切ない作品一覧

非表示の作品があります

  • お金と人を引き寄せる50の法則
    3.6
    自分の人生を「貧乏人コース」にするか、「お金持ちコース」にするかは、自分で選ぶことができる。好きなことをして生きていくためにも、お金は必要だし、ないよりあったほうが絶対に楽しい。今こそ「貧乏人コース」まっしぐらの仕事の仕方・生き方を見直し、幸せで豊かな成功者の道を選ぼう。「でも、成功できる人なんて、能力の高い、一部の人だけでしょ……」。そんなことはない。著者は、経営コンサルタント時代に、1万人以上のビジネスマンと接してきたが、「人に好かれ、ビジネスのコツをつかむ人」は、誰でも必ず今より豊かで自由になれるのを見てきた。「約束の期日までに仕事を仕上げる」「たとえ儲かっても面倒な仕事のやり方をする人は、貧乏になる」「超一流の世界では、スタート前にもう仕上がっている」など、今いる場所で出世する方法から年収を10倍以上に増やす方法まで50の法則を紹介。今日から胸をはって大好きな人生を生きよう!

    試し読み

    フォロー
  • 母と娘はなぜこじれるのか
    3.6
    支配を超えて生きる! 「母の愛が重たい」という娘たちが増えている。なぜ今、母娘問題が浮上しているのか、その背景には何があるのかを、精神科医の斎藤環氏と五人の女性陣が語り合う。それぞれの実体験をもとに、女性ならではの感覚やジェンダーについて深く論じ、母娘問題を克服するためのヒントをも示す、待望の対談集! 斎藤環(編著) 田房永子(著) 角田光代(著) 萩尾望都(著) 信田さよ子(著) 水無田気流(著)

    試し読み

    フォロー
  • 涙のドロップス
    3.6
    恋愛・仕事・結婚・子育て、一通りの経験をした30代だからこそ見えてくる不満や不安。満たされていて平和なのに、何かが足りない・・・。隣の芝生は青いだけ? それともーー。現実と葛藤しながら、それぞれの幸せを渇望する4人の女性を主人公に、激しさと切なさを秘めた繊細な女心を鮮やかに描き出す、連作短編集。(講談社文庫)
  • モンクロチョウ(1)
    完結
    3.6
    『喰う寝るふたり 住むふたり』の完全真逆! 読むと心が冷えて痛くなる! 一番怖いのは“青春”だ!! ――岡部正也(おかべ・まさや)、高校2年生。女子にモテモテな「チャラ高」に通い、カラオケ、合コンと遊びまくり。見た目も悪くないので、超幸せな高校生活を過ごせるはずが……。幼なじみやヤリマン女に翻弄され、激しい劣等感に襲われまくり、日常で弛まずもがく! 欲と妬みと葛藤かき混ぜ、リア充もどきの青春地獄!
  • 王家の定め〈砂漠の国で恋に落ちて〉
    完結
    3.6
    私と結婚する者が次の王ですって!? 候補者たちに奪いあわれることになった王女アイーシャ。いつか愛する人と結婚することを夢みていたのに…。道具として扱われる悲しい運命にふるえる。あわや純潔を奪われるところを救ってくれたのは隣国の若きシーク・ゾルタン。粗野で横柄だが、その腕はあたたかくやさしかった。安堵したのもつかの間、彼の目的もまた王位だった。彼の宮殿に囚われ、無理矢理結婚式を挙げられてしまう。初夜のベッドで荒々しく唇を奪われて…!?
  • 傷口にはウオッカ
    3.6
    40歳の永遠子は、もう晩年期じゃないかと思いつつ、生への執着はなまじっかじゃない。恋人の寿一郎を手放せばあとがないけれど、恋愛が終わるとわかっていればそれでいい。しかし恋愛は思いがけずしてしまうもの――。自らの体で感じる痛みを確かめながら生きる永遠子の愛のかたち。ドゥマゴ文学賞受賞作。(講談社文庫)
  • 娼婦の部屋・不意の出来事
    3.6
    男に翻弄され、ほかの職業についてもすぐに元の娼婦に戻ってきてしまう女に対する「私」の奇妙な執着を描いた『娼婦の部屋』。場末のキャバレーで働く女と、女のヒモで気の弱いヤクザ、三流週刊誌の記者である「私」との三角関係を淡々と描いた『不意の出来事』。ほかに『鳥獣虫魚』『寝台の舟』『風景の中の関係』など、初期の傑作短編13編を集めた作品集。新潮社文学賞受賞。
  • 祈りと署名
    3.6
    真っ直ぐで、憂いに満ち、無垢で、エロティックな物語。透明で、光と闇が溢れる、唯一無二の絵柄。月刊コミックビームに突如掲載され、そのユニークな作品世界に、プロの間からも「どうやって描いているのか?」と疑問が噴出、大きな話題となった新鋭・森泉岳土、その無類の個性に触れることができる、初の作品集。
  • 小説あります
    3.6
    N市立文学館は財政難のため廃館が決定した。文学館に勤めていた老松郁太は、その延命のため、展示の中心的作家・徳丸敬生の晩年の謎を解こうと考える。30年前、作家は置き手紙を残して行方不明となっていたのだ……。謎解きの過程で郁太は、文学館の存続を懸けて「人はなぜ小説を読むのか」という大きな命題に挑むことに。はたして、主人公がたどり着いた結論とは!?
  • レイジ
    3.6
    音楽の才能は普通だが世渡り上手なワタルと、才能に恵まれるも、孤独に苦しみ続ける礼二。2人は中学最後の文化祭でバンドを組み、大成功を収めるが、礼二の突然の脱退宣言によりバンドは空中分解する。その後2人はお互いを意識しつつも相容れないまま別々の道へ。紆余曲折を経て、礼二がようやく巡り合った理想のバンドがある事件に巻き込まれてしまい……。武士道シリーズで女子を描いた著者が、今度はロックする2人の男を時代の変遷とともに描いた音楽青春小説です。
  • うちの巫女、知りませんか?
    3.6
    ある殺人事件をきっかけに恋に落ちた、警視庁捜査一課の刑事・麻績冬真と禰宜・咲坂葵。麻績は激務の合間を縫って葵との逢瀬を重ね、愛情を育んでいる。そんな中、葵の双子の弟・陽と木陰の巫女姿の写真がブログで紹介され、ちょっとした騒動に。その上、双子たちは麻績が担当する事件の容疑者に遭遇してしまう。しかも木陰が行方不明になり……!?
  • 世界を敵に回しても 1
    完結
    3.6
    高1の梢子は母と二人暮し。同級生の葉平は気になる存在。だけど母の再婚によって2歳年上の義兄・喬と出逢い、そのつかみ所のない感覚に梢子の気持ちが揺れ動き始めて…。
  • スヌスムムリクの恋人 上
    完結
    3.6
    野坂望(のさかのぞみ)、通称ノノは、直紀(なおき)、清人(きよと)、哲也(てつや)と幼なじみの仲良し4人組。 みんなノノが大好きで、ノノのことをホントに大切に思っていた。でもノノにはみんなに言えない秘密が…!? ――性同一性障害―― 体は男の子でも女の子の心を持ったノノ。その事実が明らかになった時、4人の関係に変化が訪れて……!? 野島伸司の大ヒット小説を完全まんが化した話題作!!
  • 蜜と罪
    3.6
    弁護を担当した裁判は必ず勝つ! 室伏神流(むろぶしかんな)は男前のスゴ腕弁護士。でも唯一の欠点は好みの依頼人にはカラダも要求する事…。そんな神流の前に美貌の依頼人・鷹野原人見(たかのはらひとみ)が現れた。だが養父の死で五十億の遺産を受け継いだ人見には、養父殺害の嫌疑が!! ひとりになって寂しいと泣く人見を抱く神流だが、彼はクロかシロか。何度も抱いて慰めながら、独自の調査を進めるが…。 ※電子版には、紙版に収録されている挿絵は収録されていません。
  • 月曜日のマリア
    完結
    3.6
    全1巻680円 (税込)
    「オレ、マリアさんのこと全然あきらめてないんですけど」 シェアハウスの同居人で高校生の光から、熱心なラブコールを受けるリーマンのマリアこと丸谷。高校生らしいストレートな告白の一方、すねたり素直じゃなかったりとなぜかマリアは光に振り回されることに…。素直になれないのはマリアも同じで、自分の気持ちを見つめ直す間もなく、つぎつぎと事態は変化していき…!?好きという気持ちを認めたくないマリアと、マリアの気を引こうと一生懸命な光。二人の恋の行方は…!?「2階のマリア」待望の続編が登場!!
  • 嵐の檻
    完結
    3.6
    全1巻680円 (税込)
    名門一家から駆け落ちした母が亡くなり、厳格な祖父に引き取られて不遇な少年時代を送った梅崎義久。大きな屋敷で唯一の味方だったのは、父親違いの兄・高久と書生の塩崎谷櫂だけだった。しかしある嵐の夜、兄は帰らぬひととなり、櫂も行方をくらませて……。兄を死に至らしめたのは、秘かに肉体関係を結んでいた櫂なのか?そんな櫂を、自分は愛してしまっていたのか―。10年後、義久は探し出した櫂を強引に抱き、問いかける。「あなたは兄を、俺を裏切ったのですか?」大正~昭和初期を舞台に、時を翔る思いを描いた本格的メロドラマBL、登場!
  • 不器用ラブパレード
    3.6
    生徒会副会長の櫛原は密かに生徒会長の佐良に想いを寄せていた。しかし、男女問わず手を出す佐良に対し、いつも説教をしている自分は恋愛対象とは見られていないだろうと思い、気持ちを伝えることも諦めていた。そんなある日、生徒会に入りたいという女子生徒がやってくる。次第に仲よくなっていく佐良と彼女を見た櫛原は……。描き下ろし16pも収録☆
  • 神様のメモ帳 1巻
    完結
    3.6
    PC、ぬいぐるみに囲まれ、ドクターペッパーを主食に、パジャマ姿で事件を追う、ひきこもりニート探偵・アリスとその仲間たち。ニート予備軍・藤島鳴海は、このニート探偵の助手をつとめる高校生。アリス率いるニート探偵団と鳴海の奮闘の日々が描かれた、ベストセラー青春ミステリー小説シリーズ、初のコミック化!
  • あるキング
    3.6
    この作品は、いままでの伊坂幸太郎作品とは違います。意外性や、ハッとする展開はありません。あるのは、天才野球選手の不思議なお話。喜劇なのか悲劇なのか、寓話なのか伝記なのか。キーワードはシェイクスピアの名作「マクベス」に登場する三人の魔女、そして劇中の有名な台詞。「きれいはきたない」の原語は「Fair is foul.」フェアとファウル。野球用語が含まれているのも、偶然なのか必然なのか。バットを持った孤独な王様が、みんなのために本塁打を打つ、そういう物語。
  • グロービスMBA集中講義 [実況]経営戦略教室
    3.6
    MBAスクールの大人気講座、最新テキストを紙上初公開!本書は、「経営戦略」の古典的定石とされるポーター理論の解説に留まることなく、新に定石となりつつある新種の戦略によって、目覚しい成果をあげている企業も取り上げ、解説している。競争の激しい血の海(レッドオーシャン)で、戦いを挑み、ライバルに打ち勝つのか。非競争市場の青い海(ブルーオーシャン)で、戦わずして、市場を席巻するのか。さらに本書では、進化するブルーオーシャン戦略の中で、未知の市場を創り出す方法アイデアが出てくる環境作りクリエイティブな組織のためのマネジメントなどについて、具体的な方策を提示する、画期的テキストである。

    試し読み

    フォロー
  • 偶然の祝福
    3.6
    キリコさんはなくし物を取り戻す名人だった。息も荒らげず、恩着せがましくもなくすっと――。伯母は、実に従順で正統的な失踪者になった。前ぶれもなく理由もなくきっぱりと――。リコーダー、万年筆、弟、伯母、そして恋人――失ったものへの愛と祈りが、哀しみを貫き、偶然の幸せを連れてきた。息子と犬のアポロと暮らす私の孤独な日々に。美しく、切なく運命のからくりが響き合う傑作連作小説。
  • 月だけが、私のしていることを見おろしていた。
    3.6
    高学歴、高年齢、高層マンション住まいの3K女・二宮咲子は、元彼の御厨に未練たらたらの日々を送っていた。週末の友人の結婚式で御厨と奥さんに再会することを悩む咲子は、占い師に一週間で出会いがないと一生独身と宣言される。驚いた咲子は合コンやお見合いなどの予定を入れていくのだが、相手を御厨と比べてしまい、逆に自分の未練を自覚していく。そんな咲子には、誰にも言えない楽しみがあった。それは、年下青年の住むぼろアパートを中古の天体望遠鏡で覗くこと。今の彼女の心を暖めてくれるのは、月夜に望遠鏡を通して知り合った青年・瑞樹との交流しかなくて──。
  • 絶望センチメンタル
    3.6
    今日こそはアイツに復讐しよう。公園のベンチに座ってそう決意する僕の目の前に、女子高生のお姉さんが落ちてきた。 ……アスレチックの上から。彼女は微笑んで言う。 「しようぜ、復讐」 見知らぬお姉さんに引きずられ、僕(=小学五年生)の奇妙な旅が始まった。旅なのか……な? 第17回電撃小説大賞〈メディアワークス文庫賞〉受賞後、第一作。可愛げのない小学生と、破天荒な女子高生。おかしな二人の奇妙な旅を綴るメランコリック・ロードノベル。
  • ベンジャミン・バトン 数奇な人生
    3.6
    老人として生まれ、若者へと時間を逆行して生きるベンジャミン・バトン。しかしその心は同世代の人間と変わらず、青春時代の苦悩や恋愛や結婚を経験し、戦争などの逆境に果敢に挑んでいく。不思議な人生を歩みつづける彼を、最後に待つものは……。(「ベンジャミン・バトン」)20世紀を代表する伝説的な作家による、ロマンあふれるファンタスティックな作品を集めた傑作選。
  • 月光スイッチ
    3.6
    1巻550円 (税込)
    たとえば、月の光を灯すように、世界を少しだけ変えるスイッチがあるのかもしれない――。夏、恋人セイちゃんとの期間限定・新婚生活(仮)が始まった。ちょっぴり後ろめたいけど、確実に幸せな日々。その中で出会う不思議な人々、不穏なこころの波立ち。こんなことずっと続くわけないってわかってるけど、本当にあなたのこと、愛してるんだよ――ままならない思いを抱えて真摯に生きる彼女と、彼女に似たあなたのための物語。
  • 機動戦士ガンダムSEED 1 すれ違う翼
    3.6
    C.E.70、ザフト軍と地球連合軍との戦端が開かれてから11ヶ月。中立国オーブのコロニー・ヘリオポリスに暮らす少年、キラ・ヤマトは、地球軍が開発した五機の新型MSを狙うザフトの奪取作戦に巻き込まれる。彼の前で次々と奪われていくMS……だが残された最後の一機、X105ストライクガンダムにキラが乗り込んだ時から、運命は急加速を始めた! 
  • 生きてるうちに、さよならを
    3.6
    「あなたが天国へ行った瞬間を知ってたわ。だって真夜中にきたわよね、私の部屋に。ごめんねって泣きながら…」「兄弟、おれに黙って、なぜ先に逝った。バカヤロー!」親友の葬式で、勝手に死者との絆を強調する自己陶酔型の弔辞に嫌気がさした会社社長の本宮は、自分自身の生前葬を企画する。だが彼は知らなかった。妻の涼子が重い病に冒されて、余命幾ばくもないのを隠していることを……。
  • 殺さずに済ませたい
    3.6
    1巻712円 (税込)
     僕は人形を作り続ける。42号と名付けられたこの人形の頭部にはまだ髪がなく、唇にも紅は塗られていない。しかし柔らかな筆で丹念になぞると、その頬は赤みを帯びていく。まるで、死体に命を与えているかのようだ。42号が完成すれば、僕はもう、人を殺さなくて済むかもしれない……。美麗なビスクドールを造る天才人形作家、椿涼。その裏の顔は、忌まわしい連続快楽殺人鬼であった。
  • 華族 近代日本貴族の虚像と実像
    3.6
    明治維新後、旧公卿・大名、維新功労者などから選ばれた華族。「皇室の藩屏」として、貴族院議員選出など多くの特権を享受した彼らは、近代日本の政治、経済、生活様式をリードした「恵まれた」階級のはずだった。日清・日露戦争後、膨大な軍人や財界人を組み込み拡大を続けたが、多様な出自ゆえ基盤は脆く、敗戦とともに消滅する。本書は、七八年間に一〇一一家存在したその実像を明らかにする。巻末に詳細な「華族一覧」付き。
  • やさしい関係
    3.6
    食品会社広報室のOL佐代子は、十年前からの男友だち加賀美と一年ぶりに再会した。しかし仲間を交えて定期的に会ううち、佐代子の心に違う感情が芽生えはじめた……。恋という一瞬のときめきが欲しいのか、それとも友情という永遠の休息を求めるのか? 自らの気持ちと真剣に向き合い、ためらいつつも歩んでいくひとりの女性。男女の友情という永遠のテーマに挑んだ、心あたたまる物語。
  • 変奏曲
    3.6
    ……無理やりに高志の顔の向きを変えさせた。それでも高志は目蓋を開かなかった。「Onanieしようとしたでしょう?」〈本文より〉 血の絆で結ばれた洋子と高志。異なる性の双子が貪る、耽美な禁断のエロティシズム。それは、洋子の婚礼が近づくにつれ、哀しく顕在化していった……。幻想は現実に、情念は行為へ。現代を超えて幽玄世界へと誘う現代のロマネスク文学。
  • 白夜
    3.6
    ドストエフスキーには過酷な眼で人間性の本性を凝視する一方、感傷的夢想家の一面がある。ペテルブルクに住む貧しいインテリ青年の孤独と空想の生活に、白夜の神秘に包まれたひとりの少女が姿を現わし夢のような淡い恋心が芽生え始める頃、この幻はもろくもくずれ去ってしまう。一八四八年に発表の愛すべき短編である。
  • にんじん
    3.6
    「にんじん」――ルピック夫人は末の男の子をそう呼ぶ。髪の毛は赤く、顔はそばかすだらけだから。にんじんは、部屋の片隅にうずくまりながら、家族のために役立つ機会を待ちぶせしている。が、母親の口汚いののしりと邪険な態度が、そんな彼の気持ちを打ち砕く――。愛に飢え、愛を求めながら、母親のあまりの反応のなさに悩み傷つく少年の姿を生き生きと描き、読者の感涙を誘う不朽の名作!
  • 追憶列車
    3.6
    第二次大戦末期にフランスからドイツへ脱出する列車で出会った日本人少年と少女の淡い恋心を描いた表題作、主婦の足下に忍び寄る謎の女を追う「マリア観音」、清水の次郎長の三人目の妻、お蝶が男女のもつれから死に至るまでを描いた「お蝶ごろし」など、魅力の五篇を収録。予想を快く裏切る、情感豊かな作品を厳選した傑作短篇集。「マリア観音」「預け物」「追憶列車」「虜囚の寺」「お蝶ごろし」収録。
  • 喪失記
    3.6
    五年間、一度も友人と食事をしたことがない。他人と話をするのは、月二度程度という静寂だけの日々。――理津子は男に飢えていた。カトリック神父のもとで育った彼女は、恐ろしいほど規律正しい厳格な生活が、骨の髄まで染みついている。他人に、自分に嘘がつけない。誤ちには厳しい戒めもいとわない。そんな理津子の前に、本能の赴くままに生きる男・大西が現れて……。子供から大人へ――。精神と肉体の変化、個人と社会との関わりを残酷なまでに孤独な女性を通して描ききる。
  • 聖家族のランチ
    3.6
    大手都市銀行に勤務する夫のヨーロッパ赴任に伴って、現地で料理を学んだユリ子は、帰国後、美貌の料理研究家として一躍マスコミの脚光を浴びるようになっていた。母のアシスタントを務める長女と、有名進学校に通う高校生の長男をもち、母の美味しい手料理に舌鼓をうちながら会話をはずませていたこの家族に、やがて暗い「影」が忍び寄る。ユリ子と雑誌編集長の不倫、夫が遭遇した金融危機の荒波、長男に手を伸ばすある組織…。家族四人がそれぞれに口にはできない“秘密”を抱えていたのだ。家族の崩壊と再生の困難さを、衝撃のストーリーで描いた傑作長編小説!
  • 終業式
    3.6
    かけがえのない、高校生だった日々を共に過ごした四人の男女。テストにやきもきしたり、文化祭に全力投球したり、ほのかな恋心を抱いたり――。卒業してからも、ときにすれ違い、行き違い、手さぐりで距離をはかりながら、お互いのことをずっと気にかけていた。卒業から20年のあいだに交わされた、あるいは出されることのなかった手紙、葉書、FAX、メモetc.で全編を綴る。ごく普通の人々が生きるそれぞれの切実な青春が、行間から見事に浮かび上がる姫野文学の隠れた名作。
  • きっと君は泣く
    3.6
    椿、二十三歳。美貌に生まれた女に恐いものはない、何もかもが思い通りになるはずだった。しかし祖父がボケはじめ、父が破産、やがて家や職場で彼女の心の歯車はゆっくりと噛み合わなくなってゆく。美人だって泣きをみることに気づいた椿。弱者と強者、真実と嘘……誰もが悩み傷つくナイーヴな人間関係の中で、ほんとうに美しい心ってなんだろう? 清々しく心洗われる、“あなた”の魂の物語。
  • 葛橋
    3.6
    東京で、証券会社に勤務する青年・竜介。多忙を極める仕事と、半年前に妻を交通事故でなくした心の傷から逃れるがごとく、郷里、高知の寒村に帰省した。そこで後家の篤子と再会し、次第に心惹かれて行く。向こう岸の山の斜面に建つその家を訪ねるには葛橋を渡らねばならない。古事記の伝説に基づき、黄泉の国とこの世をつなぐといわれる葛。その葛で編まれた吊り橋が竜介にもたらしたものは……。男と女の心に潜む亀裂と官能が、深い闇から浮かび上がる表題作を含む、傑作中編小説集。
  • 鏡の偽乙女 薄紅雪華紋様
    3.6
    大正三年、東京。画家を志して家を飛び出した槇島功次郎は、雪の無縁坂で、容姿端麗な青年画家・穂村江雪華(ほむらえせっか)と出会う。風変わりだが聡明、ずば抜けた画才を持つ雪華は、この世に未練を残して死んだ者の魂を絵で成仏させる、驚くべき能力の持ち主だった。果たせぬ恋、罪深き業……死者たちの断ち切れぬ思いが、二人の周囲に不可思議な現象を巻き起こす。幻想と怪奇に満ちた、大正怪異事件帖。
  • クールパイン
    完結
    3.6
    全1巻770円 (税込)
    負けたくなかった。 エッチから始まった里香(りか)の恋。「私、かっこ悪かった。理由はわかってる。先輩のこと本当は、それほど好きじゃなかったから。それはやってから気づいたんだけど。なのに――。」 南Q太の漫画家デビュー10周年を飾る傑作!Zipper comicで大反響を呼んだ「クールパイン」全7話収録。
  • 学校の階段1
    3.6
    季節は春――高校生活を楽しく送れるラク~な部活に入るため見学に余念のない神庭幸宏は、ある日、校内を走り回る「階段部」なるものと出会う。学校非公認、邪魔もの扱いの部にムリヤリ体験入部させられた幸宏だったが、ひたむきに「階段レース」にかける部員たちの姿に自分の中に芽生えた欲求に気づく。「とにかく走りたい!」そして幸宏は駆け出す! ビバ青春の無駄足!  真正面から「若さ」を描く第7回えんため大賞「優秀賞」受賞の学園グラフィティ!!
  • 群青の夜の羽毛布
    3.6
    ひっそり暮らす不思議な女性に惹かれる大学生の鉄男。しかし次第に、他人とうまくつきあえない不安定な彼女に、疑問を募らせていき--。家族、そして母娘の関係に潜む闇を描いた傑作長篇小説。
  • くちびるの行方
    完結
    3.6
    中学からの親友・宗司に抱いていた想いに、彼の突然の結婚で気付いてしまった裕輔。同じ会社で働く彼を避け続けてきたが、二人を追って、後輩の昌人が入社してきて…。連載中も話題沸騰のトライアングル・ラブ! 彼らが選ぶ十年目の答えは──?
  • 動員の革命 ソーシャルメディアは何を変えたのか
    3.6
    あなたは、この革命を体感しているか?ソーシャルメディアはかつてない「動員」の力を発揮している。「アラブの春」、震災復興からビジネス、報道の世界まで、インターネットの枠を越えて現実社会を動かすエンジンとなっている。ソーシャルメディアでジャーナリズムの可能性を模索してきた著者が「情報」の未来を語る。
  • 正しい大人化計画――若者が「難民」化する時代に
    3.6
    ひきこもりやフリーター、ニートなど、自分の生き方が定まらず、あてどなく漂う若者が増えている。こうした若者の「難民」化は、本人にとっても社会にとっても決して望ましいことではない。だからといって彼ら/彼女らを非難しても意味はない。いま本当に必要なのは、若者を絶望させないための仕組みを構築することである。教育、法、労働という三つの側面からそのためのプログラムを構築する本書は、若者自身のよき生とよき社会を実現するための必読の書。
  • ルポ 在日外国人
    3.6
    在日華人、中南米系移民……。「在日外国人」と呼ばれる人々は、いまや在日韓国・朝鮮人だけではない。1990年代以降、急速に増加した世界各地からの移民によって、日本はにわかに多民族社会化の道を歩んでいる。政府による外国人参政権を巡る議論はそうした状況を鑑みた結果とも言えるが、一方では新たな排外主義も台頭しつつある。本書では、いまや222万人に達した在日外国人の現状をルポルタージュしながら、欧米の状況との比較も踏まえつつ、望ましい多文化共生の道筋を探る。【目次】まえがき/第一章 身近な在日外国人/第二章 異国に刻む歴史/第三章 狭間に生きる人々/第四章 教育の現場にて/第五章 多民族多文化共生に向けて/あとがき/主要参考文献
  • 通りゃんせ
    3.6
    25歳のサラリーマン・大森連は小仏峠の滝で気を失い、天明6年の武蔵国青畑村にタイムスリップ。驚きつつも懸命に生き抜こうとする連と村人たちを飢饉が襲い……時代を超えた感動の歴史長編!
  • 記憶の海 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season VII
    3.6
    いちばん逃げたくないと思っているのは、勝利自身のはずだ。誰よりも勝利こそが、今の自分を不甲斐なく思っているに違いないんだから……。勝利がオーストラリアに旅立ち、残された傷心のかれんを支える弟の丈。勝利の辛さもかれんの寂しさも、そばでずっと見てきた丈には、わかりすぎるほどわかる。そんなもどかしい日々の中、由里子の思いがけない提案によって、新しい光が差し込み始める。
  • マルクスだったらこう考える
    3.6
    ソ連の崩壊と共に“死んだ”マルクス。その彼が、出口の見えない難問を抱え、資本主義が〈帝国〉へと変貌しつつある今の世界に現れたら、一体どんな解決方法を考えるだろうか。
  • 若者はみな悲しい
    3.6
    理想の女性を追いつづける男の哀しみを描く「冬の夢」。わがままな妻が大人へと成長する「調停人」。親たちの見栄と自尊心が交錯する「子どもパーティ」など、本邦初訳4篇を含む9篇を収録。アメリカが最も輝いていた1920年代を代表する作家フィッツジェラルドが、若者と、かつて若者だった大人たちを鮮やかに描きだした珠玉の自選短編集。
  • ケネディ-「神話」と実像
    3.6
    一九六一年、四三歳で米大統領に就任し、三年後、凶弾に倒れたジョン・F.ケネディ。名家に生まれ、海軍士官、下・上院議員として活躍し、一気に頂点に登り詰めた彼は、理想を追い求めた政治家として「神話」化されている。だがその一方で、家族、宗教、女性、病魔といった問題に常に苛まれていた。本書は、虚弱だった成長期から繙き、米ソ冷戦下、政治家としてどのように時代と対峙し、生きようとしたか、その実像を描く。
  • 王女ベリータ~カスティーリアの薔薇~(上)
    値引きあり
    3.6
    カスティーリア王だった父亡きあと、母と二人、修道院に幽閉された王女ベリータ。その母とも引き裂かれ、孤独の中、誰も信じられずにいた。ある日、彼女のもとに現れた二人の騎士によって、外の世界に連れ出されたベリータ。彼らは、敵? それとも味方? その日からベリータの運命は、大きく動きはじめるのだった……。
  • なぜ日本は若者に冷酷なのか―そして下降移動社会が到来する
    3.6
    1巻1,320円 (税込)
    「超」階級化する日本 若者の経済状況に比べれば、その親世代が恵まれているとはいえ、格差があることは確かである。親が早く亡くなった、親自体がリストラに遭った、親が離婚したなど、さまざまな理由で、親に若者を依存させる余裕がないケースも増えてきている。若者が強者だった時代、おおむね1990年頃までは、学校を卒業さえすれば、男女とも自立して生活ができる定職に就くことができた。しかし、今は、学卒後、定職に就けない若者が増えており、親にも頼れない場合は、不安定な職で自立して生活するしかない。その結果、ホームレスやネットカフェ難民、そして、生活保護を受ける以外にまともな生活をする手立てがない状況に追い込まれる。つまり、欧米で見られたようなアンダークラスの若者が増え始める。日本では、そのような若者が大量に出てこないのは、まだ親が面倒を見ているからであり、それができない親が増えれば、当然、日本でもアンダークラスの若者が増えることは必然である。 (本文より) 【主な内容】 序 章 若者に冷たい社会 子どもにやさしい親 第1章 若者に冷たい日本は「ブラック国家」なのか 第2章 「変容する家族」が新たな弱者を生む 第3章 ゆがんだ年金制度が「老後格差」を拡大させる 第4章 日本経済の停滞・凋落が止まらない 第5章 日本再浮上のために ~家族社会学からの提言
  • セオイ
    3.6
    「セオイ」――それは、悩める人々が最後に頼ると噂される謎の伝承技である。技の使い手の鏡山零二と助手の美優は、西新宿の裏路地に居を構え、人知れず老若男女を救っていた。だがある時、有名作家の事故死との関連でベテラン刑事に目をつけられ、執拗につきまとわれる。必ずしも無関係とは言いがたいのだが……。鏡山はやがて、美女連続殺人事件につながる巨大な陰謀の渦中にのみ込まれていく――破格のエンターテインメント長篇!
  • はれのち、ブーケ
    3.6
    キャリアとか、恋とか、結婚とか、子どもとか――30歳の岐路に立つ男女のこたえ探し。学生時代を同じゼミで過ごした裕人と理香子の結婚式に、仲間たちが集まった。かつて横並びだった男女6人は、30歳を迎え、仕事も生活環境もそれぞれ。アパレルメーカーに勤め、気ままな生活を謳歌している鈴子、映画監督を目指し、ハードな日々を送る亮、バツイチで年の離れた彼との恋や結婚に揺れる奈緒、家庭を持ち大学職員として堅実な日々を送る章太郎――。それぞれが、旧友との再会によって自分の生き方を振り返り、仲間の生き方に自分を重ねて未来を見つめる。揺れる世代の瑞々しい感情を、ていねいに描いた連作長編。

    試し読み

    フォロー
  • 13歳からの反社会学
    3.6
    常識のウソをぶっとばせ! 世の中の社会や情報を見るためのヒントを、くだらない(とされる)ことをマジメに考える「反社会学」で学ぶ特別講義。表も裏も、裏の裏まで……世界の見方、教えます!!
  • 信じるままに愛したい
    3.6
    犬猿の仲の同僚・嘉和に、「好きと言わせる」賭けの対象にされたことを知った正巳。誰にでも愛想の良い嘉和が、なぜ自分だけそれほどまでに嫌うのか理由を聞きたくて、告白してきた彼に思わず「友達なら」と応じてしまう。そうして始まった付き合いは険悪だった。けれど徐々に打ち解けていき――突然、キスされた。熱のこもった嘉和の眼差しは賭けのためなのか、それとも……?

    試し読み

    フォロー
  • 終わりのない片想い
    3.6
    「ずっと一緒にいよう」と約束した幼馴染みの雅義と陽翔。高校卒業を機に、陽翔はいつしか恋慕に変わった気持ちを告白するが、振られてしまう。傍にいるのが辛くなった陽翔は、気持ちの整理をするため一年という期限付きで雅義から距離を置く。想いを忘れようと努めた一年後、再会した雅義は変わらず一番の親友として誰よりも陽翔を大切に扱う。募るばかりの想いが苦しくて……。

    試し読み

    フォロー
  • 誘拐者
    3.6
    叙述トリックの金字塔、「――者」シリーズ。「私の赤ちゃんを返して!」誘拐された子供を追い、妻は出奔した。やがて子供は戻ってきたが、妻は行方をくらましたまま……。その20年後、写真週刊誌に載った1枚の写真がきっかけで、怨念と狂気に染まった女と男たちが、ある一点をめざして急激に動きだす。追跡、また追跡、逆転、また逆転。そして、その末に待ち受けるまさかの結末が貴方の脳髄を痺れさせる!
  • フリーランスのジタバタな舞台裏
    3.6
    サラリーマン生活にオサラバしたら、金なし・信用なし・未来なしの冷や汗生活が始まった。こんな仕事はやりたくない。でも金のためにはやらなきゃいけない? 悶々と悩む間にみるみる底をつく預金残高。視線をあげればかわいい我が子。誰もが夢見るフリーランスの、これがリアルな舞台裏! 本書を読んで、それでもあなたは会社を辞めますか?
  • 2度目の恋は嘘つき 1
    完結
    3.6
    大学時代から1年間、一途に先輩の夏樹を想ってきた澄は、気付けば女のピークを過ぎた28歳の出がらし女。なわけで処女…。つまりは出がらし…orzある日、女子社員に潤いを与えるために新設された社員食堂で、イケメンギャルソンの皐月に出会う。夏樹の弟だという皐月は澄のために…!?
  • 赤い実たちのラブソング
    3.6
    1巻1,500円 (税込)
    教科書に載った、あのお話のその後の物語……。初恋の話が教科書に載ったと話題になった「赤い実はじけた」。とつぜん、胸の中でパチンと赤い実がはじけて戸惑っていた綾子も、すでに30歳を迎えた。同じ学校で、同じ時間を過ごした同期生たちも、それぞれ別の道を歩きはじめ、みんな大人になった。30歳になった今、どんな日々を過ごしているのだろうか。結婚した人、独身の人。バリバリ働いている人、家庭に入った人。──10数年の歳月は、彼女たちにどんな変化をもたらしたのだろうか。カレへの想い、夫への想い、子どもへの想い、親への想い、さまざまな愛のカタチを、今と中学時代の思い出を交差させながら描く15のストーリー。

    試し読み

    フォロー
  • 無花果の実のなるころに
    3.6
    お蔦さんは僕のおばあちゃんだ。もと芸者でいまでも粋なお蔦さんは、神楽坂・本多横町で履物店を営んでいる。気が強くて面倒くさがりなのに、何かと人に頼られる人気者のお蔦さんと、中学生の僕はふたりで暮らしている。幼なじみが蹴とばし魔として捕まったり、ご近所衆が振り込め詐欺に遭ったり、ふたり暮らしの日々はいつも騒がしい。神楽坂界隈で起こる事件をお蔦さんが痛快に解決していく! あつい人情と神楽坂の魅力があふれる6編を収録した連作ミステリ。

    試し読み

    フォロー
  • 四十八人目の忠臣
    3.6
    四十八番目は歴史に名を残した思いがけないあの女性! 愛する磯貝十郎左衛門と浪士達のため、討ち入りを影から助け、その後 浪士の遺族の赦免、赤穂浅野家再興を目指し、将軍家に近づいた実在の女性。 まったく新しい「忠臣蔵」の誕生。 <目次> 牛天神 鉄砲洲上屋敷 あぶれ者 尼ふたり 凶兆 驚天動地 恋の行方 新妻 十女十色 怒濤の日々 討ち入り 生か死か 女だからできること 月光 忠義と恋のはざまでゆれる江戸の一女性の目と五感にこだわることが、 すなわち、「私の忠臣蔵」
  • 十二歳
    3.6
    おとなになるってムズカシイ。私も「何かになれる」んだろうか。第42回講談社児童文学新人賞受賞作。鈴木さえは小学6年生。ポートボールが大好きで友だちもいっぱいいる楽しい毎日だったはずなのに、突然何かがずれ始めた。頭と身体がちぐはぐで何だか自分が自分でないみたいな気がする。こんな私でも大人になったら、みんなが言うように「何かになれる」んだろうか? (講談社文庫)
  • 捨て猫の家
    完結
    3.6
    全1巻660円 (税込)
    ひとりで孤独に生きてきた吸血鬼のエドは、ある日、気まぐれから捨て子の少年フィルを拾い、以来一緒に暮らしている。好きだと言い、無邪気になついてくるフィル。そんなフィルにエドは欲情し、戸惑う。この気持ちは……… 長い間忘れていた感情に支配されたエドは、フィルにくちづけるのだが……。
  • 愛の保存法
    3.6
    久井(くい)光太郎と高坂まゆみは結婚離婚を繰り返すおかしなカップル。さすがに二人の四度目の披露宴の話には、周囲も少々困惑気味。けれども、はた迷惑とも言えるかれらの行動には、意外に深い理由があったのだ(「愛の保存法」)。食い違って間違ってうまくいかない、困り者のダメ男にわがまま女。全編、くすっと笑えて、ちょっぴりしみじみの傑作短編集。
  • 死人(しびと)を恋(こ)う
    3.6
    (クリスマス・イヴに死のう)人里離れた山林に死に場所を求めた「僕」の前に、一台の車が現れた。やって来たのは、自殺サイトで知り合ったらしき男女6人――。彼らの最期(さいご)を陰から見届けた僕は、その中の一人の美少女に目を奪われた。彼女のあどけない死に顔が、僕の冥(くら)い欲望に火をつけた……。人間の深い業(ごう)を描き、戦慄の世界へと誘う衝撃の書!
  • 水色エーテル
    完結
    3.6
    女の子同士の恋は世界に守られていつか忘れていくもの――そんなのは絶対に嫌だと二人の少女はお互いに誓った。互いの魂に傷をつけるような…そんな強い想いを持ち続けようと。祖母から聞いた昔々の恋の話は結花の胸を揺さぶった。それは傍らに眠る彼女も同様に…一瞬の想いではない、この気持ちは永遠。今を生きる二人の女の子が辿々しくも導き出した答えとは…
  • 告別
    3.6
    告別への予感はその時もう生まれていた筈だ。しかしそれはもっと以前に、もっともっと遠い昔に既に生まれていたのかもしれない――異国で識り合った女・マチルダとの深い愛を諦め妻と2人の娘のいる家庭へ戻った上條慎吾。娘・夏子の自殺、上條の死、二つの死は響き合い世界は暗く展かれてゆく。福永武彦の代表的中篇小説「告別」、「形見分け」を併録。
  • 傷痕
    3.6
    1巻1,672円 (税込)
    この国が20世紀に産み落とした偉大なるポップスターがとつぜん死んだ夜、報道が世界中を黒い光のように飛びまわった。彼は51歳で、娘らしき、11歳の子どもが一人残された。彼女がどうやって、誰から生を受けたのか、誰も知らなかった。凄腕のイエロー・ジャーナリズムさえも、決定的な真実を捕まえることができないままだった。娘の名前は、傷痕。偉大すぎるスターの真の姿とは? そして彼が世界に遺したものとは?
  • 賢治先生
    3.6
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 少年たちを乗せた汽車は、ひたすら闇のなかを疾ります…ケンタウリ祭の晩に汽車に乗ったジョヴァンナとカンパネッラ。大切な人を探す旅の途中で二人と同じ席に乗り合わせた賢治。賢治と少年たちの蒼白い銀河交流の行方は。
  • カンパネルラ
    3.6
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「兄さん、あの署名、――あれはどう云う意味。自分の名前を記せばいゝのに」。緑に深く埋もれた祖父の家で、ひとり療養する兄の夏織。気怠い夏の空気の中、弟の柊一は兄の隠れ処を探して川を遡っていく。
  • ゆららの月 1巻
    完結
    3.6
    月輪ゆららはごくフツーの女子高生。ただ霊感が強いため奇妙な言動(?)が多く、周囲からヘンなコ扱いされっぱなし。天道明と星野夜行のふたりはそんな彼女の“素質”を見抜く。普段は地味で目立たないゆららだが、霊に襲われると大ヘンシンして…!?
  • 真夜中にふるえる心
    3.6
    ある警官に執拗につきまとわれ、故郷を離れざるをえなくなったカーリン。男の影に怯え、逃亡生活を送る彼女はワイオミングのとある町に流れ着き、家政婦として働くことに。素性を隠し、一時的に牧場に身を寄せるカーリンだったが、頼りになる牧場主のジークに癒されて、次第に自分を取り戻していく。一方のジークも惹かれてふたりの距離は縮まっていくが、ストーカーによって牧場に迷惑が及ぶのを恐れるカーリンは、どこか心を許せずにいた。そんな折、ある事件が起きて……

    試し読み

    フォロー
  • 月光の東
    3.6
    1巻825円 (税込)
    「月光の東まで追いかけて」。出張先のカラチで自殺を遂げた友人の妻の来訪を機に、男の脳裏に、謎の言葉を残して消えた初恋の女性の記憶が甦る。その名前は塔屋米花。彼女の足跡を辿り始めた男が見たのは、凛冽な一人の女性の半生と、彼女を愛した幾人もの男たちの姿だった。美貌を武器に、極貧と疎外からの脱出を図った女を通し、人間の哀しさ、そして強さを描く傑作長編小説。
  • つれない彼の胸のうち
    完結
    3.6
    全1巻701円 (税込)
    ショッピングモール内の書店に勤める成田は、朗読会に来て怪しい行動をとっていた男に声をかけてしまう。不審者だと思ったその男は実は、同じショッピングモールで働く峰だった。その時、声がいいと褒められたことをきっかけに、成田は峰と親しくなっていく。思いやりがあって明るい彼に徐々に惹かれる成田。気持ちを伝えたいけど伝えられない想いだけが膨らんでいき……。
  • 踏んでもいい女
    3.6
    大ヒット作『凍花』に続く文庫ミステリーを電子化!  真砂代は、横浜で銭湯「くじら湯」を営む祖父と二人暮らしをしている。自分の容姿には、どうしても自信が持てない。知人の仲介で望みもしない見合いをしたところ、ほとんど話もしないうちに相手の男性は席を立ってしまった。みんな自分のことを傷つけても踏んづけてもかまわないと思っているように感じてしまう。 見合い相手には、ずっと思い続けている貴子という年上の女性がいるらしい。真砂代はひょんなことからその貴子と知り合い、日中の限定で家事を手伝うようになる。
  • 夜情にゆだねて
    3.6
    1巻565円 (税込)
    大手出版社の編集者である篠原遼路は、急遽不本意ながら故郷の金沢へ戻った。兄の雄平が駆け落ちして父が倒れたため、期間限定で家業の老舗温泉旅館の主人となったのだ。不慣れな着物姿で旅館の若旦那業に苦労する遼路へ、若き料理長の鬼嶋龍司は何かと辛く当たる。料理の腕は一流だが傲岸な鬼嶋を苦手に思いつつ、遼路は彼にかつての恋人の面影を見出してしまっていた……。

    試し読み

    フォロー
  • バルベスタールの秘婚
    3.6
    ルルル賞&読者賞W受賞!期待の新人登場! 期待の大型新人、堂々登場! ライトノベル大賞ルルル賞受賞作。さらに読者からの圧倒的な支持を受け、読者賞もW受賞。今年一番の注目作家です。 アクランド国での生活を捨て、逃亡を図るローダ。これから先の生活は、どうなるかわからないけど、希望のないアクランドでの生活はとにかく嫌、と、列車に飛び乗る。そこで出逢ったのは、歴史のあるバルベスタール国の王子であるフェルウスだった。フェルウスは、フェルウスで、国内に大きな権力争いの問題を抱え、命を狙われる日々を送る。思い通りにいかない二人の人生。そんな二人の利害が一致し、半年間だけの契約で結婚することを持ちかけるのだが・・・。 ※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
  • 願い
    3.6
    1巻1,672円 (税込)
    ささやかでいい。叶ってさえくれれば――。可愛い妹が欲しい、元恋人と復縁したい、部下と不倫をしてみたい、とにかく誰かと話したい……。芥川賞作家が掬い取る、街にあふれたいくつもの小さな願いごと。静かだけれど切実な、9つの物語。
  • 白い部屋で月の歌を
    3.6
    ジュンは除霊のアシスタントを務める少年だ。様々な霊魂を自分の体内に受け入れる際、白い部屋に自分がいるように見える。ある日、少女エリカと白い部屋で出会ったジュンはその面影に恋してしまったのだが……
  • 甘いおしおきを君に
    3.6
    とある事情から、幼馴染みであるルーファスの妻となった花屋の娘ユーリ。都会で医術を学び立派な医者となって戻ってきた彼がなぜ私と結婚を!? 「あなたはただ、私の欲を満たしてくれればそれでいい」そう言い放ち、ところ構わず毎日のようにユーリを貪るルーファス。彼にとって私は体だけの存在? 現状に胸を痛めながらも彼の役に立ちたいと奮闘するユーリだが、ある日、彼から禁じられていたことをしてしまって……
  • 優しいおとな
    3.6
    福祉システムが破綻した日本。スラム化したかつての繁華街〈シブヤ〉の野宿者・イオンは、闇を根城にする若者たちと出会い、アンダーグラウンドに足を踏み入れる。NGO「ストリートチルドレンを助ける会」、女性ホームレス集団「マムズ」……彼の「優しいおとな」はどこにいるのか。桐野夏生が描く、希望なき世界のその先とは。
  • 少年名探偵 虹北恭助のハイスクール☆アドベンチャー
    3.6
    あの少年名探偵・虹北(こうほく)恭助がまたまたまた帰ってきた! 恋のライバル(?)から出された推理問題。姿が見えないストーカー。ミステリ研究会に残された暗号。突然、人が消える城。そして怪盗Xからの犯行予告。次々起きる謎に美少女高校生・野村響子をワトソン役に、虹北恭助の推理が冴える! はやみねかおるのミステリ魂(スピリッツ)がいっぱいの1冊!
  • 60秒の煉獄
    3.6
    「あなたに特別な力を授けます」。天使か悪魔か――謎めいた美少女が人々に授けたのは、たった1度だけ時間を1分間止める能力だった。世界のすべてが静止する60秒。誰にも知られず、邪魔されることもなく、思うがままにどんなことでもできるのだ。大金を強奪する。憧れの女性を恣(ほしいまま)にする。憎い男を抹殺する……。欲望と妄念に翻弄される男女の姿を描く、異色連作集。
  • 再生ボタン
    3.6
    教師と学生たちがキャンプ地で、とっておきの怪談話を披露しあった末に起きた悲劇を綴る「怪の再生」。さえない中年男が帰宅途中に美女と出会い、夜な夜な夢現の狭間で情事に耽る「幻日」。得体の知れない黒い影にすがり、期限付きの命を手に入れた男の“生への執着”を描く「お迎え」ほか、全十編。深夜、ひとりで読んでほしい恐怖小説の傑作!
  • 王子様はじめました【イラスト入り】
    3.6
    祖父の質店で店番中、いわくありげな外国人少年から古い腕輪を託された高1の悠也。それは王家の血統が絶える際、神託で選ばれるラース王国後継者の証だった! どうしても腕輪が外せず困っているところへ「出奔した少年を見つけるまで身代りになってほしい」と頼まれ、少年の名誉を守るためと引き受けた悠也だが… まったくの庶民から外国の王子様へ、汗と涙と愛のシンデレラ(?)ストーリー。
  • 心霊探偵八雲 ANOTHER FILES いつわりの樹
    3.6
    神社の境内にある樹齢千年を越える木の前で、刺殺体が発見される。被害者は、高校時代に石井をいじめていた望月だった。この事件をきっかけに、過去と向き合うことになった石井。彼の隠された秘密とは…。
  • あなたにだけわかること
    3.6
    1巻1,562円 (税込)
    桐生駿と野田夏が出会ったのは5歳のとき。夏の父に恋した駿の母が、密会のため夏の家に通ったからだ。親同士の情事の間、それとは知らず階下で待っていた幼い二人は、やがて親たちの関係を知る。以来二人は、互いに「できれば思い出したくない相手」と感じながらも、なぜか人生の曲がり角ごとに出会ってしまう。まるで、互いの恋愛の証言者のように。男と女の「愛ではないけれど、愛よりもかけがえのない関係」を描く長編小説!
  • アイミタガイ
    3.6
    1巻733円 (税込)
    毎朝同じ電車の同じ車両に乗る会社員の澄人、合格確実だった中学に落ちてしまった敦俊、トラブルメーカーのホームヘルパー範子、カメラマンの娘を事故で亡くした元学芸員の優作、そして9歳の時の両親の離婚が傷になり結婚に踏み切れない梓。彼らはみんな、人生の迷子になっています。傍目には平穏に過ごしているように見えても、それぞれの理由があって扉を開くことができず、一歩踏み出すにも踏み出せず、じっと立ち止まっているのです。でも、見知らぬ人の思いが巡り巡って、硬く閉ざされた扉を小さく叩き、彼らは進むべき道をたどりはじめます。気づかないほどのふれあいが誰かの心をそっとゆらし、それぞれの人生を大きく動かしていくのです。「定刻の王」「ハートブレイク・ライダー」「幸福の果実」「夏の終わり」の4つの物語が最後の「蔓草」で一つになる。心に沁み入る連作長編小説。

    試し読み

    フォロー
  • 恋言心~こいごころ~
    完結
    3.6
    私、見てるだけでよかったのに。見てるだけがよかったのに…。憧れの彼に告白されたのに、喜べないカスミ。でも優しい恋を知って硬くなっていたカスミの心がほどけていく…。 表題作のほか、女の子ならみんな少しは抱える闇と弱さを描ききった長短3編を収録。 「恋言心~こいごころ~」番外編かきおろしも収録! 【収録作品】恋言心~こいごころ~/好きのその後は…/Last Stop/恋言心~こいごころ~ エピローグ
  • はるがいったら
    3.6
    両親が離婚し、離れて暮らす姉弟。完璧主義の姉・園は、仕事もプライベートも自己管理を徹底しているが、婚約者のいる幼なじみと不毛な恋愛を続けている。体が弱く冷めた性格の弟・行は、寝たきりの愛犬・ハルの介護をしながら高校に通い、進路に悩む。行が入院し、ハルの介護を交代した園。そんな二人に転機が訪れ――。瑞々しい感性が絶賛された、第18回小説すばる新人賞受賞作。
  • 誘惑された花嫁候補
    値引きあり
    3.6
    王子の花嫁候補として選ばれながら、理由も告げられぬまま突然に婚約を破棄されてしまった公爵令嬢サリアは、傷ついた心を癒すため叔母の住む辺境の伯爵領を訪れた。そこで出会った無礼で傲慢な男・クレイヴ。彼はいきなりサリアの唇を盗み、さらにはその熱い手で、王子に捧げるはずだった純潔までも甘く激しく奪っていく。いけないとわかっていながら、身体は逃れられなくなって……!?
  • 不自由な心
    3.6
    大手部品メーカーに勤務する野島は、パーティで、同僚の若い女性の結婚話を耳にし、動揺を隠せなかった。なぜなら当の女性とは、野島が不倫を続けている恵理だったからだ…。心のもどかしさを描く珠玉小説集。
  • 憑き物
    3.6
    植物写真家・猫田夏海が訪れた岩手県の寒村に住む滝上家は代々“イヅナサマ”を操り託宣を下す霊能力を持つという。満月の山中、夏海は滝上家の一人娘・沙姫の憑依現象を目撃する。その翌日、祈祷堂での刺殺死体が奇妙な書き置きとともに発見された!生物に知悉した先輩ライターの鳶山が調査に乗り出すが……。二人が出会う、様々な憑依の不思議を<観察者>の論理が斬る!(――「幽き声」他三編を収録)
  • 中国文明の歴史
    値引きあり
    3.6
    もっとも平易でコンパクトな中国史の入門書。中国とはどんな意味か、そしていつ誕生したのか? 民族の変遷、王朝の栄枯盛衰や領土拡大を軸に、中国の歴史をわかりやすく教える。まったく新しい中国史の登場。(講談社現代新書)
  • 別れの時まで
    3.6
    『水曜の朝、午前三時』著者の長編恋愛小説。 私は手記募集で応募してきた女性に関心を持ち面接するが、彼女は女優であり、その波乱の人生に興味を持ち交際を始める。彼女には息子がいたが夫の影はなく、同じく娘を持つ私は共感を覚え密かな情事を深めていった。 しかし彼女の家に出入りするうち私は監視されていることに気づく。そして息子の父親であるかつての「恋人」が指名手配されていることを知る。 著者は2001年11月、書き下ろしの長編恋愛小説『水曜の朝、午前三時』でデビュー。1970年に大阪で開かれた万国博覧会を舞台に国籍問題で引き裂かれていく男女の恋愛をミステリアスな筆致で描いた同作品は、新人作家の第一作にもかかわらず多数の読者の支持を得て、ベストセラーとなった。 本作『別れの時まで』は、著者が10年ぶりに満を持して発表した長編恋愛小説。大人の恋愛の切なさと先が読めないミステリアスな展開に、全国の書店員さんから多数の感動コメントが集まった。 待望の電子化!
  • 放浪記
    3.6
    第一次大戦後の困難な時代を背景に、一人の若い女性が飢えと貧困にあえぎ、下女、女中、カフェーの女給と職を転々としながらも、向上心を失うことなく強く生きる姿を描く。大正11年から5年間、日記ふうに書きとめた雑記帳をもとにまとめた著者の若き日の自叙伝。本書には、昭和5年に刊行された『放浪記』『続放浪記』、敗戦後に発表された『放浪記第三部』を併せて収めた。

    試し読み

    フォロー

最近チェックした作品からのおすすめ