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「扉の向こう」で何が起きているのか――
全国の自治体1392カ所を独自調査
話題の「NHKスペシャル」待望の新書化!
長年にわたるひきこもりの果てに、命を落とす――。いわゆる「ひきこもり死」が全国に広がっている。
いま、日本には推計61万人もの「中高年ひきこもり」の人たちがいるとされる。
高齢の親が亡くなった後、生きる術を失った「子」が衰弱死するという事態を、どうしたら回避できるのか?
2020年11月にオンエアされ大きな反響を集めた
NHKスペシャル「ある、ひきこもりの死 扉の向こうの家族」の制作陣が書き下ろす、渾身のルポ。
【目次】
第一章 ある、ひきこもりの死
第二章 全国に広がる「ひきこもり死」
第三章 扉の向こうの家族
「“ひきこもりと社会”の現在地」/ジャーナリスト・池上正樹さん
第四章 親の死を言い出せない「子」たち
第五章 命を守るための模索
「本人のうしろから支える支援を」/「ひきこもりUX会議」代表理事・林恭子さん
【著者】
NHKスペシャル取材班
長年「ひきこもり」をテーマに取材を続けてきたメンバーを中心とする、全国で広がる「ひきこもり死」の実態を調査・取材するプロジェクトチーム。2020年11月に放送されたNHKスペシャル「ある、ひきこもりの死 扉の向こうの家族」の制作およびドラマ「こもりびと」の取材を担当。中高年ひきこもりの実像を伝え、大きな反響を呼んだ。
Posted by ブクログ 2023年07月25日
親亡き後、親が生きてる間にできることを考えるべきなのは、障害がある子がいるケースのみだと思っていた。
こんなにも引きこもりが多く、また自身もそうなる可能性はいくらでもあると感じる本だった。
子供が親しか頼れないコミュニティは、正直怖い。
親が生きているうちに、親亡き後親以外で、どこか頼れる場所が...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月25日
私たちの社会はどこに向かおうとしているのか。
社会の人々は見て見ぬふりをしてきた。
明るい希望の持てる例は、この本にはありませんでした。
しかしながら、あまりにも大変な、重苦しくて辛いことですが、あくまでも現実を少しでも受け止め、自覚、認識して、諦めることなく小さな一歩一歩を積み重ねていくことか...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月13日
NHKスペシャル ルポ 中高年ひきこもり 親亡き後の現実。NHKスペシャルの著書。中高年ひきこもりの人が親が亡くなってからも親の年金を不正受給していたニュースはよく見るかも。親の年金を不正受給は悪いことだし、親の年金を不正受給することは許されないこと。だけれど親の年金を不正受給しないと生きていけない...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月06日
読んでいて辛い。重い。悲しい。
人間が人間を追い詰め、そこから逃げて閉じ籠り、尊厳を失くし立ち直れない。効率と成果を優先してきた社会。そこに適合するコミニケーション能力を求めるシステム。自分の家族がそうなったら。感情移入する。
支援を受けたがらない引きこもりが多いらしい。生活保護は、家族に連絡が...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月07日
この本の一部がネットの記事になってて、それで興味深くて読んでみた!
こーゆー本読むと、NHKにお金払う価値あるなーと思う笑
テレビないから払ってないけど。笑
引きこもりはやっぱり全然他人事じゃないよなーと思う。
消えたいとか、無になりたいとか、生きてたら絶対に思うと思うし、今は楽しく生きてるけど、...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年11月28日
NHKの取材班が数年かけて取材したルポ。
SNSでその存在を知った、横須賀市の56歳男性の餓死。同市の福祉担当の名物課長、北見万幸さんに密着取材することによって、詳細が分かるようになった。
同様な事例は、全国に広がっているが、行政の担当者によって捕捉されながらも、命を落とす人が絶えないという。
...続きを読む
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