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劇団・五反田団主宰の劇作家・前田司郎の芥川賞候補作!
愛とは何か? 愛は存在するのだろうか。愛が信じられない男をめぐる三角関係
36歳の京子と、もうすぐ40歳の俊介。
結婚して6年目の夫婦の悩みは、子どもができないことだ。
愛なんてこの世にないかもしれない。
でも、京子に子どもが生まれたならば。
検査の結果、不妊の原因は俊介にあり、しかも治療の余地さえないという。
二人の間に子供が出来ることは永遠にない。
諦めきれない俊介が提案したのは、驚くべき解決策だった。
男二人と女一人。
過去が思いがけない形で未来へと接続される、危うい心理劇。
Posted by ブクログ 2023年11月11日
タイトルがとても好みで、装丁もインパクトがあったので、つい手に取ってしまいましたが、これはもう、読んでよかったです
BF*GFという台湾映画の主人公たちの関係性と似ていると思いました、どちらもすきです
みんな情に薄いような感じがしましたが、最後まで読んで、子どもは愛の結晶、なるほどね、となりました...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年04月05日
前田司郎作品は一通り読んできたけれど、この人がこんな作品も書くのか、と、素直に驚いた。
まさに「到達点」。
親子愛、夫婦愛、性愛、友愛、愛にもいろいろあるけれど、どれが最も尊いのだろう?
ということがこの小説の主題ではないのだろうけれど、「愛」に関する問いやエゴ論というモチーフに、夏目漱石の『ここ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年02月17日
愛という形のない物が、いろいろな現実の出来事の中で表現されている気がしました。「愛を信じられない男」は、誰よりも愛を信じていたのではないかと思います。
過去の若さからくる自信が年月を経て変化し、それぞれの人生と重なったからこそ、全員が愛を感じて満足いく結果が待っていたんじゃないかと思いました。
読後...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年04月17日
『かっこよく見えた。自分も何か、葛藤を抱えたかった。俊介の人生には挫折と呼べる出来事も、人生を呪うような悲劇もなかった。』
『では俺はどうすれば愛と呼べるのだろうか? 愛するには相手を知らないといけない。どうやって知るんだ? 沢山話して? でも、会話によって相手の内面を把握しうると思うのもまた、容...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年12月03日
2019.11.22
タイトルは最後まで読むとぞっとする言葉
表紙の写真の意図がよくわからない。
不妊の夫婦が昔の友人の精子で妊娠する計画を(夫が独断で)する。
酷く狂っている男。普通なはずがない
結局道具みたいな扱いでできた子供2名付ける名前も名前でひどい
ひどい暴力暴走の末路を見た
三角関係の...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年09月15日
先が気になって最後まで一気に読んじゃいましたけれども…まあ、著者の文章力のおかげなのか分かりませんけれども面白く読めたには読めましたけれども、果たしてこの話を受け入れられるか?? と問われれば答えは微妙ですねぇ…。
なんか予めプロット?を作って書いたお話のように思いましたねぇ…さようなら。
ヽ(...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年06月04日
第158回芥川賞候補作。36歳の京子ともうすぐ40歳になる俊介夫婦は、子供ができない。俊介、俊介の友・水口、京子の三人の出会いより始まり、その関係が語られる。そして、俊介が提案した解決策は…。三角関係でしたね。それぞれがその人なりの愛を持っていた。三人は個性的なでもありがちな風で。それぞれの恋、愛の...続きを読む
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