老後破産―長寿という悪夢―(新潮文庫)

老後破産―長寿という悪夢―(新潮文庫)

605円 (税込)

3pt

「預金が尽きる前に、死んでしまいたい」「こんなはずじゃなかった……」年金だけでは暮らせない。金が無いので病院にも行けない。食費は1日100円……。ごく普通の人生を送り、ある程度の預貯金もある。それでも、病気や怪我などの些細なきっかけで、老後の生活は崩壊してしまう。超高齢化社会を迎えた日本で、急増する「老後破産」の過酷な現実を、克明に描いた衝撃のノンフィクション。

...続きを読む

老後破産―長寿という悪夢―(新潮文庫) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年11月26日

    老後2000万円問題なんていうけどそれで安心して暮らせる訳ではない。時代の変化によって家族の在り方も変化した。今は高齢者の連帯保証人や身元引き受けや死んだ後の手続きをしてくれるサポート法人なんかがあるよって昔の人にいっても信じられないだろうな。
    暮らしの水準が上がって豊かになっても天涯孤独な人は増え...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年03月29日

    老後社会に絶望感を抱かざるを得ない。それくらい精神にくるノンフィクション。

    取材を受けた高齢者の大半は現役時代誠実に働き金遣いも荒くなかった人々。だがそれでも病気など偶発的なきっかけで老後破産またはその寸前に追い込まれた。老後生活に向け準備や対策をしていても、破産する可能性がある。結構こわい。お金...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年04月18日

    これはちょっと、老後を安穏と構えている場合じゃないっていう、焦燥感につまされる内容です。その場凌ぎの享楽主義で過ごしてきた人じゃなく、いわゆる真面目に生きてきた人たちに起きている問題だから、怖い。家族の在り方まで含めて、一度真剣に向き合わざるを得ない気持ちにさせてくれる一冊です。

    0

    Posted by ブクログ 2023年01月22日

    家族形態の変化、働き方の変化、突然の病、年金制度の問題、地方の風習などから老後破産が起きている。
    金がなければ生きられない。祖母からの教えを再認識した。明日は我が身…

    0

    Posted by ブクログ 2022年03月09日

    老後破産と先日読み終わった8050問題は重なっている。現代の世の中の仕組みのズレが重なって、今後の大きな課題になりそうだ。
    自分も核家族、離れて暮らす子供はいるが、自分の老後は自分で始末をつけないといけないとは思っている。
    頑張れば自分で始末をつけられる人は良いが、一歩歯車が間違えれば私もどんな老後...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年07月18日

    年金生活をしている人が病院にいくこともやっとやっとの生活であることなど書かれている。生活保護を受けようと思っても自宅があるためにもらえないとか、貯金がある程度あるためもらえないとか、困っていても福祉が届かないことが書かれていた。現代社会の老後の問題が身につまされる。

    0

    Posted by ブクログ 2020年10月07日

    とにかく怖かった。本ばっかり買って読んでないで、ちゃんとお金が貯めて人間関係も大事にしようと思った。でも逃げ場ない。

    0

    Posted by ブクログ 2020年03月21日

    老後破産のケーススタディ。ノンフィクションなだけ深刻に訴えるものが強い。日本の終身雇用が見直され、欧米の実力主義の時代となった。健康面で満足に動けなくなった、介護のため退職を余儀なくされた、等のバックアップがない。男女平等で結婚する人が減った。都市集中で実家を離れる若者が後をたたない。貧富差拡大はま...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年12月23日

    押しとどめる事は難しい超高齢化社会。僕自体があと20年もすると高齢者の仲間入りなのですからそりゃそうだ。順送りで年齢を重ねて行くのだから当たり前の事であります。
    年金を納めていればとりあえず暮らしていけるという安心が有った時代というのはいつの事だったのでしょうか。そもそも働き始めた頃には年金はいつか...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年05月13日

    一握りの準備万端の層を除き誰にも起こり得る老後破産という現実。社会の移り変わりに追いついていない社会保障制度の設計の不備・綻びという問題はあるが、本質はもっと根深いところにある。それはゆとりがなくなりつつある日本の公助、共助の限界。若い頃放蕩を尽くしたような人には責任を問うて見捨てる?コツコツ働いて...続きを読む

    0

老後破産―長寿という悪夢―(新潮文庫) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める ノンフィクション

ノンフィクション ランキング

NHKスペシャル取材班 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す