完璧な母親

完璧な母親

721円 (税込)

3pt

流産を重ね授かった最愛の息子が池で溺死。絶望の淵で母親の知可子は、息子を産み直すことを思いつく。同じ誕生日に産んだ妹に兄の名を付け、毎年ケーキに兄の歳の数の蝋燭を立て祝う妻の狂気に夫は怯えるが、知可子は歪な“完璧な母親”を目指し続ける。そんな中「あなたの子供は幸せでしょうか」と書かれた手紙が――。母の愛こそ最大のミステリ。

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完璧な母親 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    母親系の話ってなんかドロドロしてそうで面白そうだな〜と思って、題名で引き込まれて即購入!
    「自分の中が空洞であることが感じられ」とか「からっぽの体に熱い血が流れ出すのを感じた」とかの自分の体が感じたことの表現方法が多く、少し独特で想像するのが難しかった!
    最後のオチは全てが静かに繋がる感じがした!

    0
    2022年03月21日

    Posted by ブクログ

    不育症による流産をくり返し、長い不妊治療の末に授かった最愛の息子を不慮の事故で亡くした母と、亡き兄と同じ誕生日に同じ名前を名付けられ「産み直された」娘の愛憎の物語。

    毎年誕生日ケーキには兄の年齢分の蝋燭を立て、2人分のプレゼントを用意する常軌を逸した母親の姿には狂気を感じるが、「完璧な母親」である

    0
    2024年10月22日

    Posted by ブクログ

    初読みの作家さん
    YouTubeにて紹介されててあらすじだけで気になったので購入

    母と娘の歪な関係の小説ってなぜだかすごく好きで、こちらも読むしか無かった!

    宗教じみた考えをしてる狂っているのかと思うほどこわい母親の話を読むのが好き
    そしてその子供達の思考?を読むのが面白い

    湊かなえさんの母性

    0
    2024年09月27日

    Posted by ブクログ

    これもなかなか辛い、母親と娘の両視点で紐付いていく話。不穏な序章、何がどうなってそうなるのかよくわからないまま進む、メイン2家族の話、主人公もちょこちょこ変わりながら真相に近付いていく様が良い。精神的に責めてくる描写は少なめなものの、登場人物全員が辛い。ずっとどんより暗くて、特に最近こういうのばかり

    0
    2023年01月15日

    Posted by ブクログ

    1章では、完璧な母親を演じようとするが故に歪んだ考えを子供に押し付けていて読んでいて子供が気の毒だった。
    池で溺死した兄の生まれ変わりだと洗脳されてきた妹の波流子と、池で同時に溺れていた秋絵が兄の謎を解明していくところが面白かった。

    0
    2022年11月13日

    Posted by ブクログ

    2日で一気に読んでしまった小説。
    これは何かスピリチュアルな話?サスペンス?毒親の話?と謎が解けないまま進み、最後になるほど。
    よかったです。

    0
    2022年09月20日

    Posted by ブクログ

    まさきとしかさんの作品はホントにリアルの一言に尽きる。。この描写は女にしか描けないと思う。それだけ、女性目線、母親目線である。逆に考えると男性はこの表現を理解できるのかな?とも思う。

    0
    2022年06月10日

    Posted by ブクログ

    ❇︎
    他の方のオススメを見て、
    いつかは読みたいと思っていた一冊。

    本の帯に書かれたコメントを読んで、
    『これは絶対に引っ張られるタイプ』と思い、
    読んでいてどうしても苦しくなったら
    勇気を出して読むのを諦めようとルールを決めて
    読み始めました。

    前半半分まではやっぱり読んでいて苦しくて、
    分か

    0
    2022年06月07日

    Posted by ブクログ

    大事な我が子を突然亡くしたら?自分の子と他人の子が同時に危ない目に遭っていたら?いいお母さんて何?親が恐れる事態や悶々とした案件に心が掻き乱され考えさせられる。「自分の子供を守るために仕方なかった」は母親ならではの本音。そこを否定できないある意味物凄く怖い本だった。
    育てられる側の悲しみがこもった「

    0
    2022年08月23日

    Posted by ブクログ

    幼くして死んだ息子。
    娘を生れ変わりと信じ、
    同じ名前を付け、
    誕生日には息子の歳数のロウソクで祝う。
    母の狂愛に戸惑う娘。白眼視する夫。

    私はこんなに愛しているのに。
    どうして、どうして、どうして、

    子供は親の言う通りに育たない。
    親のする通りに育つ。のだと
    私の親は言ってたなー

    0
    2025年01月21日

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