったじゃん。なんだかんだ両親も愛してくれてて良かった。加代子は、、美帆を妬んでたのかな?

    はぁー。この先もめっちゃキツイこと待ち受け...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月12日

    買い物依存、借金、行きずりの人との関係。刹那的な欲望で日々を消費する。
    どう足掻いても人生詰んでいて、最初から最後までどん底だし、全然笑えないラストなのにカラッとした潔さがあった。とっても面白かったです。

    0

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