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雫峠
神山藩が舞台の『高瀬庄左衛門御留書』『黛家の兄弟』『霜月記』に連なる最新作。 国を棄てるかもしれぬ。 だが俺が知らぬ顔したら、義妹は死ぬ。 武士の理にあらがった二人の逃避行を描く表題作を含む、 四季薫る神山の原風景と、そこに生きる人々の気品が漂う作品集。 山本周五郎賞作家が織りなす、色とりどりの神山のすがた。 「半夏生」 国の堤を支える父と弟。彼らの背中は清く大きかった。 「江戸紫」 藩主の病が招く騒擾を防ぐ妙案はいかに。 「華の面」 能を通じて思い知る、同い年の藩主の覚悟。 「白い檻」 神山の厳冬。流刑先での斬り合いに漂う哀愁。 「柳しぐれ」 町を駆ける盗人の、一世一代の大仕事。 「雫峠」 神山を出ると決めた、二人の間に芽生えた思い。 ~「神山藩シリーズ」とは~ 架空の藩「神山藩」を舞台とした砂原浩太朗の時代小説シリーズ。それぞれ主人公も年代も違うので続き物ではないが、統一された世界観で物語が紡がれる。 -
君は僕の妻じゃない~マガイモノの結婚生活はじめます~【フルカラー】
【このマンションは夫婦・恋人限定。違反した場合は莫大な違約金を支払い、即刻退去】このマンションで穏やかな結婚生活を築いていこう。二人で決めた新居に引っ越したその日――――俺の妻「トウコ」は消えた。いや!きっと何か理由があって、必ず帰ってくるはずだ!諦めきれない俺は彼女を探し続けた。そして1年、マンション管理人に妻はいると嘘をつき続け…そろそろ限界を感じたある日、一人の女性と出会う。「トウコ?」驚くほど妻に似ているけど、性格は似ても似つかない全くの別人。話を聞けば、彼女は住む家がないホームレスらしい。そこで…俺は一つの提案を彼女にする――「俺の妻(仮)になってくれ!」妻が、トウコが戻る日まで。 -
安楽死の医師~自ら「死」を選んだ患者と家族に起きたこと
久坂部羊氏推薦!日本の課題の詰まった本! 2016年より安楽死が合法化されたカナダで、 最初期から「死の介助」をしてきた医師が考える死について。 それは本当に救いになるのか、それとも…。 -
博士の長靴
ままならない天気も、家族も、人生も、すべてを慈しみながら、わたしは生きたい。 天気の研究に生涯をささげた藤巻博士。博士一家・四世代の歴史と、彼らとの出会いで変化していく人々の生きざまや家族の在り方を丁寧に描いた傑作連作短編小説。 『ありえないほどうるさいオルゴール店』の瀧羽麻子、新たな代表作。 -
完全なる白銀
夢枕獏、恩田陸両氏推薦! 新たな山岳小説! 緑里はアラスカに向かっていた。旧友シーラと北米最高峰デナリに登るためだ。 シーラの幼馴染、リタ・ウルラクは新鋭の女性登山家として名を馳せていた。二人の故郷、サウニケは北極海の小さな島だが、地球温暖化の影響で海に浸食されている。このままでは島は海に沈む――故郷の危機を世界に知らしめるため、リタは登山家として有名になるべく冬季デナリ単独行を計画した。写真家としての先行きに悩んでいた緑里はリタの果敢な言葉や行動に励まされ、彼女がそれを成しえたら真っ先にポートレートを撮ることを約束した。だがデナリの下山中、リタは消息を絶ってしまう。山頂から“完全なる白銀”を見た――という言葉を残して。 リタの登頂を疑うマスコミは彼女を〈冬の女王〉ではなく〈詐称の女王〉と書き立てた。緑里とシーラは、デナリに挑み、リタの登頂を証明することを決意。しかし、世界最難関への登攀は一筋縄にはいかない。ブリザード、霧、荷物の遺失、高度障害……二人の信頼関係も揺らぐ。困難を乗り越え北米大陸で最も高い地へ手を伸ばす緑里。その先に見えたものとは。 極限の地だけでなく、社会でも闘う女性たちを描きだす、気鋭の著者の新境地。 ※この作品は過去に単行本として配信されていた『完全なる白銀』 の文庫版となります。 -
この密やかな森の奥で
――罪と罰と愛と苦悩について 過去にある罪を犯した元軍人のクーパーは、その罪から逃げるようにアパラチア山脈の山奥の一軒家で8年間、一人娘のフィンチとともに暮らしてきた。電気もない自給自足の生活は年に一度物資を届けてくれる親友のジェイクだけが頼りだが、その冬は何日経ってもジェイクが姿を見せず、数日後に現れたジェイクの妹マリーはその死を知らせる。さらにクーパーが森で見かけた少女が行方不明となっていることから保安官に質問を受けることになり、懸命に築き上げてきた静かな生活は少しずつ崩れていくが――罪と罰と愛と苦悩について考えさせられる重厚なサスペンス! 原題:These Silent Woods ◆この「静かな森」の中には、現代人が背負うべき罪と痛み、そして育むべき恵みがある。美しい文体と、詩的なノワール文学に、僕は恋をしてしまった。こんな善良なハードボイルドには、なかなか出逢えない。 /ゲームクリエイター 小島秀夫 ◆美しい文章で書かれた、緊迫感と迫力にあふれる作品 /ジョン・ハート(エドガー賞受賞作家) ◆「本作の美しい表現と、救いと希望というメッセージは、多くの人の心に響くだろう /パブリッシャーズ・ウィークリー 『ピープル』誌2021年11月のベストブック選出! 『ニューヨーク・ポスト』紙2021年11月の「読むべき新刊」選出! 米Amazon2021年11月「編集者が選ぶこの1冊」選出! -
紫姫の国
俺はこんなにも、死に取り巻かれている――。酒浸りの父親が逝き、商いの船旅に出た青年ソナンは奴隷として売られそうになるも、寸前で海へと飛び込む。激しい波は一緒に逃げた親友の命を奪うが、ソナンは絶壁の岩棚に投げ出された。水も食料もなく死と隣り合わせのその地に、突然ひとりの少女が現れ……。心に陰なき男と、国を背負う女。過酷なふたつの運命が交わる圧巻のファンタジー長編。 -
よろずを引くもの
高校生の滝本望は、お蔦さんの愛称でご近所に親しまれる祖母と、神楽坂で暮らしている。その神楽坂では、近頃万引きが多発しているのだという。商店街全体で警戒していたのだが、和菓子店の主人が逃げる犯人に突き飛ばされて怪我を負ってしまった! 正義感に駆られる望と友人の洋平は、似顔絵を描いて万引き犯を捕まえようと思い立つのだが……。商店街を騒がせたできごとを描く表題作をはじめ、失踪した商店街のアイドル猫・ハイドンを探す「孤高の猫」など、全七編を収録。粋と人情、そして美味しい手料理が味わえる大好評シリーズ第4弾!/【目次】よろずを引くもの/ガッタメラータの腕/いもくり銀杏/山椒母さん/孤高の猫/金の兎/幸せの形 -
桜虎の道
累計120万を突破した「もぐら」シリーズを手掛ける矢月秀作さんによる、最新長篇! 本作の主人公は司法書士事務所のしがない見習い桜田哲。 桜田はかつて最強の取り立て屋として裏社会で恐れられる存在だった。しかし、現在の上司である尾見と出会ったことで改心し、そのもとで以前の仕事を隠し働いているのであった。 ある日、尾見司法書士事務所には、不動産会社を運営する大口顧客である木下義人より遺言書の預かり証の保管を依頼が舞い込む。しかも木下の要望により、預かり証は桜田が個人で保管することになってしまった。 そんな桜田のもとには、木下の遺言書の内容を探るべく、木下の親族が暴力団やかつてのギャングを送りこんできて…。 そして、いざ戦闘になり、頭に血が昇ると圧倒的な凶暴性を発動してしまう桜田だが…。 預かり証を守り切ることができるのか、そして遺言書にはいったい何が書かれているのか。 一つの遺言書を巡り段々と明らかになる、不動産グループの創業一族が抱える闇も露見し、物語は急展開を見せていきます。 圧倒的バイオレンスアクションが開幕!!! -
光っていません
事故で2年間植物状態になっている恋人を見舞い続ける“私”の前に、分身を名乗る幽霊が現れる。自分そっくりな幽霊が一向に姿を消さないため、“私”は仕方なく一緒に暮らし始めるが……(「幽霊の心で」)。人間をクラゲにしてしまう、変種のクラゲが大量発生する。社会に動揺が走るなか、音楽活動をやめた“私”は、自らクラゲになりたがる人をサポートする仕事につき……(「光っていません」)。所属している劇団が行き詰まり、仕方なく役割代行サービスをしている駆け出し俳優の“あたし”。誰かに代わって別れを告げたりニセの恋人になったりしているうち、ある男から、「冬眠の準備を手伝ってほしい」という依頼があり……(「冬眠する男」)。閉塞感に満ちた日常に解放をもたらす、韓国発、8つの奇妙な物語!/【目次】幽霊の心で/光っていません/夏は水の光みたいに/見知らぬ夜に、私たちは/家に帰って寝なくちゃ/冬眠する男/アラスカではないけれど/カーテンコール、延長戦、ファイナルステージ/作家の言葉/解説=倉本さおり -
小説
我々は、なぜ小説を読むのか。 五歳で読んだ『走れメロス』をきっかけに、内海集司の人生は小説にささげられることになった。 複雑な人間の昇華体であり、人の心を掴んで離さない、人の心が作り出した物語の結晶。 そこには望むもののすべてがあった。 十二歳になると、内海集司は小説の魅力を共有できる生涯の友・外崎真と出会う。二人は小説家が住んでいるというモジャ屋敷に潜り込む。 そこでは好きなだけ本を読んでいても怒られることはなく、小説家・髭先生は二人の小説世界をさらに豊かにしていく。 しかし、その屋敷にはある秘密があった。 小説を書くことで失われる世界の均衡、読むことで広がる無限の心。 宇宙最高の愉悦のすべてが、今明らかになる。 -
今から俺が愛します~鎧を脱いで、甘えてごらん?
「莉子さんの素顔、俺がもっと引き出したい」デザイン事務所で働く莉子(りこ)は、「頼れる姉御」像が定着したバリキャリOL(30)。恋愛も順調と思っていたけど、仕事を優先しすぎて同棲中の彼にフラれ独り身に…。強がりで可愛げもない自分は、もう誰にも愛されないのかも――そう思っていた矢先、行きつけの喫茶店でアルバイトをする美大生のまどかくん(21)から突然の告白!? 「ずっと好きだったんだ、俺にはもっと甘えてよ」クールだと思っていた彼は、糖度高めの言葉と態度でまっすぐアプローチしてきて…! こじらせOLを溶かす、溺愛年下男子の甘やかし年の差ラブ☆ -
その子どもはなぜ、おかゆのなかで煮えているのか
ピエロの父、曲芸師の母、踊り子のわたし。祖国を逃れ放浪生活を送る、サーカス一家末娘の無垢の物語。39歳で非業の死を遂げた伝説の作家による自伝的傑作。シャミッソー賞・ベルリン芸術賞受賞。 「地獄は天国の裏にある。」 祖国ルーマニアの圧政を逃れ、サーカス団を転々としながら放浪生活を送る、一家の末っ子であるわたし。ピエロの父さんに叩かれながら、曲芸師の母さんが演技中に転落死してしまうのではないかといつも心配している。そんな時に姉さんが話してくれるのが、「おかゆのなかで煮えている子ども」のメルヒェン。やがて優しいシュナイダーおじさんがやってきて、わたしと姉さんは山奥の施設へと連れて行かれるのだったが――。 世界16カ国で翻訳、伝説の作家が唯一残した自伝的傑作が、ついに邦訳! ドイツ文学史上最も強烈な個性。ーー南ドイツ新聞 まさに綱渡り芸を、息をのんで下から見守っているかのよう。ーーペーター・ビクセル -
巴里の空の下オムレツのにおいは流れる
下宿先のマダム特製のオムレツ、仕事後の夜食で食べたグラティネ…1950年代のパリで歌手として暮らした著者による、半世紀以上にわたって読み継がれる料理エッセイの名著、昭和の大ベストセラー。 ★食いしんぼう必読 ★読み継がれて半世紀以上! ★昭和のレトロ感あふれる料理エッセイの大ベストセラー 「今夜はオムレツよ」 戦後まもなく渡ったパリで、 下宿先のマダムが作ってくれたバタたっぷりのオムレツ。 レビュの仕事仲間と夜食に食べた熱々のグラティネ―― 一九五〇年代の古きよきフランス暮らしと 思い出深い料理の数々を軽やかに歌うように綴った、 昭和の料理エッセイの金字塔。 ◎解説=犬丸一郎/堀江敏幸 【新装版】 【この本に登場する料理の数々】 各種オムレツ|ヴェベールの卵|人参のサラダ|クレソンとビーツのサラダ|サラダ・ニソワーズ|プレ・ココット(トリ料理)|ブイャベーズ|ラタトゥイユ|リエージュ風のこうし|ノルマンディー風じゃがいも|ミラノ風スパゲティソース|ブルギニヨン|フォンデュ|グラティネ|ポトフ|ブイヤベーズ|ベーコンと豆のスープ|スタッフドトマト|雪卵|パエリャ…… 【著者略歴】 1922年、東京生まれ。米国留学を経てフランスに渡り、51年、パリでシャンソン歌手としてデビュー。世界各国の舞台に出演し、帰国後は歌手、エッセイストとして活躍した。料理エッセイの元祖とも言われる1963年刊行の本書で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞、ベストセラーに。その他著書に、姉妹編である『東京の空の下オムレツのにおいは流れる』や、没後編まれた『バタをひとさじ、玉子を3コ』(ともに河出文庫)等がある。2010年、逝去。 -
ルポ 京アニ放火殺人事件
2019年7月、京都市伏見区にある「京都アニメーション・第1スタジオ」で起きた放火殺人事件。死傷者68人を出した凄惨な事件はなぜ起きたのか。裁判での証言や供述調書および独自取材を通して、青葉真司被告が起こした事件の実相に迫る。 -
父のコートと母の杖
人気ムック『暮らしのおへそ』編集ディレクター・一田憲子さんが父と母を綴る初めてのエッセイ集 昭和のモーレツ会社員で、バリバリ仕事をしてきた父。 専業主婦としてそれを支えてきた母。 いつまでも元気だと思っていた両親が、80代、90代になり、 娘である自分がケアをしなくてはいけなくなったとき──。 「だんだんと体力が衰え、できないことが増える。 自分の親にその『年齢』がやってきていることを知ったとき、 訪れたのは「恐怖」だった。(中略)父や母が弱っていくことがイヤだ。 いつまでも元気でいてほしい。もしそうでなくなったら、 いったいどうしたらいいのだろう。そんなジタバタを経て、 『老い』を受け入れなくては仕方がない、と理解し始めたときから、 私は父や母と出会い直してきた気がする」(はじめに より) 現在進行形で老親と向き合う一田さんの、実感を綴ったエッセイです。 はじめに 目次 1│もう一度、親と出会い直す 大嫌いな親との再会 父のコート 母の杖と自立の教え アイロンかけは父の役目 母のおしゃれ指南 父の銀磨き ぶっきらぼうな母 いばりん坊の父との会話 年代ものの調理道具とカレー作り 父からのメール 無垢な母と小賢しい娘 朝食はバタートースト 母の自信 2│親の人生の最終コーナーで 老いる意味 マイナスのアップデート 父と母の誕生日に寄せて 家事は「点」でなく「線」で考える 一田家のティータイム 父の免許返納と私の運転 親に甘えられない問題 父と母の喧嘩遍歴 育てられ方と、私らしさ 心配しすぎ症候群 介護ヘルパーさんと両親の見栄 一田家のお出かけ 両親は、尊敬できなくたっていいのだ 80歳も90歳も、人生のはじめて 家族の力関係 -
女たちの平安後期―紫式部から源平までの200年
平安後期、天皇を超える絶対権力者として上皇が院政をしき、それを支える中級貴族や源氏・平家などの軍事貴族、乳母が権力を持つようになる。そのなかで巨大な権力を得た女院たちが登場、莫大な財産は源平合戦のきっかけを作り、武士の世へと移って行く。紫式部が『源氏物語』で予言し、中宮彰子が行き着いた女院権力とは? 「女人入眼の日本国(政治の決定権は女にある)」とまで言われた平安後期の実像がいま明かされる。 ■目次■ はじめに 平安時代後期二〇〇年の年表 序章 平安後期二〇〇年の女人たちとは 武人貴族と日本中を走り回る人々、そしてその妻たち 乱立する権門――政治・権力の多チャンネル化、忖度とロビー外交の時代 「女人入眼の日本国」――平安後期を生きる女性権力者の新しい道 『百人一首』の女流歌人たちのスポンサーが女院たちだった 紫式部の描いた「女院」の予言――『源氏物語』のもう一つの〈サクセスストーリー〉 第一章 寛仁三年に起こった大事件――〈刀伊の入寇〉 刀伊の襲来 〈刀伊入寇〉と「暴れん坊」藤原隆家 〈刀伊の入寇〉についての太政官会議 刀伊の攻撃を防いだ者は 〈刀伊の入寇〉と『源氏物語』と現地の女性たち 第二章 彰子が宮廷のトップに立つまで 『源氏物語』のころの彰子 一条天皇亡き後の彰子 彰子、道長を任命する 望月の歌と三人の后 そして彰子がトップに立つ 上東門院をめぐるある事件 第三章 道長の孫、禎子内親王が摂関政治を終わらせた 三条天皇皇女、禎子内親王 姉たちとの格差 道長の野望と新たな計画 禎子内親王の結婚と摂関家 藤原頼通とその妻、隆姫女王の動向――具平親王の子供たち 藤原嫄子、入内する 具平親王家を継いだ人 禎子内親王の自立と藤原能信 藤原頼通と斎王と伊勢神宮 斎王良子をいじめたのは誰だ 我慢する禎子の切り札とは 禎子、勝利の時 第四章 貴族と武者と女房と――〈斎王密通事件〉と武士 斎王を襲った武者 平致光と平致頼 九州の海の武者と平致光 武人貴族が社会のスキマを埋めていく 「朝家の守護」、源頼光と渡辺綱の関係 清原致信殺害事件とその立ち位置 歌人としての武者と女房たち――相模の立ち位置 そして、斎王を襲った男ふたたび 第五章 躍動する『新猿楽記』の女たち 『新猿楽記』に見える芸人たち 「あるある下級貴族」の日常コント どんどん個性的になる女性たち たくましい女性たちが語るもの 第六章 院政期の中心には女院がいた 「行き当たりばったり」白河天皇と母と妃と皇子たち 未婚女院第一号、郁芳門院――白河天皇の暴走① 未婚の高位内親王――白河院の暴走② 閑院流の姫、待賢門院と白河院――白河院の暴走③ 藤原親子と六条藤家――「天皇の乳母」の力① 藤原光子と「夜の関白」――「天皇の乳母」の力② 鳥羽院と「九尾の狐」にされた傍流藤原氏の美福門院 女院の熊野詣 第七章 源平の合戦前夜を仕切った女性たち 奥州合戦と安倍氏と藤原経清の妻 〈保元・平治の乱〉と女性たち 源義家から平忠盛へ 祇園女御という謎 平滋子と平時子――「平氏」から「平家」を生み出した女性たち フィクサー藤原成親と女性たち 第八章 多様化する女院と皇后、そして斎王たち 女院が歴史に埋もれたのはなぜか 二条天皇と育ての親、美福門院 二代の后になった若き太皇太后多子 六条天皇准母藤原育子、外戚のいない天皇の母として 悲劇の女院、建礼門院徳子、そして斎宮・斎院をめぐる変化 第九章 究極のお嬢様――八条院暲子内親王と源平合戦 いきなり女院の八条院 八条院の財産と武力 八条院と源平合戦 女院と結びつく清和源氏 「女人入眼の日本国」の裏で もう一度八条院に戻って見えてくること 八条院たちが残した華麗な文化 八条院領の終わり 第十章 それから――鎌倉時代以後の女性の力 『百人一首』の語る平安時代の折り返し点 消された定子皇后 女性は家長になれない時代 しかし女性家長はいた それでも女院には力があった 斎宮は物語の中へ おわりに あとがき 主要参考文献 付録 歴史を描いた女たち(『栄花物語』一口紹介) -
オズの魔法使いシリーズ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1900年にアメリカで出版された『オズの魔法使い』は、出版されるやいなや、子どもたちの心を魅了し、空前のベストセラーとなった作品です。その後、作者である児童文学作家のライマン・フランク・ボームは、“オズの国”を舞台にした続編を、約20年かけて次々と発表していきます。ボームに生み出された、《オズ・シリーズ》は14作となり、シリーズ誕生から100年以上が経つ現在でも、世界中で愛読され続ける不朽の名作となりました。 今回は、シリーズ1巻目にあたる『オズの魔法使い』だけでなく、2~14巻までの続編と、日本で初めて出版されることになる『オズの小さな物語』(Little WIZARD Stories of Oz)を合わせた全15巻の《オズの魔法使いシリーズ》として、完訳版で刊行いたします。 第1巻の翻訳は、大人気作品“ランプの精 リトル・ジーニー”シリーズを手掛ける宮坂宏美氏が担当。ユーモアあふれる親しみやすい文章で、新たなオズの物語が生まれました。 装画・挿絵は“ハリスおばさんシリーズ”などでもおなじみのサカイノビー氏。キュートなイラストで彩られた《オズの魔法使いシリーズ》を、どうぞお楽しみください。 ※本書は読み物でありますが、レイアウトを維持するため、画像データにて作成しております。文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。タブレットなど大きいディスプレイを推奨いたしております。予めご了承ください。 -
首取物語
少年は、空腹に耐えかねて、目の前にいる男の握り飯を奪った。その行為を何度も繰り返していることに気づいたとき、首だけの男に出会う。 男は少年と同じく過去の記憶を無くしていた。侍だったということ以外は。 二人は様々な国へ飛ばされ、少しずつ記憶を取り戻していく。 彼らはなぜ、記憶を無くてしまったのか? 男はなぜ、首だけの姿になってしまっているのか? 第164回直木三十五賞を受賞した著者が、『千年鬼』に続き贈る和風ファンタジー。 第1話 独楽の国 第2話 波鳥の国 第3話 碧青の国 第4話 雪意の国 第5話 消去の国 第6話 和茅国 第7話 波賀里の国 -
蔦屋
2025年、NHK大河ドラマは「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」。 その主人公である江戸の出版プロデューサー・蔦屋重三郎の波瀾万丈人生を描く、傑作歴史長編小説! 寄る年波には勝てず、店仕舞いしようとしていた地本問屋・丸屋小兵衛のもとを、才気迸る若い男が訪ねてくる。この店に毎年二十両払うから、雇われ人となって自分を手伝ってほしい、という申し出に面食らう小兵衛。 「一緒にやりませんか。もう一度この世間をひっくり返しましょうよ」 その男こそ、吉原随一の本屋、飛ぶ鳥を落とす勢いの蔦屋重三郎だった――。 飲むときはとことん飲み、遊ぶときはとことん遊ぶ。商売の波に軽々と乗り、つねに新しいものを作りたい、と意気込む重三郎。重三郎の周りには、太田南畝、朋誠堂喜三二、山東京伝、恋川春町ら売れっ子戯作者や狂歌師が出入りするが、腐れ縁の絵師・喜多川歌麿には、特別な感情をもっている。 やがて松平定信による文武奨励政治が始まると、時代の流れは予期せぬ方向へ――。 蔦屋重三郎の型破りの半生を、父親ほども年が離れた小兵衛を通して描く。最強バディが江戸の街を闊歩する、極上エンターテインメント小説。 単行本を大幅に改稿し、著者によるあとがき「文庫化までの長い言い訳」を特別収録。 単行本 2014年4月 学研パブリッシング刊 文庫版 2024年10月 文春文庫刊 ※この電子書籍は、文春文庫版を底本としています。 -
ルームメイトと謎解きを
全寮制男子校である霧森学院の旧寮「あすなろ館」は、昨年起きた“ある事件”のせいでほとんどの生徒が新寮に移ってしまい、今はたった6人の生徒しか入居していない。 そのうちの一人・兎川雛太の部屋に新たな入居者がやってきた。転校生の鷹宮絵愛。頭脳明晰だが動物にしか心を開かない変人だ。 ある日、校内で生徒会長の湖城龍一郎が何者かに殺害される。現場の状況から犯行が可能なのはあすなろ館の住人だけだった――。 -
幼馴染は溺愛クールビューティー
自他ともに認める平凡モブ顔の主人公・光佑。唯一の特徴は雰囲気が癒し系なこと。 幼馴染の竜弥は「今最も旬な俳優」と各紙で特集ページを組まれるほどの若手俳優。そんな彼とは20歳の頃から体の関係が続いている。 一方はセフレという認識。もう一方は恋人という認識。 お互いの認識がズレている事で光佑の想いはじょじょにこじれていく───。 -
23時の喫茶店
バイトに明け暮れ、これからの人生に漠然と不安を抱く美大生の伊織は、ある日特別 な条件を満たす客人のみを迎える「真夜中の喫茶店」の噂を耳にする。まるで興味のな い伊織だが、不思議な巡り合わせでその喫茶店を訪れることに。迎えてくれたのは、人形のように美しく聡明な店主・透子だった。 紅茶専門店だというその店で透子が淹れた一杯と、その紅茶にまつわる話を聞いた伊織は次第に心が解きほぐされ――。 深夜23時。今宵も弱った心を癒す喫茶店の扉が開く。 -
二人一組になってください
卒業式直前に始まったデスゲーム(特別授業) あなたに本当の友達はいる? 誰かと手を繋がないと死ぬ――。 女子高のクラス内カーストが崩壊し、 裏切り、嫉妬、憧れ、真実が手を取り合う。 『みんな蛍を殺したかった』の著者が 青春と友情の極致を描く最高傑作! 【ルール】 ・二人一組になってください。 ・誰とも組むことができなかった者は、失格になります。その回の失格者が確定したら、次の回へと続きます。 ・一度組んだ相手と、再び組むことはできません。 ・残り人数が偶数になった場合、一人が待機となります。 ・特定の生徒が余った場合は、特定の生徒以外全員が失格になります。 ・最後まで残った二人、及び一人の者が、卒業式に出席できます。 ・授業時間は60分です。 《あらすじ》 「このクラスには『いじめ』がありました。それは赦されるべきことではないし、いじめをした人間は死刑になるべきです」 とある女子高の卒業式直前、担任教師による【特別授業(ゲーム)】が始まった。突如開始されたデスゲームに27人全員が半信半疑だったが、余った生徒は左胸のコサージュの仕掛けにより無惨な死を遂げる。 自分が生き残るべき存在だと疑わない一軍、虚実の友情が入り混じる二軍、教室の最下層に生息し発言権のない三軍――。 本当の友情とは? 無自覚の罪によるいじめとは何か? 生き残って卒業できるのは果たして誰か? -
アスク・ミー・ホワイ【文春文庫版】
【この電子書籍は、2024年8月刊行の文春文庫版を底本としています。文春文庫版特別付録として「『港颯真』という生き方」を収録しています。】 傷を抱えた二人の男子、感動のラブストーリー アムステルダムの街で恋に破れたヤマトは、出会ってしまった。元俳優の港くんと――。港くんはスキャンダル報道で、芸能界から姿を消していた。過去の傷を抱えながらも、互いの距離は次第に近づいていき……出会うはずのなかった二人が織りなす、切なくも感動的なラブストーリー。巻末に特別付録「『港颯真(みなとそうま)』という生き方」収録。 異国の地で出会ったのは引退したはずの人気俳優だった。彼に新しい世界を見せられた僕は―― 「過去はね、変えられるはずなんだよ。もしかしたら、未来よりずっと簡単に」 『昭和元禄落語心中』『いとしの猫っ毛』の雲田はるこ 描きおろしイラスト満載! 【登場人物】 ●ヤマト……彼女と一緒にアムステルダムに移住したが、浮気され失恋。飲食店で働きながら鬱屈した日々を過ごす ●港颯真……元人気俳優。薬物使用疑惑で芸能界を去る。マッチングアプリでヤマトと出会い、ゲイであると告白 単行本 2020年8月 マガジンハウス刊 文庫版 2024年8月 文春文庫刊 -
黒い蜻蛉
『怪談』『知られぬ日本の面影』『日本――一つの試論』。日本人も気づいていなかった日本文化の魅力・価値に気づき、世界に広めた人物、小泉八雲。 自身の生い立ちに由来するコンプレックス、葛藤にもがいていたかつての彼、「ラフカディオ・ハーン」はいかにして「日本人・小泉八雲」となったのか。日本へ渡り、日本人の生き方や文化、そして妻となる女性、小泉セツに出会い、彼の人生はヤゴがトンボとなって飛び立つがごとく変わっていく――。 アイルランド出身の著者が描く、空想と史実が織りなす魂の伝記小説。日本人とは何かという問いを、現代の私たちに投げかけます。 -
星が人を愛すことなかれ
令和最注目の作家・斜線堂有紀が描く、推し(アイドル)の恋。ウェブ掲載の作品に書き下ろしを加えて書籍化!! 解散寸前だった地下アイドル「東京グレーテル」を、ひとりのカリスマ―赤羽瑠璃―が躍進させた。人気グループとなり輝きだした「東グレ」。しかし光の中のアイドルたちも、ステージを降りれば人生が待っている。推される側の“恋”と“生”の物語。「見ててね。私が最高の人生、使い切るところ――」 『ミニカーを捨てよ、春を呪え』冬美は結婚を意識している恋人・渓介がいる。けれど、恋人は赤羽瑠璃というアイドルを推しており、全てにおいて彼女を優先する。推しと恋人、本当に愛されているのはどっち?/『星が人を愛すことなかれ』「東京グレーテル」の元メンバー・雪里は、Vtuberとして活動している。生活時間のすべてを配信のために捧げる彼女は、いまや百万人に愛される人気Vのひとりだ。その代わり、雪里は次第に恋人との時間すらとれなくなっていく。/『枯れ木の花は燃えるか』「東京グレーテル」のメンバー・希美は地下メンズアイドル・ルイと付き合っている。ある日、ファンとのベッド写真が流出してルイのSNSが炎上。希美は復讐の為にルイと関係を持ったファンと会い、炎上を加速させてルイを叩き潰そうとするが──。/『星の一生』「東京グレーテル」のカリスマ・赤羽瑠璃。かつて自分のファンである渓介に恋をし、ストーキングのあげく部屋まで侵入した女。それでも渓介を諦められない瑠璃は、彼のSNSアカウントを監視し続けてしまう。そしてある日瑠璃は、渓介が恋人と結婚式を挙げることを知る――。 -
私はヤギになりたい ヤギ飼い十二カ月
春になれば、柔らかく美味しそうな草の芽吹きに熱視線を送り、夏は、酷暑と虫と格闘しながら、茂り過ぎた草の海を刈りまわり、秋には、ヤギたちの大発情祭りを横目に冬に向けて干し草を作り、冬は、チェーンソーで常緑樹の剪定枝を伐り集めつつ、ヤギと春を待つ――。 旬を外して草をもっていくと「なぜこんな季節外れなものを?」と呆れられ、一度地面に落ちた草は「それ床に落ちたものでしょ?」とそっぽを向かれる。 草の山の間を頭突きをかまし合いながら食べ歩く騒然! 頭突き食事会のようす。 病気、発情、ヤギ同士の関係性にも気を配り…。 マイペースなヤギたちとの幸福な日々を綴る、前代未聞のイラストルポ! 「ヤギたちの世話をしているおかげで、私は多くの名もなき草と出会い、若芽を出してから枯れしぼみ次の草の間に沈んでゆくまでを見届けてきた。雑草とひとからげに呼ばれ、人間からは嫌われ刈り捨てられるはずの草たちを、あんなに美味しそうに食べ、楽しく生きる糧としてしまうなんて、本当に素晴らしい動物だ。」(本文より) ■内容 四月/卯月嬉しや待望のご馳走を刈りとる 五月/皐月あおめき浮かれて噛め呑め若葉は甘露 六月/緑深まり葉も茎も大きく硬く虫育ち駆け抜ける水無月梅雨は干草 七月/豪雨にも耐えて文月カヨパレスからむし刈り取りかたつむり転々 八月/繁る葉の月酷暑でもヤギの食欲衰えず掴み引く蔓 九月/長月ながく酷暑終わらず夏枯れのあと芽吹き花咲きまるで春 十月/天高くヤギ盛る秋酔えば雌雄人獣神無く月仰ぐ 十一月/山眺め色づき落ちゆく葉に焦り霜降る日まで刈り回れ 十二月/食べ尽くせ小春の草々霜降るまでの美味や愛おし 一月/霜枯れて草がなくても大丈夫山の照葉があると山羊啼く 二月/青葉恋しやうづきのヤギ飼い山駆け巡り集める照葉 三月/モリモリと萌え出る美味や草伸びて枯らす無粋も湧く 付章/目を凝らし耳を澄ませる十六夜照る月笑むヤギ潜むイノシシ ■著者について 内澤 旬子(うちざわ・じゅんこ) 1967年、神奈川県生まれ。 文筆家、イラストレーター、精肉処理販売業。 『身体のいいなり』で第27回講談社エッセイ賞受賞。 著書に『世界屠畜紀行』『飼い喰い 三匹の豚とわたし』(角川文庫)、『ストーカーとの七〇〇日戦争』(文春文庫)、『内澤旬子の島へんろの記』(光文社)、『カヨと私』(本の雑誌社)など多数。 2014年に小豆島に移住し、現在は、ヤギのカヨ、茶太郎、銀角、玉太郎とイノシシのゴン子、ネコの寅雄とともに暮らす。 -
星が果てても君は鳴れ
「見つけてあげるわよ。正しい音色の、奏で方」 他者の影が纏うノイズに侵され、命を絶とうとした俺の前に、突然そいつは現れた。元国民的女優の、星宮未幸。素顔は勝気で、時々猫かぶりで……そして、未来が視える少女。 俺の自殺を止めるため始められた、奇妙な同棲生活。過去の傷を優しく上書きするような日々には、小気味良い音色が鳴り始めーー だけど、俺は何も知らなかったんだ。あいつが走り続けた意味も、その足を止めてしまった理由も、未来に隠したたった一つの悪戯でさえも。 これは、過去と未来を乗り越える別れの青春譚で、そして、悠久の時を超えても響き続ける愛の物語。 -
いつか月夜
「寺地さんの作品の中で、一番好きです」原田ひ香さん ぼくたちは、夜を歩く。眠れない夜に。不安な夜に。静かで、藍色で、心細い。でも歩かずにはいられない。そんな夜に。 「一緒に歩かない?」 会社員の實成は、父を亡くした後、得体のしれない不安(「モヤヤン」と呼んでいる)にとり憑かれるようになった。特に夜に来るそいつを遠ざけるため、とにかくなにも考えずに、ひたすら夜道を歩く。そんなある日、会社の同僚・塩田さんが女性を連れて歩いているのに出くわした。中学生くらいみえるその連れの女性は、塩田さんの娘ではないという……。やがて、何故か増えてくる「深夜の散歩」メンバー。元カノ・伊吹さん、伊吹さんの住むマンションの管理人・松江さん。皆、それぞれ日常に問題を抱えながら、譲れないもののため、歩き続ける。いつも月夜、ではないけれど。 -
職場の同僚のフォローに疲れたら読む本
職場のこんな状況に、うんざりしていませんか? たとえば…… ●人はどんどん減るのに、やることは次々と増える職場に ●なんの意味があるの? そう感じてしまう不毛な作業に ●なかなか仕事を覚えられない、あの不器用な若手の指導に ●朝、急に休む連絡をしてきた、あの子育て中の同僚のフォローに ●言い訳ばかりで考えを変えない、あの先輩とのやりとりに ●いつも仕事を丸投げしてくる、あの上司のお膳立てに この本の目的は、職場の同僚のフォローに疲れているあなたのしんどさを軽くすることです。労働者メンタルヘルスの専門家である著者が、これまで20年間で1万人以上の働く人の相談に乗ってきた経験から、「これは効果がある」と実感している方法を厳選してご紹介していきます。余裕のない職場は、これからも続いていくことが予測される時代の潮流です。だれかをフォローしなければならない状況があったとしても、つぶれずに生き抜く――。そのための技術が身につく1冊です。 【目次】●第1章 フォローする立場のメンタルが危ない ●第2章 なぜ人のフォローが嫌になるのか ●第3章 自分の疲れには、なかなか気づけない ●第4章 自分にエネルギーを補充する ●第5章 疲れきらない技術を身につける ●第6章 職場と自分の関係を見直す -
それでも世界は回っている 2
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・ロングセラー『月とコーヒー』に連なる 〈インク三部作〉待望の第二弾! ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・ 「奇妙な惑星」博物館の保管室に 勤務する十四歳のオリオ。 師匠のベルダさんと二人、 世の中のあらゆるものを記録し保管すべく 作業に勤しんでいた。 そんなある日、ベルダさんが死んだ。 自殺か、病気か、事件か。 原因がわからぬまま、 オリオは保管室の責任者を 引き継ぐことになる。 ところが――。 ベルダさんが記録に使用していた 万年筆のインク、 〈六番目のブルー〉の在庫がない。 あれなくして記録作業はできない。 旅するギタリスト、ジャン叔父さんとともに 幻のインクを求める旅に出るオリオ。 ところが、行く先々で奇妙な人たちに出会い、 インク探しは前途多難。 行方を探るうち、インクの秘密は ある奇妙な「唄」に 隠されているとわかるが……。 -
雨上がり、君が映す空はきっと美しい
友達がいて成績もそこそこな美雨は、昔から外見を母親や周囲にけなされ、目立たないように”普通”を演じていた。ある日、映研の部長・映人先輩にひとめぼれした美雨。見ているだけの恋のはずが、先輩から部活に誘われて世界が一変する。外見は抜群にいいけれど、自分の信念を貫きとおす一風変わった先輩とかかわるうちに、”新しい世界”があることに気づいていく。「君の雨がやむのを、ずっと待ってる――」勇気がもらえる感動の物語! -
がんになってわかったお金と人生の本質
最後の1秒まで幸福は追求できる その真実をつづった遺稿を特別収載。 最期の時間でたどり着いた「人生の最終原理」とは―― 筆者は2022年の夏に食道癌が見つかった。 本書は、癌の各局面にあっての考え方や意思決定の記録である。 お金よりも大事なことにどうやって気づくか、 限られた時間をいかに生きるか――。 遺稿「癌の記・裏日記」も特別収載。 【本書の内容】 第1章 癌患者と投資初心者は似ている ステージIII、「真面目な癌患者になろう」 情報を、拾うか、捨てるか 上機嫌な癌患者でありたい 第2章 がん保険はやっぱり要らなかった 治療にかかったお金はいくら? 「不安に対処する」ための保険は賢くない 加入していい保険の条件 第3章 癌になって分かった、どうでもいいことと大切なこと 悩ましい頭髪の問題 わが物欲生活と身辺整理 再発、意識する持ち時間 癌患者には親切にしないで 第4章 山崎式・終活のセオリー6箇条 最晩年の住まいと介護を考える お金を守る超合理的相続対策 「墓なし・坊主なし」のわが家の弔いルール 第5章 お金より大事なものにどうやって気づくか 〝善意の愉快犯〞として生ききる お金は「増やし方」より「使い方」こそ大切だ 「幸福」を決めるたった一つの要素 「お金より大事なもの」にどうやって気づくか 最終章 癌の記・裏日記 【著者プロフィール】 山崎元(やまざき・はじめ) 経済評論家。専門は資産運用。1958 年北海道生まれ。東京大学経済学部卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友信託、メリルリンチ証券、楽天証券など12 回の転職経験を持つ。連載記事やテレビ出演多数。著書に『全面改訂 第3版 ほったらかし投資術』(水瀬ケンイチとの共著、朝日新書)、『超改訂版 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』(大橋弘祐との共著、文響社)、『経済評論家の父から息子への手紙――お金と人生と幸せについて』(Gakken)など。2024 年逝去。 -
ルポ スマホ育児が子どもを壊す
スマホ登場以来16年、教室にいるのはもはや私たちが知る「子ども」ではなくなっていた。ハイハイも体育座りもできない保育園児。教室の「圧」に怯える小学生。クラスメイトの姓すら知らない中学生。会ったその日にベッドインする高校生――児童に関する問題を丹念に追ってきた著者がデジタルネイティブの育ち方を徹底レポート。 -
大好きな護衛騎士を決心して手放したはずなのに、なぜか彼が何度も会いに来ます
「ずっと前からです、殿下。俺は貴方に仕えていたときから、貴方以外と結婚するつもりは微塵もなかったのですから」王女フェローネは幼い頃、騎士のヴァレイフに一目惚れをした。その様子を見た国王の打診によってヴァレイフが護衛騎士となり数年経ち、周囲からは結婚も取り沙汰されているが、実際の二人の距離は平行線のまま。それでも大好きなヴァレイフがいつもそばで守ってくれる状況に幸せを感じていたフェローネだったが、ほかの騎士たちの会話によって自分の行動が彼の騎士としての未来をふいにしてしまったと自覚する。国の英雄とまで呼ばれ、他方から必要とされる彼をこれ以上自分のわがままに付き合わせるわけにはいかない。そう思ったフェローネは成人をきっかけにヴァレイフを護衛騎士から解放したのだが、なぜか翌日から彼はフェローネに何度も会いにくるようになり……思いを断ち切ろうとする王女ヒロイン×弁えすぎた結果飽きられたのかと焦る騎士ヒーローのじれじれ両片思いストーリー -
嫉妬とか承認欲求とか、そういうの全部捨てて田舎にひきこもる所存
結婚式当日に妹と婚約者の裏切りを知ったディア。さらにディアを虐げてきた両親から、婚約者を妹に譲れと言われてしまう。居場所がないことを痛感した彼女は、家の警備をしていたジローと共に、町を出奔することを決意。 「これからは自分のために働いて、自分のために生きようと思います」 故郷を捨て、遠く離れた辺境の村で『毒親』にも『故郷』にも縛られず、憧れていた自由で穏やかな日々を送り始める。ディアを気に掛けるジローや新たに住むことになった村の人に囲まれ、人生で初めて自分らしく過ごしていた。 しかし、そんな彼女を連れ戻そうと故郷から厄介者たちが次々訪れ――? ディアが平和な日々と幸せな日常を手に入れるまでの物語、開幕! -
チャラ男伯爵令息に転生した敏腕経理部長、異世界で年下拗らせ冷徹公爵様に溺愛される
趣味節約、特技貯金、公私ともにムダ遣いが大嫌いで若くして敏腕経理部長となった三条夏人は、ある日スーパーのタイムセールに向かう途中、車に跳ねられてしまう! 目が覚めた夏人は――異世界に転生し、王国きってのチャラ男で浪費家の伯爵家次男であるカラム・クリスティーに転生してしまっていた! 夏人としての前世を思い出し、人が変わったようにムダ遣いや女遊びをやめたカラムは領地の財政改革に乗り出し、領地改革を成功させる。その手腕を聞きつけた大蔵省から役人としてスカウトされ、報酬を目当てに大蔵省で働くことになるが、最大の問題は冷徹と称されるアルテミス・ランドルフ公爵がカラムの直属の上司である大蔵卿だということ……。学生時代からランドルフ公爵に毛嫌いされてきたカラムは、できるだけ公爵とは接触しないようにするが、なぜか公爵は嫌味を吐きながらも自らカラムに接触してきて――!? 【電子特別版】松原硝子先生の書き下ろしショートストーリー「やり直しの聖クピードー」を電子版だけに特別収録! -
ミシンと金魚
「カケイさんは、今までの人生をふり返って、しあわせでしたか?」――ある日、ヘルパーのみっちゃんからそう聞かれた“あたし”は、絡まりあう記憶の中から、その来し方を語り始める。母が自分を産んですぐに死んだこと、継母から薪で殴られ続けたこと、犬の大ちゃんが親代わりだったこと、亭主が子どもを置いて蒸発したこと。やがて、生活のために必死にミシンを踏み続ける“あたし”の腹が膨らみだして……。この世に生まれ落ちて、いつの日か死を迎え、この世を去る。誰もが辿るその道を、圧倒的な才能で描き出す! 著者デビュー作にして第45回すばる文学賞受賞作!! -
水たまりで息をする
ある日、夫が風呂に入らなくなったことに気づいた衣津実(いつみ)。夫は水が臭くて体につくと痒くなると言い、入浴を拒み続ける。彼女はペットボトルの水で体をすすぐように命じるが、そのうち夫は雨が降ると外に出て濡れて帰ってくるように。そんなとき、夫の体臭が職場で話題になっていると義母から聞かされ、「夫婦の問題」だと責められる。夫は退職し、これを機に二人は、夫がこのところ川を求めて足繁く通っていた彼女の郷里に移住する。そして川で水浴びをするのが夫の日課となった。豪雨の日、河川増水の警報を聞いた衣津実は、夫の姿を探すが……。女性が主体として生きていくことの難しさを描いた物語。 -
2040年 半導体の未来
--半導体業界「キーマン中のキーマン」が提言する「日本再生戦略」。日本経済がしくじり体質から脱却し、復活するかどうかは「最先端半導体」にかかっている!-- 世界ではいま、半導体がかつてないほど〝熱い〟。 1つは、新型コロナウイルス感染症によって半導体の製造と供給が一時大きく滞り、世界経済に大きな影響を与えたこと。もう1つは、半導体をめぐる米中関係の緊張の高まりだ。 いま世界中のあちこちで、半導体「国産化」の動きが起きている。 私はJSRに1981年に入社した。JSRは、半導体のシリコンウェーハに塗布するフォトレジストで世界トップクラスのシェアを持つ。40年超にわたって半導体業界を現場の視点からつぶさに見てきたつもりだ。そうした経験から、「最先端半導体の開発と製造を日本国内で再び行うべきだ」と考えている。 いまや世界を牛耳るGAFAMは大きく成長し、その後、AIが次の波になると見るや、素早く自社のサービスに取り入れることでさらなる強大なパワーを手にしてきた。それによってGAFAMが本拠地を置く米国が、世界の覇権を握ってきた。 それを支えたのは「コンピューテーション(計算基盤)」であり、もっといえば、基盤となる半導体にほかならない。すなわち、半導体は企業の力の元であり、国の力を支える基幹産業なのだ。半導体の復活なくして、日本の未来が明るくなることはない。 ここにきて「日の丸半導体、復活か」と思われる動きが相次いでいる。TSMCによる熊本新工場の建設、先端半導体の国産化に向けた新会社Rapidus(ラピダス)の設立――。 ただ、こうした「半導体の喧騒」を冷めた目で見ている人も多い。 「失われた30年の間に、技術力も技術者もなくなった。工場だけ建てたところで、そう簡単につくれるはずがない」 こういった批判の声は、一理ある意見もあるが、それでも日本は国産化へまっしぐらに突き進むべきだという私の考えはいささかも揺るがない。なぜなら、そこには勝算があるからだ。(「はじめに」より抜粋) 【この本でわかること】 □なぜ半導体が注目されるようになったのか □背景にある世界を巻き込む事情とは何か □その中にあって、日本はどう進むべきか □半導体開発競争の先にある未来のテクノロジーとは何か -
ボーンヤードは語らない
U国A州の空軍基地にある『飛行機の墓場(ボーンヤード)』で、兵士の変死体が発見された。謎めいた死の状況、浮かび上がる軍用機部品の横流し疑惑。空軍少佐のジョンは、士官候補生時代のある心残りから、フラッグスタッフ署の刑事・マリアと漣へ非公式に事件解決への協力を請う。実は引き受けたマリアたちにも、過去に対峙した事件への苦い後悔があった。高校生の漣が遭遇した雪密室の殺人。ハイスクール時代のマリアが挑んだ、雨の夜の墜落事件の謎。そしてバディを組んだ二人が初めて捜査した、緊急通報があった家庭での悲劇の真相は? シリーズ初短編集。/【目次】ボーンヤードは語らない/赤鉛筆は要らない/レッドデビルは知らない/スケープシープは笑わない/解説=香山二三郎 -
恋と誤解された夕焼け
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 《だから空がとても赤く燃えている。ぼくは愛されたい。》――今、ここにいる私たちの魂の秘密は、詩のコトバによってしか解き明かすことができない。《どこからなら、きみを連れ去る神様の手のひらがやってきても平気か、教えて。水平線か、地平線?》生命と世界の光と影をあますところなく照らし出す決定的な43篇。 ※このコンテンツは固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 -
呪いの姫と星の魔法使い
ラヴェルナヴァル王国の姫・リヴァーは原因不明の病に侵され、"痣付き姫"として忌み嫌われていた。同じ病の母が危篤状態に陥り、このままでは母も自分も死んでしまう――と悲嘆に暮れていたところ、図書館の地下室で謎の少年・アステルと出会う。アステルはなにか秘密を隠しているようで……? 孤独な姫と魔法使いが奇跡を起こす、大逆転ラブファンタジー! -
Berry’sFantasy捨てられ公爵令嬢は初恋の王太子に娶られる
ミレイア王国の王太子・フレッドの許嫁として育てられた公爵令嬢のプリシラ。 立派な王太子妃となるよう日々励んできたプリシラだったが、迎えたお披露目当日に彼がまさかの失踪!? 代わりに次期国王の座につき、夫となったのは黒い噂が付き纏う第二王子・ディルだった。 実はディルはプリシラが幼い頃に想いを寄せていたものの、告白を断られてしまった初恋相手。 「この結婚は形だけのものだ」と冷たく突き放してきたと思えば、時折甘い言葉を囁くディルに戸惑いを隠せないプリシラ。 そんな中、王宮内ではフレッド失踪は陰謀によるもので、ディルが黒幕だという噂が広まって――!? (この作品は電子コミック誌Berry’s Fantasy Vol.28に収録されています。重複購入にご注意ください) -
今日も明日も負け犬。
いつだって、人生の負け組だった。 それでも、 今日、食べた朝ご飯。 今日、歩いた道。 今日、聞いた音楽。 今日、話した友達。 奇跡は少しずつ転がっている。 「病気を抱えながら生きてきた私の過去をいつか映画にしたい。小田、映画の原作になる本を書いてよ」。 この西山の言葉から全ては始まった。 新型コロナによる3ヶ月の休校期間を使って、私は西山の16年間の人生を書き上げた。 「今日も明日も負け犬。」というタイトルをつけて、ネットで100冊自費出版した。 高校生たちによる自主製作映画は西山により監督され、eiga worldcup 2021最優秀作品賞を受賞した。 「小田、本書いてよ」の一言で始まったこの物語は、商業出版という形で新たなスタートを切ろうとしている。 ――小田実里 起立性調節障害という病を抱え、学校に行けなくなった中学生の実話に基づく感動の物語。 16歳で書いた鮮烈なデビュー作。 -
ぼくの色、見つけた!
第24回ちゅうでん児童文学賞で大賞をとった志津栄子の最新作! トマトを区別できない、肉が焼けたタイミングがわからないことから、色覚障がいが発覚し苦しむ信太朗。母親は悪気なく「かわいそう」といい、試すようなことをしてくるし、症状を知らないクラスメイトから似顔絵のくちびるを茶色に塗ったことを馬鹿にされ、すっかり自信を失ってしまう。眼科の先生は個性のひとつと言ってくれるけれど、まわりがそうはとらえてくれないし…。 学年が上がり、クラス担任が変わり自分自身に向き合ってくれたことで、信太朗は自分の目へのとらえ方がすこしずつ変わっていくことに気が付く。 -
余命一年、男をかう
柴咲コウ、赤楚衛二 W主演で映画化決定! Netflixにて、2026年世界独占配信 『余命10年』岡田惠和・脚本 x 「silent」風間太樹・監督 タッグで本作を映画化。 「いきなりで悪いんだけど、お金持ってない?」この一言からすべてが変わったーー。 楽しくなくても、平気で生きてきたはずなのに。 コスパ重視の独身女性が、年下男に数十万円を渡してはじまる涙と笑いの物語 節約とキルト作りが趣味の40歳独身、片倉唯。健やかでコスパのいい老後を迎えるために頑張っていたが、 無料で受けた検診で子宮がんと告知される。病院のロビーで会計待ちをする唯に、 ピンクの髪の男がお金を貸してほしいと頼んできた。人生はどこまでお金で割り切れるのか。 涙と笑いの第28回島清恋愛文学賞受賞作。 幼いころからお金を貯めることが趣味だった片倉唯、40歳。 ただで受けられるからと受けたがん検診で、かなり進行した子宮がんを宣告される。 医師は早めの手術を勧めるも、唯はどこかほっとしていたーー「これでやっと死ねる」。 趣味とはいえ、節約に節約を重ねる生活をもうしなくてもいい。好きなことをやってやるんだ! と。 病院の会計まちをしていた唯の目の前にピンク頭(ヘア)の、どこからどうみてもホストである男が現れ、 突然話しかけてきた。 「あのさ、おねーさん、いきなりで悪いんだけど、お金持ってない?」。 この日から、唯とこのピンク頭の男との奇妙な関係が始まる。 <期間限定スペシャル表紙> 2026年10月15日までの期間限定表紙です。 2026年10月16日以降は順次、別の表紙に差し替えられます。 -
毎日世界が生きづらい
できないことを、数えないで。 どうやって生きていいのか分からない。 自分を責め続ける、小説家志望の私。 夢を抱いた仕事に躓く、会社員の夫。 そして、インコのピピ。 心理サスペンス『誰かが見ている』でメフィスト賞を受賞した著者が挑む新境地。 小さな家族の幸せをめぐる物語。 ――美景はうまいことやったよなー。 旦那に稼ぎがあるから、なんの心配もないだろ? パートでお小遣い稼いでたらいいんだし。(略) 傍から見れば、なんの悩みもなく、苦労もなく、ぼんやりと生きているように映るのだろう。(略) うまくいかない自分を責める妻の気持ちを、想像することもできないのだろう。――本文より 美景と雄大は結婚して十年。 ある日、妻の書斎に入った夫は何か様子が違っていることに気づく。 ままならない毎日をどのように生きてきたかを語り出す二人。 小説家になる夢を叶えたかった美景。 夢を抱いた仕事に躓く雄大。 二人をつなぐインコのピピ。 メフィスト賞作家の新境地となる、小さな家族の幸せを探す物語。 -
後宮の寵姫は七彩の占師 【連載版】
良く当たると評判の占師・華々娘子。彼女の正体は異能一族の娘・翠玉。過去の因縁ゆえに虐げられて生きてきた彼女のもとに、ある日ただならぬ気品漂う青年が占いを求めて訪れ――…。皇帝と占師の少女が偽装夫婦に!? 因縁のふたりが後宮の呪いに挑む!! スターツ出版文庫の大人気後宮シンデレラストーリーを気鋭の新人・城鐘ナコが待望のコミカライズ!!【本商品は単話コンテンツとなります。単行本版と収録内容が異なる場合がございます。漫画内の告知等は過去のものとなりますので、ご注意ください。】 -
死んだ山田と教室
自分はなぜ生きているのか、自分はなぜ死なないのか、逡巡の中にいるすべての人へ。私がずっとデビューを待ち望んでいた新人の、ユーモアと青臭さと残酷さと優しさが詰め込まれた快作です。ーー金原ひとみ 夏休みが終わる直前、山田が死んだ。飲酒運転の車に轢かれたらしい。山田は勉強が出来て、面白くて、誰にでも優しい、二年E組の人気者だった。二学期初日の教室。悲しみに沈むクラスを元気づけようと担任の花浦が席替えを提案したタイミングで教室のスピーカーから山田の声が聞こえてきたーー。教室は騒然となった。山田の魂はどうやらスピーカーに憑依してしまったらしい。〈俺、二年E組が大好きなんで〉。声だけになった山田と、二Eの仲間たちの不思議な日々がはじまったーー。 歴代メフィスト賞受賞者推薦コメント 死んでも終わらない山田の青春に、ぼくらは笑い、驚き、泣く。 (第21回受賞)佐藤友哉 くだらないのに楽しい。けれど、ほろ苦くて切ない。青春とは、山田である!! (第49回受賞)風森章羽 最強を最強と言い切れる山田こそが最強で最高。 (第53回受賞)柾木政宗 こんな角度の切り口があったのかと驚かされ、こんな結末まであるのかと震えた! (第59回受賞)砥上裕將 自分には経験がないはずの男子校での日々が、妙な生々しさで蘇ってきました。 (第61回受賞)真下みこと ダサくて、眩しくて、切なくて。青春の全てと感動のラストに、大満足の一作。 (第62回受賞)五十嵐律人 校舎に忘れてきた繊細な感情を拾い上げてくれるような物語でした。 (第63回受賞)潮谷 験 -
剣持麗子のワンナイト推理
シリーズ累計100万部突破 『このミステリーがすごい!』大賞受賞作&連続ドラマ化 『元彼の遺言状』のヒロイン再び 法律相談から殺人事件まで――弁護士・剣持麗子は 今夜も徹夜で街の事件の謎を解く! (あらすじ) 亡くなった町弁のクライアントを引き継ぐことになってしまった剣持麗子。都内の大手法律事務所で忙しく働くかたわら、業務の合間に一般民事の相談にも乗る羽目になり……。本名も住所も明かさず「武田信玄」と名乗る男に犯罪現場に呼び出されたり、認知症を患っているらしいおばあさんを家まで送ったら首つり死体を発見したり、深夜に次々と舞い込む難題を麗子は朝までに解決できるのか!? (著者プロフィール) 新川帆立 1991年生まれ。アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身、宮崎県宮崎市育ち。東京大学法学部卒業後、弁護士として勤務。第19回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、2021年に『元彼の遺言状』でデビュー。他の著書に『倒産続きの彼女』(以上、宝島社)、『競争の番人』(講談社)、『先祖探偵』(角川春樹事務所)、『令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法』(集英社)など。 -
悪女なので復讐される、はずでした ~なぜかヤンデレ王子の最愛欲で甘く満たされています~
国王の王位継承の宣言とともに第一王子のギルフォード・ベルハイムが壮健な姿で貴族の前に現れる。傲慢な公女として知れ渡っていた元婚約者であるロスマリン・アーレンハイトは彼の姿に人知れず安堵していた。彼女は精神支配で王族を腐敗させる父に、ギルフォードへ精神支配の術をかけるよう幼い頃から命令されていたのだ。だが、ロスマリンはギルフォードにもバレないよう、幼い彼女ができる限りで父の命に背いていた――。王宮の廊下を歩きながら思考するロスマリンの前にギルフォードが姿を見せる。健康な今の彼に復讐されると覚悟していたロスマリンだったが、なぜかギルフォードは優しく甘い声で話しかけてきて……? 彼はロスマリンを逃さないよう、手巾で彼女の鼻と唇を素早く塞いだ――!? 「やっと捕まえたよ、僕のロジー」 目が覚めたロスマリンは王宮の一室に軟禁され、ギルフォードから彼の妃になるよう言われてしまう……。十四年前、彼にかけた精神支配の術がまだ解けていないと思った彼女は本心とは裏腹に冷たい態度を取るのだが――!? -
ルポ年金官僚―政治、メディア、積立金に翻弄されたエリートたちの全記録
100年安心は、まやかしなのか、不安を煽ったのは、誰か──。 2025年、国民の5人に1人が後期高齢者になる。この国の年金制度はどうあるべきなのか。その解は、年金官僚たちの壮絶な攻防のドラマの中にちりばめられている。 *** 私は「年金ブーム」の1年半ほど、ほぼ毎号、『週刊ポスト』の年金取材に明け暮れた。徹夜もしょっちゅうだったが、20代後半という若さ、知識を吸収する喜びがあり、記者としての手ごたえを感じた時期だ。私の記者人生の〝青春〟であった。 ただし、いくらメディアが激しく批判をしたところで、法律が大きく修正されることはなく、順調に成立した。社会保険庁は解体に追い込まれたが、それで国民生活が良くなったのか、今もって実感がない。 恥を忍んで言えば、「マクロ経済スライド」が人口減少、平均余命の延びによる調整に過ぎないことを、私は本書の取材で初めて理解した。制度の本筋とずれた所を、懸命に掘り下げていたのである。年金取材にどっぷり浸かった私ですらそうだから、一般国民が知るよしもないだろう。 2005年に『週刊文春』に移籍してからも、編集部は私に、年金の記事を数多く担当させてくれた。年金は、私にとって〝背骨〟のような取材対象であり続けた。 本来、私は記者として何を報じるべきだったのか。こうまでメディアを、私を、惹きつける年金とは一体何なのか──。それを解き明かし、ノンフィクション作品として世に問いたいと決意したのが、本書執筆の動機である。 -
アトムの心臓 「ディア・ファミリー」23年間の記録
娘の命を救うために不可能に挑んだ家族の物語。2024年6月、映画公開! 【娘の心臓に残された時間はたった10年――】 生まれながらに、心臓に疾患をもっていた娘は医師から、余命10年を宣告される。 娘の心臓に残された時間はたった10年。 何もしなければ、死を待つだけの10年。 これを運命だと諦めるか。抗うか。 町工場を営む家族は、『「人工心臓」をつくり、娘の命を救うという不可能に挑む』ことを決意した。 実話をもとにした感動のノンフィクション。 2024年6月14日(金)、映画『ディア・ファミリー』として公開されます。 -
このプリン、いま食べるか? ガマンするか?
【●ベストセラー『バナナの魅力を100文字で伝えてください』の著者による待望の最新作! 】 人生は 「幸福の時間」 「投資の時間」 「役割の時間」 「浪費の時間」 の4つの時間でできています。 あなたが増やしたいのはどの時間ですか? 時間を大切に思っているのに、時間をなかなか大切にできていない。 時間はまるで呼吸をするかのように、当たり前に過ぎていきます。 あまりにも自然なことなので、時間を常に意識して生きることはできないし、 逆に意識しすぎると今度は時間に縛られて、息苦しさを感じてしまうこともあります。 時間は、なかなかやっかいな存在です。 そんなやっかいな時間を自分の手に取り戻し、人生を豊かにするためにどうしたらいいか。 それがこの本のテーマです
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