完璧な母親

完璧な母親

721円 (税込)

3pt

流産を重ね授かった最愛の息子が池で溺死。絶望の淵で母親の知可子は、息子を産み直すことを思いつく。同じ誕生日に産んだ妹に兄の名を付け、毎年ケーキに兄の歳の数の蝋燭を立て祝う妻の狂気に夫は怯えるが、知可子は歪な“完璧な母親”を目指し続ける。そんな中「あなたの子供は幸せでしょうか」と書かれた手紙が――。母の愛こそ最大のミステリ。

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完璧な母親 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年03月21日

    母親系の話ってなんかドロドロしてそうで面白そうだな〜と思って、題名で引き込まれて即購入!
    「自分の中が空洞であることが感じられ」とか「からっぽの体に熱い血が流れ出すのを感じた」とかの自分の体が感じたことの表現方法が多く、少し独特で想像するのが難しかった!
    最後のオチは全てが静かに繋がる感じがした!

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    Posted by ブクログ 2023年01月15日

    これもなかなか辛い、母親と娘の両視点で紐付いていく話。不穏な序章、何がどうなってそうなるのかよくわからないまま進む、メイン2家族の話、主人公もちょこちょこ変わりながら真相に近付いていく様が良い。精神的に責めてくる描写は少なめなものの、登場人物全員が辛い。ずっとどんより暗くて、特に最近こういうのばかり...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年11月13日

    1章では、完璧な母親を演じようとするが故に歪んだ考えを子供に押し付けていて読んでいて子供が気の毒だった。
    池で溺死した兄の生まれ変わりだと洗脳されてきた妹の波流子と、池で同時に溺れていた秋絵が兄の謎を解明していくところが面白かった。

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    Posted by ブクログ 2022年09月20日

    2日で一気に読んでしまった小説。
    これは何かスピリチュアルな話?サスペンス?毒親の話?と謎が解けないまま進み、最後になるほど。
    よかったです。

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    Posted by ブクログ 2022年06月10日

    まさきとしかさんの作品はホントにリアルの一言に尽きる。。この描写は女にしか描けないと思う。それだけ、女性目線、母親目線である。逆に考えると男性はこの表現を理解できるのかな?とも思う。

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    Posted by ブクログ 2022年06月07日

    ❇︎
    他の方のオススメを見て、
    いつかは読みたいと思っていた一冊。

    本の帯に書かれたコメントを読んで、
    『これは絶対に引っ張られるタイプ』と思い、
    読んでいてどうしても苦しくなったら
    勇気を出して読むのを諦めようとルールを決めて
    読み始めました。

    前半半分まではやっぱり読んでいて苦しくて、
    分か...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月15日

    母親の愛情、という点で星4つ。
    The「我が子のためなら」のありきたりさはあるけど、幸せを願ってしまった記憶に残った話。

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    Posted by ブクログ 2021年09月11日

    母親になったことないから、激しく共感はできないけど、世の中の母親は「完璧でなければならない」という思いをもっているのかな?
    だとすると、その呪縛みたいなものは自分も自分の周りの人も傷つけることがあるんだな、と感じさせる1冊だった。

    この作品の中に何度も出てくる「赦す」という表現。

    「私を赦してく...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年07月29日

    先日からはまっている「まさきとしか」。
    全然しらない作家さんでしたが、読んでみると、
    母と子みたいなテーマが多くて、ワタシ好みです。
    しばらく「まさきとしか」を読んでみるつもり。

    0

    Posted by ブクログ 2022年08月23日

    大事な我が子を突然亡くしたら?自分の子と他人の子が同時に危ない目に遭っていたら?いいお母さんて何?親が恐れる事態や悶々とした案件に心が掻き乱され考えさせられる。「自分の子供を守るために仕方なかった」は母親ならではの本音。そこを否定できないある意味物凄く怖い本だった。
    育てられる側の悲しみがこもった「...続きを読む

    0

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