熊金家のひとり娘

熊金家のひとり娘

721円 (税込)

3pt

3.8

北の小さな島で、代々娘一人を産み継ぐ祈祷の家系に育った熊金一子は、神と畏れられる祖母と「血」から逃れるため島を出る。やがて大人になり、男の子の母親になることを願う一子が産んだのは――やはり女だった。明生と名付け息子のように育て愛そうとするが、ある日明生が失踪。一子は「バチが当たった」と怯えていた。母娘の愛を問うミステリ。

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熊金家のひとり娘 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年07月05日

    この小説がいいと薦められて、読んでみたらまさきとしかさんにはまったという方がいたのだけど、私にはそういう感性は無いらしい。

    毒親も、拉致監禁も、同じようで怖いなぁ。
    逃げる気力を持ち続けて実行するには、相当な精神力が必要なのだよな。

    毒親の元で育てられる異常さを体験しないで済んで良かったけど、親...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年06月18日

    冒頭から主人公が精神的に追い詰められ辛い展開であるが、文章はとても読みやすく、後半にはサスペンス要素も出てきて、物語に取り込まれた。

    豊崎由美さんの文庫解説が素晴らしい。普段は極力ネタバレを見ないことにしているのだが、本書は冒頭から読み進めるのが辛い展開で、早々に解説を開いた。これが良かった。各章...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年08月24日

    田舎のくだらない風習の呪縛のせいで苦しまなければならない娘達が不憫でならない。
    馬鹿げてる(︶^︶)好きなように生きて欲しい。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年06月04日

    母に人生を翻弄された母娘の物語。

    第一章 1971年 北の小さな島
    第二章 1992年 霊園からの脱出
    第三章 1995年 四次元冷蔵庫
    第四章 2010年 ペテン師と鮑の神様
    終章  最後の手紙

    北海道の島で育った一子は、母を失踪で亡くし、祈祷師の祖母に育てられた。

    祈祷師の家代々、女の子が...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年03月13日

    こじれた性格の母親が、こじれた過去から生まれた夢を叶えるべくワガママな行動をする物語。全員被害者のようだ…

    0

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