無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
──世界は人間の醜さでできている──
自分が生きるために──。
生き残るために──。
殺されないために──。
田舎、村八分、古い神社…
登場人物が何かしらの不満を抱えていて胸糞悪くなる一冊です( ̄▽ ̄)笑
作中「死ねばいいのに」が何回出てきたことか笑
おかげさまでそんな願掛けをしたことのない人生を過ごさせていただいてます。
ヒソによる一家殺害事件、豊洲バーベキュー事件、神社のボヤ、村での火事……
生き残った1人の少女を追う記者が辿り着く真実とは!!
胸焼けするほどの「死ねばいいのに」に自分が洗脳されないようにと気分転換しようかと思うものの先が気になるミステリーとして読ませる一冊です。
女の嫌なところをギュッとしてコトコト煮込んで3日置いときました…みたいな作品( ̄▽ ̄)
Posted by ブクログ
田舎町ならではの閉鎖性や差別意識、狭いコミュニティの中で真偽も確かめられないまま噂話が広がっていく恐ろしさが強く印象に残りました。他所者を受け入れない空気や、誰も真実を知ろうとしないまま言葉だけが独り歩きしていく様子にも息苦しさを感じました。
また、ちひろと三葉、ちひろと久仁子、三葉と家族、春香と娘など、それぞれの歪んだ人間関係が不気味で、読んでいて不安を掻き立てられました。特に、ちひろが少しずつ三葉の影響を受けて変わっていく姿には恐怖を覚えました。
物語全体を通して「怒り」が人を動かす大きな原動力として描かれており、その感情が生み出す連鎖の怖さを考えさせられる作品でした。
Posted by ブクログ
丸江田逸央、34歳無職。
自らを起業家と偽り、SNSで知り合った、家系的にも社会的にも金銭的にも〝恵まれた〟男女数人をヒ素により殺傷させた――豊洲バーベキュー事件。
当初は、自身をヒエラルキーの底辺と位置づけた逆恨みによる、身勝手で自己中心的な犯罪とされていた一件。
だが、犯行に使われたヒ素が、12年前に遠く離れた北海道の片田舎で起きた一家殺害「レッドクローバー事件」と同一のものだと判明してから、事態は動き出す。
母に捨てられた娘。
地域から蔑まれた家族。
呪いを叶える闇神神社。
頻発する不審火。
身勝手で自由奔放な母親。
8年前の集団自殺。
一見、何の因果もなさそうな不幸や事件が、いくつもの家族に降りかかり、それらが複雑に絡み合いながら、やがて真相が浮かび上がってくる。
人を恨んだり、呪ったりする気持ちは分からない。
けれど「分からない」ということは、もしかすると自分が〝誰かに恨まれる側〟に立っている可能性を孕んでいる、ということなのかもしれない。
殺される前に殺す。
もしこの人生でそんな局面に出くわしたとしても……自分はそこまでの思考には至らない気がする。
それは、ただお気楽なだけだろうか。
物語でありながら、妙に現実味がある。
もしかするとこれはドキュメンタリーなのではないか――そう思わせるほどの人間心理に、ヒヤリとさせられる一冊。
今年の10冊目
Posted by ブクログ
タイトルの〈レッドクローバー〉は、登場人物の名前から取られています。
日本語にすればアカツメグサ。花言葉は「幸運」「希望」。
そして、それらから遠くかけ離れた物語が始まります。
幸運にも希望にも見放されたような、母娘たちが入り混じりながら、罪を犯していきます。
小説は五章からなり、章の中でも語り部と年代を変えながら、じっくりと負の連鎖が続きます。
まさきさんの特徴でもある、歪みある愛情の物語であると同時に、しっかりとしたミステリーでした。
むしろミステリーがしっかりしすぎていて、自分の理解したストーリーで合っているのか、不安になるほどでした。
けれど、その理解できない行動の中に登場人物たちの生々しさが息づいているように思います。
母と娘の関係、その赦しの難しさが、静かに罪を重ねていく。
タイトルの〈レッドクローバー〉が象徴する希望は、彼女たちの誰の手にも届きません。
小説ですので、こんな厳しい村は現実にはないでしょう。
それでも、私の実家があった町にも、「あの橋を渡ってはいけない」と言われていた地域がありました。
思い出して、少しだけ胸がざわつきました。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。