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Posted by ブクログ
いつまでも余韻が残る本でした。
宝子の母の
「偽善でも悪よりは善のほうがいい」
という考え方に共感した。
そして、
「ふりをする」「全力で演技をする」「もしかしたらいつか本物になる時が来るかもしれない」
そう思って宝子を育てた母の生き方を、私は素敵だと思う。
事件をきっかけに、そして愛里の存在によって、自分の子供時代を追体験し、宝子はしっかり愛されて育ったと実感した。
「愛里のことが大好きで大切にしてくれる人がママなの、それは愛里が決めていいの。血がつながっているとかつながっていないとかは関係ないの」と子供に言いつつ、自分自身にも語りかけている。
何だか心がホッと温かくなった場面でした。
「捨てた」と「あげた」は違うけれど、それを聞いて心が楽になっただろうか、、、
それより宝子から誕生日の祝福の言葉を聞いたとしたら、蒲生君はどう思うだろう。誰かを恨むばかりの人生から解放されるだろうか、と思った。
たくさんの罪を犯したけれど。
Posted by ブクログ
人それぞれ皆違うように母と子、親と子、家族の在り方もそれぞれ違う。
真っ直ぐでも歪んでいても捻じ曲がっていても皆誰かの子、子供が産まれれば誰かの母。(父)
そして親であったり子であったりする前に皆1人の人間。
親子って何なんでしょうね〜
正しい親子の在り方とかあるんですかね…
そしたら皆それを教本にすれば良くてそしたら皆良い母(父)良い子になれる…はずないんですよ!
だって皆違うんだもん。
少なくとも世間が笑顔で紹介するような家族の絆ってやつは表面で見てるほど綺麗なものじゃないはず。
押し隠し繕っている表情もあるはずですよね、世の中も家庭の中も良い事ばかりじゃないから。
親子の愛なんて突き詰めれば突き詰めるほど分からなくなる。
そして分からないけど突き詰めれば突き詰めるほど深い関わりがある…絶対に切れない繋がりを目の当たりにする。
そこには純粋に愛おしく想える愛があって欲しいなぁ
表面だけで終わらせないまさきとしかさんの作品は好きだぁ
Posted by ブクログ
「ゆりかごに聞く」2019改題
そして、この改題が読後によく効いてきます
虐待を疑われ、自分の産んだ子供を
夫と義母に預けるしかなかった主人公
彼女の元へ 警察から21年前に死んだはずの父親の新たな遺体が発見された連絡が入る
その真相を知る為 父親の記憶とそれまでの生活をたどっていくと 自分の存在まで危うくなる
母親とは 母性とは を辛辣に
誰しも経験するかもしれない子育の葛藤
祝福されるべきだった子供達の愛情から遠い情景
容赦なく文章にしていきます
愛している演技も続ければ現実になる
そして、真実になるかもしれません
まさきさん 厳しくて好きです
Posted by ブクログ
相変わらずゆーき本さんのレビューが刺さりまくる私です。
この本もゆーきさんのレビューを見て直ぐにメモメモしておきました。
まさきとしかさんは三ツ谷シリーズしか読んだことがありませんが、これもめっちゃ面白かったです。
プロローグは、ベビーカーに乗せられた子供が攫われるシーン。
もうこの場面からガッツリ心掴まれます。
こういうの何か好き (๑˃̵ᴗ˂̵)و
ベビーカーを押していた母親、子供を攫った人間、攫われた子供、彼らは誰なのか?読者は本編に入ると共に、誰が誰なのか?想像しまくりながら本編へ。
産んだ子供を上手に愛せず、別居していた夫に虐待を疑われ、夫が娘を見ることになり、娘とは離れ1人で暮らす柳宝子。母親失格だと悩み続けていたところに、警察から電話があった。
二十年前に死んだはずの父親の遺体が発見されたというのだ。遺品の中に自分宛の手紙と、当時世の中を震撼させた殺人事件の新聞の切抜き記事があった。
不可解な父親の死に疑問を抱き、新聞の切り抜きを頼りに、真相を調査することにした宝子。
本編には、何人かの母親が登場するのですが、
何パターンかの母親と子供が描かれいます。
読んでいて苦しく感じるところもありましたが、こんなふうに自分の産んだ子供のことでここまで悩む人も居るのかもしれないなと、何処か俯瞰しながら物語を眺めているような気分になりました。
私は子供全般がどうにも苦手なタイプでしたが、何とか2人の子供を育てることができました。2歳のイヤイヤ期はあったものの、思春期の反抗期も無く、育てやすい子供だったのかもしれません。
しかし子育て時代の母親の悩みなんて尽きないですよね。
実の子じゃなかったとして、あの試練に私は耐えられるのか???
色々なことを考えながら読みましたが、とっても面白く、サクッと一日で読めました♪
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期間限定で、高校時代、稀に女の子にモテていた頃の写真をアップしてみます。
私は正真正銘女の子です♪
Posted by ブクログ
三ツ矢&田所刑事シリーズが大好き!なまさきとしかさん(ちなみに第3弾の「あなたが殺したのは誰」が一番好き)
こちらの作品は「母親」って何なんだろう…
と深く考えさせられる作品でした
✎┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
不穏な空気と謎がパンパンに詰め込まれたプロローグ。
「あの女さえいなければ-」
暗闇の中、自分の人生を狂わせた【あの女】の押すベビーカーから赤ん坊を攫う【誰か】。
【誰か】の正体とは-
攫われた赤ん坊の安否は-
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娘への虐待を理由に離婚され、娘とは二ヶ月に一度しか面会できない宝子。私は本当に娘を愛していたのだろうか、いや、愛しているのだろうか。宝子自身は両親からたくさんの愛情を注がれ育てられたのに、自分が産んだ娘には同じように接することが出来ず「母親失格」と自分を責める毎日を送っている。
ある日、警察から「あなたの父親が亡くなった」と宝子に連絡が入る。
「どうして?」
宝子の父親は二十数年前に単身赴任先のアパート火災ですでに亡くなっていた。母親と同じ墓に眠っている。はずだった。
父親の遺品から宝子宛の手紙と一緒に見つかったのは、「現代の阿部定事件」と騒がれている八王子で起きた猟奇殺人事件の記事。
父は私に何を伝えたかったのか?
事件と父親の繋がりを調べるうちに、見えてきたものは-
両親が宝子にどうしても伝えられなかった秘密。
そして、伝えたかった真実。
また八王子の猟奇殺人事件の関係者も次々と不審死を遂げ-
宝子にも危険が迫っているのか
事件は衝撃の事実を持って宝子の目の前に現れる!
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「産んだ子どもは無条件に愛すべき存在となるのか」
「母親とは何を犠牲にしても子どもを愛せるのか」
そんな事がずっと頭の中でグルグルする作品でした。
もちろん子ども達のことはめちゃくちゃ愛してます!!と自信を持っていたのですが、宝子の気持ちもわかります。
自分の思い通りにはいかない育児。産後うつになった時には全然子どもを可愛いと思えなくて、それこそ「母親失格」だと泣いてばかりの毎日でした。 今でこそ可愛い可愛い我が子達と思っていますが、それって ちゃんと意思疎通が出来るようになって 手がかからなくなったから可愛いと思えるようになったのか? それって私の心に余裕が出来たから?とか悩んじゃいました。
また、宝子の元彼として登場する黄川田を通して
「父親」は いつ「父親」としての自覚を持てるんだろう?とも考えます。
母親って十月十日 お腹の中で我が子が育っていくのを感じられて 苦しみの末ようやく産んで…と、母親になる準備期間があるように思えるけど、父親は?
やっぱり自分と血の繋がった子を見た瞬間に愛情が沸き上がるものなのかな?
本作の主人公は「母親像」に悩む宝子ですが、私は〇〇の存在にやられました…
いらない子
捨てられた子
愛情の持てない母親のもとに産まれてきた子ども
本文中の「勝手に産むなよ!」という叫びに涙がでました
『みんな誰かの子供なのだ、と頭の連れた部分でそんなことを考えた。
どんな親から生まれたとしても、私たちは一生、誰かの子供であり続けなければならない。』
「なんのために産んだんだよ!」
そんな言葉を子どもに言わせない、そういう親でありたいです。
「お誕生日おめでとう」を毎年祝ってあげられる親でありたいです。
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