屑の結晶

屑の結晶

825円 (税込)

4pt

女性二人を殺したとして逮捕された小野宮楠生。逮捕後「誰を殺そうと俺の自由だろ」と開き直る供述をし、身柄送検時には報道陣にピースサインをして大騒動となった。この「小野宮楠生を救う会」から依頼され弁護を引き受けることになった宮原貴子は、小野宮と接しているうちに独特の違和感を覚える。違和感の根源は何か、そして、小野宮は女性二人を殺した真犯人なのか――。総毛立つラストが待つ傑作!

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屑の結晶 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    まさきさんの本は4冊目です。
    まさきさんは、心理描写がとても細やかで、読んでいるこちらも、人物像が描きやすいと思います。なので、登場人物に感情移入してしまい、読み終わった後は放心状態でした。
    クズ男は、最初はイライラするけど、生い立ちや環境が分かるにつれ、切なくなり、最後は幸せを願ってしまいました。

    0
    2025年09月10日

    Posted by ブクログ

    後味の悪い話が好きだった昔。
    後味悪いけれど不幸の詰め合わせなだけでつまらない話が多いな、と思い始めた今。

    本作、個人的には後味悪い話なのだが、最近読んでた後味悪い話って何なの?と思うくらい、とても面白い。こんな凄い話書いて作者誇らしくないの?と構文使うくらいに面白い。

    面白い要素その1。クズ?

    0
    2023年05月24日

    Posted by ブクログ

    切ない物語

    やっぱりまさきとしかさん、
    裏切りません!

    メインのキャスト全てが
    漏れなくみんな主人公!!
    って感じが良かった
    なんかそれぞれの思考や行動が真っ当で
    少しのボタンのかけ違いでこんなに悲しくなるんだ…
    みたいな

    映画とか映像化しても面白そう

    伏線回収的な面白さは
    あの日君は…

    0
    2022年12月18日

    Posted by ブクログ

    人が本当に考えていること。人が別れたあとにどんな人でいるかなんて分からないこと。人がどう受け取っているか分からないこと。面白かった。今回も読みやすくてスラスラ読めた。同じ著者の他の作品もどんどん読んでみようと思う。

    0
    2024年06月25日

    Posted by ブクログ

    女性2人を殺したとして逮捕された小野寺楠生。
    身柄送検時には報道陣に両手でピースをし「誰を殺そうが俺の自由だろ」と開き直る。
    確かにクズ男なんだけど、読んだあとは切ない気持ちでいっぱいになった…
    やっぱりまさきとしかさんの本は好きだ。

    0
    2024年06月05日

    Posted by ブクログ

    前半はモヤモヤしていて、なんだか入り込めず、読み進めるのが難しかったが、後半は一気読みw

    でも、読み終わってみれば、ただただ悲しくて切ないやり切れなさと、割り切れない感情が残るのみなのだった。

    0
    2023年08月13日

    Posted by ブクログ

    派手に惹きつけてくる序盤から、何やかんやありながら予想出来ないところに着地する。結局はまさきとしか作品ならではのテーマだった。弁護士を主にしながらも、何人かの視点を重ねて徐々に真相に迫る展開は次々読み進めて行きたくなるもので、逆に気分的にはどんどんドロドロしたものが溜まっていく。終わったと言え全くす

    0
    2023年06月22日

    Posted by ブクログ

    人の幸せについて考えさせられる本だった。
    楠男は自分には、誰も助けてくれないような真っ暗な世界に色を与えてくれる宍戸さんしかいないことをわかっていた。そして、その人が笑顔になる、自分の世界に色がつくことを切望していた。楠男はそのためなら自分も犠牲にできる、本当は優しい人なのかなと思った。
    当たり前だ

    0
    2023年05月05日

    Posted by ブクログ

    同作者の「あの日、君は何をした」「彼女が最後に見たものは」が面白かったので気になり手にしてみた

    前述二作品と同じように心を動かすのが上手い作者だなと感じた

    真犯人は何となくわかったが、ぶっちゃけこの作品は犯人どうこうより、そこまでに至るまでの経緯、動機に注目してもらいたい

    個人的には七章からが

    0
    2023年03月01日

    Posted by ブクログ

    既に捕らえられ、犯行も認めている犯人。なのに違和感と何故?が次々と出てきて何が真実なのかの糸口が掴めない。迷路の中を迷い込んでいる気分でした。
    結局、ほとんどが誰もかれもクズだらけだったように思わないでもない。その中で確かに純粋なものはあったけれど、角度によって見え方が変わり影が出来てしまったような

    0
    2022年11月08日

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