あかんやつら 東映京都撮影所血風録

あかんやつら 東映京都撮影所血風録

1,119円 (税込)

5pt

4.8

ヤクザとチャンバラ。熱き映画馬鹿たちの群像――
型破りな錦之介の時代劇から、警察もヤクザも巻き込んだ「仁義なき戦い」撮影まで。
東映の伝説秘話を徹底取材したノンフィクション。

東映京都撮影所。『旗本退屈男』『仁義なき戦い』など名作誕生の場所には
破天荒な映画人たちの歴史がある。
破格のスター・中村錦之助、鬼と呼ばれた製作者・岡田茂、
「緋牡丹博徒」藤純子の心意気、照明。殺陣師ら裏方の職人たち――。
エロとヤクザとチャンバラと。熱き映画馬鹿たちを活写した決定版ノンフィクション。
解説・水道橋博士

【登場する主な作品】
「赤穂浪士」
「大菩薩峠」
「日本戦歿学生の手記 きけ、わだつみの声」
「旗本退屈男」
「酔いどれ無双剣」
「幕末残酷物語」
「十三人の刺客」
「大殺陣」
「十兵衛暗殺剣」
「忍者狩り」
「宮本武蔵」
「緋牡丹博徒」
「仁義なき戦い」
「やくざの墓場 くちなしの花」
「北陸代理戦争」
「山口組三代目」
「柳生一族の陰謀」
「魔界転生」
「蒲田行進曲」
「鬼龍院花子の生涯」

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あかんやつら 東映京都撮影所血風録 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    メチャクチャ面白かった。たぶん今年のベスト1だと思う。

    東映の黎明期から時代劇、任侠、実録路線までを膨大な量のインタビューと資料を駆使して活写している。

    東映映画ファンでない人はどうなんだろう。少し割引いて考えなくてはならないのだろうけど、それでも楽しめると思う。固定的な映画館を持たなかった東映

    1
    2020年09月04日

    Posted by ブクログ

    東映京都撮影所…オモテの世界と裏の世界の境界線で生きる映画人たちを時代劇研究家の春日太一氏が圧倒的な取材量と熱い筆致で描く。

    内容は戦前から現代までの歴史を網羅的に描いているが、僕が重要だと思った時代区分は次のとおり。

    (1)中村錦之介らスター中心の時代。いかにスターを美しく撮るかが重要。スター

    1
    2019年02月22日

    Posted by ブクログ

    数多のヒット作を世に送り出した東映京都撮影所。その栄枯盛衰を俳優、プロデューサー、そして監督、脚本家から現場のスタッフにいたる多くの人々の視点から辿る。綺羅、星のごとく居並ぶ大スターはもちろん、殺陣師などの職人さんたちの言葉は雄弁であり、華やかな銀幕の裏側がいかに凄まじいものであったかを物語る。

    1
    2016年08月15日

    Posted by ブクログ

    同著者の『時代劇は死なず!』は主にTV時代劇の歩みを追った書だったが、こちらは映画、それも「東映京都撮影所」に絞ったものである。530頁もボリュームだが、読む手はまったく止まらず、一気に読み切ってしまった。映画に全てをかけて魂を燃やし尽くした、フィルムに写っていない作り手たちの熱すぎるドラマに、泣き

    0
    2018年01月08日

    Posted by ブクログ

    胸が痺れて、震えて、泣いた。最高に熱い話。決して、お涙頂戴ものではなくて、ただ感傷に浸ってノスタルジックになるわけでもなく、最後は未来への道を拓こうとする姿勢を見せてくれた。

    0
    2016年09月01日

    Posted by ブクログ

    いゃあ おもしろく読ませてもらいました
    私自身は 全くの映画ファンでは ありません
    本書で描かれ、紹介されている
    数々の名作もほとんど見たことがありません

    それでも
    その時代であるがゆえに
    こういう映画が作られた
    こういう映画人がいた
    ということが
    肌感覚で伝わってくる

    「人間」が作ってきたのだ

    0
    2024年03月31日

    Posted by ブクログ

    面白い。当時の映画産業全体が時代と合わなくなった。その結果、時代に合わせられる人々により映画が作られ、映画自体も当然時代に合う映画のみがでてくるようになったと解釈している。よって当時のような面白さを持った映画はもう作られない。

    0
    2020年06月01日

    ネタバレ 購入済み

    熱き『カツドウ屋』達の物語。

    2024年10月読了。

    春日さんの著作は折に触れて読んでいるのだが、順番がめちゃくちゃなのか、どうもしっくり来ないので、既読感は有ったが本書を購入。
    ところどころ「あれ、この話聞いたことあるな…。」と思いつつも、映画に命を懸けた人たちの物語は読んでいて飽きることが無い。

    又、著者の春日さんが余り

    #感動する #カッコいい #アガる

    0
    2024年10月18日

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