鬼の筆 戦後最大の脚本家・橋本忍の栄光と挫折

鬼の筆 戦後最大の脚本家・橋本忍の栄光と挫折

2,600円 (税込)

13pt

”全身脚本家”驚愕の真実!

『羅生門』、『七人の侍』、『私は貝になりたい』、『白い巨塔』、『日本のいちばん長い日』、『日本沈没』、『砂の器』、『八甲田山』、『八つ墓村』、『幻の湖』など、歴史的傑作、怪作のシナリオを生み出した、日本を代表する脚本家・橋本忍の決定版評伝。
著者が生前に行った十数時間にわたるインタビューと、関係者への取材、創作ノートをはじめ遺族から譲り受けた膨大な資料をもとに、その破天荒な映画人の「真実」に迫る。

目次
序 鬼の詩
一 山の章
二 藪の章 『羅生門』
三 明の章 『生きる』『七人の侍』
四 離の章 『蜘蛛巣城』『夜の鼓』『女殺し油地獄』『風林火山』
五 裁の章 『真昼の暗黒』『私は貝になりたい』
六 冴の章 『切腹』『仇討』『侍』『日本のいちばん長い日』『上意討ち』『首』
七 血の章 『張込み』『ゼロの焦点』『人斬り』『黒い画集 あるサラリーマンの証言』『砂の器』
《特別インタビュー》山田洋次の語る、師・橋本忍との日々
八 計の章 『人間革命』
九 雪の章 『八甲田山』
十 犬の章 『八つ墓村』『幻の湖』
十一 鬼の章 『愛の陽炎』『旅路 村でいちばんの首吊りの木』『鉄砲とキリスト』『天武の夢』
橋本忍 脚本映画一覧

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鬼の筆 戦後最大の脚本家・橋本忍の栄光と挫折 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    厚い取材に基づいて、橋本忍の生涯が浮かび上がる好著。

    今、議論されている原作者と脚本家の関係のもつれの根源が垣間見える。

    天才、脚本家に深い敬意を払いつつ、失敗や限界が描かれていて、そこが一番、面白かった。

    0
    2024年10月06日

    Posted by ブクログ

    『幻の湖』を見てからでないと読めないと思いしばらく積んでいた。数々の名作を生み出した橋本がなぜあんな珍作を撮ったのか不思議でならなかった。丁寧な取材に基づく深い考察で『幻の湖』がいかにして生まれたのかが解き明かされる。ここが一番読み応えがあった。

    0
    2024年07月22日

    Posted by ブクログ

    目次
    序 鬼の詩
    一 山の章
    二 藪の章~『羅生門』
    三 明の章~『生きる』『七人の侍』
    四 離の章~『蜘蛛巣城』『夜の鼓』『女殺し油地獄』『風林火山』
    五 裁の章~『真昼の暗黒』『私は貝になりたい』
    六 冴の章~『切腹』『仇討』『侍』『日本のいちばん長い日』『上意討ち』『首』
    七 血の章~『張込み

    0
    2024年06月08日

    Posted by ブクログ

    砂の器の映画と原作ともに堪能したが、原作の軽さがが感じられた。その作者がなぜ『幻の湖』を作ったのか。偉大な脚本家を追った本として満足。
    見ていない映画や改めて見直したい映画もあり、これからも読み直したい。

    0
    2024年06月06日

    Posted by ブクログ

    橋本忍先生の作品はほぼ見ている。だから映画の裏側(特に、八つ墓村、人間革命、幻の湖!!)を知れるだけでも、もちろん面白いのだが。。なんといっても想像以上のビジネス本でもあり、最高。何度も読み返したい。

    幻の湖が橋本忍が天才すぎての作品かと思っていたけど、ビジネス視点で作られてる、、とは。たしかに走

    0
    2024年06月05日

    Posted by ブクログ

    「幻の湖」の謎を解くカギがすべて描写されている。成功の陰になったあらゆる可能性の裏面がすべて噴き出した壮絶なギャンブラーの溜息だったのだ。

    0
    2024年03月19日

    Posted by ブクログ

    とめどなく俗物根性で駆け抜ける橋本忍の足跡は、映画を芸術ではなく興行の媒体としてどうすれば儲かるのか、その徹底した分析力をギャンブルの糧として活用していく。腕力で面白く脚色していく橋本の興行収入や名声を欲する姿はあまりに人間臭くてグイと惹き込まれていく。栄光と凋落。この振り幅も賭博師として自覚してい

    0
    2024年03月13日

    Posted by ブクログ

    橋本忍は「観なきゃいけない」と思いつつ、未だ鑑賞していない作品の多い脚本家のひとりだ。本書で触れられている大作のうち、1/3くらいしか観ていない。観る前に膨大な取材のもとに書かれた本書を読んでしまうことで、すべてネタバレにならないかと心配していたが、決してそんなことはなかった。作品をちょっと観ただけ

    0
    2024年02月07日

    Posted by ブクログ

    今問題になっている原作者と映像化の問題、
    橋本忍が原作を読み込むことなく「砂の器」を書いたことを考えると、複雑な気持ちになる。

    0
    2024年02月03日

    Posted by ブクログ

    春日太一さんの12年間に及び橋本忍というストーリーテーラーに春日太一が苦心して対峙していく様子が痛いほど感じられる大著。

    後追いで橋本忍脚本映画を観てきた自分には浅い映画歴にどんどん線が引かれていく感覚で一日で500頁級の本書を読み切りました。

    ただ読後感として、映画脚本・ビジネスマン両面の才能

    0
    2023年11月27日

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